詩 篇
ああ
...
夕闇のなかでふるえながら
どれほどの
自分の亡骸をみおくったろう
優しいばかりでは生きてゆけないこと
たくさんの人たちに教えられて
それでも
世界をいとおしむやりかたを
変えられ ...
どうしてあなたはいつの日も
そんな前向きでいられるの?
「間違いない」とか「確実だ」とか
そんなに断言できちゃうの?
見て聞かされる側はいつも
思う以上に冷めた瞳(め)で
...
東口改札から
身を投げた二人は
人知れず裏通りを流されて
ライオン像の視界を
斜めに掠めつつ
川底の止り木に引っかかった
三丁目交差点に
打ち上げられた二人は
これ見よがしにじ ...
「ただいまァ。」
八月。
庭の潅木が、白い地面に真っ黒な影をいくつも落としています。
暑い盛りです。
四月から通い始めた保育園から帰った娘は、日焼けの顔で畳に膝を落とし、さっそくブロッ ...
その年の帝王賞は、やや小粒ではあったが、面白いメンバーが揃った。
1番人気の昨年の年度代表馬ダイコウガルダン、2番人気の売出し中だったハシルショウグンが、中央からの3頭を迎え撃つ図式だった。
当時 ...
何処までも真っ直ぐな道を僕はやってきた
太陽光線がディラックの海を撫ぜる
学術研究都市へ続く道と
凪の無い海に至る道
面倒な事は物理学に丸投げして
cobraのshiftを噛ませて ...
{引用=
願いながら、息つぎあがっていく
街をみおろす丘がある
樫の木は、そそり立つそこで、
長いときを枝にのばしながら
すこしもためらいをみせぬ
自然とよぶ惰性などでない意志 ...
僕はいつも僕を超えられない
果てしなく続く日々
立ち止まる時間もないのに
歩きだすことも
戸惑ってる
僕はどこへ行けばいい?
行き先もわからぬまま
また朝が来る
太陽が ...
赤い紅、鈴虫の声
夏の光を殺して空に唄う
君の細い肩、狂おしく
すべてが溶けて時は止まった
どうしてまた帰ってきた、何もないこの場所に
鈴虫の声
今年もまた聞こ ...
空は遥か遠くまで透き通って
あの日よりもずっと現実的です
立ち並ぶ家や 生い茂る緑が
白い光を乱反射しています
眩しいけれど
それでも空を見上げたままでいます
あすこにいる野良猫も ...
メガネをかけた、小さな年老いた首相は、辞職を宣言する。
彼に炊かれたフラッシュは、孤立を強いる。
「我々」は「君」と「僕」に無限に分割される。
かつて、「我々」と、語った唯一の宇宙は、 ...
所詮ハグルマは噛み合わないって
そんな嘘いつ覚えたの
きっとナニカノマチガイだと
逃げまとう僕の姿が
滑稽に映ったのだろう
気圧差でどうにかなりそう
無理矢理手も離されて
何もな ...
君は僕のヘロイン
僕を酔わせてくれないか
君の真っ黒い瞳の中に住んでみたいよ
森で戯れる少女と友達なんだって?
僕にはゲイの友達しかいないよ
さよなら月の国の友達
僕たちは地球という星で
...
避ける
ただ ひたすらに 避ける
なぜなら 俺には
底なし沼の上を行く
トリプルアクセル的跳躍力がない
流す
ただ ひたすらに 流す
なぜなら 俺には
成功の糸にし ...
かわいい
かわいい
マー君
他人だけど
我が子のように
かわいい
つい手が出る
おせっかいな
自分に気付く
マー君と共に
成長して行く
樹木のふりしたブロンズの支柱から
つり下げられた
仄かな風にそよそよと揺れるシルク
柔らかすぎる壁の中に
たたずむものは何だろう
揺れるシルクの隙間から
薄茶けた蝋のような
立体 ...
水の中をただよう雪に視界を塞がれた
ちいさなちいさな世界
舞い上がる光のカケラは静かに 足元を通り抜け沈んだ
あの日のきみが閉じ込めた物語には今も雪が降っている
止まったままの ...
こんなにも苦しいとは
まるで、恋に焦がれる少女のよう
彼女は私を好いてくれている
とても嬉しいことなのだが私は臆病で馬鹿だ
答えることも何もできない
抱きしめてくれるのは構わない ...
窓を開け
思い出すだけ
窓の開け方を忘れ
思い出す為に
窓を開ける
開ける ...
借りる宿の
畳が泣いている
ジージェンレイ ジージェンレイと
わたしは生後2か月頃のままの体で
無防備な平泳ぎを
食後にはフランスパンを
カチカチのフランスをパ ...
