真紅の薔薇が日々を分光する
赤/黄/緑/青
その赤だけを銀のスプーンで掬って
ボロネーゼソースに仕立てる
ヒヤシンス絆す忘国の姫君は
黒髪を手櫛で梳くように
カペリーニを茹で上 ...
親指でしか語れなくなった
指先が覚えてしまったのだ
無機質な凹凸に触れるだけで
整然とした文字が手に入ることを
まっさらな紙の緊張や
そこに落ちるイビツな文字
との格闘も捨 ...
道を歩く
たとえば都会の中の
南北に良く延びた
見通しの良い、ゆるい起伏のある道
道の両脇に少し、窪地のように
段差を持って民家の屋根が見え
ちょうど腰の辺りにゆれている鍵束の
しゃんし ...
ある日彼は突然発狂した。そのとき私は彼と一緒に部屋にいた。突然彼は自分の眼球をえぐりだしたのだ。数時間の苦しみの後彼は息絶えた。もはや彼はいない。私の唯一の友人だった。率直に言って残念なことだ。彼の魅 ...
やっぱり一人じゃないんだね
帰るところをくれる人たちがいる
胸を張って言える "居場所がある"と
そんなシリアスな気づきは
涙が出るほど笑ったと ...
あの頃の夜景は大きくて
今じゃ気づかない
靴底と背比 ...
さらさらと
お前は何しに来た
こんこんと
お前は何を話しにきた
しんしんと
お前は何を聴きにきた
さらさらと
また人々の掌に舞い降りてきた
...
初めての 君と俺が一緒に写ってる写真
一緒に遊園地に遊びに行ったときの写真
君がつけているストラップは誕生日に俺があげんたんだ
{引用=
う そ だ よ
}
...
食べかけにしたのは飽きたから
ワガママな性格を許してよ
よく笑うのはよく笑う娘を可愛く思えるから
本質?裏側なんて汚いだけ
甘美な人が何よりも好きなだけ
弱さを売りにするつもり ...
一、たらちね
ふるさとの町は
訪れるたびに輪郭を変えてゆく
けれど
夕暮れどきに帰りつけば
あいも変わらぬ暖かさで
湯気の向うから微笑みをくれる
あの人のおかえり
ただいま、と ...
裏切りはやがて 憎しみへと
色を変える 亀裂が入るは
この心 その奥
優しく疼く
思い出が砕けて 散って
床できらきら光る
ひとつ、拾い上げれば
頬を伝う 冷たい涙
どうして ...
面白人生講話
二つのメソド、つまり方策がある。リストアップ法と丼勘定法である。私達の携わる宗教では、戸別訪問による信者獲得の取り決めがある。聖書によると、伝える者がいないと聞く者がい ...
夕方、
神様が道路にしゃがんで蝋石で車の絵を描いている、
ぶーぶーぶー。。。
僕を見離した神さまが、ロケットとか、飛行機とかを描いている、
びいーん、びーん、びいーん。。。
僕にはよくわ ...
わたし、
だからうまれたの
きゅうたいのいのちに
いくどとなく
はもんがつたうとき
わたしは
すいてきになる
そのあと、
またいのちになる
からめるいとは
...
直感で伝えようとして
反れる
裏側にマーガリンを塗る
どちらが正しい
どちらとも言えなくて
また
無邪気に君は笑う
それはほんとなのかな
小さく ...
小鳥を逃がした事がある
さみしい時に啼いてくれたのに
鳥籠にいる姿がかなしくて
僕の目の届かない世界まで遠くへやって
今もふとすると胸うちで啼いている
傷ついたその折れた翼で
...
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造船家の仕事部屋は紙と鉛筆と分割器が置いてあるだけだ
そして窓の夕暮れの光 ...
遠い風の透けた
銀のしずくが
{ルビ月影=つきかげ}おぼろにひびいて
さびしく薫る
ぬれた黒髪
結いあげる白い手
静かすぎる吐息の重さは
うつろな視線の光
映る予感の静寂が ...
曖昧無気力な輪郭
闇に溶けて
雨雲ぽつり
泣けない雲さ迷う
歪んで歪んで
曖昧模糊な感情
泣けない雲連れて
どこか連れていって
...
このくらい→ ,
...
