天気はさまざまなものを
当たりまえのものであるかのように
人に見せる
そうして見せながらも黙っている
黙っているから人は勝手に騒いで
動き回ってくれるのだ
道の真中過ぎに
坐っているもの ...
まろやかに
とろっ と
吐く 息
薄青き
夜明けみるみる
朱に染まり
今日という日が
荘厳に開(あ)く
波の音
聞こえたようで
振り向けば
遠い晩夏の
私がそこに
さわやかな
...
日没を追い越したくて海岸線
灯台よ、まだ闇を告げるな
たき火して語り合う手の缶ビール
温んでいくのはだれのしわざか
まっさきに真っ赤に落ちてしまうのも
...
{引用=
盆がすぎ、まだ青々と立つ稲の 鈴花が
まだ咲かぬのかと歯軋りする歯は黄色く毀れ
甘みが乗らなかった梨の実をもぎ
浅く掘った穴に震える足で踏みつけていく
「来年はがんばれよ」 と ...
暗い雲の海を抜けると
街の灯りは空に溶ける闇を挟んで地平線まで続いていた
塵にすら見えない人々が
眠っているのか 起きているのか
機体が揺れると町が近づいてくる
星雲のようだった光たちが ...
「冷蔵庫が壊れているから中に住みつづけることができないではないか」との鼠の苦情を戴いた。何やら冷気の確保に加えて光触媒の七色脱臭ゲルも必要だとか。そして奴らの私への攻撃が始まった。
身を切るよ ...
こうちゃんがいる
淹れたての
紅茶の湯気の向こうにいると
寝言を言って
祖母は祖父を追うように
逝ってしまった
けれども祖父は
こうちゃんという
名前ではなかった
...
好きなCDを発表しましょう。
ジャンル不問ですが、何のジャンルかは書いて下さい。曲構成、それからレビューも積極的に。
同ジャンル内、同アーティスト内で「もっとおすすめのアルバムがあるよ♪」
...
もうお姉さんになったので私は大人たちが飲む紅茶をもらえるようになりました。今までは色でごまかした甘い水を飲んでいましたが、今日はお母さんたちがいつも飲んでいるような高級なティーカップが私の前に置かれて ...
それは
地上のものではない
空にも夜空にも宇宙にもないもの
かたちの留まらないもの
それは雨でもなく
雪でもないそれは雷でもなく
彼方の蜃気楼にも
此方の胸の内にも浮かばれない
...
幸せな振りして
何気ない事に驚く仕草をする
無邪気を装って
全てを知っていたんだ
ニンゲンは醜いから
ニンゲンは不潔だから
ニンゲンは悪だから
私もニンゲンだから
罵倒する為の ...
この世の中は腐敗している
何が正しいのかさえ
洗脳に依って歪んでゆく
寡黙な人々は俯き溜息をつく
立ち止まれずに
前へ前へ押し出されて
壊されてゆく自我
自分達で創り上げた
ビ ...
言葉もなかった
ミスチルの音楽は 悲しく
言葉を奪われていくのだ
*
僕は 生まれたときらしかった
眺めている緑色に
ロゴマークで スターバックスの
コーヒーを飲んだ
...
消えていくもの
たちまちに消えてしまうとわかっているものだけがいつも
うつくしくて
それだから口を噤むしかない
かたってはならない
冒してはならないことばかり
何もかもが足りていな ...
なにか物足りない
一生懸命な女が好きだ
そとに出さなければ
かくし通せるせつない気持ち
でもこれは仕事だから
公共性のないことは言えない
通せない
悲しいとき
貫くべき ...
「本日のメインディッシュです」
と、知らされる
皿には鴨の香草焼き
「本日のメインディッシュです」
と、知らされる
皿には蝙蝠のフライ
「本日のメインディッシュです」
と、知らされる
...
{ルビ孫生=ひこば}えを育てている
木を植える男たちが植えた木は大きくなって
全てまた切り倒されてしまったので
孫生えの世話をしている
伸びすぎるとまた伐られてしまうので
折々に切りつめ ...
凄い勢いで流れが変わる、あの雨は、昨日の涙かな。
激流の中、繋いでた手は、好きだか。
激しい流れの中、一緒に耐えて、いつか穏やかな流れになったら、抱き合おう。
キスをしよう。愛してる ...
問いかける様に見つめられると
結局辿り付けない気になって
どんな言葉も相応しくないと
いつも口をつぐんでしまう
伝えたいことがあるのに
薄暗い照明と騒がしい音楽と
楽しげな笑い声に包ま ...
ずっと返してくれると信じてたことばが虚しくてひとり弄び。
足に連れられて歩いてゆくはなしかけることばもないままにただ。
残酷な別れのことばばかり見付けて殺す ...
