明るい都市の夜空に雲の轟音
バラバラと飛行灯の明滅
ウォーキング昏き夢など見続ける
鶏の眼がじっと視透す我が来世
街路樹に秋日さんさん都市眠い
ふりかえるこども
うれしいこども
こそばゆいこども
うたうこども
己れの行方
曇の行方
同じこども
雪の手のこども
夏には夏の
陰のこども
...
赤 白 青い 黄 緑
橙、紫、茶、桃色
ただいま もうひと眠り中です
しばらく お待ちください ペコリ
少女欠伸
少女寝起き
少女イヤリング
少女 ...
球形時間に道端でまるまっていると猫がやってきた。
猫はとなりで球のようにまるまりぐるぐると喉を鳴らしている。
タマと呼ぶと「にゃあ。」と鳴いたので猫はタマにな ...
どこまでも人間
あくまでも人間
そのままの人間
人間ー
この白金の実像
私がうたうまでもない
光彩に満ちた尊厳
たましいのひかり
人間
この尊極なる実像
或る夕暮れ
ちじれいる青草の上眠りたし
もとれる世疎とみては白き月
くもり空風吹きわたり談笑す
陽は沈み夕顔咲きてつまと友
それは
ほんの小さなことで
二つ並んだお揃いの箱
「中身、当てるから言わないでねっ」
そう言った君がかわいくて
んーって
むーって
蓋をノックする
重さを確かめる
そんなしぐさを眺める僕
...
電話回線の中をひとり歩く
途中、水溜りのような海がある
工事のためしばらく混線する恐れがあります、と
電話会社から通知書が届いたばかりだった
仕方なく簡単な水遊びをする
ふやけた体 ...
今年もまた
死にぞこないの夏の息の根を
ひと思いにとめてやる
そんな季節になりました
終電に揺られながら
窓の外を流れる夜景と
イヤフォンから流れる音を
頭の中で混ぜ合わせます
...
私たちは毎日食べて
毎日寝て
毎日仕事をする
来る日も来る日も
時間を繰り日を繰り
毎日を生きる
今日の水は今日汲みに行こう
それ以上でもなく それ以下でもなく
明日の水は ...
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人類の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。
こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ...
目が痛む
焼けそうだ
目をつぶるのを
心が許さない
それは戒め
あなたの生きたあかし
遠い遠い光が答えた
心が焦げ落ちた
目はまだあいている
夕暮れの縁側
ふと気が付けば
秋はすぐそこで
僕の憂鬱を抱えて待っています
ああ
夏が終わるのか
そう呟けば
少しばかり涼しい風が
心の隙間を
通り過ぎていきます
夏の ...
川は流れる
四季がめぐるように
花のしずくは落ち
あらたに芽吹くときも
唯ぼんやりみていても
まよいごとに刻まれていても
その音は捕えることのできない
川は流れる
もえて煙 ...
時追鳥を 知っていますか?
時間を追いかける鳥 それが、時追鳥
大きな羽根に小さな身体 頭は小さく 尾羽根は長い
七色の鳥だと言う人もいれば 真っ白だったと言う人もいる
ゆっくり過ぎる ...
地球の公転軌道がほんのわずかずつ
ずれていることを憂うガリレオの
思いを想い過ぎて
抑うつ気味になった僕は
バナナがいいと聞いて
毎朝食べるようになった
いつか太陽の手をはなれ
地球 ...
亀割れて路に転がる晩夏かな
風の
含んだ栄養を
いいだけ食べたら
夢見の時刻
よいことも
よくないことも
よい、を満たしうる
定義のことも
ときが
過ぎれば
牧草になる
風に
吹かれて
...
あんなに耳障りだった蝉の声も
虫眼鏡で集めたみたいな痛い陽射しも
まるで色あせ始めた遠い物語
なだらかな坂道を自転車でおりると
向かい風がほんのわずかの後れ毛を揺らす
時折小石が顔を ...
{引用=
病床この身染み付かす前に
背中の真ん中が痒い
死ぬる意思の粘土捏ねる爪は伸び
軋んだのは階段か
並ぶ麦畑どうすればその色になる
夜 ...
夜1時コンビニ
酒とサガミオリジナルをかごに入れて
女の財布からそれらの代金を支払った
誰もいない交差点
点滅信号と一緒に
奇跡が通り過ぎるのを待ってた
いまだ
...
