夕焼け色のワンピースを縫って 黄昏のサッシュをしめている

菩提樹のこずえに 白と黒の猫が座っていて 夕焼け色の目をしてこちらを見てる
あの日いえなかった言葉

心の中に渦巻いて

今はもう

後悔しか
甘いアルコォルを摂取しすぎて
おなかを壊しました。
毒とは甘いものかしら、と思います。

夕べお隣で飲んでいた
おにいさんの顔が思い出せません。
モザイクかかったような人
私のような
...
拾った小石を

大事にしまう


忘れないように

名前をつけてみる





たった

それだけで

魂が宿る
 
いろんな空が
ひとつの空で
暮らしてる

言葉もなく
言葉ばかり集めて
あの頃
僕は
何を見てたんだろう

こんな空がある
あんな空もあった
そこで
暮らした日々よりも ...
で・ん・き・の・こんぺいとー
にゅう・どう・ぐも・から・ざーらざら
だ・れ・か・が・おーせーんーべ
ばーり・ばーり・たーべてる

ざーば・ざーば・アスファルト
なーつの・ほこりが・あらわれ ...
九歳のときに父に犯され
十一のときに母親を撃ち
十三のときに車を盗んで
十五のときに国境を越えた

シンディ
油とゴムの匂いがする
後部座席がいつもの居場所
二十の年までに
...
長夜

颯然叢竹作哀音
長夜月明山色深
望望秋星何処落
詩人涙眼遠人心


長夜

颯然(さつぜん) 叢竹 哀音を作(な)す
長夜 月明らかにして山色深し
望み望む 秋星 何処 ...
どんな味がするんだろ
塩焼きにしたら美味しいのかな
唐揚げにしたら胸がやけそう
なんだかそんな気がするよ

どんな形をしてるんだろ
ストラップにしたらカッコイイのかな
リングにしたら ...
潮騒が耳の奥でいつまでも鳴りやまない八月も
半ばを過ぎて
レース糸を通したように陽光が柔らかくなる
ヒグラシもそろそろ日の目を見たくなるだろう


「おまえを必ず守る」なんて言葉を
いと ...
必要 必要じゃない

大切 大切じゃない

好き 好きじゃない


君と僕の接続エラー
日常茶飯事接続エラー


「原因は不明です」


だって説明書には載ってない
それ ...
奇跡みたいな陽射しの中を
僕ら目を細めて歩いていたね
陽炎が揺れていた
君は隣で微笑んでいた









思い出せなくなった匂い


あの夏は今何処に
喪失というサイレンが僕を惑わす
夕間暮れ、呼び声は遙か彼方

きみのこえ
きみのこえ
きみのこえがする


ぼやけた部屋の片隅で泣いているのは誰なの

きみのこえ
きみのこえ
...
「太陽のように明るく光る子になりますように」
三姉妹の名前は
名付けられる

三姉妹は
保育園だけ私立に通う
それは学費が安くなったかららしい

白い肌で明るい髪のイエスの像に ...
ふとしたときに霞める奴の殺気は冷えたそれではなく、それはとても蒸し暑く、私のちょうど下唇から喉仏までの皮膚を後ろへとなじるようにして過ぎ去った
雨の上がった暗い路面にまるで絵の具のにじんだように乗せ ...
高ぇなぁ…


そんなに空に


近づきたいかい?
El Dorado

黄金郷なんて

エルドラドなんて

私は要らなかったのに


エルドラド


エル・オンブレ・ドラド―エルドラド

黄金郷の伝説を、兄と父は完全に ...
一人歩き出す。
不安も期待も
背負って歩く
足をずって歩く

この思いを
胸に夢中に
生きる。
苦しい思い

ゆっくり落ち着いて
話す。
感情的にならず
冷静に。
なんで
空って青いの
しくみじゃなくて
理由が知りたいんだよ
でもそれは
なくっていいんだよ
答えは
なくていい
ぼくは考えていたい
悩みにも似ている
だからすぐ悩む
だけど ...
あなたの笑顔が
そうだな、あの異様なほどに青い空で
かき消されてしまうんじゃないかって
思うよ


