夕暮れ

みんな家路に帰ろうと
一人ぐずぐず
オニのまま
悔しいままで
夕日を睨み

そのまま暮れて薄暗く
ぽつりぽつりと街灯が
道をぼんやり照らす頃
オニも泣き顔拭かぬまま
...
学校にナイショで
バイト三昧
学校の勉強より
真面目真剣
少々キツイが
時給は高め
煩い店長
いなけりゃ最高
なんだかんだで
なんとか頑張ってるよ

客に紛れて
時々やって来る ...
取りあえず便利な
コンビニの弁当
口当たりは良いけど
何かが足りない
どこかオートマチックな
味がする

注文してから作られる
湯気の立つホカ弁
出来たて感は嬉しいけど
まだ何かが ...
それがコスモスだと気づくまでに
少し時間が必要だった
黄金色と言えばそれまでだけど
一番君にふさわしくない色

去り行く夏を心から惜しみたいから
毅然とした秋の気配に少しでも抗いたいから
...
悲しみにはぐれて

頭だけで歩いている

まだ銀杏は緑いろだ

頭も肉体の一部なのに

頭は肉体と比べられている

肉体のほうが信用されている

それこそ嘘だ

坂道は薄曇 ...
{引用=神さまが
地球に「?」と書き送り
返事は皆さんご承知のとおり。}
神さまに
地球がいろいろ尋ねたら「ごめん」のひとこと
(^^;)付きでした。
ベットが移動して
固定された身体が
筒を満たす

さあ用意はいい
MRIよ 
僕を分解してくれ
ガーガーガー
大音量を発して
僕の水素元素は
揺らされる
意識は腰髄に集中する
...
アブラゼミの心の声が聞こえちゃって、聞こえちゃって
朝から晩までノイローゼ、ノイローゼ


ウスバカゲロウの心の声が聞こえちゃって、聞こえちゃって
朝から晩までノイローゼ、ノイローゼ

...
今の今まで詩の神がいたのに


夜長に蛍光灯が書を照らす


夜景が女の人の洗い髪のようだ
コンタクトレンズを洗います。
次に、歯を磨きます。
そして、顔に軟膏を塗ります。
今日一日、食べたものをメモします。
昨日寝た時間と今朝起きた時間、昼寝をした時間と回数を日誌につけます。
2 ...
恨み尽くして血に染まり
幽霊花だ、地獄花だと忌み嫌われて
墓場の隅まで追いやられ
歯噛みしながら散る曼珠沙華

お前憎しと今年も咲いて
わが身は白い彼岸花
恨みはいずこ、血の色いずこ
...
ザラザラとした夜があける
胃液、精液、血が溶けあい、朝陽のなかにまじりあう

永遠を走りぬけるためには
この路地という路地を 誰も起きてこない間に
疾風のように駆け抜ける必要がある

朝 ...
腫れ上がるまぶたをつつけば海がくる きみの愛した色は群青


絹色の裸足をさらう波音は ぼくらの意味さえ落ち着かなくする


「殺してよ」笑うきみの眩しさに 入道雲、雷を呼べ


紅 ...
碧と青 果ての見えない 地平線



{引用=北海道にて}
 
 
不安な気持ちでたまらない、と
夜、入院している父から電話があったので
病院まで行く
今日はリハビリ頑張りすぎて疲れちゃったんだね
そう言って落ち着くまで父の頭を撫でる

その帰 ...
十七年も前の、夏祭りの夜
祖母に連れられ、幼い私は手を引かれ
祭りの光の中に溶け込んだ八歳の姉を
捜し歩いていたのだ
途中、祖母に駄々をこね
一匹の紅い金魚をすくってもらった
二人と一匹は ...
ヒトはトリに憧れるが
トリはヒトのことを相手にすることなど断じてないだろう
ヒトは見上げ トリが舞う空に向けて想うのだ 例えば

 A picture ---この言葉を唇に乗せるヒトは、
  ...
やわらかい陽射しは
私に優しく寄り添う
飛ばした
紙飛行機の行方を追って
昨日は空の果て

私のまるい横顔を
秋風が優しく触れる
ごあいさつしましょう
もう秋ですね
囁く言葉が昼の ...
夜のうちにアスファルトで開き切った蛾は
気が付けば西へと影をこぼし始めている
そのことに気付かない蛾は
何事も無かったかのように目を置きやって
何事も無かったことになってゆく


今 ...
遠くに

忘れてきたものが
ある気がするんだ

はかなくて
美しいもの

でも
切なくて

思いだせない僕は

夕陽をみて
すこし泣いた
このままお前の息の根が止まれば良いのにな/そうしたら/明日/同窓会に出なくて済むからな/お前の見窄らしい姿/を/旧友に見せるくらいなら/窒息死させるさ/消えてくれ主人格/お前の居場所はとうに無い/俺に ... 回文考えました。

