ユトリロの白の時代の終焉は
小さな教会を過ぎ
角を曲がれば
景色が変わり
曇りかけた空 薄暗い白壁が
もう見えなくなっただけのこと
かもしれない
道を挟んできょうかいと向き合い
キャン ...
嘘のことや本当のことばかりを喋って
たぶん明日には居なくなることを
喜びとどうしても言えない僕は
明日、本当のことや嘘のこと
そんなことばかりを喋って
混乱してつづけていくだろう
なにも言 ...
陰毛のない陰部なんて
クリープのない
レディオヘッドの
ベスト版みたいなものだ
(聴いたことないけど)

行き詰まった女性タレントの行き着く先が
ヘアヌードを通り越して
アダルトビデオ ...
白い障子紙とおしてひかりチラチラ散らばって
立てなくなったばあちゃんをやさしく照らしてる

「食べとうない もう入らへんのや」
「そんなこといわんではよ食べて
愚痴いったらあかんよ
おかあ ...
わかってることを皆捨てわかりたい母さんの愛と実家のごはん


産声を一人で聴いたわけもない産んだあなたも聴いてくれたはず


母さんと書くの容易く母さんと会える会いたい会えないたぶん

...
昼間なのに少し薄暗い北向きのカフェ
観葉植物の傘の下で
大きな背もたれのひじ掛けがついた椅子に深く腰掛け
背中の後ろ、ガラス窓から差し込む少しの陽射し
店内には静かにジャズ

まったく僕は ...
葉っぱが熟して沢山実る
烏がかあかあ笑ってる
子どもがあれこれ考えながら
落ちた葉っぱを拾ってる
落書き帳に貼りつけて
色鉛筆でなぞってる
赤青紫黄色に茶色
真っ白な紙に紅葉が実る
赤 ...
赤い太陽との抱擁を済ませ
黒い月のスポットライトの下に潜り
透明な音譜に髪を靡かせながら


白い台本の世界の 夜の扉をひらく


ヘッドライトが生み出す一瞬の星座 ...
大手広告代理店「便通」の女性社員が
会社の屋上から身を投げ自殺した
女性社員は
ここ数ヶ月
便秘薬の宣伝コピーを
作成するために
月に250時間の
残業をしていたことが分かった

便 ...
夕陽が相変わらず色をかえている

美しいとはこのことくらいだ

夜が暗くなるのも目に優しい

当たり障りのない蓋なんて必要か


ナチスが

ハンバーガーにはコーラが合う

...
ほんとうに詠みたい生に迷う日を重ねながらの未だエチュード ◯夫婦喧嘩
たまにするのは
いい
先に謝ったほうが
大人だ

◯夫婦喧嘩
仲直りした夜は
蜜の味
今はまだ、ぽっかりと空いたボトルが海を漂い
手垢のついたじかんが終わりを迎える

真新しい窓を覆うひかりは
星の空をはだかで漂う不確かさで
黒く塗りつぶした本にときを刻みはじめ
風吹が ...
我(わたしは)
発酵乳泥濘(チーズフォンドュの中に)
鍋底切片(ほうろうのかけらを見つけたなら)
輪廻転生(それは誰かの生まれ変わりだろう)

我(わたしは)
右手上下(しこっていた)
...
一方が

やさしければ

長続きする
愛は恐れない
相手が
どんなに嫌がっても
どんなに反発しても
愛は恐れない

愛は恐れない
自分が
どんなに傷ついても
どんなに困っても
愛は恐れない

愛は恐れないから
強 ...
冬めいて部屋に取り込む鉢ひとつ

冬めくも猫を{ルビ抱=いだ}いてミルクティー

くちびるが一番先に冬めいて

冬めいてなんの未練もない鳥よ

パソコンを切って冬めく夜を知る

手 ...
違う心を持った太陽と空と雲
仲良しになったり喧嘩したり
きょうの雨は誰が悲しくて泣いているの
光がみえないから太陽さん?
青がみえないから空さん?
二人に意地悪したのは雲さんなの?
ハンカ ...
「なぁ、あの会社の面接で聞かれたよ
 一流企業の三流社員と
 三流企業の一流社員
 あなたならどちらを選びますか?って」
「えっ、それってきついな」
「だろう、答えられないよな」
「一流企 ...
雪を待つ私の
胸元にはロケット
合金が一瞬で物語る
季節の走馬灯のように
大好きな白いアネモネが
十月に殉じたことを
解放されたね
そっとささやいて悼む
風のなかあんなにも自在だった花 ...
たくさん温泉がある別府
数え切れないほど多い
地元の人は好きな時に入れる

