ひなまつりの朝
寝坊をして
何も食べずに
自転車に飛び乗る
今日はもめごとなしでいこうと
約束していたにもかかわらず
叫び倒した挙げ句
汚い言葉を口から発してしまう
これで生まれて ...
今日起きて窓を開けたら
3月の風が入ってきました。
まるで包み込むようにふわりと。
3月特有の温かさをもってわたしをそっと包んだ。
もうすぐ この部屋から出て行きます。
4畳半の小さ ...
泣いてしまえそうなほど
圧倒的で壮大な
ぼくのところまで続く
止まらない絶対
衝撃とはいつも突然訪れるが故に突然なのだ
どんなに平凡な毎日を欲しがっても
回避することが出来ないから ...
出口、入口
ほんとのことは
じぶんを見つめて
信じられない
ことばを吐かれて
会いにきみに問いにゆく
ま、団参バス
静かな汗に照らされて
きみ ...
遠い貴方へ手紙を書きます
そこに貴方がいないことは
とうに出た答えであると知っていても
貴方の名前を記す時の
指の動きを褒めてくれたことを
私は生涯忘れません
下げつらんで ...
風も無い夜に フワッと揺れるカーテン
静けさの中に 感じる貴方の気配
ねぇ教えて 今貴方の居る場所
ねぇ教えて 今貴方はしあわせ
遺された思い出は綺麗なまま私を縛り付ける
あの世に通じる ...
バスの窓が煤けて、町を映し続けている 六十キロ
断続して、町の輪郭として、区切られているビルは、断続して
ビルとビルの隙間の半分には、雑誌と暗闇と雨水がともり
上半分には、ただそこに ...
のぎへんにムを付け私私私 私私私私私
古い瞳を投げ捨てて、明日を生きようとする者と
古い瞳を投げ捨てて、昨日を辱めようとする者が
等しく今日を仰ぎ見る
過去も未来もない瞬きの直後に
少女が指先で辿る、忘れてしまった綴り ...
ざくっ ざくっ
と泥田に鍬を入れながら
陽平さんは鼻歌を口ずさみます
佐知子さんもその横で
一緒に歌います
収穫期二人は
毎日ここへやってきて
泥と格闘します
水を抜き
灰色に ...
私たち社会が直面する最大の脆さは、分業化による広義の匿名性ではないかと、最近思う。
農耕民族であった私たちは、生産とは種まきから収穫であって、その益も責任もすべて個人、あるいは非常に小さな共同体 ...
牛乳瓶は蓋を開けたまま
空を見つめてる
その丸い口で
空を飲み込もうとでも思ってるのだろうか
白い雲を自分からこぼれた牛乳だと
勘違いをしているのだろうか
狭いガラス瓶の中に閉じ込められた ...
カーテン越しに映った朝の青空に
起きて起きてと催促されて
今起きますよ のどが渇いた
風はどこです 小川は澄んでる
今起きますよ おなかが減った
太陽さんさん 緑におはよう
僕はと ...
せとものが 乾いていく
洗った水を流す
手のとどかない
光源からのぬくもり
雇われたわけでもなく
息を 野に延ばす
図の中にいる血脈
末端を一巡り鼓動
いつか影を潰し
完 ...
あなたと二人で話す時
そこに難しい言葉はいらない
まずその前に私は難しい言葉を知らない
大学まで出してくれた
親には申し訳ないけれど
私は未だに世間知らずで
誰かが話すような難しい話題に
...
始まりがあり
終わりがあるのは
あたりまえ
でもそのあたりまえのことに
少しだけ疲れてしまった
静かな夜の静寂が
重苦しく身体を巡ってく
窓を半 ...
携帯電話の電池が切れかけている。私の電池も切れかけている。38時間近く眠っていない。忙しかったのではなく単に眠れなかった。眠剤がきかなかったのだ。時々こういうことがある。交替制の工場で働いていて生活リ ...
くだらない話ほど盛り上がるのは
きっと君のレスポンスのよさが
私にとって心地いいからなんだろうね
ありもしない世界を作って
さも見てきたかの様に
言葉に言葉を被せて
言いよどんだら ...
地球から1光年離れたなら
一年前の地球が見えるのだろうか
見えるなら
500万光年離れて
人間がどこで道を間違ったのか
見てみたいんだ
そしてついでに ...
今日、某女性週刊誌を立ち読みしたところ、
「幼稚園のお遊戯会でかぐや姫が4人」
との見出しを見つけた。ほんとか嘘かは知らないけれど、今お遊戯会で生徒に平等に扱う為にかぐや姫を4人にした ...
