雨の森 羽の音
言葉にこぼれる
声の水音
透きとおった殻のなかで
生まれ出ようと旋るもの
空が融ける
雲の一角
灰の放射が
ひとりのまぶしさが
おそ ...
雄株は欲情に駆られ
自慰を繰り返し
めしべは空気中から
出所不明の花粉を受けて
子を宿す
植物界は古より
一婦多夫世界を構築している
誰も僻まず
誰も疑わず
動物は一人きりを ...
「ねこの手」
ねこの手も借りたいような
忙しいとき
君はさりげなく
手伝ってくれるけれど
君の手が小さく動くたび
僕は何もできなくなってしまう
*
...
詩:短いのがすき
あまりに長いと、なにを言いたいのかわからなくなる
読む時、作る時、ともにおなじ
短歌:わかりやすいのがすき
自分で作ると、言葉遊び あるいは 飾る言葉は ...
秋晴れに君の笑顔がまぶしくて
流れゆく時忘るれば
季節の魔法が降りかかり
けがれなき{ルビ瞳=め}に映る夕暮れ
{ルビ幾度=いくたび}も訪れる四季身に感じ
そのたびごとに新鮮 ...
どうでもいいことを
書かないでみると
短い詩しか書けないのです
よくないと思います
どうしたらいいのですか・・・
残された私は・・・
可愛い下着も
ふざけた2人の夜の遊びも
他にはみせない甘え言葉も
もうどこにも見せ場なくなるよ
本当に・・・
私はどうすればいいの
...
こころよ風になれ
舞い上がり上空にて雲になれ
わたしという肉体を捨て
今という現実を捨て
浮遊する気体になれ
そうして
ただふわふわと夢を見続けよう
...
赤が 赤く見えること
青が 青く見えること
それが不思議 だから それは魔法
花が 雪が 光のきらめきが 夕焼けが あの人が
美しく見えること
それが不思議 だから それ ...
青い大海原に浮かぶ
ひとつの島であることは さびしい
酷暑の夏も 厳寒の冬も
狂瀾怒涛の嵐のさなか
雷鳴と大波に打たれ大風に曝されても 独り
降りやまぬ雨の中でも 立ち ...
レゴブロックだった。
レゴブロックの形をしていた僕らは一つだった。
誰かの何かの大切なかけらだった。
そうありたいと願っていた。
僕らは凹凸でつながっていた
全部で40余り
何かを表し ...
薄暗い廊下の突き当たり
古い鍵を回せば
きらきらと埃が舞うだけの部屋
東のカーテンは色褪せ
ピアノの音色は床に転がって
ソナチネの楽譜も気付かぬふり
窓の外には
金木犀がほろろ零 ...
交番に相談に行けば
ここに来ても無駄だよという対応をされて
塾に行けば
結局は
自分の勉強力が勝負だよという宿題を出される
君に話しかけても
あなたは
同僚で人妻ですよという
たて ...
終わってくものを追いかけ、すり抜けるもの繋ごうと逃げていた{ルビ吾=われ}
桃色のうろこ雲、空一面に 腫れたまぶたをやさしくなぞる
新しい空を見上げてなんだかもう(これでいいや)と風に舞う ...
消えていく生きていたいとタイト地のスカートめくるわ廓のかどで
弾丸の発砲された瞬間の感度を刺激焦げ付く体温
街金にきらめくボトル灯る火の影だと知って頬をあてて
...
手のひらに感じる暖かさがあれば
他には何も要らない
日々思い出を積み上げても
それは単なる一里塚
それは儚い夢幻
振り返れば跡形もなく
積んだ記憶さえ残ってはいない
手の ...
Metalic Glay ノ 宙 ニ コザカシキ 電波 トビカヒ 気ガチリ止マヌ
薄暗キ 時ナガレナキ 地下室 ニ Noize 聴キツツ 睡ル Pneuma
人生 ハ 平凡 ...
木漏れ日がもしも零れて落ちたなら
享けとめるためまつ毛をカール
ハリウッドの女優気分で歩こうか秋色緋色の絨毯の上
空高く群れる羊を追いかけて風の尻尾を捕ま ...
雨あがりのましろな空にまぶしすぎるオレンジ色の朝日が浮かぶ
アスファルトの舗装道路の凹みなる水たまりより涌き出でし太陽
五年間履きふるしたるスニーカーぬれた歩道にきしむ靴音
...
さびしげなお前の目は
いつも虚空をのぞきこむ
なにかから逃げようと眠るお前は
夢の中だけ束縛から解放される
流れ込む食事と不健康な環境
唐突にいなくなる僕に
お前は何を期待する ...
月に笑った、星と夜に
君は優しく声を伸ばす
「おはよう」 「おやすみ」
はにかむ空は色を変えて
僕のこころの白も染めて
みるみるうちに世界は回る
ひとつ、ふたつ、つ ...
