橋脚から電車へと流れる塵
蘇我行き
小さな標識は高速湾岸線
撓んだ架線の下に4つのとぼけた窓
行政書士の事務所だとわかる
やがて昼間の蛍光灯から左の英会話へ
手のひらには
ずっと ...
切ないほどに澄み切った秋模様の空が
夏の入道雲を押しのけ始めた
遠くの海で広がる波紋が
砂浜に打ち寄せ
引いていく
その間に繰り返される
「ありがとう」と
「さようなら」
...
象が楽しげにリズムを刻む
涙を流しながら
体を揺らし
少女はあなたに言うのだ
「彼にはあなたが思うような強さや弱さや意味や価値はないのよ 客観的に見て」
象が ...
関連避け応えた
外気感じなかった
卒倒待ち望んだ
礼拝欠かさなかった
感触見間違えた
感度も差をつけてた
清流赦すまいと
最愛裏返した
DEAD VALLEY
DEAD VA ...
その路地ふと折れると銀河
上向いて銀河の下で眠る
銀河三丁目十一の四 我が家あり
目瞑れば銀河の中で暮らしていて
銀河の土地を踏みしめている
レモン絞 ...
山の裾を ていねいに
両手でならしていた おばあさんの
あれからまた
小さな山が ひとつふえた
新しい山は ひとの形をしている
足のしたで 山は
お腹のように やわらかかった
...
典麗の色香は、純白の
輪舞する翅が揺れている
{ルビ無言=しじま}なひろがる花弁にぽつねん
ショー・ウィンドーの森の囲いにたちんぼが、
哂い声をあげた夢は、
苔むした褥を足にして
胡蝶 ...
そらの高いところから
ひとひら
落ちてきそうなよる
くらくしたへやで
ひらこうとする花だ
気づく、気づかない
しかくの、四角の、視覚の、詩、書くの
そらの奥から
針はの ...
朝まで笑って ずいぶん寝過ごしたら
少し残ったアルコール
きしむ体とあやふやな昨日
無駄な時間と嘆いたこの日々も
いつかきらめいて
この後悔も笑えるんだろう
...
夕方の風をたぐりよせれば
ほんの少し 冬が見えたようなきがして
全身が震えるような歓喜に
わたしはせいいっぱい秋を
枯葉を踏みながら追いかけて
冬を呼んだ
せつない系の
お酒をのんで
星降る夜空に
真夜中の
糸でんわ
もしもし
元気?
あたし?
元気
あの人の
笑顔を
思い描いて
今日も
精一杯の
大丈夫
...
ふりむいた
満月が煌々と輝いていた
ほつれた髪が頬にかかる
月はあまりにも正確な円型だった
知らずに涙が流れた
影が含み笑いをしていた
洗い物をしていると
流しの窓を雨が叩いた
蛇口から流れる水
あなたへの想い
床に水たまりをつくる
雨音が
わたしの想いを
紫に染めた
だから
許される気がした
クラゲになりたいな
必死に生きたくないな
ぶよぶよってさ
波に呑まれてさ
必死に クラゲになりたい
わけじゃないんだ
ぶよぶよってさ ただ自然にさ
クラゲは 生きててさ
...
気付けば漕いでた
ブランコ ぶうらん
始まり無い終わりも無い
背景
満月
ブランコ ぶうらん
逆上がり浮腫む半身
くの字の両脚激しく痺れ
血が巡らずに鼻から出血
ぶうらん ポタリ ...
何もかも忘れなきゃ
頭のなかのモヤモヤは
消えそうもない
『どうでもいいや』
諦めた靴音は荒く
心を代弁する
妄想の世界に
逃げ込んでみても
すぐに見つかって
現実に首を絞め ...
十月の昨日に降った雨のことを思い出せる街があるそうだ
気が遠くなる雑踏の中にいて自我を支えに立っているのだ
きっともう何が嘘とかに対して怒り続けた日も過ぎたのだ
大気圏を感傷的に突き ...
静かにひっそりと歌う歌があるのなら
私は
明るく大胆に歌いたい
涙を流しながら悲しく歌う歌があるのなら
私は
涙を流しながらも楽しく歌いたい
どうせならたった一 ...
引く波に 吸いこまれては 遠ざかり 二度と還らぬ 十月の海
あてなくて 青に染まりし {ルビ我=わ}は一人 この灰の街 よるべはありや
去る今日と 明日の隙間を 彷徨いて ...
