何も感じずに日々が流れていく
音も無く
感触も無く
十時十分の腕時計の意味を知らない
通販番組の悲しい電話が響く
教室の中で私がいないことが当たり前になっている
最初は友達は心配し ...
オレンジジュースは冷蔵庫の奥にある。 誰にも気付かれないように、奥に。
カラスが鉄塔から飛び降りた。 羽をバタつかせないので自殺とみた。
地球の自転が加速して、僕らは宇宙に投げ出され、隣り ...
生まれた街を歩いてみた
潮風が私の髪をなびかせた
腰の曲がったおばあちゃんが
歩道を歩く
わたしはきらめく海の反射に見とれながら
その美しい波の冷たさを知っていた ...
定期券をなくした
毎日通った
半年定期だった
あの人のこころゆきだった
なくしたので
きょうは切符を買って行った
帰りも切符を買った
ならんで買った
電車は混んでい ...
{引用=
透明人間のくせに食べる食べる。皿の中身が口と思しきところへシュッタと消え去っていく。 大食い選手権さながらに皿が消え、お代わりを請求する。
急いでご飯を盛り、追加にもう一斗焚き始める ...
わたしたちは 底悲しく
わらいあう
そして指をつなぎあい
小径をゆく
菫の花がそこかしこに
ふるえるように咲いている
わたしたちは 歩きながら
優しげに 言葉を交わす
でも気づ ...
かなしみは
ひかって滴りやまない
目がにじむ
結晶
それはあなたと
永訣するその夜だった
かなしみは
ひかって滴りやまない
目がにじむ
結晶
それはあなたと
永訣するそ ...
こどもの頃からずっと
頭と目玉だけおんなじ
ラブホいきてえ相槌は
火曜8時のお笑い番組
こんな男に仕上がった
そんな夜にはまるい月
時が経つとはどういうことだろう
勝手に時は過ぎてゆく ...
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ
横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ...
君にあげたのは
目についたカサブランカ
海の藻屑と消えた
甘い恋
涙の味
真白なカサブランカ
君に見えた
「会いたい」
その気持ちだけが僕を動かした
遠い異国の地
彼女はそこに住んでいた
友人は毎日彼女と一緒だった
大学でも、夕食時でも、帰るときでも
そんな ...
あなたに照らされて輝く
この想いはさながら月
ただ大切にしたい
淡く優しい光と熱
愛したいとか 愛されたいとか
もうどうでもいいよ
眠ってしまった
あんなに観たがっていた映画
青白く照らされた寝顔が綺麗に思えたから
起こさないように一枚撮ったんだ
ステンレスの浴槽で
いつまでも君と溺れていたい
海月みた ...
眼鏡を忘れた
喫茶店に忘れた
雨が降っていた
それは喫茶店の外だった
どうしても、とやはり忘れた、が
喫茶店は三軒目だった
ジャンバーを着込んだ人が
すぐ隣を通り過ぎていく
...
その 時
生なる状態で 為した行為は
魂にイメージ刻印される
死なる状況が近づくに従い
死=イメージのみの世界がせり上がり
やがて魂を専有し始める
呼吸はしているのだ
心 ...
静かに
長く連なる
落下して
地面の
ずっと奥深く
張り巡らされた手から
温かく
吸い込まれ
生命の源となる
それは
凍りついた世界を融かし
別れを告げ
訪れを呼ぶ
...
春のあたたかさで脳みそがとけていく
僕にはただしい判断なんてできません
ただぼんやりと ただぼんやりしている
気が狂いそうだ 僕の意識は遠のいていく
満ち足りている世界で僕らはやる気が ...
光が背後から打つ
日が終わろうとしているのだ。
空は私たちの絶叫で赤く染まる
寂寥として風がゆくなか
君の微笑みだけが
春を告げるようだ。
蝶がカラのペットボトルに止まっている
そこが宿り木なのか
そいついいやつだ
2リットルで1キロカロリーと告白している緑茶だ
そんな人へ着地したかったよ
翅越しのヘルダーリンと目が合った
...
おまえのおなかの裏側を
指でおさえる
鳴きわめいて
おまえは貝の射精をする
お尻の穴まで
肉の金属が腫れあがって
金庫強盗ってこんな感じか
そうしてかすめ ...
見上げれば
青い空
白い雲
飛行機が白い軌跡を残して
バトミントンなんかしちゃったりして
出来すぎた木曜日
よく晴れた木曜日
ちょっとはずかしくて
でも
こん ...
