「幸」という文字を
鷲づかみしようとしたら
いつまでたっても
この手は空を切りました
全てを手放し
両手をまあるい皿にしたら
今までよりも「幸」の文字が
くっき ...
布団の中でいつもこれと思っている巻き貝以前の中毒患者が不変に見惚れるのは何か違うと指を鳴らす黒執事。
ぱちんと音が鳴りムニエル。
ものぐさな僕の部屋が腐海に飲まれ始めているので
とりあえず見飽きたトトロのDVDだけは片付けてみました
不用意に足を置くとお気に入りの靴下が真っ白になるので
決まったルートしか歩けない日が
...
一方が立ち止まり、つられて顔部分を黒く塗りたくられた壁のはり紙を見はじめ、所感を述べあう二人がいた。一人は融けかけたアイスを食べていた。わずかに背の高い方はその内容に人生を絡めて例えた。少し背の低いも ...
昨日、彼女が逝った
家族に看取られ、布団の中で
彼女は少しうねるクセ毛の似合う女の子だった
名前は今じゃもうイニシャルしか思い出せない
K・Y
彼女はいつも名前を省略して、そう、物 ...
季節はずれ
心に雪が降る
街灯に照らされて
輝くはダイヤモンドダスト
煌く粒は
儚さを導く
あぁ幻想
積りだす雪に
きたきつねの足跡だけ残る
ダイヤモンドダストは音を ...
宇宙は水飴色です
ゆっくりと
ながく
{ルビ湖=うみ}に似た時間の中で
シクリと微笑んで
星は甘い時間を漂っています
例えば恋人のこととか
例えば死んでしまったこととか
そうして
い ...
悲しみの鎖に繋がれて
僕はもがき苦しんでいる
3畳半のこの狭い空間
窓から覗さしこむ光
三日月の月が笑う
断ち切りたいと願えば
どんなに楽だろう
大層愛しかろう
切なかろう
...
歩き始めた娘
甥っ子の玩具も独り占め
取り出した傍から取り上げて、落とす
取り上げる、遊び
元気過ぎるに越したことはない、けれど
娘の行動には
触る、掴むが無い
有るのは、叩く、握り潰す
膝の上に ...
すばしっこい背びれを追い回して
生ぬるい用水路を濁らせた
髪の毛の先から滴り落ちた汗
泥だらけの顔を笑い合った毬栗頭
ねばっこいフェーンの熱波を掻き回して
力任せに錆びたペダルを漕い ...
当然
君が好きで
十年後も
当然
君をもっと好きになって
当然
の
ように
君と一緒に
歩いてく
当然
そんな日々を願ってる僕
恋ってとてもつらいもので
苦しいもので
涙しかなくて
泣くことしかできなくて
もう恋なんてしない
って何度誓っても
やっぱり恋に落 ...
菜の花
キャベツ
ブロッコリー
白菜、大根、カリフラワー
一同
怒りの立て札立てた
「モンシロチョウチョ立入禁止!」
ひらひらしているだけならいいが
卵さんざん産みつけて
...
爪を《凶器》として生やし始めてから
{ルビ何年=どれ}くらい経つだろう・・・
爪を噛む癖を口実に
苛められ始めたのが小学校4年生の頃だった
あたしの本名 ...
美しいものをめでる
心のゆとり
育てる喜び
待つ楽しみ
花を愛する
水をやる
暑さ寒さから守り
鉢を変える
蕾がふくらみ
いつ花が咲くか
楽しみに待つ
香り高き花たちよ
...
ワクワク
フワフワ
ちょっと待って
時間を止めて
マリンバ叩いて
低音が気持ちが良い
ポロロンポロロン
ドロドロ
パタパタ
鳩が飛ぶ
シャーパープー
着物の音
抱きしめたいとぶん殴りたいのは
紙一重だと感じた、八月の午後。
さあ
詩の時間です
と言われても
照れくさく
授業が終わるまで
僕は
窓の外を見ていた
おばさんたちが
道すがら
話す声が聞こえる
おばさんは
どうしてあんなに ...
蜂蜜と指輪でつくるうたかたに・
・逃げようとする裾つかまえて
愛しきはすべて冷蔵庫に仕舞う・
...
コンクリート
信号機
看板
君がうたうのは何処。
君は何をうたう。
夏風がそっと聞いてくる
今年は
蝉の声が聞こえてこない
だから
さ
君が鳴いてよ
君が ...
あなたがいるだけでいいの、あなたがいないと生きられないの
そんなによわくないもん
でもよわいんだ
月をながめてる
くだらないことだっていう
そんなことない
いつかあそこにすむんだ
うまれ ...
魂ヶ崎
たましいがさきで会いましょう
希望の岬で会いましょう
あなたが飲んだ、その泥までも
あなたが裂いた、その腹までも
すべてを洗い流した場所へ
...
