自分の身を削ったことが
意図する人のためになって
自分にとってはマイナスだけど
その人にはプラスになって
でも
二人で一つと考えるなら
絶対数は変わってなくて
二人で一つと思えたとき ...
たましいの一滴、血の一滴まで
この愛をつらぬいてやるさ
実体のないものに惹かれるのは
実体のないものしか
実体のあるものに繋がっていないから
宇宙のはじまりの名残だろうか
たま ...
まっしろなノートを机に広げ
補欠の野球少年の絵を描いたら
スタンドの灯がスポットライトになって
ノートを照らし出していた
遺影の中に納まる祖母は
微笑ましげにこちらをみつめ
...
三つ数えたら、
きみを守るなにかになりたい、と
ひたすらに信じていた
ぼくだった
きみのとなりにいることに
多くの疑問を持たぬまま
三つ数えたら、
きみだけのぼくになろう ...
歩道をのんびり歩く
背後から
チェーンの廻る音がして
端に避けた僕の傍らを
SAKAMOTO
6
というジャイアンツのTシャツを着て
後ろ ...
しあわせってなに?
「日常のちょっとした発見がしあわせ」
しあわせってなに?
「mixiでの大切なマイミクさんと交流ができること」
しあわせってなに?
「気 ...
唇のふるえは
真冬の泉を汲んだ
傷を忘れたままの
夜を仰いだ祈り
贋の冠が
鎮魂の書を盗み
うたが星々を
歪めてしまうとき
その体はシリウスに攫われ
胸に突き刺さるホロスの槍 ...
夏休み前の教室で
ぼんやり先生の授業を聞いていた
教室の窓の外では
アブラゼミがうるさいくらいに鳴いていて
授業に集中できない僕の頭の中を
これでもかというほど占領していた
ジージ ...
風に触れば
誰かとつながっている
ひとりじゃない
手を撫でる
やわらかい感触
遠くて届かない
空ばかり見ていた
悔やんでばかりの頬を
しなやかに撫でる
優し過ぎて ...
もう着るものかどうか、わからないけれど
さらさら、木綿の肌に触れる
待ちうける その時の
今 やってきた季節のさかりに
たくさんの声がする
行こうか/行ってきます/行くよ/さあ
いって ...
雨が葉に、チラチラ揺れ動かす
うすきみわるい湿気は懐かしいような
植物の膨張気配で。
朝、アナタに会いたいと鳥は鳴いている
アナタというのはもっ ...
日差しの差す中をデパートの食品売り場まで行き
特に何かを買う予定もなかったけれど
ダンスのようなファッションモデルの足取りをマネしたり
この老体にあとなにができるのかと思いめぐらせながら
...
この体は無だ 人に
生まれたのだと 人がはばんだ
忘れた この私を
だから心に
私の人ではない
楽しまれたのなら 確かさはない
困難から 消えていないまま
自分自身にこうしている時の ...
きみが好き。
白身の方がもっと好き。
「命は大切に。」
首吊り/練炭/ガス/入水/大量服薬/服毒/身投げ/失血死/焼死/乾電/etc.
コントール/レスミット/デパス/レスタス/リタリン/セルシン/リーゼ/セレナール/ノブリウ ...
「あたしは友達でいたい」
このときばかりは
自分の耳が聞こえなくなれば良いだなんて
そんな我侭を無視する機械音が
僕の頭をこだまする
ハロー ハロー
こちら僕
あなたは今も元気で ...
見えない銃の見えない銃弾は
知らないうちに知らない人を撃ち続ける
見えない銃に撃たれたことのない人などほとんどいない
誰しもが一度は撃たれ、そのことに気付かず平然と過ごしている
見えない銃弾は ...
栗毛の大柄な馬体だった。
重戦車のような差し脚で、一完歩づつ確実に、最後の直線を追い込んでいった。
無骨で不器用な、愚直とも言える追い込みで、稀代のスターホース、ミスターシービーに戦いを挑んでいっ ...
白球が
バットをかすめると
息の仕方を忘れる
真空状態の後
こみあげてくるものが
目に見えない
傷に滲む
涙は血のように熱く
まだ若い
この僕を表すなんて
そんな物好きな奴らはいない
理由とか証明とか真実とか
そんな答えを求めた覚えはない
雨降り喜ぶのは
カエルとカタツムリと紫陽花位か
大概は夢の中 ...
フエンヒローラ!
昼定食
一皿目はガスパチョ
二皿目はチュレタ・デ・セルド
バスケットに盛られたパンの耳を残して
ポストレのエラド・ショコラテと一緒に食べる
夏
ひとりぼっち ...