酒で意識が蕩けていく瞬間
わたしが何を想うかは知らない(誰も知らない)
男友達の顎の下の陰であったり
女友達の腕の白さであったり
簡単には片付かない酔うままの気分で
わたしはよるをはかりもし ...
迷い暮らせど世界は回る
明日に狂うぐらいなら
せめて今日は酒と踊ろう
孤独でもないのに
孤独のふりをして
俺いまカフェで暖められています
○○さん、裏切られましたね、あいつら○○さんに、感謝ってないんですかね、
そんなんないやろ、でも、裏切ら ...
おこってほしいの
ねぇはやく
わたしのぜーんぶひていしちゃって
しかって よ
かんぺきななにかをもとめすぎてるあなたに
おこられたい の
それからあたまをなでて(いいこいいこ)
いますぐ ...
陶器製のビアタンブラー
の中でコークの泡が弾けている
チリリリリ
チリリリリリ
なんて機械的な
なんて人工的な
音だろう
飲み干しながら
いつもより覚醒を
強く感じて ...
照れてることを
見破られないよう
ちょうどいい角度に
傾いてみたんだ
海の色は夕日の色
僕の色は夕日の顔
無人の霊園に吹き抜ける
夕暮れの風を頬に受けて
墓石の下に隠れた祖母に
両手を、合わせる。
背後を振り返り
見渡す故郷の山々に
あの頃よりも増えた家々は埋もれ ...
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。
わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ...
夕立/突然の豪雨と雷鳴が轟いた
それは子宮の中で聴いた母の心音のような気がした
時折、去来する淋しさは冥府からの呼び声に思え
無言で空を見上げると、大きな穴が開いていた
依りかかって生きて ...
網膜に張り付いた被写体
デスマスクの張り付いた円柱
トーテムポールを羨んだ少年
コールタールで造られた
円形の劇場で
自分のデスマスクをバックボーンにして
木の実をもいで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ペットボトル
しべ
自由詩
2
09/9/18 13:57
残暑見舞い
テルテル坊主
自由詩
0*
09/9/18 13:47
何かがはじけたとしたら、それはきっと泡だ
相田 九龍
自由詩
3*
09/9/18 10:08
DEAD VALLEY
邦秋
自由詩
0*
09/9/18 9:13
銀河5句
アハウ
俳句
3*
09/9/18 9:07
彼岸
yo-yo
自由詩
4*
09/9/18 6:03
あさい眠りの/orchid
月乃助
自由詩
6*
09/9/18 3:06
ほしのお
ミゼット
自由詩
3*
09/9/18 1:59
夢に酔う
森未
自由詩
2*
09/9/18 1:36
メロウ
湖月
自由詩
2
09/9/18 0:59
大丈夫
青色銀河団
自由詩
0
09/9/18 0:37
月
ty
自由詩
1
09/9/18 0:31
雨
〃
自由詩
1
09/9/18 0:22
無題
〃
自由詩
0
09/9/18 0:21
クラゲみたいにさ、生きてさ
相田 九龍
自由詩
6*
09/9/18 0:06
空中ブランコ
ゴースト(無...
自由詩
4*
09/9/17 23:57
『モヤモヤ地獄』
海 猫
自由詩
0
09/9/17 23:31
missing link
きらく
短歌
3
09/9/17 23:17
うた
とわ
自由詩
4
09/9/17 23:12
霞
小林 柳
短歌
1*
09/9/17 23:05
酔えもせず
あぐり
自由詩
5*
09/9/17 22:31
世界は回る
電子ノ猫人
自由詩
0
09/9/17 22:21
孤独のカフェ
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/9/17 22:07
おこられたいの。
あぐり
自由詩
4*
09/9/17 22:05
金属質の泡
kauzak
自由詩
6*
09/9/17 21:43
夕日の色
宣隆
携帯写真+...
1
09/9/17 21:04
夕闇の暮れる、その前に ー祖母の墓前にてー
服部 剛
自由詩
6*
09/9/17 20:22
うずく、まる。
夏嶋 真子
自由詩
49
09/9/17 18:49
あいまいな秋の地平線
within
自由詩
11*
09/9/17 18:39
封印作品
ゴースト(無...
自由詩
1*
09/9/17 18:20
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4.66sec.