誰も運転していない車に
もの凄い速さで連れ去られている
道の両側の壁にぶつかりつづける
曲がり角が見えてくる
道は祭で埋まっている
車はまだ 止まろうとしない
車 ...
風が止まり
青と黄の番
見えた川底
水鳥体操
径のくまどり
寝不足まつり
しんとした空
めくる緑は
目んたま経由
耳のはら行き






...
空き地がなくなり
見えない花火
曇り空の下
音だけの花火

大きな建物のまわりの草は
花も花火も見たことがない
自分のからだの奥の奥に
花があるとは知るよしもない ...
栗の花の下を雨が降る
そこを通り抜けるから
貧弱なころもは着ない
ならば裸体か それも
トルソの形がふさわしい

   夏という夏は虫の仮装をして栗の花に集う

これは別れた恋 ...
ゆがんだ水の端を手折ると、狂った植物がその秒数を逆さにする。空気の残骸の渦の残骸が、その風光を光に記録する。ゆがんだ水の意識がなめらかに転がり、目醒めた植物を汲み上げる。神と神との境界は拡大し、神は消 ...  幽霊が電車を見る

 幽霊がお地蔵さんの横を通り過ぎる

 幽霊が電車の明かりを遠くから眺め追う

 お地蔵さんが幽霊を片目で追う

 電車が幽霊を通 ...
今まで会った
いく人もの
あなた
 (たちではなく)
の輪郭は
時間に洗われて
薄くなり
次第に
わたしの中の
小さな歴史になる
不揃いで
気まぐれな
「その時」「あの時」
...
夢と夜にはさまれて
わたしは窓辺に眼をあげる

星を盗みたいと思った
屋根裏部屋が暗いので
星をひとつ盗んで
枕元の光にしたかった

星を盗みたいと思った
女の指先が寂しいので
星 ...
はたと醒めては朝を呪い
ふと我に返っては白昼に佇む
夜な夜な待てども、愛想もない

ちぎれた写真を並べても
知らない顔があるばかり
いつからだろう
こんなにも笑わなくなったのは

慣 ...
 
 
一人だけ居残って
いつまでも待ってたけど
母さんは
迎えに来なかった

ふと考えてみたら
僕は高校生になっていた
幼稚園じゃあるまいし
なぜあの時
そんな勘違いしたんだろ ...
アザラシのことについて書こうと思ったが
今すぐ風呂に入らないとお湯が冷めてしまうから
また今度時間がある時に書こうと思う
たらばがにを食いたいと思うけれど
値段が高くて食うことが出来ないから
柿の種チョコレートを二袋買ってきて
昨日と今日と二日間に分けて食べた
青年のヤンキー少女へすがりつく異国の街角金髪な闇


履歴書の渡す自分に行き交いに車の窓に束ねられた雨


いるホテルウミネコのいるベランダのいろいろに犬隅にて眠る
 
 
哲学の猫が
書物に足跡を残して
そこで終わってる

残されたページには
いつもの海と
青い空
さえ何もない

私は猫を探しに行く
足跡を残して
そこへ辿り着くまで
...
ねずみ色のコンクリートが暗く染まる
何か落としものがあったような気がして
歩いて来た道を右から振り返ってみた
つうつうと機械的に落ちるさみだれ

庭に投げられっぱなしの花切り鋏は
いつから ...
http://www.youtube.com/watch?v=cnp--ck80es&feature=channel_page



{注Why does the socket breed ...
「まだ諦めてないのか」

季節は夏を出し惜しみして 中途半端に突き抜けている
そんな景色をぼんやり眺めていたら
急に耳のそばで声がした
みどりいろの小さな悪魔みたいなイキモノが
あ ...
日長の夕暮れ
優しい風が吹いている
すやすや

泊まり木の 揺れる
若葉は しっとり
シロツメの葉に ひしゃく星の

ぽつり
「火曜だから火事なのよ」ってくちびるは誰への意図でうるんでいるの


薬にも毒にもならない恋なんてお前が言うな すみれを喰らう


はじめて言い負かした日の枕元に大量の空メール飛んでくる
...
我はポエット
作り出すために作り出された詩人
君よ知るやその三原則
狂気の凶器と正気の凶器{引用=まず、詩はヒトに危害を加えてはならない。
危険を看過するのもいけない。

