したためた言葉の数だけ
私は、知ることを
赦されている
滴
り
落
ち
る
五月の終わりの静かな夜の暗闇は遠く無限 ...
無表情に首を傾げた
自転車の整列する駐輪場の上
線路に吊り下がる
モノレールは監獄の面影で走る
昨日の重たい疲れを残し
眠りながら吊革にぶら下がる人々
...
人にたどり着くまで
僕はいったい
何億年待つだろう
その田舎町に生まれるまで
僕はどうして
生きながらえることだろう
生まれてもないのに
生きてきた
時があったんだろうか ...
16のころ読んだ
大江健三郎の小説を
古本屋で文庫で百円で買った
道を渡った喫茶店で
39の俺が読んだ・・・
墜落する物体を見る興奮
幻のように確かな手触り
...
080523
99と書く
次は100だと思うとそれ以上書けなくなる
思い切って進め
そんなこと言っても可哀想だと思う気持ちがあり
迷っていると
...
小さな箱に体は収まる
膝をかかえ頭を下げ
それは体に張り付くように
少しでも体を動かせば骨が軋む
箱から外れるな、と
箱が割れる日がくるときもある。
そのときは皮膚が外へ出るのを嫌うよ ...
動悸が激しい
息切れも止まない
これはきっと病気に違いない
アイツのせいだ
昨日アイツに頭を撫でられた時
変なウイルスに感染したんだ
それ以来アイツと話すと目眩がする
それ以来ア ...
紫煙の記憶が折り重なる木枠
スピーカーに雑草が繁茂する
煤けた天井から黒い茎が垂れ
席のすぐ上で円錐の花が開く
ここは暖色の蜜であふれている
白い蜜に沈む 緑の無邪気な囚人たちは
小さな ...
この手が嘘をついたのか
この手が汚い言葉を吐いたのか
いいえ。そんなこと知りませんよ。
嘘だ 嘘だ
そうじゃない
君に知ってほしいんだ
ここにいます ここに ここで
...
遺影のある家に行くと
線香の良い匂いがして
羊羹を一口食べた
奥さんがずっと昔からのように
右手で左手を触っている
側では子どもたちがわたしの名前を知っているので
窓から外を見ると
...
別に何言われたっていいや
って思いながら
平気な顔して
行ってみる
負けず嫌いなんかじゃない
悔しくも
悲しくもない
理由とか必要とか
みんないろいろ言うけれど
考えるからダメなんだ ...
君への熱い熱い想いで、僕たちの愛は。
どろどろのチョコレートのように、溶け込んでしまったんだろう。
その後、体中にべたついたそれは、なかなか取れなくて。
いくら冷めた後でも、どこかに ...
埼玉のカリスマラッパーサカタ
28歳のドリーミンボーイ
埼玉のカリスマラッパーサカタ
恋人いない暦イコール寿命
埼玉のカリスマラッパーサカタ
アルファベットの扱いは苦手
埼玉のカリスマラッ ...
ゴミ箱を作ったので
いらないものを捨てた
だけど、ゴミ箱はまだ満足していなかった
仕方がないので
最近、増えすぎて
持ちきれなくなった不安を捨てた
ゴミ箱は少し満足したようだった
その日 ...
あなたはまだ
地下一階にたたずんだまま
この世に生をさずかる前の詩です
見えるはずもない空の
その方向をさがしている
一鎖の言葉のつらなりです
空はきっと上にあると思い
自然と見 ...
恐ろしい絵本を読みたくて
深夜の本屋に忍び込んだ
硝子を割ったのにセコムは作動しなくて
別世界にきてしまった気がした
グラビアから世界地図まで
滑るように見つめていると
ふとした拍子 ...
やわらかさ
について
はなしはじめるとき
枝葉や
幹のはなしばかり
きみが
きいているとき
花の
中の蜜から
不用意にそらされた
ひとみが
もしぼくをみつけるなら
ひとつぶ
...
雨は
見えない森になって
街を侵食していく
闇の中で肉食の獣が
共食いを始める
海に向かって歩いていくと
砂浜には
打ち上げられた人魚たちが
数え切れないほど転がっていて
そのことを ...
窓には
ひとつの三日月
ひとりの子と話す
風の音
油の虹
武器はなく
ひとつの羽を得て
ひかりかがやくもの
ひかり失うそのとき
居ること 居ないことを
震わ ...
笑点を見ながらくつろいでいると
夜間責任者から電話が掛かってきた
どうやら稼働を見間違えていたらしく
約十五分間怒鳴り散らされた
しかしこちらも制服を返した後だったので
気を取り直して出掛け ...