長い影を背負って歩く祖母と、
手を繋ぎ歩く
短い道のり
夕暮れの中、
迫り来る夜に仲良く辿る家路
あと何度?
あと何夜?
握る皺だらけの小さな手
彼女の歌はどこでも聴ける
初めて会ったとき
彼女の肩には音符が乗っていた
飼っているの、と
なんでもないことのように話してくれた
触れると柔らかくて
すぐに歌いだした
それは彼女の唇から ...
幸せを切り売りして貰えるのなら
毎日、少し物足りない位の量にして下さい
満腹になったり
特別に美味しい物を食べたなら
また更なる物を求めてしまうから…
お皿の隅に
少し残った物を、
ゆっくりと ...
また今日も聴こえるよ
皆の哀しい歌声が
人は辛いときに歌を歌うものだ
自分のカノウセイを信じたいがために
カノウセイって例えばユメ?
じゃあユメって何?
食べられるの?
それ ...
へえ
増えていくなあ
きみの残骸
あとになればなるほど
燃え尽きて
甘くなる
そういったものさ
水蜜桃かじって
甘い匂いを振りまいてる
あの子とはちょっと違うのさ
人生 ...
毎日が閉じ込められて過ぎて行くので
こんな時は元気のいい男の子にあこがれるものです
彼のポケットに入って
やぶけた穴から外を見てみたい
木登りやブランコ、くさっぱらに寝転がって
空を眺め ...
靴が発光している
朝の
淋しいところで
漁協の職員が
咲いた
僕はお花畑の
人みたいに歩く
.
夏の空ビードロの音鳴り響き
口の端に付く黒い点取り除き
紺空にパッと花輪が乱れ咲き
夏の夜の風物詩かな生ビール
祭明けまた燃え盛り乱れ咲く
.
月 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
幸せの文字
服部 剛
自由詩
5
08/8/14 21:50
リストランテ「貝の触手」
詩集ただよう
自由詩
2
08/8/14 21:26
kusya−mi2
フクロネヅミ
自由詩
2*
08/8/14 20:47
冷え性の男と中学生
詩集ただよう
自由詩
2
08/8/14 20:34
ホットミルク日和のゆったりとした空気の中で
〃
自由詩
3
08/8/14 19:58
季節はずれ、雪
テルテル坊主
自由詩
1*
08/8/14 19:44
溶ける海
フクロネヅミ
自由詩
16*
08/8/14 19:37
三日月の月が笑う
テルテル坊主
自由詩
4*
08/8/14 19:31
おたけび
しげ
携帯写真+...
0
08/8/14 19:28
遠い夏休み
nonya
自由詩
6*
08/8/14 19:19
当然
流浪人
自由詩
0
08/8/14 18:41
君の隣で
〃
自由詩
1
08/8/14 18:39
モンシロチョウチョ立入禁止
海里
自由詩
3
08/8/14 18:18
爪過去
愛心
自由詩
2*
08/8/14 18:12
美しき花たち
ペポパンプ
自由詩
6*
08/8/14 17:55
流星群
〃
自由詩
3*
08/8/14 17:53
まぁこれは価値観の問題として、とりあえずは両方ともいい意味で
短角牛
自由詩
1
08/8/14 17:07
詩の時間
小川 葉
自由詩
2
08/8/14 16:24
《問》上の句と下の句を線でつないで、短歌を完成させなさい。
hachic...
短歌
3
08/8/14 14:50
うた
乱太郎
自由詩
11*
08/8/14 14:37
月の子と地球の子
ki
自由詩
4
08/8/14 14:11
たましいがさき
わら
自由詩
20*
08/8/14 13:26
有終。
遊佐
自由詩
3*
08/8/14 13:18
暮らすように歌う
小原あき
自由詩
11*
08/8/14 13:13
最良の日々
遊佐
自由詩
2*
08/8/14 12:52
みんなの歌
麻生ゆり
自由詩
2*
08/8/14 12:34
きみの残骸
ゆうと
自由詩
2*
08/8/14 11:59
退屈な暮らし
西日 茜
自由詩
18*
08/8/14 11:49
ペーパー・シープ(花)
たもつ
自由詩
3
08/8/14 11:24
夏五景 祭りのあと
長谷川智子
俳句
4*
08/8/14 10:20
4830
4831
4832
4833
4834
4835
4836
4837
4838
4839
4840
4841
4842
4843
4844
4845
4846
4847
4848
4849
4850
4851
4852
4853
4854
4855
4856
4857
4858
4859
4860
4861
4862
4863
4864
4865
4866
4867
4868
4869
4870
加筆訂正:
溶ける海
/
フクロネヅミ
[08/8/14 19:42]
すいません、投稿早々、修正しました。おっちょこちょいな遺伝子
8.03sec.