心を のべひらく
凪いだ 北の方へ
静まり返った部屋で
北向きのベッド
伏臥した 頭の上を
船が通り過ぎている
北極海航路が開かれる時
涙は溢れるのだろう
極海に船影が ...
ふわふわと
水色のなか
クラゲのように
空を浮かべて
流れる流れる
音が聞こえる
開いた目はまだ
虚ろなままで
パステルカラーで
色づいて
握る手には
...
爆発する
夕日
の上を
駆け抜けていく走者
の影を
追いかけて
いく轍
に足をとられて
転びそうになる走者
の右手に
握られている
バトン
は理由のように
あやふや
だから ...
消えてしまったはずの欠片に
想いをのせていた筈だった
消え失せてしまったのは
人ごみの中で手を離してしまったから
転がり落ちて 気づかないままで
そのまま進んでしまったから
...
寂しい気持ちが寄り添って
結局自分の道が見えなくなるね
強く、強く
と
望んでみたり
幸せ、幸せ
と
訪ね歩いたり
どちらも
そんなに遠くに
在るわけなくて
...
お前が送る事の無かった人生
俺は今でも歩き続けてるのさ
だからお前は安全なんだ
そしてそこには真の痛みは存在しない
まもなくお前はそれがどんなものか忘れる
かつての気持ちすら忘却し ...
『歴史』
思い出と今は
本当のところどちらが重いのだろう
今が大事と叫ぶくせに
思い出に縛られて上手に動けない
『許し』
傷つけあって生きてきた ...
鳥として生まれ
鳥として逝く
その間にいくつかの
鳥ではないものがある
車の通り過ぎていく音を
人の小さな話し声を
洗濯物が風に揺れて触れ合う姿を
幸せと同等のものが包み ...
造花が偽る6分の1の現は
破棄のせつなに予感した誕生か
底の空気が薄らいで狭い瓶の箱庭に
蜜入りの中心から濃く漂う夢に
首を落とすより
健全な侵略
標した反逆
其の旗の意はまるで
...
こころ鎮めて
そっと引いたおみくじは
大吉だった
「清風朗月一銭の買うを用いず」
清々しい風や美しい月は、何時でも何処でも手に入れることが出来る
気になる恋愛運は
固い絆で結ばれる相手があらわれ ...
こんなに
たくさんの
人混み
やさしく繋いだ
手と手が嬉しくて
はぐれないように
離れないように
ストーブのぬくもりを
あなたのやさしさと勘違いして
思わず抱きしめた夜
あたしの胸は
焼けただれて溶けて
あなたの一部分になることを
喜びとした
時には灯油がきれた
冷た ...
潜り込んだ布団から
寒い朝、這い出て
コーヒー飲んで
コーンフレークを食べる
今日は日曜日何もない
天気は良い
ヒゲをそり
歯を磨く
寝ぼけて新聞取りに行って
みかん食べて
...
妙法蓮華経の《蓮華》とはどう捉えられるべきか。蓮華は因果が一瞬にして凝縮されている様を表現している。すなわち我々の生を表現している。
道生の『法華経の疏巻上』、法雲の『法華経義記巻一』では、譬喩蓮華 ...
クリスマスに電車が止まる
たった一人のジャンプで
軽く舌打ちをするOL
どうして? どうして? と母親に尋ねる子供
どうやら その死はどこへもとどかないよ
小さなわがままと ...
この広い世界でHIV患者は8秒に1人
糖尿病患者は10秒に1人
死んでいると云う
そんな世界で私は呼吸をしている
生きて 思考している
生きて 恋をしている
その命がどんなに素 ...
新年最初の「詩友への手紙」である。今年一年をどの
ような年にするかを思う時、この手紙を書くことに深い
意味を感じながら、今から私の胸に秘めた思いを綴ろう
と思う。私は本来、弱く醜い一人の人間で ...
塀をよじ登ったあの頃
見上げた空は高くて弓なりで
靴紐が解けても気にせずに騒いでいた
夜は嫌いでつまらなかったから
下らないこと考えて過ごしていた
虫の鳴き声にばかり耳を澄まし ...
年逝けば新たな自分作り出す
初日記今年の抱負書き綴る
正月の姿川面に映り込む
正直に言ってしまえば
怖いのは他の誰かじゃなくて
この体に住んでいる誰か
それは強引に見せつけてくる
誰よりも知っている誰か
今日、見下ろしたよ
剥製、鳴いていたのはい ...
それはするりするりと手からこぼれる
砂のような
きらきらと
あの日
夕暮れ
影が長く
こちらに伸びて
顔は見えないけど
教室の古い板張り
汚くて傷だらけで
だけど僕らの居場 ...
