「頑張って!」
と思わず口に出してしまう
それは頑張っている他者への共感であり
ふりかかる火の粉を払おうとする
ある種の逃げ口上とも言い得て
決して自分の事ではないのだから
「それじゃ ...
耳元に
汽笛がなにか告げている
窓には
楽団の景色や音色が
時折やってきて
後方へと過ぎてゆく
傍らの隣人が唄い
足元を
夜の水が辺りを
青く燃やしていた
楽しい音 ...
--- 誰もあなたに助言したり手助けしたりすることはできません、誰も。ただ一つの手段があるきりです。自らの内へお入りなさい。リルケ
読むにせよ書くにせよ詩には詩固有のわかりにくさがある。わかり ...
あの子は夏に死んだと云う
漆黒の髪をしずかに垂らしていた、
あの子は息をなくしてしまった
ひどく鬱いでいたので
空気の奇麗な山奥へ療養に行った
しばらくは落ち着いていて
やさしくわらっ ...
ゴルフ場では
たまに神秘な光景にであえる
仲間がショットするあいだ
ぼおっとうしろを見つめていた
ヒグラシや他のセミが
背高い木々の壁のなかで
ひんやりとした交響を ...
面白人生講話(10)
この講話もおかげで10話となる。きょうも病院に睡眠薬をもらいに行く道々、残暑の暑さを身に受けつつ、考え続けた。人々と同じように、私も考える人である。若いころから考え込む癖 ...
むせ返る
暑風に運ばれる
火薬の
あの夏のにおいが
けむたくて
目を伏せてしまいそうなほど
短い季節の
そのページがまぶしくて
栞もはさまず
本をとじた
夏の
暗 ...
好きだった
あれこれ眺めること
時間だけを支払うこと
手ぶらでドアをこじ開けること
手放せずにいた
かもしれないを
恐れていた
買わないが消えてしまうのを
自動ドアに認知されない子 ...
秋が
深まる季節
落ち葉の季節
秋が
深まってくる
ひらり
ひらりと
木から落ちる
なんだか
とても
きれいに見える
落ち葉は
またひとつ
落ちていく
いろ ...
雪の降る夜に
どこからか
白兎が
現れた
白兎は
遊びまわり
跳ねまわっている
いつまでも
いつまでも
雪の降る
野原を
追いかけていた
春が
待ち遠しいね
う ...
夜まで
桜の木の下で
お花見を
している
とても
大きな
桜の木
風も
少し
吹いている
夜空に舞う
花吹雪
ひからびたからだと
ひらかれたからだとで
だらだらと抱き合ううちに
汗ではないものが流れ出た
かなしくはないのだが
うれしくもないままに
むなしさだけがわいてきた
背中で虫がつぶれて ...
080816
アウストラロピテクスが
ぽかんと空を見ていたら
ハイエナに飛びかかられて
喉頸を引き裂かれ
哀れ絶滅したという
見てきたような嘘を書 ...
私は調子にのってた。
私は調子にのってた。
満足してた。
充実してた。
満足してた。
充実してた。
昔の話なのでした。
反省。
ソレはない。
だからソレがダメ。
私は調子落とした。 ...
マジにミラクルがもうすぐそこをとおるのがわかる
おれたちは
どこに浮かび上がり、
どこに染み込んでいくんだろう
真昼のみずあび
世界で一番きれいな
ひかりのうでが砂をい ...
曖昧と
矛盾が口に残って
痺れてる
それが嫌で
自由のガムをポッケから
ゴソゴソ取り出し
口に放り込む
神様は生きるって
紙芝居をやっている
...
石をもらった
偏平な石だ
大切にしなさいと言われ
私は闇にある箱の中へ
しまっておいた
自分でも指の感覚でしか
わからないその箱は
誰もたどり着けない
闇に眠る宝箱だった
石 ...
見上げた空の星は近いようで 遠くて
手を伸ばせば掴めそうで でも掴めなくて
何度も手を伸ばしても 掴めないのに
伸ばしてしまう
「もし」 「いつか」
あきらめられない夢のように
そこ ...
キツツキがキツツいている
キツツかれた木は
最初だけ驚いて
すぐに
キツツかれることに
慣れてゆく
キツツキは無自覚に
キツツいて
気が済んで飛び去った
ずぶ濡れの山野真夏の光浴び車は走るラブホ探して
早く
時計が進まないかなぁ
しんどいね
平常な日常
ねじを回す役目は私
私のねじは
誰が回しているのかしら
それは
自分自身だと
知ってはいるが
どうしてこ ...
考えてみればどういうやつか
まるでまったくわからない
なんのつもりか
どういう面か
真面目なんだかワルなのか
テーマソングがいいだけの
理解不能な水兵よ
そんな男に逆上せてる ...
