店の
入り口の前に
一匹の犬が
座っている

自分の前を
通り過ぎる
人たちを
じっと
見つめている

まるで
誰かを
まっているように

「いらっしゃい」
「こんにち ...
大人なのに
人を殴ったり
蹴ったりする
人たちがいる

自分が
されたら
どんな
気持ちになるのだろうと
考えることを
否定している

こんな人たちは
自分の
思い通りに
...
生きていたのはいつですか?

僕がはっきりと輪郭をもっていたのは

生きていたのはいつですか?

あなたと違ったのはいつですか?



自由に生きたい

とても暑いに日に 好き ...
俺は立ちすくんだ
目の前にはくたびれた人並み 見上げれば灰色の空
見飽きた景色
コンクリートとアスファルト
ゴルフバッグとジャングルジム
まるで枯れた砂漠 逃げ水はまた逃げる
雲の切れ間か ...
 
「カワイイネ」
今日も買い手は5枚の諭吉(かみきれ)で
私から春を奪う

幾重にも重なった諭吉に
「苦シイ」と書いては投げつけた
帰る家なんてない

ラララ、ラララララ ...
 
輪郭はおぼろげに
 
積んでは欠ける箱で死に
 
乱雑な
 
駅前ビルを墓標とします
 
誰かは嘆き
 
誰かは知らぬふりをして
 
淡々と、ただ淡々と
 
日々に溶 ...
さざなみが心を伝って
心へと還る

涼しい音色が青空を伝って
青空へと還る

「もう一度生まれてきたいと思う?」

「生まれてきてよかった」

あなたへと
届けたい
涼しい音色 ...
お風呂場の曇った鏡にたくさんのお花を描くの爪をすべらせ


夏の雲、手で払いよけ、青空に爪でラクガキ秋の筋雲
冷たい指先をカキ氷機に入れて
右にグルグルと回せば
緩やかに零れる君の一片

卵に君の好きなマヨネーズを混ぜて
一つの塊になるけど
僕はそれが嫌いで卵は卵のままで
混ざることが嫌いな訳じ ...
私の声は熱いシャワーの音に消えた
ドアに挟まった指が痛みを帯びて
携帯電話は独りで震えている

水槽の金魚はプカプカと浮いている
何かが始まり、何かが終わる

子供達の声が彩りの中に消え ...
君のキスは生ゴミの味がした
それでも僕はその味が好きになり
何度も舌を絡めては吐き出して、吐き出した
求めるのは自己快楽

カラメル指は解けない力で
僕の右手を奪って見せた
...
怖いもの知らずの花が 地に寝そべって
「乾いていたい」と呟く
四角い玉のように 転がる理由も
生き物のように闇になってく

塞がる夢
短し唄
転がる人類 叫べ 叫べ

優しいものを教 ...
相手は不比等以来の藤原頽廃文化
         性事爛れて文化頽廃 ぷんぷん腐臭


太子ご一家根絶やしにされ漂流は始まる
        ああ暗転地獄の我が日本国の歴史1400年・・・
...
まるで遠い昔に母が読み聞かせてくれた
おとぎ話の世界の様に
時間の流れがひどくゆっくりと流れる中で
私はシンデレラの様になれると思っていた

私は今、顔を上げて熱いシャワーを浴びている

...
 
まだ幼い車掌の
ポケットの中で
紙の羊は
長く生きられない

かつては命の一部として
穏やかな日の光を
浴びていた気もするけれど

めー、と
ひとつ小さく鳴いて
もう誰に
...
地下鉄のホームで靴のかかとが踏まれてる

なんかいもなんかいも踏まれるのでホームの
トイレの個室へ踏まれながらかけこむ

ホームのトイレの個室でも踏まれる

ああなんだガム踏んでたのか
...
長く伸びる夜の頬骨は
固形石鹸の白い音を立てては消えてゆく
明滅する宇宙信号機
風は時間の化石
地平線の向こうで朝が撲殺された
今夜何かが変わるだろう
無限に気付いた 事実
年を重ねた 私

実世界 踊るほど回る

耳は瞼
齧られて不幸せ

人は皆 皆は人
地球と一緒 私は苦痛 
いや 私も溶け込む

実世界 狂うほど願う
...
この夏は妙に心が揺さぶられる。
年齢のせいかもしれない。
体調がうまくないせいかもしれない。
たった35年しか生きてないように思いながらも
もう35年も生きたような気持ちになって
...
ホリー、ホリー
見てごらん
空だ、空だよ、月夜だよ