えこなと別れるときはいつも
私はまた、えこなに会えることを確信している
それはとても漠然とした理由だから
説明するのはとても難しい
私の中でえこなはとても大きな存在だけれど
私がえこなと過ご ...
閉じたまぶたの裏側
流行のカフェ
野球場
交差点
カーテンを開けて見た窓枠の景色
ピースサインの谷間
病院の待合室
えこなはいつも、私を待ち伏せるかの様にそこにいた
えこなはそ ...
私がえこなに出会ったのは18の冬だった
牛乳を初めて飲んだのよりは後のことだった
えこなは黄色いかばんを肩から提げていた
中から500mlの紙パック容器を取り出し
水をここに入れてくれない ...
かなしいですか
かなしいです
したにりぼんをゆわえてまってる
みんなかわいいおにんぎょう
つよくゆするとくびがとれてしまう
せぼねもほんとにもろいんだった
ぐにゃぐにゃ ...
初秋の風が吹くころ
フレンチトーストが食べたくなる
あたたかいカフェオレをともにして
愛しい人を想い描きながら
サクッ ふわっ しっとり甘い
フォークを持つ大きな手 あなた
...
あのひとのお勤めする
ひんやり白い建物を
思い描いている
あのひとの好きな
歯の痛くなる甘いお菓子
コンビニで買ってみる
あのひとと一緒に行った
細い道を
一人で歩いてみる
なん ...
きっかけなんてないままに
特別な理由には目もくれず
ただ夢中で積み上げていく
行けるところまで行ってみよう、と
そんな毎日が楽しみでした
円柱形の白いもの
どこで拾ってきた ...
感謝しない人
暴言を吐く人
命を大切に
しない人
暴力を振う人
威圧する人
仕事が丁寧で
ない人
懸命に努力
しない人
優しく
ない人
モンスター
現る
怖くはない
ひたひたと
近づいて来る
私は逃げない
握手を
求められ
おそるおそる
右手を出すと
モンスターが
躍った
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩 篇 の た め の 試 論
るか
自由詩
5
09/10/3 12:06
博愛主義
八月のさかな
自由詩
4
09/10/3 11:57
ホウソウ (哀愁ポジティブ)
邦秋
自由詩
1*
09/10/3 11:11
新宿追分恋之道行
nonya
自由詩
7*
09/10/3 9:18
夕暮れ
オイタル
散文(批評...
3*
09/10/3 7:33
「名」馬列伝(10) ナリタハヤブサ
角田寿星
散文(批評...
2
09/10/3 7:12
太陽
透明な魚
自由詩
2
09/10/3 2:36
October hill/神無月
月乃助
自由詩
6*
09/10/3 2:08
孤独な踊り
ヒロシ
自由詩
1
09/10/3 2:05
秋に果つ
橘祐介
自由詩
4
09/10/3 2:04
Infinity
小林 柳
自由詩
3*
09/10/3 1:24
神の振らないサイコロを人は振る
ブライアン
自由詩
2*
09/10/3 1:13
ハグルマノチガイ
葛西曹達
自由詩
0
09/10/3 0:32
ヘロイン
ゆりあ
自由詩
4*
09/10/3 0:24
逃亡
花形新次
自由詩
1+*
09/10/3 0:16
マー君
ペポパンプ
自由詩
4*
09/10/3 0:00
不可侵領域
kauzak
自由詩
5*
09/10/2 23:18
スノードーム
湖月
自由詩
1
09/10/2 22:32
独断と偏見
愛の嗚咽
自由詩
0
09/10/2 22:19
能 力
北星三天
自由詩
0
09/10/2 22:15
ヤドカリアキラメ
ラマオ
自由詩
2
09/10/2 22:12
えこなからの手紙
人 さわこ
自由詩
1
09/10/2 21:55
えこながいた
〃
自由詩
6
09/10/2 21:55
えこなとの出会い
〃
自由詩
2
09/10/2 21:54
いぬ
ミゼット
自由詩
2*
09/10/2 21:44
フレンチトースト
百瀬朝子
自由詩
6*
09/10/2 21:28
ぱっぱかはしる
とうどうせい...
自由詩
8
09/10/2 20:58
積木崩し
中原 那由多
自由詩
9*
09/10/2 20:52
許せない人
ペポパンプ
自由詩
5*
09/10/2 20:50
モンスター
未完
自由詩
2*
09/10/2 20:06
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
4295
4296
4297
4298
4299
4300
4301
4302
4303
4304
4305
4306
4307
4308
4309
4310
4311
4312
4313
4314
4315
4316
加筆訂正:
赤い羽音共同募金
/
服部 剛
[09/10/3 5:17]
終連を書き直しました。
6.53sec.