溜息が零れ落ちてく仕事始め
賀状には相手の匂いついて来る
お年玉幾らくれるか想像す
冬
青暗い空
白濁したむこうに
オリオン
座
深い赤
やがて釘付けになる
麗しき赤
キミの唇の美しさを
綺麗に際立たせる深い色
その「赤」の
存在感は、ボクの頭にこびりつき
ハナレナイ
紅を ...
どれだけ金を稼いでも
どれだけ周りに立てられても
闇のなかを焦るのは
しぜんの摂理というものだ
なあ、その塗り絵、
オレにも、塗らせろよな、
どれだけ金を稼 ...
雨の中ドラムを叩く僕がいてピアノ奏でるきみがいる海
風の無い丘でうたた寝 ねぇここは風の駅かと聞いてくるきみ
ねぇ誰か教えておくれどうすれば僕は靴下を食べずにすむか ...
散乱している風景を、工場街の白煙越しに掴む事を試みる。背中を焼いた真夏の陽炎と瓜二つの屈折した光を、諦めにも似た抱擁で迎え入れた。
ひどく人工的な幹線道路を基本線とした網の目の様な街の中を、眉間 ...
背中を通して響く声の揺らぎ
どこかで聞いた懐かしい声
春の夜は人が消えていく
暗示をかけられたい
風の強い日に何もかも忘れる暗示を
薄れてまともじゃない視界の中
散々見てき ...
つま先立ちで そっと
両腕を広げて
目蓋は閉じたまま
屋上で こうしていると
天使になれる
そんな気がしてた
天使は僕の憧れ
純白のワンピィス
柔らかな羽根
羽ばたかせて空を舞う ...
あたりまえのような空白に
止まったり動いたりする記憶
五つの夜のうち
一つはあなたが入り交じる
あたりまえのような静寂に
現れたり消えたりする感覚
五つの夜のうち
一つはあな ...
窓ガラスが曇りすぎていて
朝の陽射しが眩しすぎて
景色がよく見えない
平坦な道のはずだから
何処にも隠れる場所は無く
見覚えのある標識を過ぎて
がむしゃらに向かっていれば
いずれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
オルソクロマティック
しろう
自由詩
1*
08/1/7 20:02
メール症候群
渡 ひろこ
自由詩
29*
08/1/7 19:40
mahirunoyumearuki
水町綜助
自由詩
8*
08/1/7 19:30
聖性、冬、機械
ケンディ
散文(批評...
2*
08/1/7 18:54
spell
哀音
自由詩
3
08/1/7 18:51
幼い頃
つちやしほ
携帯写真+...
1
08/1/7 18:35
雪
乱太郎
自由詩
20*
08/1/7 18:34
夢恋
fuji
自由詩
1
08/1/7 17:44
「girlie」
菊尾
自由詩
0*
08/1/7 17:44
春へ
佐野権太
自由詩
13*
08/1/7 17:32
月色飽和液
AKiHiC...
自由詩
1
08/1/7 17:06
面白人生講話(8)
生田 稔
散文(批評...
3
08/1/7 16:43
夕方
m.qyi
自由詩
5
08/1/7 16:06
ふぉんでゅ
山中 烏流
自由詩
12*
08/1/7 15:38
アイキュー
ノウム
自由詩
1
08/1/7 15:27
Loneliness
石瀬琳々
自由詩
22*
08/1/7 14:00
造船家
音阿弥花三郎
自由詩
1
08/1/7 13:16
うすげしょう
こしごえ
自由詩
13*
08/1/7 10:17
無題
永遠音 史香
自由詩
1
08/1/7 8:43
僕のちっぽけさ
青木龍一郎
自由詩
1*
08/1/7 8:04
お年玉
夏川ゆう
俳句
1
08/1/7 7:54
冬の座
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/1/7 6:47
紅
赤澤るろる
自由詩
0
08/1/7 5:59
闇を焦る
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/1/7 5:55
走り去る電車すべての駅を過ぎ風は
本木はじめ
短歌
6
08/1/7 5:24
廃工場
龍二
自由詩
0
08/1/7 4:56
「猶予」
菊尾
自由詩
0
08/1/7 4:45
天使の翼
AKiHiC...
自由詩
5
08/1/7 2:35
一つの夜
mayaco
自由詩
5
08/1/7 1:11
今はまだ相応しくない
松本 卓也
自由詩
1
08/1/7 1:02
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
5173
5174
5175
5176
5177
5178
5179
5180
5181
5182
5183
5184
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5186
5187
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5190
5191
6.78sec.