メガネを買った


透明なレンズを通したその世界は


薄紅色に染まる世界を


そっと


柔らかく包み込んで


心に宿る不安を


そっと


取り除い ...
少し痛いめにあわないとわからない

どうやってまちがえたのか思い出せない
どうやってここまで来たのか思い出せない

見えるのは ただ透き通った骨の足
見たいのは わたしとあなたの小さな隙間 ...
幼き頃に思っていた。
雲は何処から流れてくる?
貴方を手放した今、
そんな事は如何でも良い

時々寂しくなる。
昔見ていた大きな夢が
叶うはずの夢が
覚めて 今を見渡した時

屁理 ...
この叫びは

誰のためでもなく

私のエゴだけで

綴られている
じっとしていても
じりじり
お金は差引かれていくのです

今夜は
月明かりがないから
パソコンの画面がいちだんと
眼に刺さります

こんなに
慎ましく暮らすわたしのことを
少しで ...
ぼくは詩人

夢は自分で見るもの
そして自分でつかむもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

道ばたに
持っていた枯れた草花を
やさしく蒔いていました
...
傷つけて

傷つけて


アタシを切り刻んで


立ち直れないほど


起き上がれないほど


ズタズタににして


貴方になぁんでもシテアゲル

アタシの体を傷 ...
君が欲しくて

君を望んで

縛り付けて

押さえつけて

誰にも触れさせない所へ

誰にも知られない所で


僕だけを見て


僕だけを求めて?
序列と権威から遠く
(そうであることが必要だった)
ぼくは夢の ドミノたおしの黒幕を
暗殺するため たったひとつの武器である
ことばを 自分自身へ向けたのであった 
少女は長い間 
窓の外に広がる海を見ていた 
{ルビ籠=かご}の中の鳥のように 

時折 
人知れぬ{ルビ囀=さえず}りを唄っても 
聞こえるのは 
静かに響く潮騒ばかり 

( 浜 ...

村って
手伝うの

っこの僕
を渡り
きって
切りすぎると
手が痛くて
って
今朝は
ネクタイが
うまく
結べない

人がいて
人のように
背格好
があっ
...
わざわざ心に波を立てて詩を書くのはどうか
どうか

波は不思議な力で打ち寄せるもので
波がない時は、ない
海を見るものはもっとよく知っているだろう
ぼくの目の前には、海は現にない
ぼくの ...
抱きしめると
あなたが
ガラス玉の寄せ細工に
思え
はじけ飛ぶ
その寸前を確かめたくて
そっとぎゅっと
力を入れる

と、
あなたは
小さな咳をするので

腕をゆるめて
顔 ...
青く伸びる水平線

ぽつり

セミルの港

蒸気船は煙を絞り

汽笛を鳴らす

ピーーー

セミルの港を後にして

蒸気船は次の港に向かう
 そろそろ外も暗くなり始めていた。
 仕事が終わり、ぼくが近所の公園でベンチに座ってたばこをふかしていると彼女が来た。
 彼女とはもう半年ほど続いていて、結婚の話も出ている仲だ。今日は僕がケータイ ...
春、という5月の
光って市ヶ谷の駅の光って階段の小さな窓の
(その駅は、黄色い線の入った電車が水のほとりを走るところの)
ちいさい音楽を
グレーをつつみ隠す太陽色の平行四辺形が4つに
手のひ ...
お金がなくても生きていける
そんな事は決してない

人より優れてなくても出世する
そんな事もあまりない

ぶさいくだって女にもてる
それもめったにない事だ

だけどこんな事はある
...
 振り落とされた
 行き場のない気持ち
 
 助けを求めて午後の公園まで泳ぐ
 目に映るのはツツジの赤だけ
 燻った気持ちに火をつけ
 情熱の色にすがりつく

 上空からひばりが襲撃
...
平等な庭
劣等を溶かす小さな天
伸ばした腕
これが夢ならしあわせだろうか





愛は、怖いですね
優しすぎて





花畑
菜の花が少女の膝下でわらう
その手 ...
聞こえない
聞いてなんてやらない

知っているから
アナタが何を言おうとしてるか

だからまだ
耳を塞がせて

悪いのはアナタなの

なのに傷つくのはワタシなの

気づいてい ...
終電逃して深夜のファミレス
ドリンクバー
コーヒーは苦手だから
メロンソーダを飲みながら本を読む

お店の中がなんだか騒がしい
ふと目をそらすと小学生くらいの子どもたちがいる
泣いている ...
 ここに居てもいいですかと訊いてしまうのはとてもこわくて
 悲しいこたえを知っているような気がして
 言い訳ばかり思い浮かべては
 泣いてしまいそうで

