他称詩人が
何故、自分を他称詩人と
主張しなければならないのか

ボクサーだって
将棋の棋士だって
オペラ歌手だって
産婦人科医だって
警察官だって
AV女優だって
連続強姦魔だっ ...
燃える火の中心地の要素を
分解して、解読すると
見えない形をした「動機」という
怪物が現れる

今日一日を元気に過ごすことに
疑問を持ち始めると
この動機という怪物に
火でも噴いてもら ...
○入院すると
生きる目標が
明確になる
もちろん目標は
「退院」

○薬は
意識して飲まないと
飲んだかどうか
わからなくなる

○身元引き受け入が
一人もいないと
入院もで ...
田舎の入院情報は
ラインよりも早く伝わる
地域の人たちから
「近ごろホカチャン見ないねえー」
と尋ねられるたびに
ワイフは複雑な気持ちになる
どこに入院してます、と言ったら最後
どうっと ...
4月は
草木も芽吹けば
自称詩人も大量発生する

きっと新しい生活に
早くも絶望した
行き場のない気持ちとかってやつを
誰かに聞いてもらいたいとか
誰かと共有したいとかっていう
クソ ...
水に嫌われ
水で追われる
隠れることもできず
すぎてゆく日々


飛ばされそうになりながら
どこへ帰るともなく進みゆく
すれちがう花も
すれちがう蝶もわからない

...
頑張った分だけ報われるなら
思った分だけ頑張れるなら
思えるほどの何かを秘められるなら
空虚な私は構成されず
故に立ち尽くす交差点のど真ん中で
情報に溺れ窒息寸前な私は
人として欠落してい ...




世界一きれいな花が荒野に一輪咲いた日
空は透き通る様な青と油絵みたいな白い雲が浮かんでいた
その十年前そこは殺戮と強奪で燃え上がっていた草原だった
善意で負傷兵を助けた少女の頭を吹き飛ばした隣国 ...
何かにつけて生きる生きると口にしていた
生を謳歌し人生と人間は素晴らしいと書き綴ったノート

思い返すに俺は生きていたいなんて
1ミリだって心の底から思っていなかったし
今だってそれは同じだ ...
{引用=先生が選んでくれた歌抱きしめて灯りを消してみたいと思う} 真夜中のバッハはビオロン選曲を間違ってない強がってない


何度でも何度でも自らに云うどんなに困れどニコンは売るな


こどもの日見た空よりも凄い空きっと見てからそこへ行きたい


...
透明な風羽ばたける春の海


吾もまた雑草として春時雨


雲の上でも降っており冬帰る


砂光る一人二月の島に立つ


ふらここや東海汽船イルカ来る


ふるさとに晴海 ...
壁に掛けてある日捲りでは半ばを過ぎていた
三月がはにかんで 窓から顔を覗かせていた
もちろん 部屋の居心地を気にしつつ招くと
顔を赤らめて おずおずと隅っこに座り込む

外は白日 お財布を持 ...
桜桜
桜が咲いた
寒い寒い冬の先
暖かい春の大空に
桜が咲いた
いっぱい咲いた

今年も去年も来年も
永遠(とわ)に咲きゆけ
桜の花よ
思い切り 精一杯
この世 生きゆけ
桜の ...
私は存在するので歌を歌ったりもする
眠りのなかはいつも春で、毎日夢の中で春の空気と遊ぶ
眠りたいから夢をみる
桜が散るまで、失われることを知りもしなかった
散った桜が、私を見る
それでも ...
なだらかな丘を曲がり下る路のむこうは見えない


 {引用=突き当たり 川沿いのT字路を左折する
右手には野菜や果物を売る民家が二つ三つ軒を連ね
白壁が所々すこし剥げたカフェらしき店が一軒あ ...
曇りの空がある
気持ちは停滞している
何もやる気がしないよ
興味は彼方へと打っ飛び
鈍感な時間だけが空気を支配する

