遠く名も知らぬ国の山頂で

待ち焦がれた炎は消え

緑立つ少年の波は

今や金色の秋にもえ

激情は嵐を忘れ

ただ ただ思い出を吹きすさぶ

燐光は空たかく

せいのび  ...
今日 出会ったのは
蒼色の湖底の 水ぱしら たち

しんとした顔に
あるいは、病んで 死んでしまっていても
一つの法則にのっとって 身をよせあい 並び
ぎっしり ぎゅうぎゅうに 立ちつ ...
ふたをひとつ
君と共有している

煮物をする時はもちろん
寝る時も旅をする時も
ふたはかかせない

あのことで
僕が蝉と抱き合って泣いたことも
君が公園で白い花を食べつくしたことも
...
 トラックから振り落とされた石柱が道路に転がる。
汗ばんだ灰色のTシャツに、色あせた濃紺のズボンをはいた運転手が、
ちぎれたワイヤーを手に空を仰いでいた。往来する車の窓は
ほとんど開いていて、視 ...
遠くから見ると
家々の灯りが山裾に
へばりつくように
つらなっているのが見える

あれらの灯りは私ひとりの
いのちよりも長く生きるだろう
ひとりが斃れふたりが斃れ
世代の交代があったと ...
12月

エヴァが未来はないと語った
僕は片手に花瓶を持ったまま
理不尽に暖かい12月の空にカーテンを開いた

人は心のはるかどこかに
過ぎ去りし恋の記憶を閉じ込めて
何も傷つかなかっ ...
夕方の
涼しい時間に
畑に行って
枝豆を採る


ぷちぷちと
ひとりぼっちで
やっていると
夏の空気は
本当は
どの湧き水よりも
澄んでいるんじゃないかって
それを独り占めし ...
街は色彩と四角形が多い
色と形を捨てた僕は
自動車の中から窓越しに
後ろへと緊張していく風景に
様々な情緒の斑点を投げていった

山道に入ると木々が道路をにらみつける
おびえた道路は身を ...
向こう岸に着くまでの

短いようで遠い距離

必ずやって来る

この日を待ちわびた

光が眩しくて

とても霞んでいるから

僕らには見えないけど

きっと出会ってるから
...
太陽が隠れて
みんな空を仰いでる
普段は俯いてるのに
今日は特別みたいだ

見慣れない光景を
待ち焦がれ憧れて
拝んであやかって
過ぎ去って忘れて

神様を見たことは
一度だって ...
まえがみが目にはいるから

髪をみじかくきった

それでもまだ、目をつつくから

いっそのことぜんぶ抜いてしまった

違う、ではなくて

入るのではなく

突つくのでもなく
...
 青空と木々がまどろんでいる おだやかな日曜日
 
 水面に 銀いろの滑る釣糸が射す
 そこかしこに波紋を浮かべてゆく
 それをただ見ている おだやかな日曜日
 
 水面に 銀 ...
夏休みがはじまったときの
希望に 量のあるラーメンを
入れられていた ぼくも
商いに ぼくの

儚い魂を終わらせたい
声を出して行きたい
窓の光へ
ポップソングを 欲に
すりつぶ ...
夏だというのに歩かされていく
コイン駐車場に
車を止めて 僕は
スーツを着なければならず
営業車で
知らない街を巡っていく 水の
温度はどのくらいだろう 裸で
日差しを存分に浴びてい ...
 
 
http://www.youtube.com/watch?v=xYJEzzhvj0E


このドラマ、知ってますか?
僕が子供の頃、とても好きなドラマでした。
こういう懐かしいも ...
もうあなたは寝ているかしら

わたしの中は あなただけ
あなたの中は わたしだけ

ほかには何もいらないわ


もうあなたは寝ているかしら

わたしの中はあなただけ
あなたの ...
どこか遠くを見つめてる
それは未来か
絶望なのか

最終列車は
いろんな感情
載せては降ろす

ホームを抜けると
孤独か
安らぎなのか

無機質な光に
優しく包まれたり
影 ...
夕べ 翻した真実に
君が 綻び 揺れる

零れ落ちた素顔に
君の横顔が被さる
いつも何かに怯え
それでも笑ってくれる

背中合わせの夕暮れ
お互いの本も読み終えて
『その時』が怖く ...
どうやって生きてゆけばいい?

