自ら右の頬を撲(ブ)って
自ら左の頬を抓る(ツネル)
これまでだってずっとそうして来たし これからだってきっとずっとそうさ

目には目を 歯には歯を って
肩をいからして歩いた白い廊下
痛 ...
 ひとつの物語りが終って
 ひとつの物語りが 
 はじまった。
 すこし残念だけど 
 すこし 楽しみ。

 物語りの終りにあなたにウィンク。

 ね。トッテモ 愉しかったね。

...
 湯田は温泉街なので、道を歩いていると数人で腰を降ろし足浴で
きる場所が何ヶ所もあった。記念館に近付くにつれて、「中也ビー
ル」という暖簾の文字が風に揺られている店をいくつか見かけた。 
 中原 ...
いたずらに手をこまねいていた
(金網のむこう
少女が白い腕を差し上げる)
日暮れて
梢はゆらぎ
また
憩うように止める思い
(明るく
ふるまおうか)
きまって人が見ていた
それで
...
気分がいい豚は 皆にのせられて 歌を歌いました。
皆があまりにも楽しそうだから もっと気分をよくして 踊り始めました。

皆 大きな笑い声を上げて 豚を煽てました。
「いいぞ。いいぞ。」
「 ...
流れ星が流れました。

欲しいと願ったものは何ですか?
地位ですか?
名誉ですか?
お金ですか?

私は 愛して欲しいと願いました。

貴方が言いました。
「愛して欲しいのなら、貴 ...
たまに会えばおまえはいつも「飲もうよ」と言う
酒じゃなくて「コーヒーを飲もうよ」と言う
俺に思わず「いいねえ」と唸らせる、おまえのそのセンスが好きだ
実際に飲むのはアイスティーだったりミルクティ ...
窓際で外を眺める四角い風景
透明な硝子が心を縛り付ける
ここにはいたくない
そう思うのだけど
どうして僕はここにいるのだろう

寡黙に歩く黒衣の参列
白い花に飾られた柩は中心に
誰ひと ...

目がさめると
ここはどこ?
と少しだけ考える時間が
幸せ
夢のつづき
のように


蛙がなくと
ついつい
僕のおうちは
すぐそこなんじゃないかと思う
朝の夢のつづき
...
ぼくのもっとも尊敬する詩人は
F君である。
F君は現在ガソリンスタンドで働いている。
そこがどこであろうと
まるでそこがカリフォルニアであるかのように
真っ黒に日焼けして。

F君の詩を ...
ここは絶望の国

らちかんきん
ごうとう
ごうかん
じさつ
ほうか
せっとう
ぎょうむじょうおうりょう
ほごせきにんいき
じどうぎゃくたい
さつじん

そういう
耳ざわりの ...
けして明日へつながるとはいえない
痛点の少ない あなたの指を
かたちも色も知っているのに
ふたたび降りはじめるそのときまで
ふたたび忘れているのでした
忘れることなく ...
怒りを失い
怒りをさまよう
朽ちた腕 朽ちた拳
いのりのように
ねむりのように
土へ向かう



目覚めゆく音
水紋の音
高く堅く過ぎゆく音
聞こえない風の戯れに
...
凍てる指よ
  松井の骨折のように外野は
  草が深い
  ぼくの夕陽から伸びる野の球。
  眼球のようにやわらかいものが骨折している
  ぼくのさみしい眼球譚が
  そうして麦笛に ...
ぼくの家はアンソニーの家の
となりのとなりにある
掘っ建て小屋にしか見えない
ソレだけれど、
アンソニーは気に入ったようで
よく遊びにくる

アンソニーは旅行が好きで
宮城県仙台市*に ...
わたち世界にたったひとちのこころなの

包んでもいいよ
包んでよ
包みなよ
包めよ


とげに触れたら今でも
つぼみは柔らかく紅い目のひよこ

息をしているってわかるのに
強気 ...
たにんはほっとけばいい
たにんなんてどうでもいい
ほっとけ

きみがナニかしたいならすればいいし
きみがナニもしたくないなら
しなきゃいい

そんなにむりしてえらばなくても
なんでも ...
 「しっかりするのは、むずかしい。」

と、シェリル・クロウの
「Hard to make a stand.」という曲中で
連呼されていた。数年前に聴いてから、
久しく忘れていた言葉だ。
...
春の円ひ月は

