その舌の根の
乾かぬうちに
あやしく
くるしく
はじまる わたし
ふわり
ふわり
そして君は見えなくなった
甘い香りを残して
苦い思い出を残して
切ないこの僕を残して・・・
ぽろり
ぽろり
僕は涙をながす
君の後姿
青い海と空
ひとつずつ思 ...
街は静か
車の中には甘酸っぱい芳香剤の香り
夏を告げる音楽
じりじりと焼け焦げていく人を知らない人
海が未だにきれいだと信じている人
愛してるが口癖な人
体はきたないものなの
それでも抱 ...
小さな子どものように
我が儘を言って
あなたの手を握った
ただ触れていたくて
温かさを欲して
単純に
望んだ
つまらない
言い訳に隠して
ずっと繋がっていられるように
恋というものにすがる
わたしたちは最大のかなしみだと思い込む
あなたが私を救ってくれるとおもっている
さようならをしよう
すきということばをのみこんで
むねのいちばんおくにたくさんつきさ ...
もう二週間も風邪を飼っています
金柑の蜂蜜漬けをなめながら
喉を宥めたい希望も
親もなければ
金もないので 叶わず
神様に祈るのは
私の所為で
駄目になりませぬよう に
月は
減 ...
簡単に
消せるだけの記憶なら
この手から
こぼれ落ちて
さっさと消えてしまえばいい
だから
大切な記憶だけは
あなたの笑顔だけは
何処へも行かないで
私はまだ
この場所から動けない
日が沈み
また日が昇り
そうしてつちかった
歴史のひずみに
取り残されたまま
私はまだ
この場所から離れられない
君との約束を果たすために
あの ...
あぁ、こんなにも愛していたのだ
零れ落ちてしまった言葉
繋いで離れた手の隙間
水面にたゆたう魚の骸
初めて逢ったのに君はもう骸だった
ぷかぷか浮かんで
ぷかぷか沈む ...
あなたがあまりにも大きく樹をゆらしたので
花びらが落ちているのだった
色とりどりのかみふぶきに混じって
潔白な白がくるりまっているのだ
地上ではパレード
美しくなった出会いと別れへの ...
ぼくは詩人
何かのために走ることも
走って何かを求めることも
人としての営み
今日もまた
朝の散歩をしていると
疾風に出会いました
勢いよく真正面から
ぼくを飲み込む
...
月の夜道を行ったって
どこに辿りつく訳でもない
ただ
視線を先へと伸ばしても
あの光は遠すぎて、見えない
月の夜道を歩いたら
立ちすくむ銀うさぎ
あそこから来た訳ではない、と言う
...
嗚呼もう
栗の花が咲く時期なんだろうか さくらは
もう終わったんだっけ
そう 5月だ
鯉のぼりも しまう日
四十を前にして
耄碌したものだ
お弁当を忘れたのも
あさってに気づく
たと ...
あなたは私のことを迷惑だという。
私の頭がおかしいという。
だから私は笑う。
おかしいからじゃない。
悲しくて悲しくて、笑える。
最愛のあなたを
困らせるつもりなんかない。
そんなわ ...
香りのいいお茶を差し出されて 意識朦朧
何度も頭を打つのはわたしの不注意
胸の奥の水たまり
激しくかき混ぜて
そっと空に流して
あなたの歯がつきささって
粉々にくだけるわたしの ...
つめたいひかりでさえ
あたたかい
小鳥ちゃん 謎の民族の踊りする
小鳥ちゃん おしりに黄色の ひらひらフリル
小鳥ちゃん ささみの足を蹴り上げ 風と
小鳥ちゃん ひとりで勝手に驚いた
小鳥ちゃん 呼んでも聴こえ ...
どうしてガラス張りなんだろう
とその向こうを眺めながら
そうつぶやいてしまうと
なにもかもがゆっくりと停まりはじめ
もうこんなことは辞めてしまおう
と何も言わずに部屋を出た
...
寂しさに身を任せて
誰かの肩にもたれるのはもうやめよう
頬に触れた肩のぬくもりは
いつかは褪めてしまうし
褪めてしまえば
残るのは寂しさだけだし
アルコールと煙草のけむりが
体内 ...
ネオンが瞬き始める夕暮れに
あの娘は小さな部屋でもがいてる
すぐ行かなきゃ
隣り街まで各駅で行く
群集に混じっても
僕は詩人
皆が見落とす雫を拾い集め
...
深き森に眠る姫は
子どもの頃の夢を見る
夢に堕ちたアリスは
眠る姫にほんのりと頬を寄せ
狼を犯した赤ずきんが
ゆっくり、ゆっくりと
月を仰ぐ
満月が見た夢 ...
いい友達関係にはそろそろうんざりしてきた。僕は彼女が好きだ。自分から告白するのが恥かしくて、僕が何気なく口にした言葉が、彼女の長い告白を引き出した。長い長い、哀しい告白。僕にはどうすることもできなかっ ...