旦那と、鳩なんだ。



*****


あれからどのくらいたっただろう。

失敗続きの僕はあの日も独創的な失敗をいくつもやらかし、
頭からぐっしょり甘 ...
あなたの名前に 指を絡め あなたの名前に そっと 唇をあてるのを繰り返し 繰り返し見つめてから もう一度唇をあて あなたの名前に 舌を這わせる

あなたの名前に 指先を 滑らせながら 唇で吸い あ ...
ねぇ と きみ が いきなり ぼく の なまえ を よぶ から ぼく は その とつぜん さ に おどろいて ぼく たち は こんなにも そば に いる の だから なまえ を よんだり する ひつよ ... たちのぼる炎も踊る こよい
生けるものたちは、みな □
豊饒のよろこびにみちあふれている ※
誰もが 誰であるかを忘れ 
みだれつどい  ●#л★дб
星に興じるすがたは、廉恥をすてる
...
今朝は朝から革命の鐘がうるさくて
もっとゆっくり眠っていたかったのに
カーテンを開けると町はすっかり革命気分で
至る所で革命が行われていた
昨日まであったはずの赤いポストには
何かの象徴のよ ...
信号が青に変われば道路の向かい側に立ってる
貴女との距離も縮まると思ってたけど甘かった
横断歩道で無言で擦れ違うふたり
今や貴女にとって
俺は赤信号でしかないのだ
ガキじゃあるめーし
1度 ...
 
 
ふと鏡にうつる
その男を
街にやってきた頃
わたしは見ていた気がする

街に来た母と
ある居酒屋で飲みながら
いつか海外旅行に連れてってやると
豪語した
そのカウンターの ...
なんとなく泳げるようになって
なんとなく跳ねるようになって
なんとなく鳴けるようになって
なんとなく強気になってみたりして

小さな世界で生きてきたから
小さな生き方しか知らなかった
小 ...
まだ頭で祈っている
まだ全身で祈れていない

全身全霊だ

頭で祈っていることを体感している、というのもおかしな話だが
全身全霊とはよく言ったものだ
頭で祈っていると祈りは持続しない
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
土曜の夕暮れ……とある蛙自由詩11*09/9/26 22:59
アルバイト・ブギ加羅自由詩1*09/9/26 22:53
弁当自由詩1*09/9/26 22:47
キバナコスモス西天 龍自由詩4*09/9/26 22:10
肉体の思考吉岡ペペロ自由詩709/9/26 22:05
神様めーる、あるいは世界で一番短い手紙小池房枝短歌4*09/9/26 21:36
MRIsnowwo...自由詩1*09/9/26 21:33
暴風域の中でゴースト(無...自由詩1*09/9/26 21:00
夜長アハウ俳句309/9/26 20:59
儀式照留 セレン自由詩2*09/9/26 20:54
曼珠沙華西天 龍自由詩6*09/9/26 20:53
眠らない夜に生き残るために夜明けまえの...自由詩409/9/26 20:47
晩夏シンドロームあぐり短歌4*09/9/26 20:26
修学の車窓愛心俳句4*09/9/26 20:25
ブランコたもつ自由詩3509/9/26 19:35
祭り、花火、姉と紅い夢結城 森士自由詩2*09/9/26 18:28
トリに私は憧れるN.K.自由詩5*09/9/26 16:04
私と秋ミツバチ自由詩7*09/9/26 15:20
ループA道化自由詩509/9/26 14:49
忘れ物風音携帯写真+...709/9/26 12:03
人造人間ミジメダーゴースト(無...自由詩3*09/9/26 5:06
回文は知性の不可逆を駆逐する竜門勇気散文(批評...1*09/9/26 3:55
名前について (3)あらら自由詩009/9/26 2:52
名前について (2)自由詩009/9/26 2:45
「収穫祭の夜」月乃助自由詩6*09/9/26 2:32
革命の鐘が鳴ったよなかがわひろ...自由詩209/9/26 2:20
敗者復活戦TASKE携帯写真+...1+09/9/26 1:50
鏡の男小川 葉自由詩309/9/26 0:31
かわず葛西曹達自由詩409/9/26 0:04
祈り吉岡ペペロ自由詩909/9/25 23:55

Home 戻る 最新へ 次へ
4234 4235 4236 4237 4238 4239 4240 4241 4242 4243 4244 4245 4246 4247 4248 4249 4250 4251 4252 4253 4254 4255 4256 4257 4258 4259 4260 4261 4262 4263 4264 4265 4266 4267 4268 4269 4270 4271 4272 4273 4274 
加筆訂正:
曼珠沙華/西天 龍[09/9/26 21:48]
語調修正
ツヨガリ/よーかん[09/9/26 7:10]
少し変えました。
5.39sec.