むせ返る
暑風に運ばれる
火薬の
あの夏のにおいが
けむたくて
目を伏せてしまいそうなほど
短い季節の
そのページがまぶしくて
栞もはさまず
本をとじた
夏の
暗 ...
好きだった
あれこれ眺めること
時間だけを支払うこと
手ぶらでドアをこじ開けること
手放せずにいた
かもしれないを
恐れていた
買わないが消えてしまうのを
自動ドアに認知されない子 ...
秋が
深まる季節
落ち葉の季節
秋が
深まってくる
ひらり
ひらりと
木から落ちる
なんだか
とても
きれいに見える
落ち葉は
またひとつ
落ちていく
いろ ...
雪の降る夜に
どこからか
白兎が
現れた
白兎は
遊びまわり
跳ねまわっている
いつまでも
いつまでも
雪の降る
野原を
追いかけていた
春が
待ち遠しいね
う ...
夜まで
桜の木の下で
お花見を
している
とても
大きな
桜の木
風も
少し
吹いている
夜空に舞う
花吹雪
ひからびたからだと
ひらかれたからだとで
だらだらと抱き合ううちに
汗ではないものが流れ出た
かなしくはないのだが
うれしくもないままに
むなしさだけがわいてきた
背中で虫がつぶれて ...
080816
アウストラロピテクスが
ぽかんと空を見ていたら
ハイエナに飛びかかられて
喉頸を引き裂かれ
哀れ絶滅したという
見てきたような嘘を書 ...
私は調子にのってた。
私は調子にのってた。
満足してた。
充実してた。
満足してた。
充実してた。
昔の話なのでした。
反省。
ソレはない。
だからソレがダメ。
私は調子落とした。 ...
マジにミラクルがもうすぐそこをとおるのがわかる
おれたちは
どこに浮かび上がり、
どこに染み込んでいくんだろう
真昼のみずあび
世界で一番きれいな
ひかりのうでが砂をい ...
曖昧と
矛盾が口に残って
痺れてる
それが嫌で
自由のガムをポッケから
ゴソゴソ取り出し
口に放り込む
神様は生きるって
紙芝居をやっている
...
石をもらった
偏平な石だ
大切にしなさいと言われ
私は闇にある箱の中へ
しまっておいた
自分でも指の感覚でしか
わからないその箱は
誰もたどり着けない
闇に眠る宝箱だった
石 ...
見上げた空の星は近いようで 遠くて
手を伸ばせば掴めそうで でも掴めなくて
何度も手を伸ばしても 掴めないのに
伸ばしてしまう
「もし」 「いつか」
あきらめられない夢のように
そこ ...
キツツキがキツツいている
キツツかれた木は
最初だけ驚いて
すぐに
キツツかれることに
慣れてゆく
キツツキは無自覚に
キツツいて
気が済んで飛び去った
ずぶ濡れの山野真夏の光浴び車は走るラブホ探して
早く
時計が進まないかなぁ
しんどいね
平常な日常
ねじを回す役目は私
私のねじは
誰が回しているのかしら
それは
自分自身だと
知ってはいるが
どうしてこ ...
考えてみればどういうやつか
まるでまったくわからない
なんのつもりか
どういう面か
真面目なんだかワルなのか
テーマソングがいいだけの
理解不能な水兵よ
そんな男に逆上せてる ...
土壁に
埋もれかけたものの目を見る
目はひとつ
緑に笑む
魂を摑まれている
銀の髪を見ている
無を動くたび
どこからか声がする
蜘蛛の巣の風
...
行き過ぎよなぎささやかとやかましく母子乗り来る和歌山の駅
こーちゃんがこれなんでしょうかと出すクイズがぶっの答えはカマキリという
ドケットじゃなくロケットとこーちゃんにさやかが教え新大阪に
美し ...
{引用=そこは桜の森のちょうどまんなかのあたりでした。四方の涯は花にかくれて奥が見えませんでした。日ごろのような怖れや不安は消えていました。花の涯から吹きよせる冷たい風もありません。ただひっそりと、そ ...
インドの人は、眠る前に必ず牛乳を飲むんです
と、先生は言って笑った
まあ、日本人の場合は
摂りすぎると下痢してしまうんですけれど
これは体質的な問題で
別れ際
先生は、右手をひらげ ...
宝石
ではないものばかり
身につけて
宝石になる
女たちに
贈ったものたちは
埋もれた
地層から発見された
女だてらに
それは
光を失わない
夜空の星の数だけ
駆け ...