記憶が
すりかえられていく
過去が
今に も
闇 は闇だ

 もがいてももだえても闇だ
いかなる場合
 でも
闇だ


今までは  そうだった



光の類義語である闇に対して深海と太陽が協議した結果光と闇を同義語とするこ ...
早朝
鍋のお湯 ふうふう沸騰
畑 ひんやり 
触るとちかっ 白い粉吹いたきゅうり
キュピキュピの茄子なす 路地トマト完熟
鬚が焦げ茶のとうもろこし   とうもろこしは足ばや 
きゅうり  ...
大好きだったおばあちゃん
死んじゃってから
もう何年にもなるけど
もっとたくさん話をしとけばよかったね。

印刷工場へ働きにいっていた頃のこと
226事件の日のこと
関東大震災のこと ...
電気コンロを見つめ
一夜限りの放火魔が
燃えるものを片手に
ライターをふらつかせる

背丈より高くはためく炎
身投げするクスサン
手繰り寄せられそうな
上気した青年の手つきと
恐る恐 ...
人参をはむサラブレッドに駆り立てられ
人々はパンを追う
手を伸ばせば届くかもしれないが
目の前で揺れるパンめがけ
疾走する者とリタイヤする者とが
各々の歓声へ沈んでいく

粉まみれの鼻を ...
 恐ろしく雄弁に語り始めた
 もうすぐ死ぬであろう男の言葉に
 耳を傾けることにした

 妻は生きているかと言った
   もちろん生きている答えた
 息子は元気だったかと言った
   ...
夜に拾った球を舐めてはいけない
わかっていたはずなのだ
私は舐めてしまった
砂利道の中に落ちていた
黒い小さなビー玉

始めは頬がシリシリと痺れ
舌は硝子の冷たさと甘味
腐った葡萄か苺 ...
白いキャンパスに陽炎を描いた

夏は容赦なく照り付けて

心の内側に晴れはないのだけれど

黒いものはみんな空気と同化させた

あたしは潔白

いやそれよりもずっと澄んでいた

...
あたしには帰るお家がないですから
お家にいれて

あたしにはふかふかのベッドがないですから
ベッドにいれて

あたしには決まった仕事がないですから
いれて

なに、怒ったの?
いや ...
今から

雨が降るのか
雪が降るのか

星が降り注ぐ夜が来るのか

それはアナタの気分次第で無限に変わるよね


私は‥
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏の夕べリーフレイン自由詩308/8/21 22:08
後悔流浪人自由詩008/8/21 21:54
甘いアルコォル亜樹自由詩108/8/21 21:46
誕生北斗七星自由詩208/8/21 21:22
故郷の空小川 葉自由詩408/8/21 21:10
さざめくかたち海里自由詩208/8/21 19:36
シンディUtakat...自由詩208/8/21 19:29
漢詩 長夜三州生桑伝統定型各...208/8/21 18:56
うんめいnonya自由詩5*08/8/21 18:52
八月のフラグメントしろう自由詩5*08/8/21 17:46
接続エラー三奈自由詩6*08/8/21 17:41
もしもあの場所へ帰れるのならなるせ自由詩208/8/21 17:11
レム自由詩108/8/21 17:10
光の差す方へyangja...自由詩008/8/21 15:45
ソリ詩集ただよう自由詩108/8/21 15:34
_愛心携帯写真+...3*08/8/21 14:21
エルドラドセルフレーム自由詩008/8/21 13:11
クラップユアハンズペポパンプ自由詩8*08/8/21 12:53
空が青いことゆうと自由詩6*08/8/21 12:38
ドレミファ、ソラ、シ自由詩1*08/8/21 12:28
なくなったKETIPA自由詩208/8/21 11:18
早朝リーフレイン自由詩208/8/21 11:15
おばあちゃんうめバア自由詩308/8/21 11:01
迎え火佐々木妖精自由詩5*08/8/21 8:48
移動機関自由詩1*08/8/21 8:13
歴戦をくぐり抜けてdoon自由詩108/8/21 6:50
夜球木屋 亞万自由詩5*08/8/21 3:22
夢色透明yoyo自由詩308/8/21 3:07
お家にいれてコトリ自由詩3*08/8/21 2:54
何かの予感赤澤るろる携帯写真+...208/8/21 2:53

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加筆訂正:
「感性の論理」はどこからくるのか---詩の非論理的な領域を読むということ、詩の非論理的な領域を書くと.../N.K.[08/8/21 20:20]
段落の最初、一字開けました。
「感性の論理」はどこからくるのか---詩の非論理的な領域を読むということ、詩の非論理的な領域を書くと.../N.K.[08/8/21 20:17]
最初、て、に、を、は、を直そうとしたら、文脈や、結論部分があまりに拙劣に思えたので、直しました。
5.87sec.