停止しない指先
息を止めたのは思考?
潜めた呼吸から僅かに漏れるプリズム

そしてわたしは、エラ呼吸を習得した



目を閉じたところで現実は消え去ってはくれないし
星を見ようにも外 ...
時に陽光の眩しさに
時に雑踏の中ひとり
愕然として立ち止まる
背中を押され
肩を弾かれ
何処にいるのか わからなくなる
どこかへ散ってゆく人の
波の中 俺は何処へ行くのだろう

...
何も考えなくて良い。

人が造った光の造形物を肴に、安酒を煽る。

聞こえるのは虫の声と、遠くをゆく車の音だけ。

嬉しい事も、嫌な事も、

この時だけは、思い出さずに ...
くそったれ 嗚咽と掻っ込む飯の味   すがる手を拒むように
  早朝の冷気はすべすべしている
  僕……僕は空き缶を捨てるため出かける
  眠っているはずの街は
  どこかうるさく感じられる
  ちぐはぐな大きさ ...
風が吹いている

青く灰色のピンクの影のなか

夕暮れの香りが運ばれている


いちにちは

誰にかやさしい終わりを告げる

よるに棲息する

わたしは無生物になるでしょう
...
なんでもないことで
ペンを走らせている

愛のなかで

書ききれないものを書こうとしている

そんなにたくさんの
想いがあるわけじゃない

数えられないほど
弱く
ピンでとめて ...
三階階段の縁から身を乗り出して
手を振るのは逆光の天窓を遮る影なのです

その振り子運動の往復に眼球が催眠される瞬間
私は階段の縁に手も掛けず三階下を覗き込み
爪先も触れぬ一個の天秤の両端で ...
貴方が望むモノなら全て、

この身を賭して捧げたい。



けれど、


私には何もないから。



どんなに想っても、


どんなに願っても、


...
移り変わりの雑踏が庭を塗り替える

浮わついた駆け引きなんかじゃなく
思わせぶりな後ろ髪にやはり騙された
自己防衛の意思がむしろ
赤い眼鏡をかけていることを想像させる


発信源は未だ ...
色んな意味であなたとは
やっていけないと思った夜に
あなたから別れを言い出されました
ちょうどいいと思った私なのに
あなたをころしたいとおもったのです

色んな意味であなたとは
わかりあ ...
君と私の中に間に
まるで夜間工事みたいに赤く点滅しながら
散らかる多すぎた思い出につまずいては
何処にも行けない(もしくは片道通行の)この閉塞感を愛して
触れられない、嗚呼また今日は綺麗な、雨に柔らか ...
長い冬も
もうすぐ
終わる
寒い
寒い
雪の季節も
峠を越した

春は
旅立ちの季節
巣立っていく者たちの季節

春は
出会いと
別れの
季節だ

君の
笑顔は
...
誰か

私を愛していますか?

どこから連れてきたんですか?

その狡さと清らかさを

形にしてしまったのですか?

瞳が光っているのは

そこに光があるからですか?

内 ...
あなたを誘ってプリン、プリン、プリン
カラメルソースをからめ〜る
携帯電話で空メール
お友達の皆に一括送信すれば
きっと 誰かが 振り向いてくれる
カフェテリア 昼下がりの乙女の休日
青空に浮かぶ空白 ...
あかねしたたる夕焼けこやけ
一尺五寸の袖ひるがえし
もみじのみちの落ち葉ふむ

振りからこぼれる緋色の襦袢
肩にながるるその髪の
さんごの櫛のその細工

川辺でうつむきあらう血の
い ...
夜は射す



光で濁った眼に



誰も知らない言葉



ずっと昔から



決まって


、いた



こと






おまえは誰
...
あいしてる、
なんていうひとは大抵ろくでもないにんげんだとあたしは思う。

あいしてる、って言うひとほど
なんでかすぐにしんじゃう
毎日毎日オノ・ヨーコとショーン・レノンに
あいし ...
「アレン、あたしはヴァージンって言ったはず。これはウォッカはいってんじゃないの?客が文句言ってるわ。子供が酔っ払ったって」
 Sayoは男に大きな声を張り上げた。店の中は、コンテンポラリーのジャズ・ ...
僕は手に持っているものを
けれどそうではなく 僕の
何に持っていたいと 手も持っていない そして
手にしているのだ
持っている 中を忘れている 思う 
夢は そんなふうにして 見る
「愛してる ただそれだけを 伝えたい」?
「着信が 入ってないと 淋しくて」?
「いつもいつまでも あなたに 会いたくて」?
「たくさんの 言葉と幸せ ありがとう」?