風呂に入り
身を清めて
風呂上りの
ビール一杯
友人の生演奏
ゆったりと時が流れ
癒される
体が放心状態
また仕事が入った
体はボロボロ
心のオアシス
どこか知りませんか ...
深い意味などいつもないのに
躍起になってみんな聞くのね
あたしの脳みそに嵌まる形が
すごく希少で輸入しなきゃなんないくらい
ただきみの犬を散歩につれてきたい
ただコーヒーにウォッカを入れ ...
熱があるって
わかると
途端に具合が悪くなる
恋してるって
気付くと
途端にどんどん
好きになる
浮世に埋れてくそったれ
舌足らずにオンボロの黒服
並びにポンコツモーテル
くそったれしみったれワルツ
黒服が脚ダンダン
鳴らすは浮世 轟のワルツ
総じてポンコツワルツ
黒服の空洞の魂 ...
バランスが世の中のすべてであるという
僕はそう思うといわれる
世の中のすべてがバランスであると
いわれたのは僕であったのだが
君は世の中をバランスだと思っているか?
僕の中にきみはい ...
聞こえなくなっちゃった右の耳が
ざわざわ きーきーしてた
右の耳が聞こえるって
私の声がしゅわしゅわと
サイダーみたいに溢れ出て
あなたの周りを包み込む
ありがと
神様がいた ...
吐き気がする程 理想的なお別れね
「君を嫌いになった訳じゃない ただ疲れたんだ」
なんて 言い訳のつもりなの?
良いのよ大丈夫 あたし 慣れてるから
あなたより恋愛経験は豊富の筈よ
...
かんなみにおった頃はそんな喋り方せぇへんかったくせに
町医者ひっかけた途端セレブみたいに気取りやがって
あんたもええ人見つけなあかんよて
出屋敷で会うた途端おれに言う
余計なお世話じゃボケ
...
1ミリも信じられない人がいて縁を切りたい自分のことです
信じない。大人のことは信じない。気付けば自分も信じられない。
君のこと信じているよ夕食の羊はコレステロール上げないん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
坐っているもの
岡部淳太郎
自由詩
4
09/8/25 12:43
想
長谷川智子
自由詩
3*
09/8/25 12:39
もう終わる8月。。。
Fxxxxx...
短歌
0
09/8/25 11:54
◆夏占い
千波 一也
短歌
4+*
09/8/25 11:31
まだ大丈夫だろと呟きながら
リーフレイン
自由詩
6
09/8/25 10:41
夜の着陸
照留 セレン
自由詩
1*
09/8/25 8:02
鼠たちの警鐘
山本 聖
自由詩
1
09/8/25 5:48
紅茶が冷めるまで
小川 葉
自由詩
4*
09/8/25 5:23
おすすめCDスレッド
過去ログ倉庫
09/8/25 5:04
紅茶が冷めるまで
木屋 亞万
自由詩
4*
09/8/25 3:57
恵
zihan
自由詩
4*
09/8/25 3:53
くらやみ
AKiHiC...
自由詩
1
09/8/25 3:17
乱反射思考停止合図
〃
自由詩
0
09/8/25 3:05
エサを捨てる
番田
自由詩
0
09/8/25 2:56
2009/8/25
鎖骨
自由詩
3
09/8/25 2:24
祈り
吉岡ペペロ
自由詩
6
09/8/25 1:22
ホラー
ゴースト(無...
自由詩
0*
09/8/25 0:56
自由詩な葉っぱ録/束の間の緑
海里
自由詩
1
09/8/25 0:50
激動。
狠志
自由詩
1
09/8/25 0:39
ロックバー
松本 卓也
自由詩
5
09/8/25 0:07
「 ことばがでてこない。 」
PULL.
短歌
1*
09/8/25 0:03
The end of a day
ペポパンプ
自由詩
5*
09/8/25 0:00
さかな図鑑
ogawa ...
自由詩
2
09/8/24 23:07
自覚
次元☆★
自由詩
2
09/8/24 23:05
ルーザー
熊野とろろ
自由詩
1*
09/8/24 23:01
楽園の南の運河にただよう遊覧船の下
美しき哉
自由詩
0
09/8/24 23:01
ありがと
茉莉香
自由詩
2
09/8/24 22:36
アカイエキタイ
琉碧 翡翠
自由詩
0
09/8/24 22:26
かんなみ
捨て彦
自由詩
3
09/8/24 22:25
疑い
高島津諦
短歌
3
09/8/24 22:21
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
4280
4281
4282
4283
4284
4285
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
4295
4296
4297
4298
4299
4300
4301
4302
4303
4304
4305
加筆訂正:
夜明け前に、走る
/
within
[09/8/24 23:43]
最終連を直しました
さかな図鑑
/
ogawa hana
[09/8/24 23:08]
2007年11月8日のものを再掲しました
4.7sec.