静まり返った夜の帳の中

人差し指で僕の胸をなぞる君の頬に

うっすらと水色の雫を映してくれる

{ルビ永久=とわ}を願う君の

純粋でやさしい水の雫。。。

...
王子様
選ぶ権利は
お姫様

いい加減
はやく来い来い
王子様

王子様
カボチャパンツは
やめてくれ

王子様
狩りにいきましょ
来ないなら

狩ったあと
飼いなら ...
十二月二十三日、太郎君はノベンバーに会いに行きました。クマみたいに大きくなって、幸せそうに座っていました。ノベンバーの体の表面にヒビがはいっているのが見えました。太郎君が近付くと、ゆっくりそっちを向い ... 小雪舞い散る一月の寒い朝
肩震わせながら佇む校庭の片隅に
あなたの名前を書いてみたなら
きっとあなたに会える日が来る

白い吐息を吐きかけながら歩く
あなたと通った一本の通学路で
あなた ...
ぼくは詩人

希望があるから
疲れても大丈夫

今日もまた

朝の散歩をしていると
芸術家たちに出会いました

写真家は
重いカメラを両手で抱きかかえながら
気力で風景を撮りつ ...
疑惑が影のように付き纏い
例え太陽が不実の濡れ衣を押しつけようとも
もはや私は何も云うまい

風のように草原を渡り
波のように寄せて行く
無口な一つの現象のように
ただ行動のみで
わた ...
そんなわけにゃー
あたりまえにゃー
にくー
にくー
たんすいかぶつー
おくれっをくれっ
むにゅむにゅ
(肉喰らう音)
ベジタリニャンは草食動物?
ミーはミックス(雑種)の、ミ。
ミ ...
自動車学校に通っている。
そこで誘発事故という単語を耳にした。

例えば、自分は曲がらないのにウインカーを点灯して相手の車に追突された。
これはもちろん相手にも責任はあるが、相手が突っ込んでく ...
幸せの定義は人それぞれだから、すべての人に該当するとは思わない。
けれどすべての生物は不快を避け快の状態に身を置こうとする。
俺にとっての幸せは自分の身が快の状態に置かれていることだ。

そん ...
目から鱗が落ちた
魚類ヒト科僕
だったのかなんて
泳げもしないくせに
死んだ魚の目は透明に濁って
魚屋には同類の眼差しが並んでいる
なぜ猫は魚を好むのか
の謎を解き明かそうと
繰り返し ...
もしこの世に愛が無かったら
何とも味気ない世界であったろう
もしこの世に性が無かったら
皆が生きて行く希望がないだろう

子孫繁栄の為に
交尾をして遺伝子を組換える
そして新しい環境に適 ...
天使の絵が描かれたキャラメルの箱に おれは
さそりを仕込んで男の子に渡す
男の子はキャラメルの箱の天使にそっくりで
おじさん、ありがとうとおれに礼を言った おれは
立てた人差し指を左右に三度振 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
『理想空論』しろいぬ自由詩106/5/15 21:17
物語り。すぬかんなが...未詩・独白2*06/5/15 21:03
中原中也記念館に行った日 〜後編〜服部 剛散文(批評...11*06/5/15 21:01
十二才吉岡孝次自由詩106/5/15 20:31
豚のパレード蛙の子自由詩106/5/15 20:27
STAR自由詩106/5/15 20:24
飲み友達新守山ダダマ自由詩4*06/5/15 20:21
モノクロームの世界AKiHiC...自由詩406/5/15 20:19
五月の夢でしかあえないAB(なかほ...自由詩306/5/15 20:03
F君に捧ぐZUZU自由詩1106/5/15 19:03
ハミングバード大覚アキラ自由詩106/5/15 18:24
ノート(43Y.5・14)木立 悟未詩・独白406/5/15 17:57
けだもの行(冬の星)自由詩306/5/15 17:55
光臨天野茂典自由詩1106/5/15 17:07
アンソニー竜一郎自由詩2*06/5/15 16:56
ひよこころアサリナ自由詩4*06/5/15 16:46
あかのたにんへよーかん未詩・独白2*06/5/15 16:41
あたりまえのようで、そうでないようなこと竜一郎散文(批評...106/5/15 16:32
はるのつき流人自由詩106/5/15 13:55
連作・王子様川柳AKINON...川柳206/5/15 13:52
グレート・ノベンバー おわり長谷伸太散文(批評...4*06/5/15 13:52
Someday, we meet again...Lily o...自由詩2*06/5/15 11:35
ぽえむ君−希望−ぽえむ君自由詩5*06/5/15 11:33
伝説きりえしふみ自由詩9*06/5/15 11:21
にゃんとにゃんだふる美味自由詩1*06/5/15 11:10
誘発事故。腰抜け若鶏散文(批評...406/5/15 10:54
幸せになる方法。散文(批評...1+06/5/15 10:27
魚類ヒト科僕美味自由詩3*06/5/15 9:54
古より伝わる物ペポパンプ自由詩3*06/5/15 6:50
巡礼ゼッケン自由詩806/5/15 4:44

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