影の伸びる音がして私は 目を閉じた
びくりともしない
有り余る音と 何処にも無い音を探して

もう一度。そして何度も。

散り行く音 
蔦の這う音
するすると知らぬ間に伸びて侵食される ...
漆黒と名のつく夜に もうひとつ
名前をつけるとしたなら
僕なら 愛と名づけるかもしれない

寂しい顔も 苦しい顔も 泣き顔も
暗い この{ルビ時間=トキ}なら
自分だけのものに できるもの ...
あー眠い

どうして動物たちは冬眠してるのに

ぼくらは冬眠できずに

しかもこんな雪が降る中

勉強や部活や仕事をしないといけないんだ

とかいいながらぼくは

必死で睡魔と ...
見て!あの人
あんな胸元が開いたドレス
よく着られるわね
まあ、あっちの人はもっとひどいわ

たしかにあなたはいつも落ち着いた
控えめなドレス

見てよ!あの人達
あんなに人前でくっ ...
ちからはちからへ垂直に落ち
からだはからだへ傾いてゆく
気まぐれな風の格子
雪道に揺れる草の影
重なるようで
重ならぬもの
煌々と冷たく
空を持ち去る


何も書かれて ...
恋がしたいのに
傷つくのが恐くて
恋の第一歩が
踏み出せずにいる

一人で何も出来ないのに
強がって見せる
私のいけないところ

もう少し
自分を表に出さなきゃ
もう少し
自分 ...
空がまだ青かった頃
王国は細く
鉄塔がその役目を終えてなお
行くあてなく錆びていくように

東の空から鳥たちがやってきて
羽を休める場所を見つけられない
王国は
気づかれずに
そのよ ...
夕暮れ
曇っている
電車
走る
わいざつな銀河の中を
見えない草をかきわけて
走る
その中で
すれちがう
スレチガッテイク
わたし
わたしたち

生まれる手前から
死んだ後 ...
死するものの輝きがひとつの歪んだ戦慄のなかで遠景をひろげている、過去から届くさかだつ呼び声は次第に熱化して僕から幽石を焼き切ってしまう、僕は雨の中で生まれたのだろうかあるいは海の中であるいは問うことの ... 頬杖をついて
空ばかり見ていた 

流れながら
形を変えてゆく雲とか
鳥が黒い点になって
吸い込まれてゆく姿とか


指先でペンを回す仕草を
無意識になんどもしていて
と ...
逃げる途中で
転んで
汚れました
怪我もしました
大した怪我ではないので
舐めて
舐めて
治しました
時々夢を見ます
鬼さんこちら
鬼さんこちら
あなたに隠し事なんてできない
24時間私が何してるかなんて
あなたは全部お見通し

でも私にはあなたが見えない
あなたから毎晩届く手紙は
何十にも秘密の魔法がかけられていて

私はそれ ...
高台にある校舎の屋上に立って
乳色の朝靄に包まれた
狭い海峡を見下ろしている
島の影は霧の中に横たわる乳牛
潮の香り漂う牧場の朝のごとく
霧笛は牧童の口笛を思わせる
雲間からふいに
射抜 ...
夕焼けに染まる
うしろ姿が焦れて
奇妙な鳥の羽が
手紙を星へ届けた

万年筆の青いインクでつらつらと
書かれた迷いのない筆跡で
時は重なっていて遠く定着している

斜陽は
雲にすじ ...
 
 ごめんなさい
 あなたを傷つけてしまったのは
 僕のせいです

 ごめんなさい
 地震が起きて人が亡くなったのは
 僕のせいです

 ごめんなさい
 津波がおきて多くの人の命 ...
 
 
 君が死んだと聞かされた
 
 つい
 昨日の事だったと言う
 
 砲弾が君を襲ったんだ
 
 数千℃の灼熱の中
 君がゆっくり熔けて行ったと
 
 
 あの眩かった ...
 バラバラのパズルのように
 夢の世界では
 僕は迷い子

 起きてすぐ
 昨日と今日を繋げる

 毎日が新しく
 毎日、昨日があり
 毎日、明日がある

 苦痛 
 快楽 ...
声を聴かせて
おのずから妙なる旋律を宿すその声を

流れがうまれる
その声が意識に触れた場所から
涼やかにゆるやかに
深くたゆたう流れがうまれる
私はその流れに
身をゆだね
漂う
...
電話が鳴らない


すると毎日が
壊れてしまうような気がしてとてもとても不安になれる


明日
昨日
閉じ込められて
今日
檻を買った
なんとか閉じ込めてしまおうと ...
私はね、自分の話をするのが好き
それを誰かに黙って聞いてもらえるのは
もっと好き
わあ、君ってすごいねって言われるのは
もっともっと好き