「ほら、見てごらん」
「あれが、寂しさだよ」
そういう触れ込みで示されたのは
明らかに放置され、錆びた自転車
「ほら、どうだい」
「この見窄らしさ」
「これが、前世紀の象徴だよ」
そうい ...
背中をな
お風呂場で引っ掻くとな
垢がでてくるんよ
擦っても
擦ってもな
止まらん
へばりついている
考えたあない嫌なこと
食べ飽きたものもの
守れへ ...
知ってたよ
もう私が要らない事くらい
代わりはすぐに
いつでも見つかる
誰でも構わないのだから
社会の歯車
噛み合わない一瞬で
首が脆くも刎ねられる
積み上げた石を
蹴られて
...
Mは
もう名前すら忘れてしまった
突然消えてしまった
彼の為のコースがぽっかりと空いた
選手登録表が
一つ埋められなくなった
仕事が増えた
マリファナをやっている ...
ドキドキするのは
不安と恐怖とあなたのせいだよ。
生きている。
まだ。
この心臓という臓器が生きてると苦しくてもおしえてくれるんだ。
緑の樹
白い犬
気まぐれな空
君の視線
目が見えるから見えるんだよ
淡いな
この世界
わたしが歌を歌ったらね
君の罪深さをさっぱり洗ってあげるよ。
...
言葉を忘れれば
外には雲が漂い
青い空に白い雲が漂っている
そこにいる 雲だ
僕は いろんな色が
ポスターのデザインにされ 僕の
前にあった
ここではない場所に出かけていく
食 ...
誰の声もないままに
歩いていくと
どこまでも続いていくみたいに
寂しい限りだ
そんなものをふせこんでいる
近くには蛙がいて
向こうには谷があった
誰に会えるだろうと
近くには海 ...
パルとニュウはあやとり専門学校で出会った。
二人は毎日仲良く電車に乗って家に帰る。
MP3プレイヤーのイヤホンを二人で耳に片方ずつ着け、
パンクバンド「五体満足」のファーストアルバムを聞きながら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜を見る者
アハウ
俳句
1*
09/8/26 20:26
ひとつ こども
木立 悟
自由詩
3
09/8/26 20:12
少女日記
ヨルノテガム
自由詩
2*
09/8/26 20:10
「 球形時間。 」
PULL.
短歌
1*
09/8/26 19:57
人間
渡辺亘
自由詩
0
09/8/26 19:46
ある夕暮れ
生田 稔
俳句
0
09/8/26 19:38
なんでもない、特別な日に
瑠音
携帯写真+...
2
09/8/26 19:37
通知書
たもつ
自由詩
9
09/8/26 17:34
夏葬
大覚アキラ
自由詩
8
09/8/26 17:20
忙しい私たちへ
sekka
自由詩
0
09/8/26 16:44
末期症状
……とある蛙
自由詩
8*
09/8/26 16:37
ぎあく
黒川 蔵人
自由詩
0*
09/8/26 16:32
夏の記憶
ミツバチ
自由詩
8*
09/8/26 15:36
Ξ
唐草フウ
自由詩
2*
09/8/26 15:18
トキオイドリ
甘菜
自由詩
4
09/8/26 14:41
祝福
within
自由詩
18*
09/8/26 14:40
亀
A-29
俳句
1*
09/8/26 13:53
木曜の牛飼い
千波 一也
自由詩
4*
09/8/26 13:37
夏休み
あ。
自由詩
22*
09/8/26 12:47
水に添う 二
一ノ瀬 要
俳句
2
09/8/26 10:44
ストップ
udegeu...
自由詩
0
09/8/26 9:53
ウロボロス
ゴースト(無...
自由詩
1*
09/8/26 4:35
垢擦り
北村香織
自由詩
1
09/8/26 4:03
救いはありません。
AKiHiC...
自由詩
1
09/8/26 2:45
失われた水泳部員
北村 守通
自由詩
2
09/8/26 2:24
鼓動
アサギ
自由詩
1
09/8/26 2:07
瞳にうつるもの
〃
自由詩
0
09/8/26 2:01
希望に誰かを
番田
自由詩
0
09/8/26 1:41
触れる壁だけが
〃
自由詩
0
09/8/26 1:40
アリクイの一生
かいぶつ
自由詩
3
09/8/26 1:01
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
4295
4296
4297
4298
4299
4300
4301
4302
4303
4304
4305
4306
4307
4308
4309
4310
4311
4312
4313
4314
加筆訂正:
夏の終わり
/
服部 剛
[09/8/26 4:25]
5連目を書き直しました。
6.4sec.