あの椅子を買おう
モスグリーンの
スイス椅子を
あの椅子を買おう
あなたと
ぼくの
こころと
からだが
あなたの
ねじまげられた
半身が
ゆっくりと
くつろ ...
窓越しの陽射しが
薄いまぶたを通過する
汗ばむ髪をかき上げると
晩夏が私に混ざり合って香る
あの日に帰りたい
そう思ったことの無い自分が
幸せなのか不幸せなのかわからぬまま
季節がま ...
あなたが創った
ぼくらの時計は
今日も単身赴任の
この部屋に
あなたの眠る病室に
永遠の時を
刻んでいる
雨が好き
世界が濡れて
恍惚の芳香が包む
夕と夜の間に
草花と土が
なめらかな生命を与えられ
喜びの香が
艶やかに立ち昇る
火照る身体を
委ねたアスファルトの上
はしゃぎ疲 ...
6月4日
母の45回目の誕生日
父が花を買ってきた
最近会話のない父と母
少し心配していた
けど
何も話さず、微笑ましく花を見ている二人
父と母だけの時間がそこにあって、
今だ ...
記憶が
ぽろぽろ
剥げ落ちて
さっきのことも
分からなくなる
いつか
あなたが誰かも
分からなくなるのかな
恐怖は包装された箱の中
いくつも
転がっているか ...
(たった) ひとつの恋が終わった
幻のような希望(ゆめ)だった
輪郭のない花のように 靄のかかった
触れても 最早響く筈もない……時代錯誤の旋律のような それは
調律師の手元離れて久しい 幻影 ...
わたしはあなたのこととっても
気にしてるよ。
下手な言い訳でごめんなさい。
円盤来襲
円盤来襲
機銃砲弾
一身に受け
防衛手段
既になく
退避
退避
指揮系統は
支離滅裂に
あふれかえった
避難民の群れ
炸裂 ...
{引用=
いつからか
きみは
かえらなくなった
そのことに
気づいたのは
つい最近だった
雨がまた
降り出したよ
ぼくはまた
歩き出さなきゃ
}
君を追いかけ
探しては帰る
どうしようもない夜をくぐり
街灯りが遠ざかる
ポリバケツの上でくつろぐ猫がにゃあと鳴いた
抑揚のない
ふざけた鳴き方だった
さようならと
フリー ...
あなたは泣いています
あなたは泣いています
緑の雨にずぶ濡れて
ただただこの世がいとしいと
あなたの頭上に垂れ下がる
電線の雫がぽとりと落ちて
ひとつひとつが世界を映してる
あな ...
打ち砕く岩の欠片の偶然も打つ
波よ波よ死せばただならぬ鼓動
車が停まっている棚の本の空いている床
傘を置き円筒ばかりの市に立ち会う
人魂を避け街の橋踏み外す
土の色彩眺め ...
一昨日から降り続く雨のせいなのか
それとも空気を察したからなのか
観葉植物が申し訳なさそうに
リビングの隅で縮こまっている
子どもには駅に着いてから話すから
新しいアパートも借りてあるか ...
振り返れば、蒼ざめた空
眩しすぎる光が、あたしを責める
光が、眩しすぎる
5年もの歳月
あたしはずっと
ひとりぼっちで
部屋のなかで暮らした
外に出ることは極稀で
...
電車を降りたら
小雨が降っていた
セブンイレブンで傘を買った
駅前の商店街を抜けると
道は一気に暗くなる
細い道の両側から漏れる
家々の明かりがメインで
わたしは足早に家路を急ぐ
朝
...
栗の花が、匂う
あの子のスカートは
本当に秘密だろうか?
(あ、あ、あ、暗転
時折
飴玉が降るらしい
都会のような片隅
私の ...
たとえば真夏の海岸で
きみの目は水平線を映し
螺旋状の呼吸をする
……たどり着けない
{引用=(あれはいつの事だっただろう
あの記憶がきみを過去へと誘う
だがあの場 ...
雨は崩されてゆく
透明の灰が静かに積もりゆき
アスファルトの水溜りに雨音の波紋ができた
土地は湿り気を増し
ビルディングは地階から 灰に埋まった
飛び散る 雨
しぶきが足元を濡らし ...
君 そろそろ 思わせぶりな態度を 改めよ
君 そろそろ 詩人のフリは よしたらどうだい?
君 そろそろ 本音を言ってごらん?
君 そろそろ 悲しみの淵から 離れる時だ
君 そろ ...
