話しつかれて
午前二時
もしこの電話をきれば
世界も
終わってしまう
そんな気がして
ふたりは
どこからか
ぶあつい
電話帳をもってきて
ただ電話番号を
読み合うんだ ...
万華鏡の街は
おとなのものだから、
子供はずうっと背中丸めテレビゲームして。
僕はそう思う
電脳スペースの揺り籠のなか見る夢はいつも
空腹の味が奥歯に染みて 眠れないなら、朱いめの ...
最初は
イヴに出会ったんだっけ
正確にはさ
はじめて二人きりで逢ったんだ
足長おじさんみたいなマスターのいる
ちっちゃなバーでさ
なぜか河島英五が流れていたっけ
あたしの手に重なった
...
朝。
寒さで心がささくれる。
あなたの温もりがあれば、
明日が訪れる。
空、
どんよりとした鉛色に染まる。
二十歳の別れは辛い。
あなたを過去へと葬る。
...
いじめてちゃんは黒い色が好きだ
いつも黒い服を着てる
いじめてちゃんはすごく無口だ
人に何か聞かれてやっとその口を開く
それもたった一言だけ
どっちでもいい
いじめてちゃんは一人が ...
てくび
また
やっちゃった って
短いメールが私に届く
病院は
静かだねって
別の友は
2週間で体重が
5キロも減った
休職願いを出すという
そうか
そうだね
もう
...
さらば
ぼくのこいびと、
ゆううつよ・・・
おまえのおかげで、
ぼくの{ルビよきひと=・・・・}は
いつもほしのように
かがやいていた・・・
けれど、
あたらしい太陽 ...
煙がひかりに
くゆくゆくゆらせられ
エアコンが巻き上げた
気にしないで、さあ
気にならないのなら、さ
僕がじゅうはちだったなら
も少し真面な恋も、
出来た筈だけど
蝶番がうるさいド ...
ぼくが小学生のときのことだ。たぶん3年生だったと思う。学校に、オペラ歌手の人が来た。児童全員が体育館に集められ、パイプ椅子に並んで座らされた。ステージの上には、タキシード姿の恰幅のいいおじさんと、派手 ...
生きているものは未来へ行ける
死んだものは過去へ行ける
生きているものは未来で死んだ自分に
忠告を絶えず聴かされるが
普通の伝達とは違っているためすぐ忘れる
忘れないものだけが自分の運命を変 ...
――切り立ってごらんなさい。つまさきで。手の先を。あなたの手のひらには死の網が浮き出ている、巻雲の申し子だ、耳の中で変色する早苗の葉音を頼りに、内園からつなぎとめておくのです。私はおさない被告人、砕け ...
終わりがくるよ と
毎日まいにち大騒ぎ
でも 終わったとたん
すぐに次がはじまるのでしょう
大騒ぎの後片付けを
どこから手をつけたものかと
ただ おろおろと
立ちすくんでいるうちに
...
緩やかな坂道を
転げ落ちる
心のどこかには
穴があって
そこから思い出が
さらさら静かに
抜けてゆく
どうしてだろう
なぜか体中の力が
抜けてゆく
視界が回って色が混在 ...
今年最後の海を見に行った
午後六時
駅から海までは住宅街の中をしばらく歩く
にぎやかな町ではないので夜は早い
ビルディングの間からは見えない星座がたくさん瞬いている
海岸沿いの国道に ...
地面は かわいそうの塊ですか
小学校で教わりました
動物の死骸は土に変わると
野菜の残骸は土に埋めると
お母さんに聞きました
おじいちゃんは
土に還って眠っていると
地面は ...
時計が頬を膨らませたら
もうすぐ出てくるよ
可愛い可愛い小鳥さん
残念 出てきたのは
不機嫌な様子のフーチンカだった
フーチンカはお土産に
温かい雪をたくさんプレゼントしてくれた
...
しゃべる
スピードで
動く
言葉の
周縁に
暗黙が鎮座しています。
挑発がひしめいています。
約束は擦り減って
未来は流れていきます。
速く、 ...
このチーズね 駅前のスーパーで買ってきたの
こないだあたしこれ食べたのよぉ
すごい美味しかったの 安いんだけどね
ホント すごい美味しかったのよ
ほら ひとつ食べてごらんなさいよ 美味しいから ...
将也
とりあえずラブとピースで繋いでた君のホントを触れないまま
必要なものはノリだと承知して君に合わせた笑顔があった
持ち札は3枚。君と観た映画、朝焼けの街、好物:すぶた
方向 ...
夜な夜なと悪夢を食べる獏達はもう食べきれないと嘆いてる
さわさわわ幸せな夢紡がれて天の河辺に織女は歌ふ
星達のケタケタケタと話す声月はお出かけ午前3時
こころの奥底の
いつかの花畑に
あの日の花が
咲いている
さして綺麗でもなかったのだけれど
さして鮮やかでもなかったのだけれど
さして時もまたがぬうちに
...
