消えたにっき
せいふくのすかーとが
はたはたと笑う
ゆうやけぞらがのどに沁みて
嗚呼
透けたひかりの音がする
あの頃のかなしみを
わたしは
のこしておきたかった
...
空っぽのお弁当箱のなかでは
今まさに
恐ろしい怪物が
成長している最中である
という事実を
知らないまま
男の子も
女の子も
小さな両肩に
リュックサックを食い込ませ
重たい足取り ...
季節が巡り 振り向くと
嗚呼!あの時の
触れた指先 熱い想いが
溢れ出し 募る
ずっと 今も
貴方を想い続けてる
胸の奥で 淋しさを堪え
夢の中で愛 探して泣いた
眠 ...
引っこ抜いても
引っこ抜いても
また芽生え
瞬く間におがってゆく
バオバブの不気味な根
彼は
今日も
わたしの星を
侵略する
わたしは寝場所を喪って
大蛇のようなそ ...
君は黒猫が居れば「風景にストーリーが生まれる」という。
だから僕は、白みがかった鯖虎の飼い猫を黒くペンキで偽装することを妄想する。
「馬鹿じゃないの。頭大丈夫。」
「だって黒猫であれば、物語が生 ...
あの青は
今 見ている青と同じだったかな
ありったけの筆と絵の具を持ち出して
焦燥に駆られ 書きなぐる
あの頃 見ていたあの色に
名前などなかった
塗りたくった 色の塊 ...
右足の指先が冬の林檎みたいに冷たくなって ああ いよいよこれまでなんだと思った
潔く力を抜けば良いのに
走り続けた中途半端な自尊心と 生まれ持った見栄とで緊張したまま
狩りを覚えた捨て猫ってきっ ...
誰かが どこかで
どこかの画面越しに見てくれて、いる
時として
リアルに 勝る
もの
少しだけ
よごれている床の
リノリューム
ひとこえ鳴いていました
げろり、と
走っています
けんめいに
硬いものが崩れるときの
ふるえが
伝わってきます
見上げるそらがない ...
夜明けの空の色は
遠い昔に
見た標本の
大きな蝶の羽の色
{引用=赤い蝶はいないの?と
無邪気に聞いた幼子に
私は多分
嘘をついた}
白々と明ける夜に
いつかの朝へ
蝶の群 ...
スライスしていた
ざっざっざっざと
タマネギは薄くなって水に落ちてゆく
やがてそれは
水を吸って透明になる
繊維が網の目のように残り
噛むと 少し甘い
僕の指がスライスされたとき
...
歴史の破片を背びれに纏い
化石のように 魚が眠っている
捏ねまわした岩彩を
私は疑問符と一緒に 魚に重ねていく
…それはいつから?
…餌は食べるのですか?
問 ...
直立した 現実 に 梱包 された 真実 は
レタッチ された 再循環 私 が 殺した あなた の 私
復元 された 死 は 再生 しました 生命 と
《革命》 はする 代謝 を 祝祭 ...
頼りない足取りをコンビニに向ける
マニュアル店員が挨拶をする
また、寝られない夜の序章
寝なくていいじゃん
友は言う
一日一日が走馬灯のように駆ける
喉に苦い唾液が出 ...
食欲の秋がくる
読書の秋がくる
夜長の秋がくる
スポーツの秋がくる
芸術の秋がくる
行楽の秋がくる
でも僕と君には
飽きは来ない
...
角張った言葉が僕の周りを囲んでいる
一つ一つ丁寧に磨いて
心地いい言葉に変えていく
詩という旅の途中
このままじゃ脳味噌が沸騰する
そんな角張った言葉にこのところ出会ってまし ...
金魚は夕暮れに尾びれを伸ばし
水際を弾いて飛ばす雫
橙の流れ込んだ窓辺で
白いレースのカーテンは濡れていく
オレンジは甘酸っぱいイチゴを核に
水際から懐かしさに痺れて
暮れなず ...
昨夜の暗闇がまだ腕に残っていて
深く吸い込むと、まだ匂いがする
目の奥まで染み込んでくる、とうめいな朝は
ついに溶け残ったあなたと私が、水溜りする隣で
新しい一枚を捲ろうと、もがき続けている
...
丹念な歯磨き
{引用=
月の光があたりを
照らしています
むかし海辺の寒村に
傾いた粗末な小屋があり
結婚間もない若い二人が
寝ていました
あまりに貧しくて
布団の代 ...
