喪失というサイレンが僕を惑わす
夕間暮れ、呼び声は遙か彼方
きみのこえ
きみのこえ
きみのこえがする
ぼやけた部屋の片隅で泣いているのは誰なの
きみのこえ
きみのこえ
...
「太陽のように明るく光る子になりますように」
三姉妹の名前は
名付けられる
三姉妹は
保育園だけ私立に通う
それは学費が安くなったかららしい
白い肌で明るい髪のイエスの像に ...
ふとしたときに霞める奴の殺気は冷えたそれではなく、それはとても蒸し暑く、私のちょうど下唇から喉仏までの皮膚を後ろへとなじるようにして過ぎ去った
雨の上がった暗い路面にまるで絵の具のにじんだように乗せ ...
高ぇなぁ…
そんなに空に
近づきたいかい?
El Dorado
黄金郷なんて
エルドラドなんて
私は要らなかったのに
エルドラド
エル・オンブレ・ドラド―エルドラド
黄金郷の伝説を、兄と父は完全に ...
一人歩き出す。
不安も期待も
背負って歩く
足をずって歩く
この思いを
胸に夢中に
生きる。
苦しい思い
ゆっくり落ち着いて
話す。
感情的にならず
冷静に。
なんで
空って青いの
しくみじゃなくて
理由が知りたいんだよ
でもそれは
なくっていいんだよ
答えは
なくていい
ぼくは考えていたい
悩みにも似ている
だからすぐ悩む
だけど ...
あなたの笑顔が
そうだな、あの異様なほどに青い空で
かき消されてしまうんじゃないかって
思うよ
記憶が
すりかえられていく
過去が
今に も
闇 は闇だ
もがいてももだえても闇だ
いかなる場合
でも
闇だ
今までは そうだった
光の類義語である闇に対して深海と太陽が協議した結果光と闇を同義語とするこ ...
早朝
鍋のお湯 ふうふう沸騰
畑 ひんやり
触るとちかっ 白い粉吹いたきゅうり
キュピキュピの茄子なす 路地トマト完熟
鬚が焦げ茶のとうもろこし とうもろこしは足ばや
きゅうり ...
大好きだったおばあちゃん
死んじゃってから
もう何年にもなるけど
もっとたくさん話をしとけばよかったね。
印刷工場へ働きにいっていた頃のこと
226事件の日のこと
関東大震災のこと ...
電気コンロを見つめ
一夜限りの放火魔が
燃えるものを片手に
ライターをふらつかせる
背丈より高くはためく炎
身投げするクスサン
手繰り寄せられそうな
上気した青年の手つきと
恐る恐 ...
人参をはむサラブレッドに駆り立てられ
人々はパンを追う
手を伸ばせば届くかもしれないが
目の前で揺れるパンめがけ
疾走する者とリタイヤする者とが
各々の歓声へ沈んでいく
粉まみれの鼻を ...
恐ろしく雄弁に語り始めた
もうすぐ死ぬであろう男の言葉に
耳を傾けることにした
妻は生きているかと言った
もちろん生きている答えた
息子は元気だったかと言った
...
夜に拾った球を舐めてはいけない
わかっていたはずなのだ
私は舐めてしまった
砂利道の中に落ちていた
黒い小さなビー玉
始めは頬がシリシリと痺れ
舌は硝子の冷たさと甘味
腐った葡萄か苺 ...
白いキャンパスに陽炎を描いた
夏は容赦なく照り付けて
心の内側に晴れはないのだけれど
黒いものはみんな空気と同化させた
あたしは潔白
いやそれよりもずっと澄んでいた
...
あたしには帰るお家がないですから
お家にいれて
あたしにはふかふかのベッドがないですから
ベッドにいれて
あたしには決まった仕事がないですから
いれて
なに、怒ったの?
いや ...
今から
雨が降るのか
雪が降るのか
星が降り注ぐ夜が来るのか
それはアナタの気分次第で無限に変わるよね
私は‥
それは脂っこい
それは入れすぎた砂糖醤油のようだ
その中には生クリームがたっぷりと
うなぎパイと同じ仕組みで粉末でいて
スポンジの色がほんの少し変わっている
物好きな外国人にも好評 ...
ハルオは女の眼球をぐぬりとえぐり出した。ぶちゅり、ぐちゅり、じゅぽ。その音と指先の温かさに快感が重なった。鳴き喚き逃げ惑う女を高揚感と羞恥心の中、ただただ見つめていた。 ハルオは自分の瞳がえぐられそこ ...
