部屋の入り口に傘がかけてある
黒いのと水玉模様の傘
「晴れたから・・・・」
帰って行く君の頬に
朝の光が白かった
今はもう雨の日どころか
台風の季節も過ぎて
...
君は双眼鏡で見えるものだけに手を伸ばした
頭の芯が縺れ本のない図書館のように
視線と物体は空っぽの焦点を結んだ
揺れる木々もなく、鳴く鳥もいなかった
そんな風にしながら沢山の時間を掛けて
僕 ...
*
音楽のような
音楽のために
虹のようにきえてゆく
せつないためいきである音楽は
わたしのおとぎ話のなかで
月の光となって
踊っています
いつまでも
いつまでも
子供のこ ...
雨ばかり
雨計り
雨 ばか り
雨にぬれた自転車はかわいそう
首をまげて耐えている
でも
道のわきに捨てられた自転車は
ずっと
横倒しのままで
...
羽を捥がれた蝶は
飛べなくなって
身体を花の上に横たえ
蒼い空を眺めている
手を伸ばしても
もうあそこへは戻れない
さっきまで自慢の大きく美しい羽で
蒼に溶け込むように ...
想像していたより
ずっと簡単だった
左手を少し動かして
アドレス帳から
君の名を削除して
メールボックスを開き
暗証番号を入れて
フォルダごと消去して
目頭が少し熱い
涙 ...
あの暗さは
助手席の母さんとハンドルまわす父さんの背中
トンネルは楽しむためにあるのだと思っていた
トイレットペーパーの芯をのぞいて見える景色
オレンジのライトとゴーという音が見えてく ...
太陽はもっぱら「脈診」してくれるだけなのに
月はどうして「舌診」に そして
星たちはなぜ「腹診」にこだわるのだろうか
セピアいろに涸 ...
器の水と空気を揺らし
敗れたものの記を奏でる
青い氷の空と雲
青い氷の土地をゆく影
途切れたものをつなぐことなく
そのままのかたちで送りだす
自身で自身を選べるように
...
部屋の隅から流れ出した水が
青く揺らめいて
わたしを覆ってゆく
もうなにも聴こえないように
もう何も感じないよ、とつぶやいてみると
すこし笑えた
口元からポコポコと
泡が出て行っ ...
ぼくはイヌムギ
麦に似ているけど
人間にとっては有用ではない
でもそれは人間が勝手に決めたこと
今日もまた
朝の背伸びをしていると
子供に出会いました
どうやらぼくが邪魔 ...
窓辺に頬杖し
少年は大きな音を立てて通過する列車を眺めていた
用事があればそれに乗ることもあった
ボックス席の窓側に好んで座り、近くにくれば
自分がいつも列車を眺めている窓を目で追った
当た ...
おもいでを
また
だれかに
かしてしまって
このごろ
ねむれないから
このまえの
はなしの
つづきをしようと
おもうんだけど
つづきになるのか
どうだろう
じしんない
...
辛い辛いってどんなに嘆いてみても
周りにとっては所詮他人事
最後に打って出た策は バントにも擦れず
自分に嘘をついてでも何とか君を救いたかったよ
どうして人って変わるんだろう
時間が ...
俺は、その昔、ハルシオンの精だった。多くの銀春が、飛んでは消え、俺に男根が腐る事を教えてくれたものさ。
使い古された語句には飽きた感があるな。ただ、都内、田舎、これは新鮮だった。
良い刺激を与えて ...
君はまるでアン・シャーリー
夢見がちなアン・シャーリー
小さな部屋の大きな窓から
初夏を彩る青 黄 緑
小鳥のさえずり
お日様に お月様
つぶらな瞳に映して
今日 ...
私はスワロフスキー製のガラス物の輝きが好きです。
ゆがみがほとんどない透明さとか、
角の先から放たれる氷のような冷たさとか。
宝石みたいだヶど、私は宝石以上に好きです。
スワロフスキー以外にも ...
どんどん沈んでいく太陽が
真っ赤に燃えていた
見とれていて僕は今日がもうすぐ終わると感じた
今日が終わり明日が来る
今日も何もしなかった僕にも明日が待っている
ほとんど空 ...
真夜中の虹を、見たことがあるかい?
極彩の光に照らされた暗闇を、見たことがあるかい?
こんなトコでつんのめってないで、
こんなトコでうずくまってないで、
ひとりぼっちで寂しいよ。って、
悲し ...
紅茶を飲んで
ハチミツ入れて
サンドイッチを
ゆっくり食べる
おしゃべりして
すっきりする
リンゴ畑で
大きなリンゴ
ござを仕舞い
頭がくらくらする
時間だけが経つ
ハレ ...
ハロー・スワロー・ウィカ・ウィカ!