「冬の日」
冷たい土を素手で掘り進める。霜が降りた河川敷の土が、稀に指先に噛み付いた。擦り切れたジーンズの膝、素肌との温度差に徐々に感覚を失っていく。
50m間隔の街灯の光を頼りに、自分が ...
キミにも何かあるんだろう?
そうでなければ此処には来られない
歪んで
曲がって
狂ってる
この世界に
どうしてキミみたいな綺麗な子が此処に居るんだろう
『貴方の方が綺麗よ
私は汚 ...
水道から
気配が流れている
ドドドドド、
どどどどど、
ドノドノドノ、
どのふねの、
私は乗る
その笛に
湯舟、に注がれる
湯布院
ああ、何故
ユフイン、
ナノ ...
私は牛乳のそばで
doing nothing.
夕方僕は、今月末で閉店するとかいう寂れたデパートの店内で
母親と一緒に買い物カートを押す女子中学生を見た。
彼女は母親がよそ見をしている隙に、カゴの中へ商品をほうり込んだ。
母親はそれに気づか ...
もう何も要らないよ
全て捨ててきた
風が身体を包むだけ
垂直に
定規で線を引いたみたく
落ちて落ちて落ちて
今、一番輝いているよ
背中に羽なんかないよ
僕は天使じゃないからね
...
永遠に愛になることがないと判っている
アンハッピーエンドが約束されている恋
両親からは反対
友人からは忠告
そして私は浮気やら本気やら乱交やら
それでもあなたは私から離れてはいけないの
...
新しい年の最初の日
朝起きたら羽根が生えている
きっと人間の進化した姿なのだ
翼を広げて大空を飛び回っている
きっと気持ちいいのだろう
高度の維持に必死でよくわからない
俯瞰する町は青 ...
あなたのしなやかさと強い力を会わせ持つその腕は彼女の為だけにあるのね
あんまり似合いで薄汚いわたしには到底敵わない
解っている
そう、解っている
判りすぎている
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
のべひらく北極海航路
アハウ
自由詩
3
08/1/6 17:50
胎生
からくり
自由詩
0*
08/1/6 17:35
走者
Tsu-Yo
自由詩
4
08/1/6 17:12
砂の欠片
チェセロロ
自由詩
1
08/1/6 16:53
・・・いいな・・・
シュガー・ソ...
自由詩
3*
08/1/6 16:52
Life
maynar...
自由詩
0
08/1/6 16:51
万華鏡
ロリータ℃。
自由詩
0
08/1/6 16:32
鳥の間に
たもつ
自由詩
7
08/1/6 16:29
賭事遊び
ICE
自由詩
1
08/1/6 16:04
おみくじ
風音
携帯写真+...
3*
08/1/6 14:55
初詣
〃
携帯写真+...
2*
08/1/6 14:47
やけど
小川 葉
自由詩
2
08/1/6 14:03
ある朝の日に
ペポパンプ
自由詩
4*
08/1/6 12:26
当体蓮華?
ケンディ
散文(批評...
0*
08/1/6 12:15
クリスマスのジャンプ
いねむり猫
自由詩
2
08/1/6 12:11
生きる
朽木 裕
自由詩
2
08/1/6 11:53
明日香の旅路
服部 剛
散文(批評...
1
08/1/6 9:11
「夜道」
菊尾
自由詩
0
08/1/6 7:23
初日記
夏川ゆう
俳句
1
08/1/6 7:22
「無視」
菊尾
自由詩
1*
08/1/6 7:13
過去に生きる人へ
mac
自由詩
2*
08/1/6 4:44
冬の日の夜
龍二
散文(批評...
0
08/1/6 4:33
Exit
海渡
自由詩
0
08/1/6 4:15
気配 No.9
小川 葉
自由詩
3*
08/1/6 2:34
2008年
A-29
自由詩
1*
08/1/6 2:08
近頃、正月ムードでいっぱいだけど
プテラノドン
自由詩
2
08/1/6 1:59
風になる
AKiHiC...
自由詩
3
08/1/6 1:49
エゴイズ夢
智哉
自由詩
0
08/1/6 1:34
進化する
木屋 亞万
自由詩
2*
08/1/6 1:04
バッド・ショウ
三条
自由詩
0
08/1/6 0:53
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
5173
5174
5175
5176
5177
5178
5179
5180
5181
5182
5183
5184
5185
5186
5187
5188
5189
5190
5191
5192
5193
加筆訂正:
駅・五反田
/
たりぽん(大理 奔)
[08/1/6 10:19]
推敲:聖典には載ってなかったから→聖典には載ってなかったけど に変更
6.31sec.