土壁に
埋もれかけたものの目を見る
目はひとつ
緑に笑む
魂を摑まれている
銀の髪を見ている
無を動くたび
どこからか声がする
蜘蛛の巣の風
...
行き過ぎよなぎささやかとやかましく母子乗り来る和歌山の駅
こーちゃんがこれなんでしょうかと出すクイズがぶっの答えはカマキリという
ドケットじゃなくロケットとこーちゃんにさやかが教え新大阪に
美し ...
{引用=そこは桜の森のちょうどまんなかのあたりでした。四方の涯は花にかくれて奥が見えませんでした。日ごろのような怖れや不安は消えていました。花の涯から吹きよせる冷たい風もありません。ただひっそりと、そ ...
インドの人は、眠る前に必ず牛乳を飲むんです
と、先生は言って笑った
まあ、日本人の場合は
摂りすぎると下痢してしまうんですけれど
これは体質的な問題で
別れ際
先生は、右手をひらげ ...
宝石
ではないものばかり
身につけて
宝石になる
女たちに
贈ったものたちは
埋もれた
地層から発見された
女だてらに
それは
光を失わない
夜空の星の数だけ
駆け ...
ちっちゃなころに大切だったものが
いまになってちっぽけに思えてしまったら
きっとそれ以上に大切なものなんて見つけられない
おもちゃ箱をひっくりかえして
いろんな色のガラスのかけらを ...
ゆるくあさい呼吸から
ぬけだしたさかなに
わずかに欠けた飴玉をあげる
力強いあまあしにさえずりを
やめなかった鳥のように
目をはらして泣いた
初恋はわかりきるのに
だれかの目ばかり気 ...
あなたはいつもより優しい目で
私を透かして見つめる
お互いの記憶に
後悔なんてない
暗闇でわたしにそっとささやく優しさと
ひたむきで不器用な生き方も
あなたを象るすべ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
頑張ってのひと
恋月 ぴの
自由詩
16*
08/8/16 17:47
夜河のほとり
夜恋
自由詩
2
08/8/16 16:08
「感性の論理」はどこからくるのか---詩の非論理的な領域を読 ...
N.K.
散文(批評...
1*
08/8/16 16:02
夏
笹子ゆら
自由詩
5*
08/8/16 14:49
しばらくはうしろに
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/8/16 14:38
面白人生講話(10)
生田 稔
散文(批評...
2
08/8/16 14:02
夏夜
こゆり
自由詩
5*
08/8/16 13:01
無常
佐々木妖精
自由詩
8*
08/8/16 12:47
落ち葉の季節
妖刀紅桜
自由詩
2*
08/8/16 12:15
雪の降る夜に
〃
自由詩
4*
08/8/16 12:09
花吹雪
〃
自由詩
2*
08/8/16 12:04
むなしき熱帯
楢山孝介
自由詩
2
08/8/16 10:49
貴様の化石
あおば
自由詩
6*
08/8/16 6:30
独りでできることから
うおくきん
自由詩
1*
08/8/16 4:22
宝石
モリマサ公
自由詩
17
08/8/16 2:48
意 味
北斗七星
自由詩
5
08/8/16 2:08
宝石
木屋 亞万
自由詩
1*
08/8/16 1:36
星
月
自由詩
1
08/8/16 1:31
キツツキ
木葉 揺
自由詩
4*
08/8/16 1:15
欲情する夏
A-29
短歌
2*
08/8/16 0:21
寝酒
ノクターン
自由詩
2*
08/8/16 0:20
イパポ
A-29
自由詩
0
08/8/16 0:17
夜とまなざし
木立 悟
自由詩
2
08/8/15 23:38
南紀の帰り
A-29
短歌
2*
08/8/15 23:30
光の森の満開の下
ブライアン
自由詩
1*
08/8/15 23:26
ナイトキャップ
れつら
自由詩
4
08/8/15 23:26
「宝石」
小川 葉
自由詩
1*
08/8/15 23:01
〃
ベンジャミン
自由詩
7*
08/8/15 22:30
セピア1
ひとあめ
自由詩
1
08/8/15 22:25
再会の瞳
さくら
自由詩
3*
08/8/15 22:04
4827
4828
4829
4830
4831
4832
4833
4834
4835
4836
4837
4838
4839
4840
4841
4842
4843
4844
4845
4846
4847
4848
4849
4850
4851
4852
4853
4854
4855
4856
4857
4858
4859
4860
4861
4862
4863
4864
4865
4866
4867
加筆訂正:
「感性の論理」はどこからくるのか---詩の非論理的な領域を読むということ、詩の非論理的な領域を書くと...
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N.K.
[08/8/16 16:16]
引用が飛んでしまったのでいれました。。。
5.45sec.