ぼやけた日常の階段を昇る
朝日が眩しい
夕陽に涙が滲む
留まることを知らない月日に
忘れ物は山となる
積み重なる年月の重み
そうあってほしいと願う心は
時に裏切ら ...
東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた
福 ...
機械仕掛けの都会の街並み
高層ビルの間を風が抜けて行く
人々は目的もなく彷徨う
そんな運命(定め)なのでしょうか?
緩やかに時間は下降線を描き
破滅の時を刻みつつ在る
...
盲目の愛
それに憧れをもつ人は多い
二人いつまでも色褪せることのない永遠の契り
ロマンチックなのかもしれない
愛の理想だと思う人もいるのかもしれない
でも
私は嫌い
私は恐ろ ...
いっぽんの木は森にまぎれ
ひとつの屍は累代の死にまぎれ
かすれない文字が積み重なることばにまぎれ
わすれることをゆるしながら
不意打ちのように
わすれたということを思い出させる
――― ...
何処でもない場所は
何処にもない場所ではなくて
そこには一輪の花が咲いています
それはとても美しく咲いていて
なかなか近づくこともできなくて
あるとき鳥が一羽やってきて言いました ...
展示会をおえて
ふたりで打ち上げ
ちいさな会社だ
春の匂いが
公園に
もうすこし
一緒に
外灯の下で
展示会をおえて
ふたりで打ち上げ
ちいさな会社だ
詩は演歌で
演歌は詩で
詩とはなんなのか
演歌とはなんなのか
ひとはひとりで
象徴のシャワー
浴びているのだ
詩は演歌で
演歌は詩で
詩とはなんなのか
演歌とはなんなのか
道はいくつも分かれている
正解もあれば不正解もある
長い人生の旅の中では
正解ばかりは選べない。
もし進む道を間違えてしまっても
引き返す事は不可能じゃない
間違え ...
舌の上で
とけていく
こんなきれいな
形のものが
きらきら光る
私の中で
蛭に血を吸はせてをりぬ歌舞伎町(角川春樹)
角川春樹と村上春樹をごっちゃにしているひとをみかけたので、角川春樹について一度書いておこうと思う。角川春樹はかつて角川書店の社長だったが、麻薬でとっつ ...
橋の上で絵を描く男
道行く人を描く
美しい人が立ち止まる
私の絵を描いて御覧なさい
きっと売れる絵が描けるでしょう
美しい顔をした女は
絵描きの前で最良の笑みを浮かべる
...
満開の桜の下
ピンクに染まる 自分が悲しい
ブルーシートの上
正座する 自分が悲しい
ピンクとブルーの間で
はしゃぐ 自分が悲しい
やがては 散るであろう
薄ピンクの花びらに
はかな ...
おいてきぼりの堀を歩いて
寂しいよって
泣いたら
誰か来てくれるかな
弱いものには
やさしい気持ちになれるよ
攻撃しては
こないから
強さって
剣を振り回すことじゃないって
わたし ...
あなたのリップサービスに
始めはうんざりしてた
突然変わったまあるい瞳
簡単にスキと紡ぐ唇
関係の名前が変わって遠くなったあなた
近くなったと、思ったのに
でも、違 ...
人は理を述べるために長文を使う
だが人は長文を嫌い、全てを見てもわかるのはほんの一部
人の想いが、三行で納められたらどんなに楽か…
幸せを手に入れるために走り続けろ
後ろを振り向かずただひたすらに走れ
そして幸せがあったかどうか、追いついた者に尋ねてみるんだ
あつらえた無害な偽悪にものの見事にひっかかる人間どもは正直
バカじゃないかと思う。"私はいい人です"を婉曲に演出しているに
すぎない行動をさも真実の徒のように持ち上げる自称オル ...
バス降りて
坂道越えた病院の
その先にある
夢見た学校
全国から
つどいし仲間は
一人暮らし
少し羨まし
少し尊敬
ビキニ着て
セクハラまがいの
あ ...
マヒンドラとマヒンドラは
おなじ日、おなじ時間
おなじ名前の病院で
この世に生を受けた
唯一違ったのは
マヒンドラが産まれたのは
北部の国立ガネーシャ病院で
マヒンドラが産まれたのは南部 ...
まるで
この世の
全てのものが
寝静まったかのような
そんな静寂に
包まれたとある一角
溝の中で自慢の目を
光らせる野良猫さえも
その混沌とした
闇に溶け込み ...