次に、詩はヒトの ...
かんだかい悲鳴で目が覚める

でもそれはちがかった

醒めたのは覚醒の産声

もう後ろには下がることが

できなかった

今まですれ違った人達は

世界の何%だろうか

今 ...
歪んだ真珠を抱え込む
背中を丸めた少女たち

世界は平衡をなくし
遠近法は意味をなさない

耳元でささやくのは
畸形の妖精
足元にうごめくのは
手足をなくした娼婦

...
                090529

渚にて
渚に波が
押し寄せて
愉快な仲間が
溺死する

フナムシ
ヒトデ
カブトガニ

青い血液抜き取られ
渚の隅で息絶える
...
俺の不安は
俺のファン
どこまでもつきまとう
狂信的な不安
どんなに迷惑を被っても
こいつは警察も捕まえてくれない
心の中にあるものからは
決して逃げられない
俺はこい ...
もし99%の暗闇に 
世界が覆われていても 

たった1%の光の原石を 
この掌に握りしめ 
深夜の淵に、独り立つ 
 今から30年以上前に高田馬場で朗読会を
していた上手宰さんは僕が尊敬する詩人で、
4月の「ぽえとりー劇場」は世代を越えて詩
を共有する雰囲気になったのが、とても嬉し
いことだった。そして、長 ...
ぼくのこころはちいさいから
ささいなことですぐにいっぱいになる

いっぱいになったこころでは
ほかのささいなことをかんじられない

だからぼくは深呼吸をする

いっぱいにすい ...
「また話そう」

あなたの背中に虚しく響く。

またはあるのか。
その日は来るのか。


もう、来ない気がする。
貴方が遠い昔に画布に閉じ込めた想いが、遥か時を航り
海を隔てた僕の岸辺に辿り着く

貴方が空と大地と巡る風の中に垣間見た世界が、
碧眼ではない僕のレンズを通して
色鮮やかに脳裏に広がって行く

風 ...
犬は音量がデカい

犬はいつまでも音量がデカい

猫の音量もデカいが

こっちは、しばらくすると「ブツ…」という音と共に消えるのが定番だ

なのに犬はまだ音量がデカいので

飼い主 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノート(くるま)木立 悟自由詩109/5/30 17:42
ノート(ひるすぎ)自由詩109/5/30 17:41
ノート(はな)自由詩1*09/5/30 17:40
夏至非在の虹自由詩209/5/30 17:06
残骸葉leaf自由詩409/5/30 10:51
三様ヨルノテガム自由詩109/5/30 10:41
どこへフクスケ自由詩209/5/30 10:03
星を盗む人歌川 至誠自由詩4*09/5/30 9:17
却來 -day by day-悠祈自由詩509/5/30 3:58
泣かない人小川 葉自由詩209/5/30 3:04
アザラシのことセガール、ご...自由詩009/5/30 2:15
たらばがに自由詩009/5/30 2:14
雨街トリップK.SATO短歌409/5/30 1:50
自分哲学書小川 葉自由詩3*09/5/30 0:43
季節に置いていくものあ。自由詩7*09/5/30 0:28
In "i"人間自由詩109/5/30 0:20
saga靜ト自由詩1*09/5/30 0:17
うつら うつら ひより自由詩5*09/5/29 22:39
she said,石畑由紀子短歌1*09/5/29 22:39
草冠とレインクラウン/アイ、ポエット海里自由詩109/5/29 22:25
覚醒の産声こめ自由詩509/5/29 22:10
BaroquePiroue...自由詩209/5/29 22:07
湾外あおば自由詩4*09/5/29 21:47
ふあん新守山ダダマ自由詩509/5/29 21:46
光の石服部 剛自由詩309/5/29 21:26
愛の詩人・上手宰と「冊」の詩人からの伝言散文(批評...209/5/29 21:22
「深呼吸する」ベンジャミン自由詩6*09/5/29 21:00
いったいつゆ自由詩4*09/5/29 20:38
情熱遊佐自由詩3*09/5/29 20:29
クールなアンサー、もしくは “キャンセルのお詫びとお知らせ”ひとなつ自由詩3*09/5/29 20:05

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