なにもたべずに、朝
あたらしい電車のはしっこからはしっこまで
わたしは仕事に出掛けていく
どんなに長い距離も
君のそれと交差することはもうないけれど
それでも駅に停車する度、未だ息が止ま ...
辛いのなら死ねばいい
そんな答えを
出してしまった
すると
強烈な解放感と共に
「何か」に足を絡め取られた
痛みは無いが
全く別物の痛みを感じた
死ぬことへの
...
おおきな掌に
染みこめずに零れた憧れる思いは
小さな波紋をつくる波になり
それは透きとおっており
言葉も理性もみずからを恥じて押し黙るほどに
透きとおっておりまた鋭く
それはま ...
何をしていてもどこで誰といても
与えられるもの降ってくるもの落ちてるもの
砂や社会の排泄物に塗れているものを必死に
追いかけてるかき集めてる気がするよ
近いうちにまたきっと泣いてし ...
いちごのキャンディなんかと正反対
この心臓のうごめきは
重く苦しい悲鳴だ
がまんがまんと生きてきて
人の一人も殺しやしない
命の大事さを知っているためじゃないのに
理不尽な結果だ
...
大塚
都電の線路沿い
ホープ軒の隣の隣にある世界飯店は知る人ぞ知る世界飯店
一番の人気メニューはぱりっとした鴨焼飯
1000円
B級グルメというジャンルがあるらしい
B級
俺が今 ...
明日
というのは
明るい日
らしい
少年は
少女を追いかけて
過ぎ去っていく
少女はいつまでも
少年よりも早く
大人で
少年は
たぶんずっと子どもで
だから
少年は夏の日のま ...
やっぱり、あなたしかいません
私は信じてる。
また、あなたの子を…
暮れてゆく夏のかたむく日差しのように
あなたの後ろすがたが遠ざかってしまう
今日あった嬉しいこと、虹
久しぶりに見れたこと
あなたの後ろすがたが遠ざかってしまう
淋しさがぼんやりと浮 ...
合唱団に所属する機会に恵まれた私は幸運だったと思う。ステージに上がろうが、人前に出ようがもの怖じしない心臓、声の飛ばし方等々を覚えることが出来たし、何より様々な詩に向かい合うことが出来た。合唱曲は詩の ...
日付順文書リスト
タイトル
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Point
日付
レム
なるせ
自由詩
1
08/8/21 17:10
光の差す方へ
yangja...
自由詩
0
08/8/21 15:45
ソリ
詩集ただよう
自由詩
1
08/8/21 15:34
_
愛心
携帯写真+...
3*
08/8/21 14:21
エルドラド
セルフレーム
自由詩
0
08/8/21 13:11
クラップユアハンズ
ペポパンプ
自由詩
8*
08/8/21 12:53
空が青いこと
ゆうと
自由詩
6*
08/8/21 12:38
ドレミファ、ソラ、シ
〃
自由詩
1*
08/8/21 12:28
なくなった
KETIPA
自由詩
2
08/8/21 11:18
早朝
リーフレイン
自由詩
2
08/8/21 11:15
おばあちゃん
うめバア
自由詩
3
08/8/21 11:01
迎え火
佐々木妖精
自由詩
5*
08/8/21 8:48
移動機関
〃
自由詩
1*
08/8/21 8:13
歴戦をくぐり抜けて
doon
自由詩
1
08/8/21 6:50
夜球
木屋 亞万
自由詩
5*
08/8/21 3:22
夢色透明
yoyo
自由詩
3
08/8/21 3:07
お家にいれて
コトリ
自由詩
3*
08/8/21 2:54
何かの予感
赤澤るろる
携帯写真+...
2
08/8/21 2:53
囲む鰻のショートケーキ
詩集ただよう
自由詩
1
08/8/21 2:49
ほねばった膣
〃
自由詩
1
08/8/21 2:45
てこの原理
コトリ
自由詩
9*
08/8/21 2:34
望言と我
赤澤るろる
自由詩
2+
08/8/21 2:31
あいだよあい
鎖骨
自由詩
0
08/8/21 2:18
ひとり
〃
自由詩
2
08/8/21 2:09
いちごキャンディ
naru
自由詩
1
08/8/21 2:00
世界飯店XXXチャイナ
rabbit...
自由詩
10*
08/8/21 1:00
夏の日の少年
紫音
自由詩
1+*
08/8/21 0:50
信
平 哉人
自由詩
0
08/8/21 0:22
虹色 ・ レインボー
タマムシ
自由詩
2*
08/8/21 0:17
二次的創造性を生ませたい
北村 守通
散文(批評...
3*
08/8/21 0:09
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4860
5.37sec.