ストックした一限は賞味期限切れで
難しい顔でぼくは懐柔された
いつだって子供じみたきっかけに
チープなカバーをかけてるだけ
ふやけた愛とかくれんぼするたび
数えるのをやめようとおもうのに
シチューに ...
さよならはこころのなかでだけつぶやけばいいのに
こうしてまたとけいはくるくるはりをまわすんだ
(もう好いじゃないそろそろ、そろそろ)
とうめいな、かったーの は
と、おれんじとほわ ...
優しく頬を撫でては
何も言わずに去っていく
貴方の指先のよう
簡単に私の心に入ってきて
波を立てたまま
違う海へと行ってしまう
引き留めたくても
叶わない
指の間の細い ...
本当の事を
言おう、
君に
嘘をついて
いる
笑った
君の話を
聞きながら
楽しげに
笑った
君の姿の
微かな
残像を
見失いながら
...
唾液交じりの汗が香って
しとしととあなたもあたしも潤って
こんなに上手に二人になれて
ああ とっても幸せ
小さくあって
大きくなって
波に溺れて抱き合っ ...
泣いている文字は、
餌を欲しがる豚みたいだ。
間もなくすっかりゼロになる。
総体として私たちは息をする。
羽と羽をこすり合わせる事も、しばしば
飛ぶためには必要な事。
ケンタッキー州はニワトリでいっぱい。
歩いていくことはできない。
伝えることは
誤解を生むこと
そう理解した日から
少年は口を閉ざした
はい と いいえ
があれば充分だった
長い間そうして過ごした
これでもう あのはがゆい思いを
味わなくてい ...
初めて彼に会ったのは
くしゃみが止まらなくて仕方ない時期
思いも寄らぬ早さで時間が過ぎて
私が涙を流す頻度で五月には雨が降った
雨
彼に会う日は必ず
雨降りだった
いつか晴れ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の羽
木立 悟
自由詩
6
05/10/14 17:36
植物みたいな愛し方
kw
自由詩
3*
05/10/14 16:41
ねこねこねこねこ(ねこの詩よっちゅ+α)
ベンジャミン
自由詩
4*
05/10/14 15:57
短い文章がすきなんです
逢坂桜
散文(批評...
5*
05/10/14 14:36
秋晴れと僕の心
炭本 樹宏
自由詩
3
05/10/14 14:28
長い詩が書けないのです
日雇いくん◆...
自由詩
1*
05/10/14 14:05
「死」
ピーコちゃん
自由詩
0
05/10/14 12:05
「 空よ 」
椎名
自由詩
4
05/10/14 12:03
世界は 魔法に満ち充ちて 不思議
まどろむ海月
自由詩
3*
05/10/14 10:59
ひとつの島
〃
自由詩
0*
05/10/14 10:57
レゴロゴ
tondem...
自由詩
0
05/10/14 10:49
秋の椅子
銀猫
自由詩
10*
05/10/14 8:54
うろこ雲
蒼木りん
未詩・独白
2
05/10/14 7:56
夜明け
一代 歩
短歌
2*
05/10/14 7:51
騒ぎ夜
捨て彦
短歌
1
05/10/14 7:13
路傍のひと花
恋月 ぴの
自由詩
17*
05/10/14 6:26
歌集【Virtual Happiness】
工藤伸一
短歌
3
05/10/14 6:23
プロムナード
落合朱美
短歌
14*
05/10/14 6:09
歌集【オレンジ色の朝日】
工藤伸一
短歌
1
05/10/14 5:55
僕の愛する老犬へ
Dann・v...
自由詩
1*
05/10/14 4:38
あかいかお
Denial
未詩・独白
1
05/10/14 3:41
シチュー
船田 仰
自由詩
5
05/10/14 3:06
きんようびのにじ
あめ
未詩・独白
2*
05/10/14 2:38
風
dew
自由詩
1
05/10/14 2:12
LIE
043BLU...
自由詩
0
05/10/14 1:52
二人になれたら
蜜 花
自由詩
3*
05/10/14 1:43
ペテンの詩一篇
プテラノドン
自由詩
2*
05/10/14 0:59
ケンタッキー州はニワトリでいっぱい
〃
自由詩
1*
05/10/14 0:46
伝えることは
健
未詩・独白
4
05/10/14 0:44
雨
蜜
未詩・独白
2*
05/10/14 0:17
6554
6555
6556
6557
6558
6559
6560
6561
6562
6563
6564
6565
6566
6567
6568
6569
6570
6571
6572
6573
6574
6575
6576
6577
6578
6579
6580
6581
6582
6583
6584
6585
6586
6587
6588
6589
6590
6591
6592
6593
6594
加筆訂正:
秋晴れと僕の心
/
炭本 樹宏
[05/10/14 15:50]
全体的に修正しました
短い文章がすきなんです
/
逢坂桜
[05/10/14 15:48]
若干の加筆修正しました。
*れきし*
/
かおる
[05/10/14 12:43]
スーパーで→スーパーが 買うほうがを省略
雨
/
蜜
[05/10/14 0:20]
まつがえた
7.76sec.