海の中の岩は水の中に
住んでいると思っていた

魚が時々 遊ぶ
漂着したものが
流れ着いては
またくるりと
一礼して 海原へ

どこにも行った事がない
どこかへ行きたいなあ
ちょ ...
鳥の居場所はわかい、翼が生えているからなー

切符を握りしめたまま彼女は眠りについて、
相手の男は、洗濯機の中にまぼろしの車輪を見つけた。
ベットサイドに戻り床に転がるギターを眺めていた彼の、 ...
蟻のように虚ろな
手袋を嵌めた世界

言葉落として夢を見た
ただ繰り返す夢をまた

歪むほどに優しい暗い空
鮮やかな波に眼が眩む


その光は遅れて
歩くから未だ届かない

...
死んでいくことで
踊っていける、たった
ひとつの
空だけを
おぼえている、

わたしか、きみが
いるために
誰かがいる、場所
きみがひとつならずの
ことば
として、わたしに残されている、夜

死が
わたしにさらに投げ
入れられて、燃やしつくされて
さらされて、
指はなぞる、過剰に
横たわる
きみを ...
結局
世の中不正だらけ
そんな気がした

僕も君も
メザシを食べれば
思い出す


干すばったところが
バアちゃんの手にそっくりで


この塩っ辛さは
バア様の小言にそっくりだ


それに
なんとも言えない
ほろ苦さは
バ ...
夕顔の花はいつ開くの
咲く前に教えて
目が潰れるよ

 あれはさ
 逃げ水の
 ような
 ものなんだよ
 涼やかな
 匂いを
 振りまいて
 鮮やかに
 偽る
 焦がれた
...
あたしのことは忘れても好い
代わりにあたしが覚えてる

あたしのことは忘れて好い
けれどあの人のことは覚えていて


どうか、どうか・・・




空には流れ星
きらきら ぴ ...
人間の若者に一目ぼれした挙句
天の水門を閉じ忘れて
大洪水を引き起こしたおっちょこちょいな姫よ

今年の夏も忘れずに
天地に涼しい水を巡らせて下さい

あまねく世界中に分布している洪水神 ...
ありのまま受け止め
悪あがきをしない
自分のなすべき事を行い
捨てる神あれば拾う神あり

誰にも理解されなくても
結果として出てくる
恩をアダで返される
一時の感情で判断される。

...
乱暴に呼び鈴鳴らすその指のリズムに乗ってやってくる夏



目薬のほうも緊張していると今知りました、テーブル越しに



交通事故ゼロの記録が途切れたから明日あたらしい香水を買う
...
一.


感度のよい
センサーライトが
いきばのないくらいに
点る

道は足に
ぶら下がったままで




二.


ひまし油
(メルセデス・ベンツのブレーキホース ...
希望はいつも闇のなか

ひかりを見つめて
底にある



たとえはぐれてしまっても
上手にわらって
すむように

すべての虚言を
やさしく包み

希望はいつも闇のな ...
この頃ね 食べても食べても しばらくすると
お腹がすいて また食べる

むしゃむしゃと ところかまわず
むしゃむしゃと なんでもよくて

辞書ひくと 心と体の負担だと

ストレス ...
詩人のなかでは詩才が最も少ない
私の偽らざる感想・・・

輝くような比喩を織り込む人
文体が詩人の生きざまを語る人
自らの主張を説得力豊かに書き綴る人

このサイトの詩人の方々の作品は
...
ある日、わたしの腕と脚が家出をした。
それは突然で、とても信じられることではなかったが、確実な真実だった。

腕と脚が出ていってから、わたしは一日中泣いてすごすようになった。
だって、腕も脚も ...
 