やった!
ようやく私は解放された!
罪悪感から、責任感から、喪失感から!
あの手紙から!あの時から!あの娘から!
もう誰も、私のせいで泣く事はないし、私の為に泣いてはくれな ...
軽く平らげたその優しさを
味わうわけでもなく
チューインガムに含ませたため息を
君は静かに割った
輝く空の下で
永遠を誓い合う
そっと口づけをして
朝がくるのを待ってる
...
昼休み 校庭の隅のひょうたん型の砂場で
下級生の少年たちが
そこらじゅうの砂を集め 水をかけ
両手で叩いて固め 砂を積み
また砂を集め 水をかける
そうして
背丈ほどの 山ができた
...
目の前に数時間前からころがっている
赤いヘッドフォンがある。ちいさなヘッドフォン。
僕は見るともなく、それを見ている。実は
見ていないふりをして、実は、そればっかり、気になってしょうがない。
...
誰かいま喧嘩売ってこないかなと思う
オンラインゲームのなかで
アバターとか
詩集とはエロ本のことだ
構えんで
難しい顔をする必要はなく
ただそこに写真よりも ...
たまむしは祟られている今までは罪をあがなうために「せっせ」と
ごろごろごろと
舞台の上を
ピアノが歩く
厳つい男が
鼻面掴んで
引き回し
奏者の前に
引き据えた
指揮者が
棒振り
奏者が叩く
叩いたピアノが
吠え立てた
怖い小父さん ...
『寝ながら学べる構造主義』というおもしろい本を書いた内田樹さんのサイトをのぞいたところ「内田樹の研究室: オリジナリティについての孔子の教え」(http://blog.tatsuru.com/arch ...
冷たい床にソーダ水をぶちまける衝動
ぺたりと膝をついて、宥めるような顔で覗き込む瞬間
たばこの煙をくゆらせて
つま先は見えないほどに冷えて
べたべたとする感覚だけが残った
削るようなキス ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
電話帳
ZUZU
自由詩
6
05/12/28 18:34
和泉 誠
便乗鴎
自由詩
6*
05/12/28 18:19
リアル
はなびーる
自由詩
0
05/12/28 17:59
子猫
手嶋純
自由詩
0
05/12/28 16:55
いじめてちゃん
和泉 誠
未詩・独白
4*
05/12/28 15:10
約束
uminek...
自由詩
2*
05/12/28 13:53
ゆううつとぼく
白雨
自由詩
2
05/12/28 13:22
ぱつぱらぷう
第二次テーブ...
自由詩
0
05/12/28 13:04
詩的インプラント 〜 馬野幹氏に捧げる鼻歌 あるいは馬野幹宇 ...
大覚アキラ
散文(批評...
10*
05/12/28 12:07
亜
Dann・v...
自由詩
0
05/12/28 11:42
生死
葉leaf
自由詩
8*
05/12/28 10:58
いちねんの終わりに
大覚アキラ
自由詩
1
05/12/28 10:36
終わりを見つけた
AKiHiC...
自由詩
1
05/12/28 10:20
今年最後の海
岡村明子
自由詩
4
05/12/28 9:42
〜地面〜
cyuma
自由詩
6*
05/12/28 9:15
フーチンカ(「ミーミームウ」みたいな詩を書きたい)
和泉 誠
自由詩
3*
05/12/28 8:27
浪漫などを
ブルース瀬戸...
自由詩
2
05/12/28 7:31
チーズ
馬場 こうい...
自由詩
1
05/12/28 7:12
将也、和真、洋平
一代 歩
短歌
3*
05/12/28 3:23
水曜の朝午前3時
花水木
短歌
0
05/12/28 3:00
フラワーガーデン
明日殻笑子
自由詩
3*
05/12/28 2:57
あの日あの時あの娘
Cl
自由詩
3*
05/12/28 2:45
スラム街のアリア
なるせ
自由詩
2
05/12/28 2:34
ひょうたんのゆめ
馬場 こうい...
自由詩
3
05/12/28 1:57
赤いヘッドフォン
大小島
自由詩
2*
05/12/28 1:53
NOTE BOOK
馬野ミキ
自由詩
16*
05/12/28 1:24
贖罪行為
たまむし
短歌
0
05/12/28 1:16
演奏会
あおば
未詩・独白
0*
05/12/28 1:12
オリジナリティの範囲---片岡直子さんをダシにして
藤原 実
散文(批評...
13
05/12/28 0:14
sweet soda dream
無知アコ
自由詩
0*
05/12/27 23:34
6447
6448
6449
6450
6451
6452
6453
6454
6455
6456
6457
6458
6459
6460
6461
6462
6463
6464
6465
6466
6467
6468
6469
6470
6471
6472
6473
6474
6475
6476
6477
6478
6479
6480
6481
6482
6483
6484
6485
6486
6487
6.94sec.