夜中にテレビを
消音にして見ていると
隣室から
パチッ。
という何かのスイッチの
音が聞こえた
5分後
バラエティ番組を映す
テレビ画面の上部に
速報がながれた
ひとり死ん ...
[1]
幾重にも重なる和音の中で
あたしは耳鳴りおさえきれずに
人ごみの中歩き続ける
白い覆面かぶったピエロ
[2]
白昼の惨劇がはじまろうとするところ
空砲もった演 ...
絵筆のタッチ
でアフロのボブさんが山を
適当に適当に描いた
そして山形蔵王と白石蔵王が生まれた
俺はマリアンヌを聞きながら
青根温泉からあがったばかりだ
そしてお前ら
ラブらしいぜ? ...
写真週刊誌にスッパ抜かれて
あの子、死んじゃった。アイドルのあの子。
どこを探しても見つからない。
あの子、死んじゃった。アイドルのあの子。
ググっても情報が出てこない。
あの子、死 ...
{画像=080805022047.jpg}
掴まり立ちする息子を支え、
私に振り向く妻の肩先に思い出す情景がある。
思い出すとあの日私は
父親の傲慢な仕打ちに猛然と腹が立ち、
押し入 ...
太陽の光の届かない海底で暮らすのはどんな気分だろう。昼と夜の区別のない世界で暮らすのは。
「おはよう」と、彼女が言う。おはようと僕も答える。彼女がベッドの上で軽く伸びをすると、乾いた音が小さな僕の部 ...
もう ラヴソングはうたえない
なぜって、尊皇攘夷派だから
あるいはラブでもソングでもないから
チャントとかポエムとか
いや、もう記述でいいんだ
こいうたとか抜かすにしろ
淡色ピンクを多 ...
ピンク色の海が束になって襲いかかる。
週末に、自転車で見た
青空のうしろで、まだら模様になっていた。
緑の岸壁が、コブのような波を受け止めて、
ピンクをばらばらにしていた。
濱にはサメが打ち ...
膝に水をためた
母は手術で水を
抜いてもらった
肺に水をためた
父も手術で水を
抜いてもらった
誰にでも
水がたまる
時がある
人は誰もが
抜いてしまいたい
水を持っ ...
まずは大間違いからはじめた
朝焼けで焼身自殺してやる
俺は日の出を待っていたのだ。
案の定間違いで
脳みそが震えながら悪態をつきはじめた
寒がりの嘔吐に似ていた
白い息を、白い息を、
ヒ ...
月を見ていたら
涙も
涙まじりの鼻水も
潮の味がしたから
海で生まれたこと思い出した
風は漣
木の葉は波音
空は海原
雲は島
月は
ぼくらを導く灯だ
...
進級出来なければ意味が無い
気障なだけでは決まらない
ああもう導火線の上で
陰毛がダンスを始めて
余ったおかずで歌えや小者
失せん失せんと十七年
志願してまで見得見得の
喜怒哀楽を豊 ...
「少しだけ泣いてもいいですか?」
あなたは細い声でささやく
そしてやっぱり止めようと
小さく肩をふるわせている
「きょうはずいぶんと湿った空です」
たしかに昼間吸い込んだ蒸気を
...
遠い日の君の面影は僕に何を
伝えているのかな僕にはわからない
最初から僕らが出逢ったことに
意味などないなんて言わないで
きっと側にいることがすべてではないけど
でも側にいるほど君は遠く ...
水のために
夜は流れるので
その最下流
海が見えるあたりにはきっと
朝がある
朝のために
水は流れるので
その最上流
泉が湧くあたりにはきっと
命がある
そうして
...
芸術が好きなので、神は空に絵の具をまいた。
控え目に流れ落ちるそれは雨となる。
白く細長い雨だ。
繊細な鋭さをもって少年を貫く。
殺意はない。
柔らかな愛。
気まぐれな神は、残酷なほど ...
髪を解いて失っていくまだ欲しい侭なのに
私は目蓋をしている
永遠の怪物 流れぬ流れの中で
無を流す そうすれば
床に張りついて 顔を平たいて
この口で歌う 音を吸いついて
遠い ...
おにーさん おにーさん どうしたんですか?
失恋でもなさったんですか?
世界中の不幸を背負ってるような しけた面してますねぇ
そんな顔して黄昏れてたって モテないままですよ
「 海パン ...
鏡のしくみ
ふたつの世界を隔て
ふたつの世界を結ぶものがある
手をふれるだけで
抱きしめることはできなかった
今日はピーターが
誰かをさがしてる
鏡のむこ ...
頭から落ち
身体から落ち
乾きで目覚め
マユで目覚め
サッカーボール大の地球に一千億の仏・菩薩 来臨し
人海の波間に静かに蕩け守護す
朝の陽ざし 物 物らの形態は改まり
再度生まれ落ちた太陽に祈福さ ...