ホリー、ホリー
おいでごらん
風が風だよ、木が泣くよ

ホリー、ホリー
手をつなごう
膝にお座り、空を見よう

ホリー、ホ ...
ぼくは おもちゃを だいすきな ロボットを
ごはんたべたあと ずっと ふりまわして
かいじゅうが マシンガンキック をくらわして
さいごは ゆかにほうりなげて ぼくは ねた

よる 12じく ...
ヘルニアを 勝手無流に解釈し
空の散歩をさける毎日

ナメクジは 一人になっても大丈夫
人をつぶしてまた生き返る

くだらない 砂漠の中の一軒家
お見積ります地の果てまでも

ここ一 ...
君の目はふしあなだから
わたしの爪がトウモロコシの粒にしか見えない

わたしには
君の歯がトウモロコシの粒に見えるように

『あんたなんか、ふん!』

たいていの人は
わたしなんか嫌 ...
そのあいまいさから

そうするしかなかった

こうするしかなかった

どうするしかなかったのか

把握できない自分が悪いとすれば

いい加減なあいまいさを認めるようでくやしかった
...
皿に転がった

いや 転がした

音を立てて 彼女は落ちた

すこし時間を置いて 彼女は落ちた

そして すこし 

また 

彼もまた
{画像=080808002132.jpg}

朝の路地を職場へ急ぐ早歩きの足元
細い暗渠のコンクリートの隙間から
若草色のトゲ玉がコロンと生えている

思わず足を止めて眺めてしまう
無彩 ...
ドラッグストアでゆらゆらと
68円のうどんを買うのに
他意はない
飲むゼリーを抱え
プリンはフェイント
アイスノンを手に
解熱剤を咥え
マスクを身につける

階段にうずくまり
目だ ...
濃い木目の扉
開くと広がる球形の淵の牧場
白と黒の牛が浮かぶ


日傘をさす少女の顔
鳥の声
笑い声


理由を欲しがる人の
隣に気遣いすぎた時計を止めて ...
思い浮かぶのは、熱が反射する道の景色だけだ。一日が熱に溢れている。記念日が連続すればいい。連綿と続く記憶のように。忘れることを強いてもなお、忘れることができない生活の一部になるように。歩く動作のように ... サイドブレーキを
ぐいっと引いて 
信号待ちをしていた 

隣の車線に停まった車の窓に 
取り付けた 
バネ仕掛けの手のひらが 
びよ〜んびよ〜んと手を振った 

顔も体も無い手のひ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
妖刀紅桜自由詩6*08/8/8 13:04
大人なのに自由詩4*08/8/8 12:58
生きるってどういうことだだなんてて意外と軽い問題だから気にす ...短角牛自由詩308/8/8 12:46
ILL DANCE 4 DA PEOPLEエヌジーマ自由詩008/8/8 12:14
YUKICHI雪間 翔自由詩408/8/8 11:56
淡々と黒子 恭自由詩108/8/8 11:50
音色渡辺亘自由詩008/8/8 11:29
ラクガキユメサキハル短歌2*08/8/8 11:11
君の死体に恋する 3海月自由詩208/8/8 11:10
君の死体に恋する 2自由詩108/8/8 11:02
君の死体に恋する 1自由詩108/8/8 10:59
お帰り十二支蝶自由詩008/8/8 9:47
日本文化・・・アハウ短歌108/8/8 9:21
7㌢のガラスの靴蜜柑自由詩1*08/8/8 8:55
ペーパー・シープ(紙の羊)たもつ自由詩608/8/8 8:01
シュガーレスさわ田マヨネ自由詩2*08/8/8 7:35
ぎよ自由詩108/8/8 3:55
shin十二支蝶自由詩008/8/8 3:23
この夏は高杉芹香散文(批評...3*08/8/8 3:11
ホリー、ホリー。プル式自由詩8*08/8/8 1:47
おもちゃがチャチャチャそらの とこ自由詩5*08/8/8 1:34
¥5パラソル短歌2*08/8/8 1:00
切ないほど ボンビ蒼木りん自由詩208/8/8 0:35
あいまい自由詩008/8/8 0:30
折れたフォーク自由詩008/8/8 0:27
エッセイkauzak自由詩5*08/8/8 0:25
あける佐々木妖精自由詩2*08/8/8 0:24
扉の向こう側北斗七星自由詩108/8/8 0:08
街の住人ブライアン散文(批評...1*08/8/8 0:05
呼び声 服部 剛自由詩4*08/8/8 0:02

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加筆訂正:
ロッキー山脈/パラソル[08/8/8 1:03]
タイトルかえました
5.65sec.