潮風を浴びている
白い丘
黒い岩肌、
なめらかな、
すべるように飛ぶ鳥の
くすんだ青の骨
、風に中指をのばす
調律師はもうなにも
弾かなくても、それが見えた
やさしい音楽 ...
朝の接近が
常態化して
討ち入りの日が
検討されると
本当の上司が
茂って来る
石器時代の庭に
埴輪があると言う
アナクロニズムで
長い川が美しく
明らかに正しい泡が
厚かましく ...
貰った花束をスマートフォンで切り取ったり
取れてしまったボタンを小さな箱にしまいこんだりすること
連なっているはずの港区の海の匂いは
知っている海と少しだけ違うような気がした
平坦につづく ...
雨上がりの今朝
出窓にノートを置いて書き物をしていたら
お隣に広がるガレージと倉庫では
レ ...
たのしいですか
妬みもあったんだ
悲しみもあったんだ
お前はそれに名前をつけるな
綺麗な場所もあったんだ
汚れたこともあったんだ
お前はそれに名前をつけるな
ほしいと思う日があるんだ
...
銭湯
もずく
ハサミ
このままつよい
雨に紛れて眠りたいけど
子どもの涙みたいなお空の夜に
聴くべき歌があるなら知りたいな
ヒップホップもロックもいいよ
大体のことはもうわかった
大抵のことは最低で灰色さ
...
明日は明日だから
今日がどんなに澱んだ一日であっただろうが
つまらないことだらけで
怒りに満ち溢れ
涙が止めどなく
暗雲が立ち込めた日であったか
明るい笑い声に包まれ
歌声が ...
子どもが、笑うよ
私の中の子どもが笑う
けらけらと楽しそうに笑ってる
私は、すこし、引いて
そして、柔らかく時を眺めるの
笑う笑う
子どもが、笑う
香が引いていくよ
あ ...
ゴミのような自称詩にも
何かしら価値らしきものがあると
思っているうちは
ゴミ、糞尿、肥溜め以外の何ものでもない
久しぶりにすき焼き食った翌日の
シラタキ入りのウンコの方がまだ価値がある ...
波によって作られた影のようなものだけがそこに
子供の手を引いた人 そして
オークションで落札したコートを
私は着て歩く 他の誰に見せるというわけでもなく
老人の目をして 行く宛をなく ...
「ヒロシ暖かい」
「あぁ、バスが来るまで、こうしていようか」
「湯たんぽみたいって
湯たんぽをよく知らないから
電気ストーブみたい」
「あぁ、人間は生きているだけで
物理的には100 ...
夜のとばりが降りる頃
君の少し汗ばんだうなじに
おそるおそるてを伸ばす
これは夢だ
君のぬくもりに胸は震え
唇のやわらかな感触を感じながら
君の黒髪をゆっくりと撫でる
これは夢だ
...
お金の話って好きじゃない
お金に捨てられ
お金に拾われる
お金が触媒になり
化学反応を起こして
人々が交流する
価値の差異
貨幣の流通
嗚呼
まだ私は1984年に生き ...
崖を巡る
白い岩の径
ふたつの海の
ひとつは黙っている
水の底には花が見える
崖上からは羽に見える
降り来るものには
まばたきに見える
欠けた色の響きの ...
菫の花がかおるよ
あの香のむこうに
風が含み連れてくる香り
あなたがいなければ気付けなかった些細な変化に
微細な香りが揺れる
香りが変わる
あなたの見ている世界の香りは
どんな色あい ...
午前十時 駅の南口
キャリーバッグに詰め込んだ春の始まりの空気
わたしを見つけたあのこが笑って手を振った
作り上げた必然のようなただの偶然
滑り台のある公園の桜が三割ほど芽吹いて
その下 ...
[line]
彼女が不可思議な行動を見せるようになったのは僕たちが同棲をはじめてから数ヶ月ほど経ったころだった。ある朝、肌を逆撫でるような寒気に目を覚ますと、あけっぴろげにされた窓からあざやかに ...
人は過熱する成熟とともに
真珠の繊維を紡ぐようになる
貝がその内側に宝玉を育むように
人はそのすべての能力を費やして
経験と対峙し経験を醸成する
積み重ねられた生きる経験が
白い光 ...
{引用=
この夕暮れ時に、ひとときの安堵と寂しさとのあいだで、わたしの瞳の中を泳ぐ、俎板の
うえのかなしい子魚たち、時のながれをさかのぼるように、わたしの水面を搔きみだす、
台所に立つ萎んだ母の ...
ぼやかしてぼやかして
ぶちまけて
なぞるなぞる
刷毛や筆
絵具が盛り上がり厚みをます
キャンバスは紙や布だけにあらず
魂を塗り込み
僕と他と感情と世界を塗りたくる
絵が下手で描けな ...
