立ち昇り 斜頚の日
紫煙の薫りに不思議に色めき立つ

煌き 重い日輪 くねる日差し
とどかぬ窓のない部屋
赤外線ヒーターの鈍い光に目を そっと閉じて

紅い瞼の裏で
妖艶な瞳 輝かす
...
黄金の銀杏の下、落ち葉を掃くより落ちる方が早くって、
もうすぐ暗くなるよって、黄金の絨毯に夢中な少女、ご主人をうかがいつつ、ぴょんぴょん、散歩する嬉しそうな、子犬、恥ずかしそうに、立ち小便するオヤジ ...
 午後 誰もいない家の中を 醒めた眠りから引きずられて
 歩いている 春の匂いがした 北のベランダから薄い日の光が
 廊下を明るくして白い壁紙に黒い木のトリカテル
 


     
  ...
    さaa 手を繋ごう(aaaaaa)
a
a

a a a

a
           可哀相 ...
   煙草がけむりを上げて燃えていた

   指先まで




   空が

   夏を焼いていて
  
   仰ぎ見た 

   
   空襲警報の鳴り続けた
  
...
昨年の餅は今でも冷凍庫

我家では色とりどりの餅を搗く

七草の香り懐かし里思う
白線の内側を
遵守するものにはわからない
よごれ
くすみ
否応なしに手にさせられる

白線の内側を
順守しないものにはわからない
うつくしい
かがやき
届かないからこその憧憬

...
あたりまえのこと

少しヒステリックに
語ってしまった夜も
いつかあの汚れた壁の
やさしさみたいに
やがて言葉なく物語る

子供が放る
軟球が壁に当たっては
帰ってくるものを
...
漂って もう
うす紫になった
夜の四十万に入れ違った
にじんだガラス見てた
辛く苦しい生き方を装った
いぎたない人生観が赤面で
酒にまみれて虚空を睨んでら
なんもねえ
どうってことねえ ...
その窓の向こうには
どんな景色が見えていますか
その窓の向こうでは
誰があなたを待っていますか

透明な意識の反対側で
あなたを白くくもらせる
一枚の窓に描かれた
空想のミルクを飲ん ...
埃をかぶった口紅を手に少女は、鏡のなかに翼を描いた。
それはぱくぱくとうごいて、風について多くのことを
語ろうとした。その時、うしろで誰かが口笛を吹かなければ、
まあたらしい風が吹かなければ―そ ...
 
 自然の息吹から遠ざかった街で
 人は温もりを求めて
 ネオンサインを渡り歩く


 一人じゃ見れない風景
 孤独な夢は夢のままで

 
 挫折する度に視野がせばまる
 でも ...
見つけたから
ついていった
きっと昇っていくのだろうと
戻されても
水ばかり飲んでも
同じように昇っていくんだと

あの時この瞳は
きっとすべてを照らしていた
それから
何も見えて ...
歩く、歩く一人で歩く
猫一匹と猫背な飼い主
季節外れなヤキイモ屋さん
本体よりも大きなストラップをつけた携帯電話
その電話で小声に愛を伝えようとしている小学生
この世の中、何かが狂っている
...
   裏庭について – それからすこし家の話

 北里、という地名がある。しばらく住んでいた時期があるが、そこの風景を思い出そ
うとすると、まず祖父の家の入口が面している道路から左手 ...
海が眠る
その貝殻を
ためらいもなく
拾い上げて

ひとは口々に
語り始めるだろう
春を

春のための春、に
何をも待たず

つとめて実直に
見失うだろう ...
あなたが 空が大好きだから

わたしも 空を見上げる機会が増えました


空の色とか 雲の形とか
興味なかったけど

あなたが 嬉しそうに語るから
いつのまにか わたしも
空の 表情や 機嫌が 気にな ...
ねむいのに
目をとじればねむれるはずなのに
そばにケータイがあるから
彼におやすみのメールをしてしまう
返信が来るまでお気に入りのページでもながめよう
いつか私もケータイ小説とか書いてみよう ...
結局は変わってしまう

何もかも変わってしまう

僕は悲しみを失った

いくつもの

涙を超えて歩いてきたから



結局は壊れてしまう

何もかも壊れてしまう

僕は ...
せりなずなもはや野山で得れぬものあかぎれ知らぬ手の買う七草

母の言うごぎょうはこべら忘れればいっそ帰れよ病で家に

白がゆで満ちる鍋こそほとけのざ黄色の匙で母から子へと

いぢわるをする ...
久しぶりの屋台
2人で食べるお好み焼きひとつ

分け合ってあつあつを頬張った

マヨつける?
ソースもっとかける?