春に夢に
月は仄かに白く落ちてくる
その日は 今日も昇る 沈む
月は満ち 引く
宵には明星
一日のフィナーレに添える
天空の便り
東雲に まだ浅い春
緋色に 胸 焦が ...
ぼくたちはいつだって三人でいた
キミがみつばちを捕まえてほしいと
目の動きだけで云った時も
そうするしかなかった
キミはあいつのもので
ボクははちに刺されることでしか
キミに見つめられ ...
目が覚めると
お日さまが山の向こうから顔を出してた
ふいに
ランボーの詩の一節が
降ってきた
なんかいい日になりそう
朝日を浴びて
みかんみたいになりながら
ひとりにやけた ...
出会い
出会ってしまって
本当にいいのだろうか
声を聞いただけで
涙が溢れででしまう
あなたと
唇をかさねたら
大丈夫なのだろうか
知ってしまった
恋の味を
記憶の奥底 ...
想い出は
まぶしすぎる ひかりのなか
とうめいな包み紙が
美しい影を落としていく
想い出は ひかりのなか
待ち望んだ
朝がきた
何回泣いても
何回夢みても
夜が
また来るのなら
いっそ
朝に
おはようって
待ち望んだ
朝なのだから
風寒しカラフルな花まだ咲かず
梅開く合図が欲しい散歩道
寂しくて温もりもらう春炬燵
おにぎりの要領で
ぎゅっと空気を押し固めると
野球のボールくらいの球体ができあがる
無色透明だけれど
触れるとちゃんとそこにあるのが判る
砂糖や小麦粉をまぶすと
指の跡までくっきりとうかび ...
飛んでいる鳥を
「優雅だ」
なんて、いうな。
きこえたのは、レクイエム。
北か、南か、東か、西か。
はこばれてきた、レクイエム。
名もない鳥、風にとばされ、死んでっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Air
海月
自由詩
1
08/2/21 23:26
エバーグリーン
ひろっち
自由詩
1
08/2/21 23:03
海辺の街
ロリータ℃。
自由詩
2
08/2/21 22:40
定期券
ふぁんバーバ...
自由詩
3*
08/2/21 21:17
透明人間が夕飯に
リーフレイン
自由詩
2
08/2/21 20:35
菫の小径
塔野夏子
自由詩
9*
08/2/21 20:27
永訣
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
08/2/21 20:07
まるい月
〃
携帯写真+...
1
08/2/21 20:03
白い地平線
乱太郎
自由詩
22*
08/2/21 19:03
君はカサブランカ
azure_...
自由詩
3
08/2/21 19:03
遠距離恋愛
坂本隼人
自由詩
3
08/2/21 18:28
夜空の散歩
衿野果歩
自由詩
0
08/2/21 18:22
「seek」
菊尾
自由詩
4*
08/2/21 17:50
待つ
たもつ
自由詩
2
08/2/21 16:47
生死決定
アハウ
自由詩
3*
08/2/21 15:46
雨一番
こゆり
自由詩
5*
08/2/21 15:12
春の狂気
ゆうと
自由詩
2*
08/2/21 15:10
二月
Etuji
自由詩
2
08/2/21 14:35
抜け殻
佐々木妖精
自由詩
3*
08/2/21 13:41
情熱
吉岡ペペロ
自由詩
1
08/2/21 12:38
よく晴れた木曜日
風音
自由詩
3*
08/2/21 12:34
春の曙
アハウ
自由詩
2
08/2/21 12:00
ぬいぐるみと積み木と太鼓
よしおかさく...
自由詩
5*
08/2/21 11:28
朝
fomalh...
自由詩
4
08/2/21 10:34
出会い
夢乃 綴喜
自由詩
0
08/2/21 10:30
想い出
シャツ
自由詩
3*
08/2/21 10:09
朝に
風音
携帯写真+...
1*
08/2/21 9:14
カラフル
夏川ゆう
俳句
0
08/2/21 7:49
返事
アンテ
自由詩
2
08/2/21 2:19
きっかけは、レクイエム。
三奈
自由詩
6*
08/2/21 0:45
5022
5023
5024
5025
5026
5027
5028
5029
5030
5031
5032
5033
5034
5035
5036
5037
5038
5039
5040
5041
5042
5043
5044
5045
5046
5047
5048
5049
5050
5051
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
加筆訂正:
かぶとむし
/
ペポパンプ
[08/2/21 20:06]
「旅立つ」に訂正する
6.33sec.