コスモス
すすき
金木犀
青く
それはほんとうに青く
筆で掻き毟ったような雲と
焦点を目指して伸びていく高速道路の
今日は至って空が高い平日に
走る車
...
チャイムが鳴った
移動教室で
偶然座った君の机
ノートからはみ出した
君の落書き
僕のノートに
そっと書き写す
君だけを想ってった
あの時代
あの季節
違う恋に酔いしれる
君 ...
言葉なく交わすあなたとの言葉
静寂に落ちたひとしずくの音色が
あなたのすべてを物語る
言葉なくあなたを抱きしめて
あなたへの誓いの言葉とする
御忠告通り、ついさっきカーテンを
付け替えてみました。いざそうしてみると
不思議なもので、あれほど嫌だったバナナの刺繍も
気になりません。ただ、近い将来
チンパンジーを飼ってみようかと思ってい ...
両思いになってどうなる
信用する事まで
愛に変えて
どうなる?
ぐるるるる
腹の中で
オオカミが唸る
そういえば
今日もまた
昼ごはん食べるの忘れたよ
だから
おれの腹の中で
オオカミが唸りをあげるんだ
帰りのバス
おまえと二人っき ...
玄関のドアを開けたら
鈴虫がいた
小さい頃の歌 思い出す
リンリンリンリン リィンリン
鳴くのを待って
じっと見つめる
鳴かない
睨み合う
僕が負けて
歩き出す
...
一つ
二つ
数えながら歩いている
わらった わらった
影を数えている
花火の影が網膜にちらついているので
手をひいて二人で夜道を帰った。
消えいくものはすべて
かつて私 ...
もどかしいフリした
トガゲの仕草でいても
黒光りしたその目がぶれてないから
すぐに分かるよ
俯いてばかりの日中に比べて
影のない世界で君はどこへでも行ける
...
光る携帯のディスプレイに突然
あたしは眩しい{ルビ太陽=ひ}の{ルビ下=した}にトリップ
懐かしい{ルビ声援=こえ}
、と蝉の{ルビ音=ね}は
何時だったろうか?
何処だったろうか ...
ある日、黒頭巾ちゃんは、傷心の赤頭巾ちゃんを連れて、お出かけすることにしました。
おおかみとのことで、赤頭巾ちゃんは、大事な赤頭巾をずいぶんと汚してしまったみたいで、少しワインレッドの頭巾になってい ...
ゼブラフィッシュとの相似について考えていた
それは一種のひらめきにも似た苦悩
わずかな鼓動に
すばやい痛みを感じ取る
魚の遺伝子
その夜は
やわらかく着床する情念に囲まれて
...
ゴージャスなイタリア製のブーツ履いて
電車に乗り遅れまいと走ったときに
ヒールが折れて
あたし
電車のがす
100足の靴の中
磨かれ待ちの靴が20足ほど
ヒールの修理待ち ...
太った男の人が
日向で陽の光を浴びて
まだ少しずつ
太っている
やがて坂道経由の犬がやって来て
すべてを食べてしまった
+
お座り、が得意な子でした
お手、もしたし
...
月と太陽
どこで生まれたのとむすめに聞くと
ここ、
と指さすのは居間の床
その居間で月見をする
高窓から見える月を
まっさきに見つける子どもたち
私の ...
季節にはまるで関係のない温度に
振り回されていた僕は
全てを吐き出せる場所を
作ることにした
それは近所のスーパー「オオゼキ」の店先に
特価980円で売っていた
...
だんだん
思い出せなくなるよ
言葉も
カタチも
感情も
夜が
流れはじめてゆくよ
ながく
深く
遠く
だんだん
思い出せなくなるよ
温度 ...
雨上がりの朝の三田口広場でタバコを吸いながら
羽を膨らませて丸々と太った鳩たちを眺めていた
まるで歩きたての幼子のような足取りで
それぞれがそれぞれの方向へと急いでいる
...
電気を消した夜の部屋を
久しぶりに歩いて みるまで
暗がりでは物が見えないことを
忘れていた
この部屋の暗さと
そう大差ない暗さをのせた屋上では
今頃
お線香が燃え終わろうとしている ...
ふとんの中は悲しみの雨
既に日付は変わる
枯れた目
枯れた声
枯れた恋
明日明後日と過ぎていく
時は過ぎることが使命
枯れた目に目薬をさすのは
枯れた声を潤すのは
枯 ...
ビニールの中
息で
つっぱらせた
よつ足
窒息する前
吹き込んだものに
騙されて
かわされて
プシュー って
謎が とけても
ふくらんだ ほっぺに
...