まっすぐに前を見ていた。君は。前以外に、見ることが出来なかった。
となりで君を見ていた。僕は。君以外に、見ることが出来なかった。
大きく見開いた目に涙がたまっていくのをみていた。
出口を失っ ...
明日の中秋の名月に向けて
今日の月は
雲の中でお着替え中
20世紀の赤黒い染みが
今でも時折りフラッシュ・バックする
黒い大きな瞳が見たのは何か
虐殺か
暴行か
母の死か
彼らの瞳の奥の悲しみを
計り知ることはできない
...
なにかしたい
ただ おおきなこの想いに おどらされ
きょうも 自分に いらいらする
夢中にさせてくれる
楽しませてくれる
現実を忘れさせてくれる
そ ...
信号の青が延延続いてて
都大路を駆ける跳ね馬
やさしいのか
やさしくないのか
雨の日のあなた
約束の時間に
遅れたわたしに
何も言わないので
カフェオレを頼んだきり
わたしも黙って俯いてい ...
ようやさけ 猶予だけ
踊り踊って空念仏
常人の温度じゃまだ
非常事態だってわかんねえや
いつだって麻痺 集団は
抜ける勇気ないけど
談合してる? 隙間なくしてく?
積め詰め ...
つれづれな
よるにあきたと
いざなえば
ひとようべなう
とかいのむすめ
ぐらすから
らんはんしゃする
まいらばー
らいとがはえる
すいーとはにー
いいなめを
いやしさ ...
頬づきの
われた視線 くびる
つけた 前髪敷く
地下に ひらいてる窓
写ってる 引き戸
つつぬけの
息 熱く ガラスに
かかしのように 突っ立って
だけだって 咲いてい ...
できれば
君を抱きしめてしまう
あの日にもどりたい
あの日
君を抱きしめさえしなければ
今も
君の隣で笑っていられたかもしれない
かもしれない
かもしれないだけなんだけ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
きえたにっき
鴎田あき
自由詩
5*
07/9/25 12:40
遠足
Tsu-Yo
自由詩
4
07/9/25 10:57
夢の中で
@ショコラ
自由詩
1
07/9/25 7:50
欲
池中茉莉花
自由詩
1*
07/9/25 6:39
黒猫ストリート
秋也
散文(批評...
1*
07/9/25 6:13
肖像画
水口わする
自由詩
2
07/9/25 6:07
ネクスト ランナー
緋維
自由詩
1
07/9/25 4:15
ここに、いる
長谷川智子
自由詩
4*
07/9/25 3:31
コンクリートがとおい夜
月見里司
自由詩
0
07/9/25 2:26
朝の蝶
亜樹
自由詩
2
07/9/25 2:15
ATGC
haniwa
自由詩
2
07/9/25 2:01
眠り魚
九鬼ゑ女
自由詩
1
07/9/25 1:52
砂の虚塔
白川水
自由詩
0
07/9/25 1:46
大事なことってなんでしょう?
山崎 風雅
自由詩
1
07/9/25 1:39
秋がくる
むむ
自由詩
1
07/9/25 1:27
詩を心に乗せて
山崎 風雅
自由詩
1
07/9/25 1:17
やっぱり足が欲しい
木屋 亞万
自由詩
0*
07/9/25 0:48
それと、いくつかの朝
霜天
自由詩
2
07/9/25 0:35
壮年 五
A-29
俳句
0
07/9/25 0:10
月下逍遥
まどろむ海月
未詩・独白
3*
07/9/24 23:58
くだらない
rabbit...
自由詩
3
07/9/24 23:45
明日はお月見
OLGA
携帯写真+...
1
07/9/24 23:35
悲しみの大地ルアンダへ
渡 ひろこ
自由詩
4*
07/9/24 23:31
合わない休み
ユウ
自由詩
0
07/9/24 23:28
平安ブルー 04
北大路京介
短歌
3*
07/9/24 23:23
金木犀
嘉野千尋
自由詩
27*
07/9/24 23:12
愛・地球博
げ
自由詩
0
07/9/24 23:08
おきゃんむすめ
殿様が得る
短歌
3
07/9/24 22:32
くもる者
砂木
自由詩
7*
07/9/24 22:05
Oo
こころゆくま...
自由詩
6*
07/9/24 21:53
5316
5317
5318
5319
5320
5321
5322
5323
5324
5325
5326
5327
5328
5329
5330
5331
5332
5333
5334
5335
5336
5337
5338
5339
5340
5341
5342
5343
5344
5345
5346
5347
5348
5349
5350
5351
5352
5353
5354
5355
5356
6.86sec.