何気ないことばも
すごくあたたかで

こんな瞬間
あっとい ...
遠く
遥かに
蜃気楼を見たようなそんなグレイの記憶ばかりなのに

突然蘇る
カラフルすぎる
思い出

あまりにもリアルで
あまりにも鮮やかで

だからわたしは
「ほらっ」

あっちこっちから聞こえてくるでしょう?
あのすっかりやせ細ってしまった枯れ木の根っこのあたりから
その足元の凍えて背筋をピンッと伸ばしてる土の隙間から

相手を押しのけ押しの ...
なんとなくなんだけど

窓を開けるのが怖くて

窓は全部額縁で隠したの


ほんとは外を見たいし 

日光浴や散歩もしてみたいけれど

まだ怖いから

かわりに

昨日窓 ...
何をどこに忘れたのですか?
駅の係員は開いた記録簿に目を落とし尋ねた

普段から乗りなれた通勤電車
それなのに今夜は何かが確かに違っていた
勧められるまま飲んでしまった新年会
赤ら顔の同僚 ...
年賀状の
返事を出しに 
近所を歩く 

遠くに見える
赤いポストの頭に 
新年の日が映り 
うっすら後光が
射していた 

かけがえのない人々の
名を記した年賀状を 
輪ゴム ...
口ずさむ歌も亡くして冬の海に君を葬る(雪降り止まず)

ウエディングドレスの尻尾に水色のポストイットで貼れ祝婚歌

少年よゆめゆめ忘るることなかれ『御婦人はみな理不尽である』

これはつ ...
{引用=





冷たく冴えた月光に
白く抑えつけられて
家並みは動かない




家並みの間を
老いた野良犬が
痩せた影を落とし
トコトコと 走る
  ( この ...
ロック吠アグラ、勃ちっぱなしロック、
スタンディングオベーション、
スタンディングマスタベーション、
スタンディングバック、スタバ、
後ろから、貫け、
その、鈍く、光る、
包丁 ...
真紅の薔薇が日々を分光する
赤/黄/緑/青
その赤だけを銀のスプーンで掬って
ボロネーゼソースに仕立てる

ヒヤシンス絆す忘国の姫君は
黒髪を手櫛で梳くように
カペリーニを茹で上 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
龍女と・・・アハウ自由詩508/1/8 11:22
チャンネル七味とうがら...自由詩5*08/1/8 10:39
sketches鴫澤初音自由詩508/1/8 9:55
honeybee自由詩108/1/8 9:19
army自由詩108/1/8 9:18
七草夏川ゆう俳句108/1/8 7:58
つぶやきFUBAR自由詩6*08/1/8 6:10
あたりまえのこと小川 葉自由詩108/1/8 4:19
百鬼夜行自由詩008/1/8 3:35
小川 葉自由詩108/1/8 2:47
「古い鏡台」プテラノドン自由詩108/1/8 2:11
ハッピーターン山崎 風雅自由詩008/1/8 1:57
ポッケ自由詩2*08/1/8 1:24
狂感覚智哉自由詩108/1/8 1:04
【エッセイ】裏庭について – それからすこし家の ...mizu K散文(批評...5*08/1/8 0:18
千波 一也自由詩5+*08/1/8 0:08
携帯電話で撮る空北大路京介携帯写真+...15*08/1/7 23:27
バイブレーション壺内モモ子自由詩108/1/7 23:18
change and breakピート自由詩008/1/7 23:09
これぞななくさ亜樹短歌008/1/7 23:09
広島焼き風音携帯写真+...2*08/1/7 22:50
Colorfull携帯写真+...2*08/1/7 22:49
「ほらっ♪」もこもこわた...自由詩1*08/1/7 22:00
窓の外 窓の中 窓の絵れんげ自由詩108/1/7 21:42
忘れもの恋月 ぴの自由詩31*08/1/7 21:39
投函の間 服部 剛自由詩308/1/7 20:39
忘れた頃に雑詠山田せばすち...短歌2*08/1/7 20:23
冬の夜のスケッチまどろむ海月自由詩8*08/1/7 20:21
ロッキンポにつけるクスリ虹村 凌自由詩0*08/1/7 20:19
オルソクロマティックしろう自由詩1*08/1/7 20:02

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加筆訂正:
mahirunoyumearuki/水町綜助[08/1/8 8:11]
漢字間違い訂正
5.73sec.