ちっちゃなころに大切だったものが
いまになってちっぽけに思えてしまったら
きっとそれ以上に大切なものなんて見つけられない
おもちゃ箱をひっくりかえして
いろんな色のガラスのかけらを ...
ゆるくあさい呼吸から
ぬけだしたさかなに
わずかに欠けた飴玉をあげる
力強いあまあしにさえずりを
やめなかった鳥のように
目をはらして泣いた
初恋はわかりきるのに
だれかの目ばかり気 ...
あなたはいつもより優しい目で
私を透かして見つめる
お互いの記憶に
後悔なんてない
暗闇でわたしにそっとささやく優しさと
ひたむきで不器用な生き方も
あなたを象るすべ ...
ドクンドクンと
音がして
ゆらゆら この身を
光らす羊水
私の中の躍動は
彼女の鼓動と
重なる夢を見続ける
広大な青空は
昔、海だったことを
思い出し ...
作業台の上にスプレー缶。
ピカピカの白いランドセル。
「リュウジ、何やんの?」
リュウジはオレの父ちゃん。
ウチみんなよびすて。
「ま、見てりゃわかるって」
銀 ...
私に何も聞いてこないのに井上くん私のこと一人で好きになったり諦めてきたりまた見つめてきたりするの。
そういうところが子供っぽいから、井上くんとはもう話したくない。
ねえ由香先生、私最初は井上くん ...
こめかみを指で引くまではインターネットをして、アイドルが犯されている動画を見ていた。薬漬けで捕まっていないこの悦はまだIT社長の顔も持つ。用意していた善い仲間は何人いるか廻らしたら今朝の朝のあの手錠は ...
真っ青なネコが動物園から逃げ出した。
翌日、ゴシップ紙は我先にと騒ぎ出した。
右の人差し指と左の薬指を擦り合わせると、奈良の山奥にいるその青いネコが「みゃあ」と鳴くのが聞こえた。
その声だ ...
朦朧とした
意識の中
現れる
手。
それは
こちらを
招んでいるのか
あるいは
退けているのか
判りかねる
動きをしていた
《どっちだろう?》
ふい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏夜
こゆり
自由詩
5*
08/8/16 13:01
無常
佐々木妖精
自由詩
8*
08/8/16 12:47
落ち葉の季節
妖刀紅桜
自由詩
2*
08/8/16 12:15
雪の降る夜に
〃
自由詩
4*
08/8/16 12:09
花吹雪
〃
自由詩
2*
08/8/16 12:04
むなしき熱帯
楢山孝介
自由詩
2
08/8/16 10:49
貴様の化石
あおば
自由詩
6*
08/8/16 6:30
独りでできることから
うおくきん
自由詩
1*
08/8/16 4:22
宝石
モリマサ公
自由詩
17
08/8/16 2:48
意 味
北斗七星
自由詩
5
08/8/16 2:08
宝石
木屋 亞万
自由詩
1*
08/8/16 1:36
星
月
自由詩
1
08/8/16 1:31
キツツキ
木葉 揺
自由詩
4*
08/8/16 1:15
欲情する夏
A-29
短歌
2*
08/8/16 0:21
寝酒
ノクターン
自由詩
2*
08/8/16 0:20
イパポ
A-29
自由詩
0
08/8/16 0:17
夜とまなざし
木立 悟
自由詩
2
08/8/15 23:38
南紀の帰り
A-29
短歌
2*
08/8/15 23:30
光の森の満開の下
ブライアン
自由詩
1*
08/8/15 23:26
ナイトキャップ
れつら
自由詩
4
08/8/15 23:26
「宝石」
小川 葉
自由詩
1*
08/8/15 23:01
〃
ベンジャミン
自由詩
7*
08/8/15 22:30
セピア1
ひとあめ
自由詩
1
08/8/15 22:25
再会の瞳
さくら
自由詩
3*
08/8/15 22:04
空のさかな
〃
自由詩
5*
08/8/15 22:02
銀色のランドセル
長谷川智子
散文(批評...
2*
08/8/15 21:57
井上くんの失恋
詩集ただよう
自由詩
2
08/8/15 21:55
shall we gone
〃
自由詩
2
08/8/15 21:53
脱走
〃
自由詩
2
08/8/15 21:51
手招き
長谷川智子
自由詩
3*
08/8/15 21:49
4828
4829
4830
4831
4832
4833
4834
4835
4836
4837
4838
4839
4840
4841
4842
4843
4844
4845
4846
4847
4848
4849
4850
4851
4852
4853
4854
4855
4856
4857
4858
4859
4860
4861
4862
4863
4864
4865
4866
4867
4868
5.58sec.