ぼく生まれたい
ぼくの中から
ぼく生まれたい
ぼくの中のぼく
まだ名づけられてない
たずねても
だれもいない
なにも知らない
風のような風と
水のような水
まだ名づけられて ...
木枯らしが吹いた日
小さな日溜まりに
まどろむ猫のように
冬の太陽の
わずかな温もりを探す
字引をめくるような
紅葉(モミヂ)の品定
何故か
枯れているのに
温かい手触り
冬は
...
ピョーンって音がすればいいのに。
それってすっごい可愛い音じゃない?そしたらきっと楽しく弾けるはずなのに。
真っ白くて硬い鍵盤に、同じような指を置いて苦笑した。
ピョーンじゃなくてバーンって ...
セミはどうしてあんなにおっきな声でなくの?
ある夏の暑い日 娘は父にたずねた
きっとまわりがうるさいからじゃないかなぁ
それで娘が納得したかどうか忘れてしまったが
今年 突然思い出した
...
脳の半球をヘミスフィアと呼ぶ
地球のミニアチュールであり
おそらく宇宙を丸いと考える
発想の端緒はそこから
階段は上り降りるものであり
僕たちはどちらかへ進む
階段の先にたくさんの扉
...
帰っていった
皆箱に帰っていった
玩具の温水プールの中で指をしゃぶっているのだろう
だから知った、
ブランコの軋む音が滴下していることを。
そしてそれを知らずにただブランコに腰掛けていたこと ...
091106
稼ぐに追いつく貧乏無しと
村の鍛冶屋が槌を打つ
間違えたのはお殿様
天下取ると聞こえたので
良い気分
天下取るにはそれ ...
{引用=夜の階段を下りて
一階はとっくに海に沈んでいったので
その、密やかな貝を避けながら
水の中につま先をいれる
どこまでも透明な
水晶を重ねて束ねて作った
深海は 魚を飲み込む
...
.
濁った夕日のあとに
煤たなびく夜明けが来るとしても
真昼の青空を信じて歩き出そう
君が遠くで見ているのなら
.
枯れ干からびた夏のあと
どしゃ降りの秋が続いても
...
(この世界にうまれなかったすべての記号たちに
琥珀色した光りが届いたなら――)
/星が瞬きも忘れて
/死を視ている
世界の空が薄い琥珀のように潤み始めた頃には残された ...
091106
時間軸が傾いたので
慌てて修理の電話したのですが
補正予算の執行が停止され
本年度は難しい
次年度以降に期待してくださいと
愛 ...
私の
この私でさえ
わからぬこの気持ちを
わからないままにわかるという
人を愛したいのだろうか
今の私には
それは違うという声は受け入れがたく
たとえば交差点でぶつかった肩にとま ...
一度でもいいから
朝を起こさないであげたいな
ゆっくり眠らせてあげたいな
朝は寝坊したことがない
サボったことがない
勤勉なんだな
それは昼も夜も同じ
きっと宇宙は真面目なんだな
だか ...
寝返りを打つような
時計のリズム、
と
誤解して
透き間をのぞく
カーテンの、
向こう
けだるく
染まる週末と
けだるくなれない平日と
どちらの自分が本物だろう、
と ...
シルクスクリーンのような
霧がうっすらと地表を覆う
田圃の道路走行
奥久慈の紅葉に
男体山?
その後
袋田の温泉街を抜け
歩くこと数分
瀧不動の参詣は五分
人工の遊歩道は
...
破壊の後はまっ白ですジミヘン
東からの陽射しの赤子の肌のごとく
冷気揺れ朝を煮詰めて読書する
ドアを開けたらまだ真っ暗で
少しめげたけど
新宿行き高速バスの始発は5時3分
元気を出して、君に会いに行こう
バス停は牧場の横、畑の中
途中が手探り足探りの真っ暗で
牛が寝言でいつも驚 ...
白と黒のグレーな魅力の
彼女
彼女に恋したあたしは魔女
真面目すぎたあたし
グレーなんてゾーンが
あること自体 信じられなかった
中年になり
あたしは魔女になった
もと ...
新しい未来の幕開けだ新しい過去の幕開けだ
手には閃光を
足には大地を
手には閃光を
足には地を
楽しそうだ楽しそうだ
あちらのお客様からです
とウエイトレスが運んできた
飲み物には
温度があった
冷たいものも
温かいものも
ひとたび口にすれば
喉を通っていく
あちらのお客様からです
と ...
こころの数だけこころがある
こいつらはどこに行くのか
生まれては消えて行くのか
消えずに生まれたままなのか
胸さわぎはやまない
こころの数だけ何があるのか
...