赤目ノ兎のテンタクル、尖天手繰ル.√の
聖女の水浴みノ燦然ナ音℃と
1,000刻の恋文のパ炉―ルな熱量―シカ人形の
胎教ノ中ノ-残雷ト.リアス式銃弾
鈴蘭 ...
白山名代
コトバコ
2004年(一年間)
文京区白山JAZZ喫茶映画館
隔月(偶数月)
主催総責任者:安田さん
実行委員:サダアイカ/キキ/小夜/ユーリ/カメ/モリマサ公 計6人
許 ...
ゴムまりで遊んだこと
ある?
今のゴムまりって
透明できれい
ハリがあって
つかむと気持ちいいね
こんなおっぱいだったらいいなぁ
遊びすぎたのかな
元気がない
わたし ...
あら。
また泣いてるの?
何かあったのね。
辛かったんだね。
いつも
綺麗に着飾って
その大きい瞳で
世界を敵視して
頑張り屋のあな ...
ジクジクする
ペットボトルの蓋を噛んで
気を紛らす
パキッという音で
蓋と月が真っ二つに割れた
不吉だわ
それは黒猫が横切るのを嫌がるほどに
月は二つあっても困らないとて
満月が見 ...
たとえば
雨の音で目が覚めて
カーテン越しのグレーの光に
唾を飲んで
身体をこわばらせる
それが世界だ
背中に貼り付いた憂鬱を
引き剥がすように
歯を食いし ...
雨を受けとめるとき
光から醒めるとき
去る行為が消えるとき
ひとつの芽を知る
野をすぎ
雪を呼び
歩み 飛び 巡る影の
咲きひらく四肢を見る
温い朝の
羽のあ ...
答えが必要なの
いつでも他人をかわすことのできる
だれにも必要とされない
単純な持論なんていらない
かかわりを最小限に抑えられる
そんな真実ではない答えが必要なの
それは嘘でもいいの
自 ...
ぼくは詩人
自然がすべての自然と
つながっているように
人の心もすべての人と
つながっている
今日もまた
朝の散歩をしていると
藤の花に出会いました
野生に生えたその花 ...
遠
い
遠
い
昔
の
話
海
の
水
が
空
へ
と
引
か
れ
地
球
が
も
一
度
そ
れ
を
引
く
空
に
は
雲
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
梅雨
良
自由詩
2
06/5/10 0:16
2月
シャーロット
自由詩
1
06/5/10 0:09
音楽のような
青色銀河団
未詩・独白
2
06/5/10 0:07
雨ばかり
蒼木りん
未詩・独白
2*
06/5/10 0:05
蝶
AKiHiC...
自由詩
1
06/5/9 23:56
Clear
松本 卓也
自由詩
2*
06/5/9 23:49
穴
長谷伸太
自由詩
3*
06/5/9 23:38
ターミナルケァー
信天翁
自由詩
2
06/5/9 23:05
三華遠季節 Ⅱ
木立 悟
自由詩
2
06/5/9 23:05
鎖
まれ
自由詩
1*
06/5/9 22:56
ぽえむ君−草魂−
ぽえむ君
自由詩
7*
06/5/9 22:23
焼き魚
たもつ
自由詩
7*
06/5/9 22:13
無題
よーかん
未詩・独白
0*
06/5/9 22:13
今この瞬間を
daught...
自由詩
2
06/5/9 21:56
書きかけ
奥津 強
散文(批評...
0
06/5/9 21:43
アン・シャーリー
山崎 風雅
自由詩
4*
06/5/9 21:28
ガラスについて
瀬冬翼流
散文(批評...
2
06/5/9 20:46
風船はどこまでとんでいくのかな?
こめ
自由詩
10
06/5/9 20:32
虹の先まで
e R i
自由詩
0
06/5/9 20:22
紅茶
ペポパンプ
未詩・独白
6*
06/5/9 20:00
L.LSD
六崎杏介
自由詩
3
06/5/9 19:02
コトバコについて
モリマサ公
散文(批評...
9*
06/5/9 18:33
わたしのまりちゃん
蒼木りん
未詩・独白
2
06/5/9 17:32
花と空と
さー行きまし...
自由詩
3*
06/5/9 17:18
我がモンスター
美味
自由詩
2*
06/5/9 16:08
世界
大覚アキラ
自由詩
5
06/5/9 16:07
三華遠季節 Ⅵ
木立 悟
自由詩
2
06/5/9 14:05
答えはない
蟻
自由詩
1
06/5/9 13:46
ぽえむ君−藤波−
ぽえむ君
自由詩
8*
06/5/9 13:26
ひいて ひかれて
ふるる
自由詩
10*
06/5/9 13:24
6226
6227
6228
6229
6230
6231
6232
6233
6234
6235
6236
6237
6238
6239
6240
6241
6242
6243
6244
6245
6246
6247
6248
6249
6250
6251
6252
6253
6254
6255
6256
6257
6258
6259
6260
6261
6262
6263
6264
6265
6266
6.41sec.