だから私は嘘をつくの
正しい私、綺麗な私、清ら ...
キスの一秒前に揺らめく引力をみんな知ってる こいびと以外 体温を求めるようにハードカヴァーの君の名前の膨らみなぞる さわやかなせいねんのあせ

きれいなこどものあせ

とうといしごとのあせ

こをうむをんなのあせ



あせをかこう

あしたのために
こわいものだらけ

だから、なんにも必要ないようにした

強いあたしなんて、どこにもいなかった
「ミーミームウ」の歌を唄おうとしたら
いつもの自分の歌だった。

「ミーミームウ」の歌を唄うためには
もっとハイになる必要があるみたい。

そのためには椅子を蹴っ飛ばしたり
テレビをガタ ...
梯子が燃えるとき 時間は終わる

線を、引く
初めて泣いた日、
引き摺ったままの羊水で
始まる

一段 歩を進める度に
薄れていく
消しゴムで消せない、
それが条件
引き攣った跡 ...
 早朝、携帯電話のアラームがいつものように作動して「んんんんんん」と寝返り打ち「…ん」と起き上がってからやっともっともっと眠ってもいいのだといつまでもいつまでも眠ってもいいのだと気がついて「ア…幸せで ... 船をまたぐ
昨日より長くなった分だけ
自分の脚に目盛を入れる

円盤のような声で
おしゃべりをする少女たち
そのフードの中には
いくつもの星が散らばっていて
誰も知らない星 ...
こんこんこなす今日の課題
シュミレーションは甘く
出来の良し悪し
自分では判断しかねます
責任取れませんから
出過ぎたまねは
致しません

明日の宴は
寂しさのショールまとって
水 ...
雪が舞い降りる
砂塵の嵐のように
オアシスは蜃気楼に消えていた

視線の先に
流された涙
ささやかれた
些細な言葉

無表情に ただ歩き続けてきた旅人に
再び舞い降りる雪
虹色に ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
EclipseRee.自由詩105/12/29 20:11
ほたる仲本いすら未詩・独白2*05/12/29 19:56
睡魔こめ自由詩1*05/12/29 19:49
便乗鴎和泉 誠自由詩2*05/12/29 19:15
ちからのかけら木立 悟自由詩405/12/29 18:17
恐れずに夏川ゆう自由詩105/12/29 18:06
はじめての王国いとう未詩・独白905/12/29 17:50
生誕石川和広自由詩5*05/12/29 17:07
葉leaf自由詩905/12/29 17:02
窓辺で落合朱美自由詩15*05/12/29 16:10
手の鳴る方へチアーヌ自由詩205/12/29 16:04
首輪和泉 誠自由詩1*05/12/29 15:58
ミルク大覚アキラ自由詩205/12/29 15:15
恋文こしごえ自由詩12*05/12/29 15:01
加害妄想炭本 樹宏自由詩505/12/29 14:49
【 戦死 】豊嶋祐匠未詩・独白0*05/12/29 14:32
街の風景になった僕炭本 樹宏自由詩005/12/29 14:14
声を聴かせて塔野夏子自由詩9*05/12/29 14:03
返信求ム瑠音自由詩205/12/29 13:25
未完の歌和泉 誠未詩・独白1*05/12/29 13:17
キスはなびーる短歌3*05/12/29 12:12
体温短歌005/12/29 12:09
あせ未詩・独白2*05/12/29 11:42
あなたに見えなくても、たしかに存在してるもの−2逢坂桜自由詩3*05/12/29 11:09
「ミーミームウ」と私の歌。和泉 誠散文(批評...1*05/12/29 10:54
時間に線を引く士狼(銀)自由詩10*05/12/29 10:53
海を、見に行く予定です。(日々の垂れ流し処051228.)A道化散文(批評...705/12/29 10:52
冬の円盤たもつ自由詩1305/12/29 10:50
年末蒼木りん未詩・独白005/12/29 10:43
砂漠に降り積もる雪紫音自由詩2*05/12/29 10:38

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加筆訂正:
ほたる/仲本いすら[05/12/29 19:58]
ちょこっと修正
年末/蒼木りん[05/12/29 19:30]
修正
フリデリカ(「ミーミームウ」みたいな詩になる予定だった歌)/和泉 誠[05/12/29 11:09]
これはミーミームウとは正反対ですね
7.66sec.