こんな道端に立つきれいなひと
ひとりぼっちで寂しくはないの
でもあなたは何も答えず
風にゆれながら笑っている
マンガ喫茶の塀の下
細かな花が咲いている
まるで銀河を見るようで
自転車とめて眺めてる
少しでも多くても不仕合わせ
思うようにならないことが積もり
この世で何より重力を増す
叶わぬことが多すぎて
願うことさえ忘れてしまった
もう夢は夢でしか観ない
...
これは誰かのためではなく
レコードの向こうで膝を抱える
あなたのために作った歌
世界中の人が幸せでも
あなたの涙が乾かないなら
少しも満たされることはないよ
もう一度あの笑 ...
桜狩せむとて山路歩みゆき花と思へば若葉の山よ山の若葉よ
社には仏ゐますと聞きたれどただ漂へる香りは花よ花の香りよ
里離る山の井の辺に桜花たれ知らずとも見給ふ仏ほとけ御覧ず
生まれた時から
ぼくには父親がいなかった
母からは
父は遠いところで仕事をしている
としか言われていなかったが
ぼくは父の写真を一度も見たことがない
子どもの頃
母に連れられて
どこか ...
その人の瞳の内に
永久の春が在り
遥かな昔から
桜の木が立っている
冬の冷気を越え
降りそそぐ春の日射し
今にも開こうとする無数の蕾に
こころは{ルビ軋=きし}む
...
14で恋をして
初恋だと気づいたのは
15になったときでした
空白の1年
いつも通りに過ごした1年
桜舞い散る今日
気づいたきっかけは
君の言葉でした
頬を赤く染めた ...
夜の店内は各部屋で乱れてますトロトロと熔化してます
ねぼけ まなこの アトリエ
いっぱいに 陽光は 満ちて
画布には 旋律から 対話への
やがて ひとつに 見える 道が 伸びる
( それは きつねの なの? うさぎの ...
「わかる」ということについて考察してみよう。人は本当に言語を理解しているのだろうか?こういうことを言うと、何を言っているのか、と思われるかもしれない。しかし、結論から言うと、極言すれば、人は、言語を理 ...
引越しの前日
大きな箱でいっぱいの彼の部屋で
「お前がいなくなったら、俺は自分の半分を失っちまう」
と、彼が言いました。
わたしも同じ気持ちだったので
「わたしもよ」
と答えました。
...
フェンスの下に
種は{ルビ蒔=ま}かれ
土から小さい顔を出した
緑の芽
いつしか
空へと背丈を伸ばす
一本の木
錆びた金網は樹皮に喰い込み
幹はフェンスの{ルビ ...
コーヒーショップのテーブルに
プラスティックのコップがふたつ
うずまいたくりーむふくらむ
アイスカフェ・ラテSとM
仲良さそうに並んでる
テーブルに向き合う
ふたつの{ルビ ...
気になる人がいる。
彼に恋をしているわけではない、私の好きな人は常に1人だけだ。彼は私が本気で恋に堕ちたところで、ちゃんと振ってくれもしないような人だ。とんでもなく優しく、そして勝手な人だ。 ...
表と裏は
本当は裏と表かも知れないって話を
当たり前の事だけど
生き物は羽だとか羽根だとか
落としたりはするけどいきなり生えたりはしないって話を
引力に掴まえられて
土に還 ...
この写真にも
あの写真にも
この人の写真にも
あの人の写真にも
さっそうと写っているA
背が高くて頭が小さくてかっこいいA
立ち姿もきれいなA
どこからどう見ても完璧な ...
二日遅れのホワイトデーの
白いリボンを髪にのせて
ふわりと回ってみせる君は
大きくなったら
メイドになりたい
という
人様に奉仕したいとは
見あげた心がけだ
と
解釈は準備してお ...
こわがらなくってもいいんだよ
花は君を食べやしないよ
ただやさしい香りを放つだけ
春はこんなにもあったかいから
生まれたばかりの君にもわかるはず
だって春は君の母さんのぬくもり
ほら大地に ...
「ちょっとわかって、ちょっとわからない」詩が、人気がでる詩のひとつの条件である。と書くと、怒る人が多いかもしれない。例えば詩は自分の心の素直な表現であって、わかるとかわからないとかの問題ではなく、真実 ...
膝小僧よ
なんだか久しぶりだね
そんなにきれいな顔をして
おまえもすっかり
年をとったか
崖の上や
崖の下や
いたるところ
赤い実をさがして
赤い血を流した
傷をなぞる ...
苦悩しながら歩く
悲痛な叫びもあげられずに歩く
腐った世界を見る
この目は
乾ききっていた
腐った自分を見る
この目に
輝きはなく
濁っていた
この腐った世界に
なにも ...