旅館や銭湯などが多い
色々入って楽しむ

一度別府にくれば
またすぐにきたくなる
温泉の匂いが街全体を包む ...
トンビが、空の深いところで回っている。
 
仰向けで、それを眺めている。
 
今、僕は死ぬところだ。
 
 
 
トンビが、空の深いところで回っている。
 
-無音。
 
静か ...
嫌いな人に
嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、なんて何回も言うのはそういう自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言う自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言 ...
月に呼ばれてる
そんな気がする

だからって飛べない
両腕を広げてみても
風はそよぎもしない

吠えたくなる
まあるいお月様を見ていると
叫び出したくなる

まあるい
きいろい ...
例えば
小学1年生を軽トラで轢き殺した
87歳のジジイ
死んで、てめえの半分の命でも
その子に返せるなら
今すぐ死んだ方が良いけれど
そんなわけにもいかないから
きっとジジイは生き続けて ...
           161104

雪見大福が一年中食べられる街に住む
夏は真っ白な板で暑さを防ぎ
秋は柔らかな肢体を見せつける
本当の雪になるのだよ
目玉のまっちゃん踊り出せ!
クリ ...
生まれてきて
その時に寿命を告られ
生きてゆく
それは秋の日に感じること

冬が来る前に
毎年告げられる言葉

来年も生きていられるのか
誰も知りはしない

もうすぐ正月がきて
...
私の耳
補聴器の電池に支配されている

あなたの足首
ソックスのゴムにしめつけられている

そんな風に
みんななにかに支配されている
おおげさに言うと戦っている

会話せずに繋がっ ...
ずっと前から探してくれたり、
ようやく会いに来てくれるのに

赤い目と、くちびる。
動かない目と喉。

たぶん全部この時のためにあったんだよって、
言いたい相手がいた。春が終わる前までは ...
前髪を 切ったのにって とがらせる
ほっペより濃い その色が好き
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春は皮下に萌すはて自由詩5*16/11/5 22:38
10.Qg3!!自由詩216/11/5 22:25
サンタフェ花形新次自由詩016/11/5 22:01
やせほそる銀色のおひめさま田中修子自由詩7*16/11/5 20:48
無題三首もっぷ短歌416/11/5 19:03
彷徨いの淵高林 光自由詩616/11/5 18:28
スケッチ小原あき自由詩5*16/11/5 17:48
舞台の中で生きるように葉月 祐自由詩2*16/11/5 17:46
大手広告代理店花形新次自由詩016/11/5 17:09
当たり障りのない蓋なんて吉岡ペペロ自由詩416/11/5 16:54
辞世のエチュード 2016.11.05もっぷ短歌216/11/5 16:29
夫婦喧嘩ホカチャン自由詩116/11/5 15:57
 再生 小林螢太自由詩6*16/11/5 13:56
安寧紙襁褓(アンナパンパース)nemaru自由詩2*16/11/5 11:55
夫婦ホカチャン自由詩116/11/5 11:50
愛は恐れない自由詩016/11/5 11:46
冬めくそらの珊瑚俳句14*16/11/5 10:22
雨の理由(わけ)もっぷ自由詩216/11/5 10:06
一流企業の三流社員イオン自由詩1*16/11/5 10:00
東京 #3もっぷ自由詩316/11/5 9:34
別府温泉夏川ゆう自由詩016/11/5 5:23
空の深いところで元親 ミッド自由詩316/11/5 4:23
なの5or6自由詩3*16/11/5 0:42
月に向かって坂本瞳子自由詩016/11/5 0:35
死ねばいいのに花形新次自由詩016/11/4 23:55
目玉だいふく栗のせ風味あおば自由詩1*16/11/4 23:27
晩秋レタス自由詩416/11/4 23:17
二人ぼっち朧月自由詩116/11/4 22:32
通り過ぎてった笑みときたまこ自由詩216/11/4 22:15
放課後ピーチ朔 水短歌016/11/4 21:38

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