なんで なんで と
聞きたがる あの日は
まだ何も知らぬ
真っ白なコドモだった。

笑ったり 泣いたり
知らん顔で通り過ぎようとする
オトナを見れば
少しずつ 少しずつ
歪んで ...
仲の良い姉妹がいた
双子みたいだったけど
双子じゃなかった
同じ髪型をし同じ目をし
同じ口もとで笑った


寝る時も食べる時も一緒だった
片時もはなれた事がなかった
花が咲く時も
...
  
   oooo ooo oo o


視界が濁る
雨が降っているらしい
でもこれ以上濡れる心配はない
目を閉じる
眠ったふりをする
内側までずぶ濡れの私は
人魚だった頃 ...
せつないねあいではじまる五十音あいされたくてあいされなくて とにかく逮捕 すきな ひとの休日

あさ

最初に会った知り合いがあたしだったら

すごく

うれしいじゃないか


それだけ

じゅうぶん

さんもんのとく。


ああ

すき

すきなの。


叶わなくて ...
私が若かりし頃に尊敬する方から
「夫婦円満の秘訣は、一緒にお風呂に入ることだよ。」と教えられ
独身だった当時はドキドキしたものです。

先日、九十歳を越えた方が
「長く連れ添うには、ありがと ...
マダムヤーンは綺麗な人で
いつも小さな
花柄のブラウスを着ていた
ほんのり香る花の香水をして
静かに笑う人だった

ある日マダムヤーンのもとに
小さな蝶々がやってきた
蝶々は羽根を休め ...
雨の日の

神話は崩れ

それでもね

やめられません

勝負の世界
きみはアーモンド

つぶらな

霧のような

鏡のようなみずうみ

左カーブを曲がると

なにもかも

引き連れてしまう

アーモンド

つぶらなきみは

色彩のな ...
坂道で君の声が聞こえた気がした
いるわけないのにね
じわりと胸から広がって、体の奥の方で痛んだ
少しは慣れた
いつものことだ

気が狂いそうになるんだ
どこまで行っても欲しいものは、 ...
見渡す限り、白い世界がどこまでも続いている
ある一点にだけ古びた椅子があった
木片を適当に組み合わせた揺すり椅子
どこからか現れた白髪の老人が腰掛けた
皴枯れた手に一つだけ持つ
“色のない種 ...
まばたきしていたね


君は信じられないような口振りで


「嘘」と呟いた




俺は嘘つきだからね


信じられないかもしれないけど


いましがた君が信じようとしなかった言葉は本当



...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ザ・ブーン 砂木自由詩6*08/7/11 23:40
居場所プテラノドン自由詩308/7/11 23:16
灰色くろね自由詩008/7/11 22:57
_こもん自由詩808/7/11 22:49
自由詩408/7/11 22:44
狐と狸灰色の夢の中散文(批評...108/7/11 22:36
メザシの歌青い風自由詩5*08/7/11 22:13
夕顔亜樹自由詩108/7/11 21:18
星に祈るユキムラ自由詩108/7/11 21:17
ヤオ族の水仙姫海里自由詩208/7/11 20:31
天は全てを知るペポパンプ自由詩5*08/7/11 20:31
シャイン石畑由紀子短歌608/7/11 20:08
断片集「まり麩」簑田伶子自由詩16*08/7/11 18:54
希望はいつも闇のなか千波 一也自由詩7*08/7/11 17:05
ストレス性別離−カウントダウンyoyo自由詩108/7/11 15:53
詩人として あるいは慈悲アハウ自由詩5+*08/7/11 15:18
つぎはぎfuchsi...自由詩2*08/7/11 14:33
生きる力。Izm自由詩308/7/11 14:33
姉妹BOX石瀬琳々自由詩6*08/7/11 13:49
夢見る死体RT自由詩508/7/11 13:43
空へ渡辺亘短歌408/7/11 13:01
日本の逮捕A-29短歌2*08/7/11 11:51
片思い少女の休日瑠音携帯写真+...408/7/11 11:37
〜公開私信〜 「ありがとう」板谷みきょう自由詩1*08/7/11 11:22
マダムヤーンプル式自由詩8*08/7/11 11:16
パチンコyoyo短歌108/7/11 6:57
アーモンド吉岡ペペロ自由詩008/7/11 6:41
黄昏の坂道麒麟自由詩008/7/11 3:47
色のない種自由詩108/7/11 3:46
【パラダイス イズ ノット ヒア】檻野楴人携帯写真+...108/7/11 3:00

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加筆訂正:
未来ちゃん/吉田ぐんじょう[08/7/11 12:59]
ちょっと改訂。
未来ちゃん/吉田ぐんじょう[08/7/11 12:55]
題名とか、すこし改訂。
6.36sec.