昔々 おばあさんなどと 呼んでたが 今ならきっと刺されるぞ
砂浜で ひとり貝を耳にあて ロマンと言う名の 海に溺れる
花恥じらう 乙女の欲したスパッツは 母で言うももひき そして葛藤
たぶん
「疲れた」という言葉を使いはじめてから
ずっと私は疲れてるんだろう
「疲れた」という言葉に取り憑かれて
幾久しく
思い込みの疲れ
思い込みの元気
いったいどっちが本当なの ...
人生劇場の一幕が降り
もうろうとした幸せの中で
一つの赤い炎が燃え上がった
もう十分なのに
まだまだと胸をこがす炎
ぬるま湯につかり過ぎて
だるく ...
ここは寒いから
そろそろ家に戻りましょう
そう言って肩を抱いた
あなたの手が触れている部分が
やけに熱く感じられた
10月の風は少し冷たく
新しいジャケット ...
必然的に 君の名前を筆画まで刻み込み
それから
誰も辿り着くことのない君だけのアウトラインを見つめ
僕の冷たい遺伝子は
悲しく 鳴きあげる。
「きみが好きだよ」
貴方の瞳があまりにも
澄んだ色をしているから
向かいあうと俯いてしまって
貴方の爪先ばかりを見ている
眩しいと感じるものが苦手で
目を逸らしてしまうのは
自分の穢 ...
朧月が泣く夜
カメラごしに見た光ではなく
自分の目で感じた景色
漆黒の中に浮かぶ
オレンジ二つ
ゆっくり私を追い越して
赤に変わった
ただ
教えてもらったモノではなく
自 ...
「権力」は相対的に弱い者しか気付かない。
一切を狂わせるのは、誰もが大好きで大嫌いな、「権力」しかない。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
原風景
捨て彦
自由詩
4
05/10/19 1:33
Before day
Dann・v...
自由詩
0
05/10/19 1:31
言葉なく
巧
自由詩
3+*
05/10/19 1:30
チンパンジーの憂鬱
プテラノドン
自由詩
1*
05/10/19 0:47
両思い
くしゃみ
自由詩
1*
05/10/19 0:39
赤頭巾ちゃんとバスで
大覚アキラ
未詩・独白
0+
05/10/19 0:11
鈴虫がないている
健
自由詩
5*
05/10/19 0:00
花火
佐藤伊織
自由詩
5*
05/10/18 23:51
ゲーム
松本 涼
自由詩
0*
05/10/18 23:32
迷走スイッチバック
あめ
自由詩
2
05/10/18 23:32
銀ぎつねさんのお店
チアーヌ
散文(批評...
3*
05/10/18 23:29
ゼブラフィッシュの遺伝子
たかぼ
自由詩
3+
05/10/18 23:28
靴の詩
むらさき
自由詩
1*
05/10/18 23:22
小詩集「書置き」(七十一〜八十)
たもつ
自由詩
16
05/10/18 23:20
月と太陽
さかな
自由詩
5
05/10/18 23:17
熱
松本 涼
未詩・独白
4*
05/10/18 23:06
記憶
ゆり
自由詩
1
05/10/18 23:02
声
松本 涼
自由詩
0*
05/10/18 22:56
泥沼夜
眠離
自由詩
0
05/10/18 22:46
永久の医者
いとやん
自由詩
1*
05/10/18 22:43
キリンの浮き輪
砂木
自由詩
8*
05/10/18 22:43
くらべ(2)
よりこ
短歌
1
05/10/18 22:41
誰か剥いてくれ
蒼木りん
未詩・独白
4
05/10/18 22:24
欲望の赤い炎
炭本 樹宏
自由詩
0
05/10/18 22:23
10月の風は
ゆきお
自由詩
0
05/10/18 22:16
可視光の下僕(しもべ)
吉岡孝次
自由詩
0
05/10/18 22:02
片想い
落合朱美
自由詩
14*
05/10/18 21:51
七時五分前
ことは
自由詩
1*
05/10/18 20:34
格言6
汰介
未詩・独白
2
05/10/18 20:23
格言5
〃
未詩・独白
0
05/10/18 20:21
6547
6548
6549
6550
6551
6552
6553
6554
6555
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6572
6573
6574
6575
6576
6577
6578
6579
6580
6581
6582
6583
6584
6585
6586
6587
加筆訂正:
迷走スイッチバック
/
あめ
[05/10/18 23:43]
ルビの追加と改行調整・・・
いとしいひとよ
/
逢坂桜
[05/10/18 21:07]
最後、変えました。
7.79sec.