俺様「長文乙。今日も不作だったぞ」
神様「俺様、畏れながら不作とは……」

俺様「たわけが!」
神様「ぎゃああ!」

 神 は バ ラ バ ラ に な っ た

俺様「寸鉄の人を殺すポ ...
「惑」


GPSも届かない生暖かい闇の中で

使い古した答えを隠し持ったまま

手探りで小洒落た出口を探している

近視で早合点でメタボな僕の気泡




「星」
...
どこへ飛んでもいいんだよ、という
やさしい解放に
抑えつけられている

  この羽を燃やす人がいる
  大気圏への怖気を見抜いて
  好機とばかりに灰にする
  灰になるまで
  後ろ ...
なにひとつ盗まず手首を差し出して捕まろうとするあなたが憎い 影長く夕暮れても一人の街


書物に忠誠尽くせば背が伸びる


孤高なる生はち切れて射す秋陽


単独行もの言わぬ行なり詩文よ


言葉の海に網打って意味を捕る


金色 ...
さようなら
さようなら
みんな簡単に手をふるけど
この夏は
一度きりの夏

君も
甘夏色の帽子をふって
家路につくんだね
水のいのち−Soulを語って(宗教と関係ありませんから……と念のため)

この曲はもちろん作曲高田三郎、作詩高野喜久雄によるものです。1964年TBSの委嘱により作曲、初演は同年11月10日、山田 ...
なんの兆しもなく
啓示が降り注いでくる
みどりの空の彼方から
呼応するように
たましいの最深部で
あらゆる種類の
絶望のかたちが
砂糖菓子みたいに
崩落してゆく
無限に共鳴する
あ ...
まにまに

君の背中に空を見上げてた
決着はすでに着いている
失うよりずっと前に君は
僕の心を連れて旅に出た

知らない街の懐かしい場所も
懐かしい街の知らない場所も
素敵なものに出 ...
人を見る目がない目で
僕は毎日誰かの顔をみている

のうが無いといわれた脳みそが
鼻くそをほじくる僕を支配している

手に職をと言われて
いまだに手つかずのまま
両腕が仕方なくぶらさが ...
時が満ち
やっと芽が出た

芽は好きなことができる喜びで
いっぱいだった

その夜 芽は
ささやかな人生を抱きしめて
ねむった

ねむった

それきりだった


ここに
...
結婚してから
一人で食べるご飯が
美味しくないのです


それはただ食べるだけで
一品だけのおかずみたいに
具のないみそ汁みたいに
ジャムもバターもついていない食パンみたいに
パサパ ...
こんなとこで
一人暮らししてる女の
アパートはめちゃくちゃ質素で
内装がどうとか
隣の空き地が草ぼうぼうとか
それ以前に
とても悲しい

おれが帰るときに
また絶対来てや、とか言う
...
 The Fallen idol
アメリカ大統領戦が終わると、この稿を改めて書こうと思っていた。アメリカ大統領はアメリカの良い意味での大国を代表する偶像ではないであろうか。偶像は永続しない、いつ ...
いつもと変わらない朝
当たり障りのない会話が
日常を往来している
彩りよく、順序よく、体裁よく
まるで雨上がりに見える虹のように
実体のない会話が
街を覆っていた

ぼくは唇の上に
...
改札を通った瞬間に
ゼロに戻ったデジタル時計

家路をいそぐ私鉄線
大通り流れるクルマの川
人は町の闇へと消える

今日も一日お疲れさま
自転車は南へ走る
信号無視するネクタイ横目に ...
 昨夜は いかにも憂いでして
 お風呂にも入らずに
 眠ってしまったのです

 予定のない日です
 お昼過ぎ 湯をあびながら
 ほうっ、と つばを吐きました

 また その ...
 