明け方にこころ ざわつく
人の死があったのだと
匂いで分かる
電話が鳴るずっと前に
昼過ぎに喪服を取り出す
やりかけの仕事を放り出し
昔その方からいただいた
手紙を探してみる
...
気象台横のごつごつと張り出した岩の上に、よじ登るようにして立ちあがれば、海峡と町の景色が突然足の下にひろがる。そしてその先、海峡の向こうには、白い岩山の山脈がゆったりと雲の下に姿を見せ広々としている ...
静謐と漢字で書くと
二文字目で迷い
うす曇りの午後に
うーんと声を出してしまう
来週の今頃はいったい
何をしているかしらと
手帳をめくっていると
もう残りページが少なく
こうし ...
きちんとあなたに何言うの
一度は逃げたわたくしが
側に居るのは売春婦
キセルふかせて何言うの
あなたの服のしわ一つ
気になっては仕方ない
一度は逃げたわたくしが
幻惑の花嫁
想 ...
きっと気づいてない
君は 優しいから
そして 分かってもいない
曖昧な境界が どれだけ
僕を不安にさせてるのか
空と海
夜と朝
鏡に映る 紛い物
君は僕を好きだと言う
...
遠ざかってしまったと思えた青空も
実は雲の上に、まだ残っているのだろう
目に見えないからと諦めてしまうのは、いけないことではないのでしょうか?
(頑張っている貴方に、これ以上頑張れという ...
俺のフェラーリをすっとばして
空の向こうまで
行ってみようじゃねえか
このアクセルを底まで踏んだら
いったい何キロ出ると思う?
おまえのそのボディラインに負けない
流線型の風を斬って ...
ねじを巻くのは
走れなくなったから
アスファルトのざらついた感触が
踵に痛くて
右足と左足の交差が作る
不確定なアルファベットが
読めなくなってからでは遅いのだ
きり、きりり
かつ ...
一人になりたい
誰もいらない
あ 寂しくなってきた
あの子にメールしよう
彼氏がきた
メールを無視する
彼氏いらない
ケンカした
いらないいらない
今は何もいらな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
しずく
yo-yo
自由詩
2*
09/11/6 20:54
木枯らし
フクスケ
自由詩
0
09/11/6 20:30
詩想 —6
黒乃 桜
散文(批評...
0
09/11/6 17:52
セミ
Kazu.
自由詩
0
09/11/6 16:50
ATMOSPHERE AT THE MOST FEARFUL ...
瀬崎 虎彦
自由詩
2
09/11/6 16:06
飛蝗
高橋魚
自由詩
0
09/11/6 15:05
晩秋
あおば
自由詩
4*
09/11/6 14:47
水槽
もも うさぎ
自由詩
42*
09/11/6 14:17
翔ぶ者へ
Giton
携帯写真+...
2*
09/11/6 14:08
終わる世界
e.mei
自由詩
29
09/11/6 13:01
あちらのお客様からです
あおば
自由詩
2*
09/11/6 12:37
心干し
朧月
自由詩
5+
09/11/6 10:54
朝の笑顔
昼寝ヒルズ
自由詩
4
09/11/6 10:37
遅く起きた朝は
千波 一也
自由詩
2*
09/11/6 10:22
袋田の瀧
……とある蛙
自由詩
11*
09/11/6 9:40
ジミヘン
アハウ
俳句
3
09/11/6 8:14
君に会いに行こう
西天 龍
自由詩
6*
09/11/6 7:37
デビルと魔女
森の猫
自由詩
5*
09/11/6 7:06
_
十二支蝶
自由詩
1
09/11/6 5:03
あちらのお客様からです
小川 葉
自由詩
6*
09/11/6 4:16
こころ
吉岡ペペロ
自由詩
10
09/11/6 3:28
のに
瀬崎 虎彦
自由詩
3
09/11/6 3:24
「落陽」(3/3)
月乃助
散文(批評...
2*
09/11/6 3:15
うす曇りの午後に
瀬崎 虎彦
自由詩
2*
09/11/6 0:42
意味な詩
田園
自由詩
2
09/11/6 0:41
愛昧
愛心
自由詩
8*
09/11/6 0:19
_
Shaka
自由詩
3
09/11/5 23:31
俺のフェラーリで
ふくだわらま...
自由詩
1
09/11/5 22:49
オルゴールの夜
銀猫
自由詩
13*
09/11/5 21:41
ワガママ
くゆら
自由詩
1
09/11/5 21:12
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
加筆訂正:
袋田の瀧
/
……とある蛙
[09/11/6 12:26]
口語短歌は難しい。
袋田の瀧
/
……とある蛙
[09/11/6 12:23]
最後のへんてこりんな短歌訂正
6.01sec.