 きっと許されてはいけない、
 何 ...
黒焦げた棒を振ってバランスをとる
病弱そうな警察官が交差点のド真ん中で
交通整理をしている

「ちむちむにーちむちむにーちむちむちぇりー」
と歌いながらサクランボを食べる女性が
漕ぐブラン ...
 あの空の下にきっとあの娘がいる

 透き通った空気の中で

 花と蝶と戯れながら

 黄色い笑い声で

 初夏の調べにあわせて

 舞っているんだろう

 昨日にさよなら ...
名前はやはり記号なのでしょう
存在を証明する 一番純粋な記号

大人に近づくにつれて
何となく 自分の名前さえ空ろになって
記号なのだと 証明なのだと、
眠る前に言い聞かすのです
そうし ...
ぼくは詩人

多くの生まれてきた言葉を選ぶとき
それは選ぶのであって
捨てるのではない

今日もまた

朝の散歩をしていると
ツツジに出会いました

黄緑の葉の上を赤や赤紫に染め ...
透明なビー玉はころがっていって
冷蔵庫の下からほこりまみれで帰ってきた
それを見ていたから
僕は大会で優勝できたのだ

ずっといい子にしていて
サンタさんが大きなお人形を贈ってくれた
そ ...
窓から窓へ
動くものを追いかけている室内猫
視ることだけが 世界で
ごめんね猫

室内から室内へ
動くことだけが世界の私も同じだから
触れずに着けてきた匂いだけ持って
ただいま猫

...
宇宙語には道という単語がたくさんあります。

カンペキ主義なんてよろしくない。
まずは口に出してみましょう。

紫の教科書を買いましょう。

今から始めるあなたはまだ間に合う。

あ ...
いま大音響でロックを聴いている
のめりこんでいい気持ちだ

向こうの部屋では
気持ちよさげに
彼女が寝ている

真空パックや魔法瓶で
この白い時間を閉じ込めたい

部屋に白いちょう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
透明のその先に見えるモノ大城 小町自由詩006/5/3 23:35
苦いだけの薬アサリナ自由詩3*06/5/3 22:46
今思うこと命鈴自由詩206/5/3 22:35
とき の こえ玉兎自由詩406/5/3 22:32
じりじり蒼木りん未詩・独白106/5/3 21:15
ぽえむ君−夢枕−ぽえむ君自由詩5*06/5/3 21:12
胡蝶未詩・独白106/5/3 21:05
王子短歌006/5/3 21:04
そろもん(懺悔の話)みつべえ自由詩406/5/3 19:52
海を翔ぶ翼 〜 少女と羊 〜服部 剛自由詩8*06/5/3 19:19
はしっこの村たもつ自由詩506/5/3 18:54
潮目石川和広自由詩7*06/5/3 18:42
臨界点たりぽん(大...自由詩14*06/5/3 18:29
セミル海月自由詩1*06/5/3 18:09
ぼくの彼女がやったこと日雇いくん◆...散文(批評...1*06/5/3 17:42
迎春nm6自由詩906/5/3 17:09
小さな野望ふくちゃん自由詩106/5/3 16:56
バカにするカエル山崎 風雅自由詩3*06/5/3 15:52
エデンなるせ自由詩006/5/3 15:41
強がりdew未詩・独白006/5/3 15:06
深夜のファミレス壺内モモ子自由詩4*06/5/3 14:59
生まれて初めて、言葉に向き合ってはゆおりいと自由詩206/5/3 14:58
マリオットの盲点人間自由詩006/5/3 13:53
真実を見据えて山崎 風雅自由詩2+*06/5/3 13:49
名前のない肖像士狼(銀)自由詩8*06/5/3 13:36
ぽえむ君−精選−ぽえむ君自由詩6+*06/5/3 12:29
追憶Tommy自由詩506/5/3 12:08
つかさ自由詩206/5/3 11:16
宇宙語レッスンアサリナ自由詩1*06/5/3 11:14
■白き休日よ永遠なれ■よだかいちぞ...自由詩6*06/5/3 10:00

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加筆訂正:
潮目/石川和広[06/5/3 18:45]
改稿の上、再投稿
眠ってしまえばいい ( 2006 )/たりぽん(大理 奔)[06/5/3 11:08]
さらに若干の推敲
9.22sec.