真夜中の空
唸りをあげ
何かを言っている
僕はそれを聞こうとするが
何も解からない
誰か教えて…
この空から聞こえる
この唄を…
頭に浮かぶ言葉を書いてみる
あれでもない これでもない
いま自分が感じたことを伝える言葉は1つもそこにはなかった
いま自分が思っていることを感じさせる言葉は1つもそこになかった
必死になって考 ...
階段をのぼる足音の
海をさかのぼる
波音が今
わたしの深い
大陸棚に
ぶつかる音がして
なにも見つからない
ちいさく
広がるだけの星が
こぼれる秋
虫の声が燃えている
理 ...
群青の森から
逃げてきたものたちを
ひとつずつ捕まえる
白くやわらかい部分に
サインペンで名前を書き込み
(神聖なものはすべてKではじまる)
ありふれた雑踏の中へと
放り投げていく
グ ...
地球はきっと広くなってる
私たちの10倍も20倍もあるような
大きなトカゲの王様が
100も200もうろちょろしてた
そんな昔に比べれば
だというのに
どうしてだろう
こんなに広い星 ...
僕が不安だと
君は 時折思い出したように呟き
そっと 僕の袖を掴む
自分の感情と 人間の形の不確定さに
君は押しつぶされそうになって
言葉だけで繋ぐには 大きすぎる想いに
僕は
...
明日は皆既月食
もしも
ほんとに地球が
月を食べちゃったら
悲しいね
月のうさぎも
いなくなっちゃう
夜空に光も
なくなっちゃう
願い事も
できなくなっちゃう
...
07/08/27
明日は、
久しぶりに、
怪奇月食が見られます。
月が地球の影に入り
欠けるのが月食
影の中にすっぽり入り
太陽光 ...
僕はラッパを吹く
夜になると、もう銀色にはげた重いラッパを机の下から持ちだして
家の屋根の上で夜空に向かって元気よく吹く
パーパラパーぱっぱーパパー
たまに、近所のおじさんにすごく怒ら ...
ますます狭い部屋に
閉じ篭もってゆくわたしを
あなたは窓の外からチラリと覗いて
さも知った風に
典型的な自閉症だね
なんて言うから
わたし おかしくて
おかしくて
うつむいて肩を震わせ ...
君なら
しっているよね
赤い鳥居をくぐるごとに
空気
ひんやりしてゆくこと
しっているよね
お城の石垣にのぼる理由
そこから落ちるときの
一瞬の長さ
しっているよね
...
幾枚か光る瓦や夏の月
真下に拡がる海原は
厳しく削られた岩の入江を包み、
とうに半世紀を過ぎた
今しも汽笛の鳴る港へと
煌めく{ルビ漣=さざなみ}を寄せて
夏の賑わいが恋人達とともに
古い桟橋を大きく揺らし ...
こころ、が
ほどけていく
ゆるり、ゆるり、と
流れていく
苦水を干し
甘水を欲する
頑なに形を得ようとはせず
熱に垂れて
想いに焦げて
こころ、は
時折 玉となり ...
はじめてラブと出逢ったのは
新宿歌舞伎町にあるペットショップ
狭い檻のなかで怯えるように震えていた
あなたの瞳をみつめた瞬間から
ラブ
わたしたちはあなたの虜になってしまう
思わず ...
夏空の雲
お、あれは俺だ
俺は夏空なんだと
勘違いしている
雲だ俺は
もこもこもここもこもこ
宇宙からのぞけば
たんなる地球の模様だよ
夏空の雲 ...
さよなら、さよなら、
記憶を解き放って
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空
枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている
...
「家族の通話は無料です」
携帯電話会社が前面に出したキャッチコピー
広告は時代に敏感で
なおかつ時代を創り出す
家族通話無料の時代がやってきた
そうでもしなければ
家族の会話が弾まない ...
お見合いの場をとりもちて話題とす
梅雨の晴れ間の夏萩の色
方形のタイルに朝日照りかえり
台風去りて厨秋めく
無人駅に日ぐせとなりし雨に逢い
止むを待ちつつ夕顔に佇つ
想い出 ...
そんな事も知らない間に
大人になったので
泣き屋に
ひとつのパンで
泣いてもらった
それでも
わからない顔をしている僕に
泣き屋は
パンを返してくれた
彼女は家に帰 ...
気がつけば
わたしは
人生を盗まれていた
わたしがしゃべる言葉は
どれも借り物のようで
まるで誰かが
わたしの口を勝手に使って
しゃべっているような気がした
誰に向かってしゃべ ...
