どうやら電池が切れました
充電器はどこかへいきました
いっそこのまま
ひとおもいに
くず籠に放ってしまおうか
空があんまりひくいので
きりんのくびは
つい空から突き出してしまった
そして見たくないものを
見てしまった
あああんなにうつくしいものを見てしまったら
もうぼくは
なにをみてもう ...
原の終わりを示す石標
頬を照らす風に押されて
廃屋は花に沈む
空は地の午後へ近づく
忘れられた道から生まれる鴉
砂の上にあふれ出る夜
金銀銅の狐がむさぼる
返 ...
ふざけすぎた自分
はしゃぎすぎた君
「もう終わりかな」
落ち葉舞う頃に出会い
落ち葉舞う頃に離れる
どこまでも背伸びをしていた君
それを助けられると思っていた自分
「なんでそんな ...
黄昏時
君を探すは幾日
追い越してゆく自転車が
花弁を散らして
去っていった
取り残された
淋しさに
一片拾い上げては
花模様に
重ねた
一度散った花弁
花に戻らない ...
つぶやいた名が深く響く
空は{ルビ鈍色=にびいろ}をして時を孕む
いらっしゃい必然的本体
欲する無欲が降ってくる
浴びる黒髪
月光のもとの
涙する獣道で
懐かしく鋭い爪が轟く
...
怒っては いないのよ
ちょこっとだけ 悲しいの
アナタが 浮気を したことにじゃなく
そう させてしまった あたしの ふがいなさに
怒っては いないのよ
くすぐったいと
言えずに{ルビ母=あなた}は
くくくったい。
まぁ ちょっと そこに座って聞いておくれよ
あー・・・こらこら、そのニボシはオイラの夕飯だからっ、ちょっ
まぁいい・・・とにかく、黙って聞いてくれればそれでいい
この話は 3丁目のクロの奴で ...
俺は犬になりたくない
誰かに仕えたくないんだ
たとえそれが幸せなのだとしても
なりたくない
振る尻尾が無くってよかった
俺は電柱になりたくない
立ち尽くせば宇宙のように包めるのだろ ...
幼いころ ダンゴ虫をくるっと丸めて
小さい 小さい指で ぴんっと 弾かせて
ぐしゃっと 潰れてしまった
命の大切さを 知らなくて ごめんなさい。
中3のころ {ルビ休憩人= ...
ものくろの
ばくが
ひとり
つきのね
を
はんでいる
口吻は
たゆまず
うごいている
わたしはそれを
みつめながら
しゃざいの ことば
を
くちにする
...
仮面を被って
背伸びをしてたら
見栄を張って
演技をしてたら
本音を乗せた
飛行機が
あっちでコテッと
ペンギンが倒れる
こっちでパタッと
ペンギンが倒れる
ペンギンのドミ ...
いつもと変わらない
思い込みだと思いたかった
あなたと一言交わす度
確信に近づいていく予感
あなたの目はもう僕を見ていない
二人の人間が死ぬと、一匹の猫が生まれる。だから
猫の目は 時々 左右 色が違う。
昔、ある国に「世界一美しい王子」がいました。彼は「世界一幸福
な王子」とも呼ば ...
ぼくがつきをみると
つきもぼくをみる
かみさまつきをおまもりください
かみさまぼくをおまもりください
(谷川俊太郎 訳)
...
細やかな雨が
降り続いて
冷えきった体を
温かな
獣の匂いのする
優しさで包んでくれる
エスメラルダ
と名づけられた猫は
カジモドに抱かれて眠る
...
僕のお金を知りませんか?行方不明になりました!
煙草に珈琲、飯代と、どんどん消えてゆく。
いますぐ禁煙しないと、さぁ早くやめないと、
何処にも行けなくなっちゃうYO☆
金欠です。いっつもで ...
東京タワー
クライスラービル
テレビ塔
天辺からばら撒いて
呟く
「見ろ。下界はゴミのようだ。」
どうせなら
上る場所すらないようなところに
高台を作ってしまえばいいのに
土に埋められて
ただただ餌を与えられる
1ミリたりとも動いてはいけないんだ
脂肪が逃げてしまうから
にんげんに
おいしく食べられるためだけに生かされているから
土に埋まって
ひた ...
すらすらペンを走らせれば
紙の上にハトを飛ばすこともできる
あるときは灼熱の雪を降らせ
またあるときは凍りついた心も融かす
僕はマジシャン
人の気持ちも思いのままに
不思議と動かす言葉を使う
...
おやすみの挨拶に
朝目覚めた時に
会社へ出かける前に
君は僕に言って欲しいらしい
機嫌の悪いときもあるし
朝は何かと忙しいから
毎回言うのはめんどいなあ
本気じゃなくても ...
切られた地形図を渡された。その地図を貼りあわせて目的の場所行くようにといわれた。それは計算によって探すしかないと、地図を渡してくれた人がいう。ぼくは計算しながらあることに気がついた。この地図には隠 ...