 一四世紀前が今だっ ...
負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな

ああなりたいと思っているから
いまよりも高いところへ俺はゆく
ああなりたい ...
チョコ男爵は
3Kで
のっぽで、高学歴
高収入

ココア姫は
3Bで
美人、美食家で
ボインです。

カカオ王子は
3Aで、英語ぺらぺら
成績オールA
いつもA顔

ミル ...
子供たちを寝かしつけて
朦朧とした頭を抱えて

ただジュースを飲みたいがために
サンダルを突っかけて外に出る

雨上がりの真夜中
起き抜けの身体はまだ夢の中

視界は頼りなげで
僕 ...
進行の遅い病気みたいに
じわじわと夕暮れは迫りくる

真っ赤な空に鳴り響く危険信号
私がどんなにもがいても
「たいよう」は水平線の向こう側に
沈むでしょう

そう決まっているのなら
...
春の天皇賞。6歳になった彼の、最初で最後のG1レース。
出走にあたって、彼の所属厩舎だった田中清隆師の残した談話が今でも忘れられない。
調子がどうの、勝ち負けがどうの、という話ではなかった。
「 ...
他人の病気は
うつくしいのだ

見舞いの言葉を
喉でとどめて

細った鎖骨を
じっとじっと見る

わたしはわたしを
一秒たりとも

許しはしない
のだけれど

それがなん ...
夕暮れが、食らっている
鬼ごっこをする、子供たちの皮膚や、瞳や、臓器を
おいしい、といいながら、食らっている

静かに、厳かに、侵食する その赤い赤い発光体は
未発達なぐちょぐちょを固めてい ...
左手の其れは、悪魔のフォークさながら。しかし、何時までかかっても良いから、さあソース滴るテリーヌを召し上がれ。てらてらの断面を眺めていないで、違うと気付いてしまうから。知らないならば此れ程の物は無いだ ... {引用=1

2

3

4

5


僕が赤ん坊だったように
君がまだ若葉であるように
真っ白なキャンバスでさえ
絶えず変化をしている

広大な土地も
同じような ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
相互転化キョウコ自由詩109/10/18 20:48
一瞬を越えて行け小林 柳自由詩1*09/10/18 20:43
秋の夜長をつれづれに。aokage自由詩1*09/10/18 19:20
食らえゆえづ川柳309/10/18 19:10
光景草野春心自由詩109/10/18 19:03
夕暮れのあしあと吉岡ペペロ自由詩1809/10/18 17:46
夜明けまえの...自由詩209/10/18 17:26
初秋古月自由詩309/10/18 16:57
ウタ。aokage自由詩1*09/10/18 15:00
低温火傷中原 那由多自由詩6*09/10/18 11:32
コスモス朧月自由詩409/10/18 11:08
Je te veuxあぐり自由詩2*09/10/18 10:46
春の訪れそよ風さん自由詩6*09/10/18 10:26
dazzling SOOTHmarica...自由詩0*09/10/18 10:01
欲望プリンTASKE携帯写真+...109/10/18 9:35
いろあそび/ぁカ笠原 ちひろ自由詩11*09/10/18 8:06
そこへ都志雄自由詩309/10/18 6:02
あいしてる、なんていうひとは大抵ろくでもないにんげんだとあた ...仲本いすら自由詩509/10/18 3:28
「波の声をきいて」(1)月乃助散文(批評...1*09/10/18 3:22
手の僕の中番田 自由詩009/10/18 1:54
十人単色恋模様嘆句 (ジフニンタンシキコヒモヤフナゲク)邦秋自由詩0*09/10/18 0:45
負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな吉岡ペペロ自由詩509/10/18 0:42
アルファベット家族ペポパンプ自由詩6*09/10/18 0:00
耳だけがkauzak自由詩12*09/10/17 23:47
三奈自由詩9*09/10/17 23:46
「名」馬列伝(11) シグナスヒーロー角田寿星散文(批評...4*09/10/17 23:08
隣人なんかhinoa自由詩209/10/17 22:52
再生の秋ゆるこ自由詩509/10/17 21:53
晩餐非行ICE自由詩009/10/17 20:20
その二分間のための詩瑠王自由詩5*09/10/17 19:56

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