すべてを
優柔不断なかまいたちのせい
にして
そこに何もなかったことにする
つもり
その傷のふたつみっつは
僕の記憶だったはず
なのに
ひざこぞうがわらいながら
泣き出した
...
さ、ねむいわな、そりゃ。
風呂上り、鏡に映る充血した自分の目を見て。他人事のように。
玉きはる
いくよの夢の
月なしよ
つきぬいのちの
こころとてなく
諸々の
太陽の許
我々の
蒼褪めたる琴
一切を洗 ...
海が
最後の一滴が
空を映した自在の青が
私は
今
消えるのをみた
ささくれた
広い砂漠だ
私は
確かに思う
そうか
私の心は
こんなにも
砂漠だったのだ
それを
満 ...
{引用=あなたをずっと待っている}
月がたとえば
落ちてもあり余るほど
たくさんの数 あれば
そんなに「キレイ」と
神妙にも
見上げなくなるだろう
ひとつだけ、
というもの ...
住処を追われた小鹿のように
今はなき原生林の幻のように
美しい残像だけを (それは一瞬閃く鱗粉のよう)
空へ 大地へ 漂わせて 去る時間は……私は
何者かによって 締め出されたのか
それとも ...
“{ルビかふぇいん=カフェイン}”の過剰摂取により明け方まで冴え渡った脳の覚醒の最中、猫とも鳥とも言えぬ“{ルビぐぅえぇ〜=グゥエェ〜}”という耳障りな啼き声が何処からともなく聴こえ、招かれた沢の畔
...
少しだけ冷たいシャワーを浴びて
乾燥したタオルで頭を拭く
拭いきれない残り水はしずくになり
首筋を伝い背骨を沿って落下してゆく
つつ、つう、つう
風ひとつないこんな夜には
...
明日が来るとみんなが楽しそう
新しい昨日を見付けて思い思いに名前をつける
眠らない人たちはそれを遠くから眺め
捨てられた言葉たちを静かに記録していく
森の中に埋め込まれた陽の光が
朝の影に隠 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
MANY SUBJECTS
邦秋
自由詩
2*
09/7/15 19:15
祈り
吉岡ペペロ
自由詩
6
09/7/15 19:10
木々の歓声
服部 剛
自由詩
1
09/7/15 18:43
三つ数えたら、
千波 一也
自由詩
4*
09/7/15 18:30
野球少年のうた
服部 剛
自由詩
2
09/7/15 18:21
しあわせ
mad.ra...
自由詩
2
09/7/15 13:53
esprit
zihan
自由詩
0*
09/7/15 13:26
夏の魔法
未有花
自由詩
23*
09/7/15 12:43
その手をのばして
未完
自由詩
1*
09/7/15 12:36
夏のゆかた (Hiroshima)
月乃助
自由詩
10*
09/7/15 9:29
雨と食事
ヨルノテガム
自由詩
4
09/7/15 3:27
ファッションショー
番田
自由詩
0
09/7/15 2:52
盲目なる人
〃
自由詩
1
09/7/15 2:52
好きです。
松元奉久
自由詩
1
09/7/15 2:09
ハライソ
mad.ra...
自由詩
0
09/7/15 2:06
Not be friend.
wister...
自由詩
0
09/7/15 1:51
真空にかすり傷
木屋 亞万
自由詩
6*
09/7/15 0:53
「名」馬列伝(6) メジロモンスニー
角田寿星
散文(批評...
2*
09/7/15 0:32
真空にかすり傷
小川 葉
自由詩
2*
09/7/15 0:27
妄想のジャンケンの結果
こめ
自由詩
8
09/7/15 0:21
ポル・ディオス
ふくだわらま...
自由詩
2*
09/7/15 0:12
真空にかすり傷
AB(なかほ...
自由詩
3
09/7/14 23:05
本日の独り言 その十
A-29
自由詩
2*
09/7/14 23:03
みずにしずめるを詠めるうた三首
zihan
短歌
0*
09/7/14 22:14
うみのおわり
uminek...
自由詩
20*
09/7/14 22:14
_
唐草フウ
自由詩
7*
09/7/14 20:48
原型
きりえしふみ
自由詩
3
09/7/14 20:01
『瞑想の細流』
Leaf
自由詩
0
09/7/14 20:00
熱帯夜
あ。
自由詩
14*
09/7/14 19:47
名前のない
健
自由詩
1*
09/7/14 19:44
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
加筆訂正:
みずにしずめるを詠めるうた三首
/
zihan
[09/7/15 11:45]
首を追加し二首から三首にしました
うみのおわり
/
umineko
[09/7/15 7:15]
ちょっとだけ090715
気が遠くなるほどの時間 独りぽっちだった君へ
/
……とある蛙
[09/7/14 22:35]
最後の連が納得できない
5.21sec.