そんなある日がある
永遠に続くと思われる湿った日々がある

カン ...
自称詩人が存在する限り
俺の存在理由もある
ということは
自称詩人が絶滅すれば
俺は消えてなくなるべきものだ
しかし、残念ながらそれは有り得ない

何故なら
自称詩人は自分を自称詩人と ...
ふと窓辺に立って
外を眺めたりしてみる

波が荒れている
春はまだ先だと聞かされている気になる

その寂寥たる景色に
自らの境遇の温かさが身に染みる

沈黙に包まれることの幸せを噛み ...
入院すると
上には上がいるということが
わかる
僕と同室に同じ地域のおじいちゃんが
入院していた
おじいちゃんの話によるとこうだ
三年前におばあちゃんが
脳内出血で倒れてそれ以来意識不明 ...
病院へ行くと
すぐに検査、検査になる
検査の機械が精密になっているから
年を取るとたいてい何か見つかる
良くて再検査
悪くするとさらにくわしい検査となり
検査地獄へ入っていく
いい機械を ...
固く結んだ風呂敷の結び目を
ほどこう

あなたの前でだけ

ちょっと時間がかかるけど
ゆっくり、丁寧に、ほどいて

ごろりと
中から閉じ込めたものが出る

重たい冷たい石
...
ささいなことだった
君が僕の前で
仮面をかぶっていたことに気づいたのは

一度気づいたら
君の仮面は僕に見えるようになった

仮面が外れたときの君の顔は
あまりにも美しく

仮 ...

からだじゅうのあなたを摘みとりながら
指はあおく湿っている
記憶はうすくひきのばされて
ところどころやぶけながら
いつまでも種を蒔きつづける

おもたい夢を湯舟に投げこんで ...
しーちゃんちの壁は砂壁で
さわるとちょっと手についた
しーちゃんのなかにチェーンのきれた自転車があって
ときどき走りたそうにタイヤをならしてた
しーちゃんのとなりにいればいつでも傷つくこと ...


大安

あなたは針で
わたしを刺していった
はたちきっかりでいったあなたの
のこしたことば
いくど読み返したことだろう

「あなたにわたしを息づかせるよ」

あなたを愛で殺してしまっただれか
...
蒼い空気に舞う花弁
春の陽気は暖かく優しい
日常が姿を変える瞬間
冬と春の境目は見えない

季節と同じような
見えない感情に
僕等の喜怒哀楽は
今日も高速に進む

日々が過ぎ去ると ...
失われた回帰線(そこは闇となって届かず
赤ん坊の泣き声だけが今でも響き
菜の花が一面に咲いて揺れる高原の陽炎
詩となる前の無数の言葉の散らばりがあって
繋げることがままならない僕がいる ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
申告制花形新次自由詩117/4/6 20:40
廻る鷲田自由詩117/4/6 17:06
入院独り言集4zenyam...自由詩017/4/6 13:55
見舞い自由詩017/4/6 11:29
新しい自称詩人たちへ花形新次自由詩117/4/6 10:42
夜に至る夜木立 悟自由詩817/4/6 8:49
分岐倉科 然自由詩017/4/6 1:58
平成29年4月6日(木)みじんこ自由詩017/4/6 1:25
情緒メイトリクス倉科 然自由詩317/4/6 1:12
ねえビュウ、大人になるってこういうことなの宮森竜自由詩117/4/6 1:10
=☆もっぷ短歌317/4/6 0:12
雑詠五首短歌217/4/6 0:11
「春」九句俳句117/4/6 0:09
三月自由詩317/4/6 0:07
楽麦自由詩017/4/5 23:44
散らない水宮うみ自由詩1*17/4/5 22:54
曲り下る路のむこうただのみきや自由詩9*17/4/5 22:10
明日の天気鷲田自由詩017/4/5 20:31
条件がある花形新次自由詩217/4/5 18:53
待機中坂本瞳子自由詩017/4/5 12:45
上には上がいるzenyam...自由詩017/4/5 8:48
検査地獄自由詩017/4/5 8:22
風呂敷自由詩217/4/5 4:11
仮面自由詩017/4/5 2:51
はるな自由詩1117/4/5 2:01
自転車自由詩217/4/5 1:20
平成29年4月5日(水)みじんこ自由詩017/4/5 0:32
花の針田中修子自由詩1017/4/4 22:43
原風景鷲田自由詩017/4/4 20:18
失われた回帰線乱太郎自由詩6*17/4/4 20:03

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加筆訂正:
花の針/田中修子[17/4/5 1:08]
わたしの心臓は花の針にトントンと打たれ 泣くこともできず あの日からたちどまっていた→わたしの心臓は花の針にトントンと打たれ 痛すぎて青い唇をかみしめて あの日から消えないあなたを抱きしめている
花の針/田中修子[17/4/4 22:53]
最後が!
4.45sec.