安っぽい自販機で
安っぽいコーヒーを飲む
真夜中のロビーは
そこだけ明るい
神様
私はつぶやいてみる
どこにもいないものを
あてにして生きていく
それを誰も否定しない
愛 ...
なにごともない虚ろな午後
ふと空をよぎる
鳥が
その日の栞になった
行くでもなく帰るでもない
ふたしかな彷徨い
花が
その道の栞になった
こころもとない眠りの果て
闇 ...
きみの目がかけている
としたら、きみの
目を
虚無にむけて
あげるようにして、わたしの目が
見ている、少しもよくならない
時間を、
(世界の、世界への投げ
出し、
おたがいに ...
戻らないこと、離反
して、
きみは分からないまま、もう
戻ってはこない
場違いだけが、そこにあると
して、
きみが話すがままに
する、
わたしの
もっとも奥で、きみが
他の ...
蚊取り線香は
金鳥に限ると
じいちゃんは言っていた。
今分かった理由
ツユクサ
ムシトリナデシコ
鈴なりのコバンソウ
脇役の花たち
バイオリンの音
弾む音
朝霧に
包まれ ...
きみが
許し
ていく、夜に、引き
裂かれて
いった彼女が、わたし
の外に運ばれて
いって、それから自らのもとに
戻ってくることが
ないように、わたしは知らない、きみ
が知っている ...
甘い話には気をつけろ
各駅停車のように生きろ
あいつだってロックンロールだ
ゆっくりでも走り続けているんだ
あいつは決して目的を見失うことはない
あいつの顔には必ず目的地が書かれている
夢 ...
なんで私は
こう辛い道ばかり選ぶんだろう
普通に考えたら
こんな暗くて叫んでるような道
なかなか選ばないね
自分では
周りに劣ることに慣れている
と思 ...
顔には出さなくても、言葉で言わなくても、わかるだろー??
顔には出さなくても、言葉で言わなくても、僕がグシャグシャに傷ついたのわかるだろー??
顔には出さなくても、言葉で言わなくても、僕が君のこと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
創書日和「器」 器
山中 烏流
自由詩
1
08/5/23 23:02
暗闇
beebee
自由詩
7*
08/5/23 22:53
「 新しい家 」
服部 剛
自由詩
4
08/5/23 22:33
人にたどり着くまで
小川 葉
自由詩
2
08/5/23 22:15
幻のように確かな手触り
吉岡ペペロ
自由詩
7
08/5/23 22:08
99の次は100
あおば
自由詩
6*
08/5/23 21:54
ハコ
湖月
自由詩
1*
08/5/23 20:19
恋
1486 1...
自由詩
2*
08/5/23 19:56
かすれたフルート
氷水蒸流
自由詩
5
08/5/23 18:46
めらんこりっくぱにっく
そらの とこ
自由詩
2*
08/5/23 18:03
遺影のある家
たもつ
自由詩
19
08/5/23 17:20
考えないこと
チアーヌ
自由詩
2
08/5/23 16:30
チョコレート。
狠志
自由詩
1
08/5/23 14:11
埼玉のカリスマラッパーサカタ
1486 1...
自由詩
3*
08/5/23 13:47
ゴミ箱
小原あき
自由詩
32*
08/5/23 13:13
「地下一階から見上げているひとへ」
ベンジャミン
自由詩
3*
08/5/23 13:10
命と本屋
ゆるこ
自由詩
5
08/5/23 11:07
北風の誘惑
Hitots...
自由詩
2
08/5/23 11:00
雨の森で
大覚アキラ
自由詩
0
08/5/23 10:56
夜としずく
木立 悟
自由詩
4
08/5/23 10:03
高架下サウナ
1486 1...
自由詩
3*
08/5/23 8:35
ろびいすと
uminek...
自由詩
4*
08/5/23 7:33
しおり
yo-yo
自由詩
9*
08/5/23 6:22
_
こもん
自由詩
1
08/5/23 6:20
〃
〃
自由詩
2
08/5/23 6:11
ツメクサで茎相撲を
ペポパンプ
自由詩
7*
08/5/23 5:57
nothing
こもん
自由詩
1
08/5/23 5:54
各駅ロック
新守山ダダマ
自由詩
0
08/5/23 5:35
選択
cass
自由詩
0
08/5/23 2:37
顔には出さなくても、言葉で言わなくても、わかるだろー??
うおくきん
自由詩
2*
08/5/23 2:26
4948
4949
4950
4951
4952
4953
4954
4955
4956
4957
4958
4959
4960
4961
4962
4963
4964
4965
4966
4967
4968
4969
4970
4971
4972
4973
4974
4975
4976
4977
4978
4979
4980
4981
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
8.25sec.