蝶の軌跡は有刺鉄線か
剥れゆく皮膚を剥れるままに
見るもの見るもの
瞼を伏せ、視線を逸らし、
目を両手で覆いたくなるような
垢に塗れた赤黒いそれ
剥き出したままに
海の風が轟々と
悲鳴 ...
作り物の笑顔は 醜くて
陰のことばが 醜くて
どんなに仮面が美しくても
どんな良いことばを残しても
その仮面の裏は
醜い顔をしていて
嘘の仮面を被り
また嘘の笑顔を取り繕う ...
永遠に続いてくはず。不確かなふたりの日々を疑いもせず
真夜中の“着信あり”は君からの聞きたくもない別れ話で
さよならと言ってしまってよかったの?自問自答の朝日が昇る
この恋のリセット ...
{引用=
君の
口から
言い出されず
殺されたコトバが
垂れ下がって
いる
コトバの
肢体が
パーツ
ごとに
滴り、
落ち
君は
哀 ...
溶けゆく闇に 身をうずめ
骨の芯から 温まる
夢か現か 幻か
何処の誰かの 子守唄
今日は今日の お疲れを
明日は明日の お疲れを
...
あたまの中で鈍く響く痛みは
踝を舐めたところで終わった
まわる真実は唾液で溶けて
それでも解り合えることを願った
もうちょっと、
泣きたい気分でいたかったのは
腹の中で蠢く寄生虫のような
...
涙をふいた手を見つめて
胸を締める
責める
世間は
冷たいものだ
わたしが哀しくても
「うるさい」と
平気で言う
ものには
言い方というものがあるでしょう?
か ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
野垂れる
水島
自由詩
0
05/10/12 19:49
空があんまりひくいので
ZUZU
自由詩
21
05/10/12 19:33
冬獣行
木立 悟
自由詩
6
05/10/12 17:57
秋風
wariow...
自由詩
0
05/10/12 17:13
残像(二)
薬本 祝人
自由詩
3
05/10/12 17:01
恋時雨(こいしぐれ)
こしごえ
未詩・独白
7*
05/10/12 16:43
なぐりがき(浮気をしたあなたへ)
仲本いすら
自由詩
3*
05/10/12 16:33
くくくったい
〃
俳句
3*
05/10/12 16:23
猫ばた会議
〃
自由詩
2*
05/10/12 16:19
石川になりたくない
王
自由詩
3
05/10/12 16:13
とにかく謝り足りないんだ
仲本いすら
自由詩
2*
05/10/12 16:05
つきのねのあじ
かぜきり
自由詩
2*
05/10/12 15:57
一歩手前発自分行
FUBAR
自由詩
1*
05/10/12 15:38
きっともう.doc
K+A
自由詩
2
05/10/12 15:18
猫たちの肖像画
まどろむ海月
散文(批評...
7*
05/10/12 14:58
「マザーグースのうた」から
〃
散文(批評...
6*
05/10/12 14:37
カジモドの猫
〃
自由詩
3*
05/10/12 14:03
金の行方
虹村 凌
散文(批評...
2*
05/10/12 11:37
金の使い方
〃
自由詩
1*
05/10/12 11:05
フォアグラ
きっこ
自由詩
3
05/10/12 9:32
マジシャンの憂鬱
ベンジャミン
自由詩
6*
05/10/12 7:44
ラストオーダー
恋月 ぴの
自由詩
15*
05/10/12 7:21
地形図に隠された地図
殿岡秀秋
自由詩
1
05/10/12 6:00
生身
唯浮
自由詩
4
05/10/12 3:01
仮面
月
自由詩
0
05/10/12 2:26
ペアジョッキ
一代 歩
短歌
3*
05/10/12 1:08
サイレント・ムービー
043BLU...
自由詩
1
05/10/12 0:50
夜想曲(ノクターン)
蒸発王
自由詩
3
05/10/12 0:29
no name little days
無知アコ
自由詩
0
05/10/12 0:21
10月11日は過ぎてゆく
蒼木りん
未詩・独白
9*
05/10/12 0:13
6557
6558
6559
6560
6561
6562
6563
6564
6565
6566
6567
6568
6569
6570
6571
6572
6573
6574
6575
6576
6577
6578
6579
6580
6581
6582
6583
6584
6585
6586
6587
6588
6589
6590
6591
6592
6593
6594
6595
6596
6597
加筆訂正:
*れきし*
/
かおる
[05/10/12 19:07]
ものがある→の
恋時雨(こいしぐれ)
/
こしごえ
[05/10/12 18:01]
5連一部削除しました。
旅の支度
/
知
[05/10/12 9:55]
より内容を加えました。
星空の宛先
/
たりぽん(大理 奔)
[05/10/12 0:36]
書けません>書けないのです、に変更
6.31sec.