海色に囲まれてただ、沈んでく羽毛の底に疲れた背中
抜けがらだけ置いていきやがってという人もまた何時か脱いでゆく
午前四時朝になるか夜にとどまるか。待てずなき出すのはだあれ
もう二度と ...
周りには沢山いるのに
欲には底がない
誉められたい
人と繋がっていたい
気が付くといつも一人
側には誰もいない
喫茶店にも行けない。
皆女房子供がいる。
コウモリには帰るところ ...
たて!
と言われた
たて!
とキーボードが言った
縦のことかな
何が縦なんだろう
もしかしたら
立て!
かもしれない
ほら
パソコンばかりいじって ないで
立て!
立てよ!
そうだ
...
私は今日も朝から晩まで
1人
ボートを漕ぎ続けている
この広い広い湖の果てを目指して
昔はここにも美しい花や
可愛い小鳥達が仲良く暮らしていたんだよ
王国の住人は私一 ...
夕立が来るというから髪を切りに行くのを止めた。
予約の電話もしてないから混んだら時間もかかるだろう。
貴重な休みなのだから出来るだけ有効に使いたいのに。
こうなるともう向かいのスーパーに行くこと ...
EF55の復活↓
{画像=080804150208.jpg}
レールがあると列車が走る。 そんな気持ちにさせられます。工具店には金敷用にレールを10cm位に切ったものが売ってます。ロ ...
本屋へ行った帰り道
公園に入った
ぐるっと公園を囲んだ木が
濃い影を作っていて
意外に温度が低い
真夏の午後二時で
誰もいない
セミがやかましい
水飲み場のあたりは水びたしで
...
雨が
語ることはなかった
無言のまま
つみかさねられたのは
あなたへの愛しみ
一日の重さをうしない
さまよう
魂の喪失を
かさなる花弁が
ささえる。
蒸す夜の リージェントホテルの地下
急な階段を降りると 黒い扉が開く
すっとした冷気と
スモーキーな空間に吸い込まれて
おもわず{ルビ噎=む}せてしまうほどの
カウンターでバーボンコーク ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
消音
かいぶつ
自由詩
4
08/8/5 3:54
道をゆく
yoyo
自由詩
1*
08/8/5 3:24
マリアンヌ
構造
自由詩
1
08/8/5 2:57
あの子、死んじゃった。
戒途
自由詩
2
08/8/5 2:18
因循と輪廻と繋がる想い
beebee
自由詩
18*
08/8/5 2:08
今夜月明かりに虹を見る Ⅱ
rabbit...
散文(批評...
5
08/8/5 2:06
オールユーニドイズラブ
構造
自由詩
2
08/8/5 0:56
あの時の海は
パラソル
自由詩
3*
08/8/5 0:45
水のための夜
木屋 亞万
自由詩
4*
08/8/5 0:29
テディベア、ハンブルグのヘヴィロックバンド"ファウ ...
構造
自由詩
3
08/8/5 0:09
その天体の名
青の詩人
自由詩
2
08/8/4 23:58
進級出来ない
間村長
自由詩
1
08/8/4 23:50
「水のための夜」
ベンジャミン
自由詩
6*
08/8/4 23:36
dew...
Lily o...
自由詩
4*
08/8/4 23:21
水のための夜
小川 葉
自由詩
4*
08/8/4 22:23
最後の雨
ふたつ
自由詩
1*
08/8/4 21:58
味気絶
十二支蝶
自由詩
0
08/8/4 21:27
幸せの青い鳥
北大路京介
自由詩
19+*
08/8/4 21:15
鏡のしくみ
小川 葉
自由詩
3
08/8/4 20:49
槍
十二支蝶
自由詩
0
08/8/4 20:01
三首
アハウ
短歌
0*
08/8/4 19:13
夏日
唐草フウ
短歌
6*
08/8/4 18:53
孤独と言う名の欲望
ペポパンプ
自由詩
3*
08/8/4 18:19
たて
そらの とこ
携帯写真+...
6*
08/8/4 18:12
涙の湖
蜜柑
自由詩
1*
08/8/4 18:02
[夕立]
東雲 李葉
自由詩
2*
08/8/4 17:34
EF55の復活
あおば
散文(批評...
15*
08/8/4 15:42
公園
ふるる
自由詩
9*
08/8/4 15:09
紫陽花
Etuji
自由詩
2
08/8/4 13:59
UNDER GROUND
西日 茜
自由詩
13+*
08/8/4 12:40
4845
4846
4847
4848
4849
4850
4851
4852
4853
4854
4855
4856
4857
4858
4859
4860
4861
4862
4863
4864
4865
4866
4867
4868
4869
4870
4871
4872
4873
4874
4875
4876
4877
4878
4879
4880
4881
4882
4883
4884
4885
加筆訂正:
UNDER GROUND
/
西日 茜
[08/8/4 22:03]
英語の使い方を間違えてたので修正。あと多少の言い回し。
6.5sec.