祝日 新宿の午後は人波に{ルビ溢=あふ}れて
逃れるように僕は古びた細い路地に入る
道の両脇に{ルビ聳=そび}え立つ高層ビルの壁に挟まれた
細い空を見上げると吹いて来る向かい風
ア ...
母は優しい
兄貴より遥かに出来が悪い俺は、
絵が好きで詩が好きで、なんだかいろいろ中途半端で、
でも、
生まれてきてくれて本当に嬉しいのだと
臆面もなく言うから
俺はいつもあなたの目を真っ ...
かよわい乙女
一:「か」なり「よ」しざ「わい」い「乙女」
↓
かなり吉澤いい乙女。
ニ:「か」れた「よ」かんがするわざ「わい」の「乙女」
↓
枯れた ...
雨雨雨
春の別れだ
図々しい夏がやってきた
今年の夏も赤ん坊が殺される
炎天下
パチンコ屋に停められた車の中で赤ん坊が蒸し殺される
もう疲れた
毎年毎年
も ...
空も水も花も
君が話す途端に
死んでいる
空は空でなく水もなく
花はもう花ではない
君さえ影すらなし
死に跡なく、
電脳宇宙の暗闇に
誰も重力の実際を
計 ...
目を瞑りましょう。
先に何が見えるの?
暗い
暗い
廊下を辿って
夢の中の貴方に会いに行くワ。
其が例え只の夢だったとしても
私は其を後悔はしない。
貴方が好き ...
人魚姫が溶け出した泡は
深く深く沈み宝石となって
燕が哀れな王子に
運んで行く…
美しく華やかなシンデレラも
硝子の靴の存在を忘れ
林檎を食べ損ねた白雪姫が
...
届かない言葉は要らない
吐き落とした粒がふきだまって…
苦した痛みの愛しささえも
どうして耳の奥へは響かないの?
マネキンじゃないよね?
貴方は人なんだから
触れて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そろもん(カルマの話)
みつべえ
自由詩
2
06/5/6 23:18
そして君は見えなくなった
命鈴
自由詩
1
06/5/6 23:17
なつ
ki
自由詩
3
06/5/6 23:11
手をつなぐ
蓮見
自由詩
0
06/5/6 23:11
シロップ
ki
自由詩
4*
06/5/6 23:10
口にしない言葉
蒼木りん
未詩・独白
3
06/5/6 23:09
記憶
蓮見
自由詩
1
06/5/6 23:09
呼吸
〃
自由詩
2
06/5/6 23:08
緩やかに紐解かれる休日の午後
朽木 裕
自由詩
5*
06/5/6 23:00
パレード
フユナ
自由詩
22*
06/5/6 22:59
ぽえむ君−疾風−
ぽえむ君
自由詩
5*
06/5/6 22:54
月の夜道をひとりで行けば(うさぎに出会う)、
夕凪ここあ
自由詩
10*
06/5/6 22:42
こよみ 皐月
蒼木りん
未詩・独白
1
06/5/6 22:29
普通のこころ
美味
自由詩
1*
06/5/6 22:16
ティーパーティー
アサリナ
自由詩
2*
06/5/6 22:03
蛍光灯の
fuchsi...
携帯写真+...
4
06/5/6 21:54
小鳥ちゃん
アサリナ
自由詩
4*
06/5/6 21:38
浴室密閉ブルーチーズタイム
AB(なかほ...
自由詩
4
06/5/6 20:44
耳をすませば
砦希(ユキ)
自由詩
0
06/5/6 20:38
行かなきゃならぬ
山崎 風雅
自由詩
1*
06/5/6 20:35
童話Ⅰ
胡蝶
自由詩
2
06/5/6 20:15
長い告白
Rin K
散文(批評...
13*
06/5/6 20:08
「夢」 〜 新宿にて 〜
服部 剛
自由詩
14*
06/5/6 19:29
no-title
士狼(銀)
自由詩
20*
06/5/6 19:04
あの日、かよわさを脱ぎすてた乙女。
加藤泰清
未詩・独白
1
06/5/6 18:11
立夏
三州生桑
自由詩
1
06/5/6 18:10
星空時代
ヨルノテガム
自由詩
4*
06/5/6 17:27
ほほえみのあくま
胡蝶
自由詩
2
06/5/6 17:01
童話Ⅱ
〃
短歌
0
06/5/6 16:48
〜きみどり〜
〃
自由詩
0
06/5/6 16:40
6231
6232
6233
6234
6235
6236
6237
6238
6239
6240
6241
6242
6243
6244
6245
6246
6247
6248
6249
6250
6251
6252
6253
6254
6255
6256
6257
6258
6259
6260
6261
6262
6263
6264
6265
6266
6267
6268
6269
6270
6271
加筆訂正:
「夢」 〜 新宿にて 〜
/
服部 剛
[06/5/6 21:56]
最後の2連も書き直しました。
「夢」 〜 新宿にて 〜
/
服部 剛
[06/5/6 21:40]
8連目を直しました。
6.01sec.