逆上がり すき 。 でも 嫌い 。友だちが いじめるから 嫌い 。 でも 今日は たなばたなので 給食にヨーグルトと パイナップルが 出るので がんばった 。逆上がり 嫌い 。
くるくる 廻る 。
ギコギコ 廻る 。
じょうずに 廻る 。
廻らなくても かんがえる 。かんがえたさきには かんがえた みらいが 埃っている 。みらいを 夢みて ぐるりと 廻る 。 ...
29のその数字に
あたしの心が今でも
締め付けられること
あなたは知らないでしょう
知らないでしょう
知らなくていいわ
一生ね
この想いは ...
指先はあたたかい
たぶん、その、ほどけていく瞬間まで
写真の空は記憶よりも鮮やかで
古い団地の隙間から
見上げるのはたくさんの
呼吸のない、窓
手のひらに
折りたたんだ空
に、記載 ...
○
死んだって欲はあるらしい。そりゃあ死んでるんだから、生きてた頃の欲とはまた違ったものだけど。生きてた頃の欲?そういえばなんだったろうね。あれ食べたいとかもう寝たいとかこれ買いたい、とか。勝ちた ...
ぼやけた日常の階段を昇る
朝日が眩しい
夕陽に涙が滲む
留まることを知らない月日に
忘れ物は山となる
積み重なる年月の重み
そうあってほしいと願う心は
時に裏切ら ...
東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた
福 ...
機械仕掛けの都会の街並み
高層ビルの間を風が抜けて行く
人々は目的もなく彷徨う
そんな運命(定め)なのでしょうか?
緩やかに時間は下降線を描き
破滅の時を刻みつつ在る
...
盲目の愛
それに憧れをもつ人は多い
二人いつまでも色褪せることのない永遠の契り
ロマンチックなのかもしれない
愛の理想だと思う人もいるのかもしれない
でも
私は嫌い
私は恐ろ ...
いっぽんの木は森にまぎれ
ひとつの屍は累代の死にまぎれ
かすれない文字が積み重なることばにまぎれ
わすれることをゆるしながら
不意打ちのように
わすれたということを思い出させる
――― ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おんなの節句
yangja...
自由詩
0
07/3/4 13:48
3月の風
はるこ
自由詩
4*
07/3/4 13:28
激
瑠音
自由詩
0
07/3/4 13:22
出口、入口
吉岡ペペロ
自由詩
1
07/3/4 13:18
届かぬ文
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/3/4 13:15
あの世の闇に…
@ショコラ
自由詩
3
07/3/4 12:00
まだ何も見えない
水町綜助
自由詩
8*
07/3/4 11:41
どちらさまも
/////
川柳
2
07/3/4 10:53
全世界的アンブレラ2
吉岡孝次
自由詩
1
07/3/4 10:25
蓮
川口 掌
自由詩
8*
07/3/4 9:57
狂気の蜜
uminek...
散文(批評...
3*
07/3/4 9:53
牛乳瓶
ぽえむ君
自由詩
8*
07/3/4 9:36
サンデーモーニング
蔦谷たつや
自由詩
6*
07/3/4 9:31
化石源
砂木
自由詩
12*
07/3/4 9:27
あなたといる時
快晴
自由詩
5*
07/3/4 8:59
始まりと終わり
ジム・プリマ...
自由詩
2*
07/3/4 8:14
夢みたい(親指1000字エッセイ)
佐々宝砂
散文(批評...
5
07/3/4 7:58
言葉遊び
優飛
自由詩
7*
07/3/4 6:50
遠い場所から
maynar...
自由詩
2
07/3/4 6:06
「主役」と「脇役」は違いがあるのか
北乃ゆき
散文(批評...
15*
07/3/4 5:04
逆上がりの 歌 。
すぬかんなが...
自由詩
3
07/3/4 4:03
くるくる 。
〃
自由詩
1*
07/3/4 3:54
それは、秘密
蓮未
未詩・独白
1*
07/3/4 3:28
微温湯日和
霜天
自由詩
6
07/3/4 2:00
死後に関する幽霊の考察
野火 後里
散文(批評...
3
07/3/4 1:53
どこかで犬が吠えている
山崎 風雅
自由詩
6
07/3/4 1:50
新宿はさようならと言った
soft_m...
自由詩
23*
07/3/4 1:37
薇仕掛け
海月
自由詩
3*
07/3/4 1:23
盲目の愛
三架月 眞名...
自由詩
7*
07/3/4 1:04
墓
渦巻二三五
自由詩
3
07/3/4 0:54
5704
5705
5706
5707
5708
5709
5710
5711
5712
5713
5714
5715
5716
5717
5718
5719
5720
5721
5722
5723
5724
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5726
5727
5728
5729
5730
5731
5732
5733
5734
5735
5736
5737
5738
5739
5740
5741
5742
5743
5744
加筆訂正:
まだ何も見えない
/
水町綜助
[07/3/4 12:55]
若干訂正
6.19sec.