メソッドなど存在しない
ボロネーゼにちーずをかけますか
ええたっぷりめでおねがいします
山盛りのチーズをすぷーんで掬ってかけてくれるのを
にこにこ見守った
もあ? のーもあ?
もあ ...
お返事を、とても嬉しく読みました。
君の日記で薔薇の写真を見た時、
「 あ・・・にてる・・・ 」
と思ったのでした。
出逢う花ともかけがえのない「縁」が
あるのかも ...
心音をメトロノームに
できるなら埋もれていたい
いつか来る安寧のなかに
敵に塩 パンティ下ろす 腰浮かす
誰かの投げたボールが
もしも飛んで来たならば
投げ返すよりも
よけましょう
( いずれ背後に、ボールは消える )
誰かの投げたボールが
もしもよけきれなかったら
胸 ...
一日が32時間あればいいな
12時間眠ったら
8時間頑張って働いて
12時間好きなことができれば
毎日楽しく過ごせるのになぁ
最近は仕事から帰っても
夕飯を作る気になれない
休み ...
今でも言葉書いてる?
詩でも、小説でも、なんでもかまわない
って言ったら
ここだよ
って言った。
僕らを繋いでるのはいつもそんなで
こんなだから繋がってる。
はじめまして、ゲ ...
水族館でみた大きなさかな
ゆったりと動く大きなさかな
ガラス越しに見える大きなさかな
水族館に連れて行ってくれたお母さま
あの白い手で私を育ててくれたお母さま
今はガラス越しでしか会えな ...
お母さんへ。
手紙を書ける時間はそんなに無いですが、暇を見てはこれを書いています。家族からの手紙があれば、その日一日爆発音の響く塹壕の中に立てこもっていても平気ですが、手紙がなければ暗い気持ちで ...
絶望が押し寄せてくる
僅ない、身近に感じられる感じてくれる魂からの
顔を見合わせることが怖い
視線が口元が僅かに動く音も
踵を返されたら、その背中が投げる最期の一瞥を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
椅子
草野大悟
自由詩
3
08/6/5 20:45
とどまらない
さくらほ
自由詩
8*
08/6/5 20:35
空の時計
草野大悟
自由詩
5
08/6/5 20:13
雨が好き
相良ゆう
自由詩
6*
08/6/5 18:49
母の誕生日
赤澤るろる
携帯写真+...
2
08/6/5 18:03
空虚
舞狐
自由詩
7*
08/6/5 17:55
薄明
きりえしふみ
自由詩
4*
08/6/5 17:32
私は。
すぬかんなが...
自由詩
1
08/6/5 16:49
台風
北村 守通
自由詩
1
08/6/5 15:55
雨粒
ゆうと
自由詩
1*
08/6/5 15:20
右手左手
パンダコッタ
自由詩
0
08/6/5 15:17
緑の雨
石瀬琳々
自由詩
10+*
08/6/5 13:43
0mm漁礁
黒川排除 (...
川柳
1
08/6/5 13:40
離婚届
1486 1...
自由詩
1*
08/6/5 12:50
夜の空になる
結城 森士
自由詩
2
08/6/5 12:39
帰宅
チアーヌ
自由詩
8
08/6/5 12:19
東京飛行
山中 烏流
自由詩
1*
08/6/5 11:59
こそあど黙示録
草野春心
自由詩
1
08/6/5 10:38
梅雨空
アハウ
自由詩
2
08/6/5 10:35
【忠告】
つむじまがり
自由詩
0*
08/6/5 10:25
メソッド
よしおかさく...
自由詩
3*
08/6/5 9:41
薔薇に捧ぐ恋文
服部 剛
自由詩
1
08/6/5 8:59
静かに好きでいたい
長谷川智子
自由詩
10*
08/6/5 8:41
こっそり応援
六九郎
川柳
0
08/6/5 8:26
応援詩
服部 剛
自由詩
4
08/6/5 8:12
32時間
1486 1...
自由詩
3*
08/6/5 7:53
ここだよ
戸々屋 優
自由詩
0+
08/6/5 7:32
眠るアロワナ
まつみ
自由詩
1
08/6/5 4:43
実験的な文章を多用するなとショートショートのカミサマは仰った ...
影山影司
散文(批評...
1
08/6/5 3:25
笑い合えば
鎖骨
自由詩
0
08/6/5 0:50
4931
4932
4933
4934
4935
4936
4937
4938
4939
4940
4941
4942
4943
4944
4945
4946
4947
4948
4949
4950
4951
4952
4953
4954
4955
4956
4957
4958
4959
4960
4961
4962
4963
4964
4965
4966
4967
4968
4969
4970
4971
6.3sec.