だれかの温かい肌や
柔らかい身体の感触が恋しくなって
抱きたいなあとか
抱かれたいなあ
なんて思うけれど
ひとりぼっちで眠るとしても
ふたりで抱き合って眠るとしても
眠ってしまえば
結 ...
橙色荒野に吹く風を
纏う鉄蒼色の軸
時の線路を疾駆する
宵の列車が世界の涯へ
深く静かに進みます
時の左にたなびく湯気と
風を切り裂く幻時の舳先
アナモルフォセス ...
バレエは美しいダンスだ。バレエなどのダンスにおける美しさはどこから来るのか。
ダンスは性器中心主義的だ。ダンスにおいて、身体は性器/非‐性器の差異である。ダンスする身体は性器/非‐性器の差異として機 ...
泣きたいときは 泣けばいい そんな簡単なことに 今気付けそう
君は優しい あったかい そんな事実に 僕はいつもくじけそうになる
...
浴衣着た
乙女の数で
気がついた
今日は
びわ湖の花火大会
続々と
打ち上がる音
聞くだけで
私カタカタ
仕事終わらず
あの日見た
打 ...
Quartz
震えて
終わりと
始まりのないものを
区切っていく
切り刻んで
数をあてる
なにものとも
名づけられない筈の
私より薄くて
鉄も
昼夜をも含 ...
水族館に鯨はいません
私は海が嫌いです
ですから鯨は見たことないと
お母様に申しましたら
味噌汁の入ったお椀を指差し
「これは何だ」とおっしゃいます
ああそうかと思いまして
お箸で中の実 ...
夕暮れに一緒に歩く帰り道 二人並んだ長い影見る
目の端に映る紅、桃に白。君が好きだと言った秋桜
棘刺さる胸の痛みを誰や知る ムクドリのように色には出難きに
外にいて見るともる灯の暖か ...
この地上では
ただでさえ不確かな
ココロとカラダ
上手いことバランスが取れなくなって
疲れたなぁ…と思うとき
決して歩みを止めるな!
振り返るな!
なんて
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
むかしのし「空の唄。」
狠志
自由詩
1
07/8/28 0:17
もやもや
ユウ
自由詩
1
07/8/28 0:08
あたらしいもの
小川 葉
自由詩
6
07/8/28 0:07
K
Tsu-Yo
自由詩
4
07/8/27 23:43
面積の話
亜樹
自由詩
2*
07/8/27 23:33
君は詩が書けない人
ウデラコウ
自由詩
4*
07/8/27 23:28
皆既月食
風音
携帯写真+...
9*
07/8/27 22:59
〃
あおば
自由詩
3*
07/8/27 22:53
ラッパ小僧
柳瀬
自由詩
1*
07/8/27 22:53
壁
明楽
自由詩
2
07/8/27 22:35
妹
美砂
自由詩
3*
07/8/27 22:22
夜
A-29
俳句
1*
07/8/27 22:19
名もなき夏の島にて ★
atsuch...
自由詩
16*
07/8/27 22:08
飴細工
見崎 光
自由詩
2*
07/8/27 22:01
ラブの秘密
恋月 ぴの
自由詩
20*
07/8/27 21:36
夏空の雲
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/8/27 21:20
やさしみ
望月 ゆき
自由詩
42*
07/8/27 21:18
家族通話無料の時代
ぽえむ君
自由詩
4*
07/8/27 21:10
57P 「短歌2」より
むさこ
短歌
4*
07/8/27 20:00
やさしみ
AB(なかほ...
自由詩
3
07/8/27 18:42
わすれた
大覚アキラ
自由詩
2*
07/8/27 18:13
ぜったい退屈
〃
自由詩
1*
07/8/27 17:23
カルラの列車。
クスリ。
自由詩
1
07/8/27 16:52
ダンスと同性愛発生の仮説
ケンディ
散文(批評...
2+*
07/8/27 15:58
さよならの合図はいつも突然
くるす.wh...
自由詩
2*
07/8/27 15:04
花火大会'07
北大路京介
短歌
8*
07/8/27 14:15
Q
水町綜助
自由詩
24
07/8/27 14:09
鯨
亜樹
自由詩
2
07/8/27 14:01
少し前の恋の歌とて7首
〃
短歌
2*
07/8/27 13:32
コンパス
由希
自由詩
1*
07/8/27 13:28
5310
5311
5312
5313
5314
5315
5316
5317
5318
5319
5320
5321
5322
5323
5324
5325
5326
5327
5328
5329
5330
5331
5332
5333
5334
5335
5336
5337
5338
5339
5340
5341
5342
5343
5344
5345
5346
5347
5348
5349
5350
9.61sec.