 
ひさしぶりに
裏庭を見ていた

貝殻や
魚の死骸が
たくさん漂着していた

いつのまに
海が来ていたのだろう
命はまだ
こんなにも
満ちているのに

干潮の砂浜を ...
男は歩いていた
堤防にただ寄せて返していて
友達などと、灯台をそばに
夜の暗闇が淡々と止まることはなかった
見えたすべてどうなってもいい
沈黙が忘れて生きていく
きみの奥にいる四人目を
億千万から探る夜

朝は遠く
遠くで始まるバイク音は
億千万に投函している
億千万の活字のなかに
それは書かれているのだろうか

獏の逸話が本当ならば
とび ...
警察に駆け込んでみたけれど
ホテルの中は
迷路のようで
冷たい対応をされて涙を流した



アートギャラリーを
いくつも回ると 足は
ガタガタで 連れを
置いていきたくなるほど
...
考えながら誰に会うこともなく
咳でふせこんでいると
遠くには「野火焼き山」という名の山があり
「深谷」という名前の海があった



遠くに昇っているのが見えた
月が
遠くに沈む
...
誰の詩も読みたくないので
誰の詩も読まない

もとより誰かの詩を読めなどと
強いる人もいない

誰かが書いた、というだけの詩ならいいけど
誰かのものである詩は
誰か書いたその人が読んで ...
空のとまり木に腰かけて
悪魔が釣りをしている

こんな泥の中から蓮の花が咲くなんて
マジ信じられんわ

と呟いて
黒く濡れた尻尾を伸ばして垂らす

そうして蓮の根を食べて ...
遠い銀河を駆け抜ける汽車を
細い目で夢を眺めるように見ていた
枯れた花を抱いて
生まれたばかりのように震えながら
君はまるで無力だと笑う

陸に立っていることすらも精一杯で
まして君を抱 ...
adenine・guanine・cytosine・thymine

私を創る、二重螺旋の設計図

繋がれた鎖を振り解けないまま

今日も、大地を踏みしめて。
君が食べた星の欠片をかき集め、
泣き出した彼女の海へと沈めることにしました。
そうすれば切り離した君の足がどこからか生えてくると、
君の指先が求めていた意味が教えてくれたのです。

刈り取っ ...
我が思うのは

迷宮の地獄の解読図のもとめかた

今日は誰を明日は誰を

そう考えて毎日を過ごす

理由はどうあれシッポをふんじゃったのは罪深き貴方

時は視ていた

その踊る ...
矩形の渓谷の一角に
わたしのオフィスはあり
黄昏時にはきまって
調子の悪いコピー機が
崖を降り始める
報告書や小さくて地味な高山の花が
つまれないよう
処理されて
岸壁は
お客様の飲 ...
ささやきも
ふるえも
ゆらぎも
全ては風のこと

若木のやわらかい枝に
鳥が休む
虫をついばむ

ついばまれた虫たちは
同じように
樹液を吸い
葉を食べる

葉は風たちにも ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ミクシイの晩餐zihan自由詩0*09/8/27 19:27
四行詩四態 <4>nonya自由詩7*09/8/27 18:37
羽骸〜it's of good behavior〜伊月りさ自由詩1*09/8/27 17:48
短歌2*09/8/27 16:39
秋の十一句アハウ俳句3*09/8/27 16:19
甘夏渡辺亘自由詩009/8/27 15:54
「水のいのち」について……とある蛙散文(批評...6*09/8/27 15:31
受精大覚アキラ自由詩509/8/27 15:09
まにまに瀬崎 虎彦自由詩8*09/8/27 13:14
めまい乱太郎自由詩1809/8/27 12:19
見えない花昼寝ヒルズ自由詩309/8/27 12:07
美味しいご飯小原あき自由詩5*09/8/27 12:00
アパート捨て彦自由詩409/8/27 11:32
The Fallen Idol.(3)生田 稔散文(批評...0*09/8/27 9:21
鼓動リタ。自由詩109/8/27 9:06
恒星葛西曹達自由詩209/8/27 8:22
寝起き北村香織自由詩209/8/27 4:24
秋の裏庭小川 葉自由詩1009/8/27 3:46
番田 自由詩009/8/27 2:57
発覚〜hack and eat〜伊月りさ自由詩3*09/8/27 2:25
ニューヨークで番田 自由詩009/8/27 2:20
山に地面の自由詩009/8/27 2:20
自由詩な葉っぱ録/雪、無言、窓辺にて海里自由詩109/8/27 1:41
悪魔と釣りshu自由詩409/8/27 1:36
秋を憂う智鶴自由詩309/8/27 0:44
四人の署名(Deoxyribo Nucleic Acid)ジャイコ自由詩009/8/27 0:34
落ちていくチミンの。自由詩409/8/27 0:31
シッポをふんじゃったのは罪深き貴方こめ自由詩909/8/27 0:21
渓谷曠野自由詩3*09/8/27 0:10
自由詩109/8/27 0:08

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