人々は 金を求めて世界各国から夢と希望の国 アメリカへやって来る
港は親密的な外国船が大量に押し寄せ 大勢の人々が溢れかえっている
目指すは金山 一攫千金を夢見て掘り続け 時間と汗を流す
...
渺茫としたイエメンの北の砂漠の真ん中にある鬱蒼とした森の奥に
吟遊詩人達のオアシスと呼ばれる所がある
世界各国を放浪してきてやって来た吟遊詩人達が集い 豊潤な水が森の奥の湖でこんこんと湧き ...
退屈で憂鬱な土曜日のトンネルを抜けよう
土曜日のトンネルに入ると僕は高い天井の狭く透明な牢に入れられたような気分になり
重力に負けて空虚な思考回路となり何かをしている自分が自分ではないような ...
可能性ないなんて
始めから否定してたら
何も出来ないんだよきっと
やってみなくちゃ分からないなんて
使い古した言葉だけど
間違ってないよね
何度裏切られたって
自分を信じ ...
春の朝ようやく見えぬ霜柱
緩むは時と心の中も
春の陽の照らす大地の暖かさ
{ルビ温=ぬく}むは土と心の中も
春の道見せ合う初の制服に
歩むは足と心の中も
春の風少し強くは吹くけ ...
泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が
すべてを その 色に 染めました
その 匂いを感じるようになったのは いつ からでしょうか
泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が ...
ぽろぽろ、と
止まらなひのです
(それはあたかも)
言葉が
止まらないかのように
緩く
柔らかに
止まらなひのです
昨日、最後の宇宙人は ...
だからどうって事は無いのだけれど
流石に痩せこけたロシナンテにまたがって
幻想を追い求めるのにも限界を感じて
家来の頭の足りないサンチョ・パンサも
領主になり去ってしまって
ドン・ ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
きれいなひと
weed &...
携帯写真+...
3*
07/3/23 15:15
道端の星空
〃
携帯写真+...
2*
07/3/23 15:08
濁り水
詠乃
自由詩
6
07/3/23 13:57
あなた
1486 1...
自由詩
13*
07/3/23 13:51
仏足石歌習作 やまざくら
佐々宝砂
伝統定型各...
5*
07/3/23 13:37
桜の面影
ぽえむ君
自由詩
12*
07/3/23 12:54
「 桜 」
服部 剛
自由詩
16*
07/3/23 12:00
恋
瑛治
自由詩
3
07/3/23 11:59
迷惑短歌
A-29
短歌
1*
07/3/23 11:55
目撃者の真昼
モーヌ。
自由詩
14*
07/3/23 11:48
すべての言語は理解不能である。
ななひと
散文(批評...
5*
07/3/23 11:31
表裏
たのうち
自由詩
3
07/3/23 11:13
蕾
服部 剛
自由詩
6*
07/3/23 11:04
くりーむ
〃
自由詩
4*
07/3/23 10:42
モーターが鳴る
猫のひたい撫...
散文(批評...
2*
07/3/23 10:19
生れ落ちて
石田 圭太
自由詩
37*
07/3/23 10:15
A
muriel
自由詩
1*
07/3/23 10:11
お父さんスイッチ
佐野権太
自由詩
53+*
07/3/23 8:59
春猫
未有花
自由詩
14*
07/3/23 8:58
ちょっとわかって、ちょっとわからない。
ななひと
散文(批評...
4+*
07/3/23 8:42
膝小僧(ひざこぞう)
yo-yo
自由詩
8*
07/3/23 6:37
『明日は一歩』
春日 凌我
自由詩
2
07/3/23 6:13
黄金狂時代
はじめ
自由詩
1*
07/3/23 5:46
吟遊詩人のオアシス
〃
自由詩
5*
07/3/23 5:46
土曜日のトンネルを抜けて
〃
自由詩
1*
07/3/23 5:45
跳べ
優飛
自由詩
5*
07/3/23 5:25
春の朝
ぽえむ君
短歌
8*
07/3/23 4:20
か ぜ の に お い
ヒロセ
自由詩
7
07/3/23 3:21
なみだが
山中 烏流
自由詩
4
07/3/23 3:18
ドン・キホーテ・デ・ラマンチャ
maynar...
自由詩
2
07/3/23 3:01
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5747
5748
5749
5750
加筆訂正:
迷惑短歌
/
A-29
[07/3/23 14:47]
「各部屋ごとに乱れていますほら」を「各部屋で乱れてますトロトロと」へ変更。失敬。
ちょっとわかって、ちょっとわからない。
/
ななひと
[07/3/23 10:06]
誤解を招く表現を削除しました。
7.21sec.