いつかの君が問うた

打ちのめされて
倒れそうになったとしても
張り付けられた
楔のお陰で叶わないんだ

信じるモノを失って
腐敗した世界に生まれ堕 ...
その箱から音がする

空っぽだからといって捨てられず

そのまま放置しておいた



その箱は色を変え

かつての水色も消えかけて

ただの箱になったころ



その箱 ...
残暑の照り返しで
肌が焼け
時折そよ風が
吹く

植物は
じっと耐え忍び
里芋の葉の
水滴

クーラーの音
工事の音
鳥の声
トンボの波動態
秘密が
秘密が欲しいの
太陽の光に照らされて
私あの娘の秘密知ってる

ごめんね山田さん
私止まらない
ごめんね先生
私止まらない
ごめんねヒロくん
私止まらない

私止まらな ...
『まずぼくの体にかんしていおう
 耳は生えているようで
 目は埋まってるみたいだ
 だから表面加工をほどこしても
 けしきはちっとも変わらなかった』


バスでシオリをなくしてしまった
...
おとこらしい彼にぴったりのブラジャー選びリボンをかけてカーニバル。

おんならしくおとこらしく殻に閉じこもりつまらない交尾ばかり。


重なりあわないからだゆ ...
眩しい舗道に
蝉、おちた

鳴くのをやめて
飛ぶのをやめて
褐色の羽根に
ちりちりと熱が這い上っても
黙って空を仰ぐ

  
  湿った真昼をまとい
  木陰にくっきり分けられた ...
ほんとはみんな大嫌いだし
みんな大好き
世界が僕/私たちだけのものになればいいのにね
そしたらあのスコットランドの大きな古いお城に世界中の不思議な動物たちと一緒に住むの

でも君はやっぱりあ ...

染みるだろう
痛いだろう
秋風は特に

包まれて
ほろほろと
愁思に触れ
湧き立つ淋しさが
吹き毀れる度に

両の手で目を塞ぎ
アスファルトの丘の上
下るように影が放 ...
俺様「長文乙。今日も不作だったぞ」
神様「俺様、畏れながら不作とは……」

俺様「たわけが!」
神様「ぎゃああ!」

 神 は バ ラ バ ラ に な っ た

俺様「寸鉄の人を殺すポ ...
「惑」


GPSも届かない生暖かい闇の中で

使い古した答えを隠し持ったまま

手探りで小洒落た出口を探している

近視で早合点でメタボな僕の気泡




「星」
...
どこへ飛んでもいいんだよ、という
やさしい解放に
抑えつけられている

  この羽を燃やす人がいる
  大気圏への怖気を見抜いて
  好機とばかりに灰にする
  灰になるまで
  後ろ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
遠く名も知らぬ国の山頂で瑠王自由詩5*09/8/28 17:00
際会月乃助自由詩2*09/8/28 15:07
ふた昼寝ヒルズ自由詩3*09/8/28 14:42
サイレントプテラノドン自由詩109/8/28 14:01
灯りのつらなり岡部淳太郎自由詩409/8/28 12:56
12月瀬崎 虎彦自由詩4*09/8/28 11:49
えだまめ小原あき自由詩7*09/8/28 11:16
高原牧場葉leaf自由詩909/8/28 11:01
77葛西曹達自由詩309/8/28 10:46
日食自由詩109/8/28 10:44
こぼれてはおちてゆくカゲロウです瑠王自由詩1*09/8/28 10:43
釣り堀北村香織自由詩109/8/28 6:54
悦楽と商売番田 自由詩009/8/28 3:14
プールの冬自由詩309/8/28 3:13
俺はご先祖さま小川 葉散文(批評...1*09/8/28 3:02
184黒川 蔵人自由詩009/8/28 1:17
『素晴らしき未来』海 猫自由詩209/8/28 1:04
霞む微笑漣 風華自由詩109/8/28 0:33
イノセンス自由詩109/8/28 0:33
箱の音mayaco自由詩209/8/28 0:00
ペポパンプ自由詩4*09/8/28 0:00
夜の神様と秘密ゆりあ自由詩509/8/27 22:27
アンダーザ ラインさわ田マヨネ自由詩509/8/27 21:46
「 あこがれのおまんこ、 」PULL.短歌1*09/8/27 21:36
夏の軌跡銀猫自由詩9*09/8/27 21:28
あの橋の下で君とゆりあ自由詩209/8/27 20:43
「秋風に晒されて想う日の夕暮れ」Leaf自由詩2*09/8/27 19:53
ミクシイの晩餐zihan自由詩0*09/8/27 19:27
四行詩四態 <4>nonya自由詩7*09/8/27 18:37
羽骸〜it's of good behavior〜伊月りさ自由詩1*09/8/27 17:48

Home 戻る 最新へ 次へ
4261 4262 4263 4264 4265 4266 4267 4268 4269 4270 4271 4272 4273 4274 4275 4276 4277 4278 4279 4280 4281 4282 4283 4284 4285 4286 4287 4288 4289 4290 4291 4292 4293 4294 4295 4296 4297 4298 4299 4300 4301 
4.81sec.