長年育てていたサボテンがとうとう花を咲かせた。
てっぺんにひとつだけ、
うっとりするような明るいピンク。
針に刺さらないように、花びらだけをゆっくりつまむ。
生命のすべらかな感触が胸を暖かくさ ...
空気になったんだよ
彼方はそう言った
悲しむべき事ではない
そうも言った
傍らで泣く小鳥達は
夕陽が沈むのと同時に飛んだ
果てしなく高く
空気になったという君 ...
口内炎になった
辛いものや酸っぱいものがしみる
彼女の言葉もやっぱりしみる
だけど
僕自身が多くの事を想像し妄想し
空想する事で分泌される唾液
それが一番しみた
...
錯乱した
曇天の
ハーケンクロイツ
だれかの 閃光
白い声をめくり
棲息を
纏いながら廃墟をとじる
かなたの 問答
見えない洞窟
...
君がひっそりとやさしい人になる
誰も気づかないうちに
日が射して去っていくように
教室の片隅で
冷えた空気を少し弛ませて
小さな出来事だった
草の芽が最初に ...
諦めた?
かたどった? ?
?
君が姿見を見た?
?
青みがかった?
白く透き通った?
...
あふれて しきりにこぼれる
午睡のゆめの かけらの嵐を
たなごころで つくった
椀にうける 追憶はたちまちに
そこからも あふれて
明日、発つ君
けして許しはしませんよ
便りの代わりに
コンビニ大福
青かったノートには
思い出したくもない稚拙な輪
くるくると回る
なんとも不細工な輪
取り繕ったリボンの先
恥をかいてうつむく眼鏡の子
あの給食の匂い
なん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
どこかで犬が吠えている
山崎 風雅
自由詩
6
07/3/4 1:50
新宿はさようならと言った
soft_m...
自由詩
23*
07/3/4 1:37
薇仕掛け
海月
自由詩
3*
07/3/4 1:23
盲目の愛
三架月 眞名...
自由詩
7*
07/3/4 1:04
墓
渦巻二三五
自由詩
3
07/3/4 0:54
「何処でもない場所」 (青年詩片)
ベンジャミン
自由詩
5*
07/3/4 0:41
夜の公園
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
07/3/4 0:36
白い演歌
〃
携帯写真+...
2
07/3/4 0:35
分岐点
1486 1...
自由詩
6*
07/3/4 0:33
塩の結晶
weed &...
携帯写真+...
3*
07/3/4 0:33
俳句の非ジョーシキ具体例8
佐々宝砂
散文(批評...
7*
07/3/4 0:32
売れない絵描き
なかがわひろ...
自由詩
6*
07/3/4 0:04
花見
雨人
自由詩
0
07/3/4 0:02
おいてきぼりの堀を歩いて
蒼木りん
自由詩
6
07/3/3 23:50
あなた色
ことは
自由詩
2*
07/3/3 23:50
三行詩 〜始まり〜
電子ノ猫人
自由詩
2*
07/3/3 23:46
三行詩 〜幸せ〜
〃
自由詩
1
07/3/3 23:42
覚書
構造
未詩・独白
2*
07/3/3 23:23
グレープフルーツ 無知を知る 〜医療学生の頃〜
さくらほ
自由詩
14*
07/3/3 23:12
マヒンドラとマヒンドラ
シリ・カゲル
自由詩
2*
07/3/3 23:11
灯
紅柳みつば
自由詩
3
07/3/3 23:10
飴玉のある風景(サボテン)
野火 後里
散文(批評...
8
07/3/3 23:10
15,6℃のレクイエム
大城 小町
自由詩
3
07/3/3 23:03
堕落
〃
自由詩
1
07/3/3 22:48
ぼくらは宇宙大の
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/3/3 22:14
やさしい人になる
野火 後里
自由詩
11
07/3/3 22:05
クエスチョン
ふるる
自由詩
8*
07/3/3 22:00
そろもん(花吹雪の話)
みつべえ
自由詩
4
07/3/3 21:52
上京
明日葉
短歌
1
07/3/3 21:43
ブルーポエマー
〃
自由詩
4*
07/3/3 21:31
5705
5706
5707
5708
5709
5710
5711
5712
5713
5714
5715
5716
5717
5718
5719
5720
5721
5722
5723
5724
5725
5726
5727
5728
5729
5730
5731
5732
5733
5734
5735
5736
5737
5738
5739
5740
5741
5742
5743
5744
5745
加筆訂正:
冴え返る
/
渦巻二三五
[07/3/4 0:33]
二首追加しました。
5.92sec.