きみはずっとあるドアの鍵穴に鍵を差し込んでドアを開けようとしている、まるで、鍵を持っていることでそのドアに関するすべての権利を所持していると考えているみたいだ。確かにそれはある程度までは正しい認識 ...
灯籠
蚕
塩
魚臭い家を出て用事を済まし
いくつか由緒のある品々を眺めて帰った
金泥で書いた文字を
猪の牙でこすって輝かせるなどという
今は滅びた技法で書かれた経典を懐に入れて
額に皺寄せて家に戻ると
...
茎を裁ちながら
植物は不死
という伝説を信じていた
根があれば
枯れても甦るよ
と友人が教えてくれた
でも切り花は無理だね
びんに差している
茎を
昨日よりも裁つ
活性 ...
横須賀中央駅の陸橋で
休日街をぶらつく米兵に声を掛け
ホテルガデスでお仕事に励む
エリーさんは
自他共に認める
自称詩人歴42年の超ベテラン自称詩人
エリーさんは
歯のない口で
ブ ...
溢れ出した感情は
もはや誰も止めることができず
受け留めてもあげられない
泣きたいときは泣けばいいと
そういうのに似ているのかもしれない
感情が溢れ出したらもう
渇くまで流出させる ...
あのような学校の名誉校長までしていたとは
首相夫人としての自覚や危機感のなさには驚いた!
このような甘さで
ほんとうにテロリストや北朝鮮などから
国民を守ることができるのだろうか
こみ上げる想いに潤むひとみのように
雪はこらえにこらえて雪のまま
朝いっぱいに流れ着いた三月のある日
外に置かれた灰皿の傍 四人の男が並び
みな壁を背にして煙草を吸っている
見知らぬ ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
風の腕力
flygan...
自由詩
9
17/3/27 19:34
フラッシュバック
間村長
自由詩
4
17/3/27 19:03
graduate
青の群れ
自由詩
3
17/3/27 14:53
建設機械/ブラック/朝/五体合体のロボ/希望
TAT
自由詩
6
17/3/27 8:20
みなさん
もっぷ
自由詩
2*
17/3/27 3:14
名前をつけるな
竜門勇気
自由詩
3
17/3/27 3:13
平成29年3月27日(月)
みじんこ
短歌
0
17/3/27 0:32
うまい生き方
ユッカ
自由詩
2
17/3/26 23:56
明日という日
坂本瞳子
自由詩
1*
17/3/26 23:49
子どもが、笑う
水菜
自由詩
1
17/3/26 22:22
恥垢
花形新次
自由詩
2
17/3/26 22:20
道を行く日
番田
自由詩
2
17/3/26 19:45
人間温暖化
イオン
自由詩
2*
17/3/26 18:36
正夢
しずる
自由詩
6*
17/3/26 18:17
貨幣
小川麻由美
自由詩
0
17/3/26 15:02
こだま かたち
木立 悟
自由詩
3
17/3/26 12:54
花の菫
水菜
自由詩
0
17/3/26 10:33
一巡
串
自由詩
4
17/3/26 10:04
phosphorescence
紅月
自由詩
7
17/3/26 9:18
白髪
葉leaf
自由詩
1
17/3/26 1:53
夕暮れ時に
本田憲嵩
自由詩
4
17/3/26 1:50
不器用な絵描き
秋也
自由詩
0
17/3/26 1:27
開かれた牢獄の中でみんな目的だけが未来だと考えながら生きてい ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
17/3/26 0:54
平成29年3月26日(日)
みじんこ
自由詩
0
17/3/26 0:48
猫屋敷
春日線香
自由詩
3
17/3/26 0:16
礼儀
形代 律
自由詩
1
17/3/26 0:08
横須賀エリー
花形新次
自由詩
1
17/3/26 0:01
押された背中
坂本瞳子
自由詩
0
17/3/25 22:40
教育勅語が泣いている
zenyam...
自由詩
0
17/3/25 20:50
愛煙家
ただのみきや
自由詩
12*
17/3/25 19:51
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
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1440
加筆訂正:
開かれた牢獄の中でみんな目的だけが未来だと考えながら生きている
/
ホロウ・シカエルボク
[17/3/27 0:15]
おれの持っているドア → おれの持っている鍵
愛煙家
/
ただのみきや
[17/3/26 22:15]
やっぱり「潤む」へ戻しました。
愛煙家
/
ただのみきや
[17/3/26 22:14]
やっぱり「潤む」へ戻しました。
愛煙家
/
ただのみきや
[17/3/26 19:15]
一行目「潤む」から「潤んだ」に変えました。
4.55sec.