僕は反芻させられる
声を 手にとって
腕に書こうと思う 働くことから
ペンを取って
あるいは僕は虹を描くように
手放すように
本で見たことのある文字は
言葉を書き付ける 逃げていかな ...
鉄柵の中には日々が誰のものでもない 保健室を通過したのは陸上部員のガラスの瓶を消毒液の向こうが 溶け出されたものの外に出て 手が窓からグラウンドの初夏のわりには 張られたまだ円形の少し靄がかかって手か ...
暗闇の数珠を巻いて歩きゆく
白装束を、残る、
黒色の、自分の目に
中に、紅色の
消えていく、葬列の、
水上スキーヤー
僕ら、水面下には正しかった、
脱いで、正しかったのだろうか
足 ...
第三次世界大戦の最中に生まれました。名前と性別はありませんが血液型はB型だと聞いております。真偽は定かではありません。小さい頃に飼っていたパパとママとイモウトという名前の生き物(なんという種類だっ ...
JR秋葉原駅の構内の一角に
それはあった
構内といっても
線路の外側のはずれの空き地
駅員も踏み込まない
忘れられた場所
三十年前
ボクは上京したての新入社員
飛び込み営業の話をす ...
呼吸ばかりしていると部屋の中が夜になった。わずかに浮かんだ思考が次々と途切れていった。モノたちのほうから視界に飛び込んでくる。現象を信じられずに、目を閉じる。閉じるたんびに頭の中で、何度もシャ ...
かならず
抜け出してみせる
それが
やすぼったい紙ひこうだろうと
この手で とばすだけ
歯をくいしばって立ちすくんでいた
こんな街から それしかなかった
脱出/逃亡/降参/妥協…
...
精神の欠片の中に迷い込んだ羽虫が悪いものを喰って死んだ、そいつの死骸がだんだんと腐って嫌な臭いをそこらに立ち上らせ…朝を二度迎えた後でなにもなかったみたいにそれは消えた
臭い ...
{引用=人類は、まだ生まれたばかり}
時の口がガラスの乳房にぶら下がり
刻々と私の砂丘は完成されてゆく
埋もれゆくさなぎは薔薇の衣を纏って眠る
彼が(もしくは彼女が)飛び立つのを目にす ...
3ヶ月前
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入社した会社に慣れてきた
しかしクーラーにはす ...
君は彼女じゃない
そう自分にいいきかせても
彼女の欠片を
そこかしこに見つけてしまう
喜んだ顔とか
ふとした仕草とか
そんなことから
7,8年前の
ほろ苦い思い出が甦る
...
普段のわたしは
ほとんど笑わない 笑えない
そんな自分に気づいて久しい
だが!
好きなお酒が入ると変!
楽しい。
何がなんでも楽しくなる
耳に痛い言葉でもスルーできてしまう
...
爪を噛んでいる
きらいなむらさきいろの風が足元に巣食う、ね
お風呂に入れないよ
早く帰ってきてよ
(ずぅっと。ずぅっと。待っているのなんて。)
言えない
かしづいて
すいとればいい
わたしの夢なん ...
あのね
とりあえず声に出してみた
答えなんかでた訳じゃ無いし
そんなものはなから無かったりする
えっとさぁ
次のことば続かなくて
それでも携帯の画面へ逃げ込むのだけはぐっと堪え ...
銭にもならない我が儘な奴は
はやいうちに見限るにかぎる
銭にならない奴に
銭の成木を任せていてはならない
銭の成木には
銭を稼ぐ奴を張り付かせておくべきだ
銭にもならない奴とは ...
「コシヒカリ」の袋を抱え
{ルビ米櫃=こめびつ}の入口へ、ざああああ
と無数の米粒を流しこむ
その音を聞いてるうちに
無数の米粒の一つ一つに
無数の顔が浮かび上がり
ふたつ ...
たとえば僕が
真っ白なキャンパスなら
アンリ・マティスのような
柔らかな曲線と
ほんのり暖かな色彩で
いっぱいに満たされたい
たとえば僕が
一枚の当たり馬券なら
ファンタストのよう ...
空といふ空からお前が堕ちてくる
海といふ海にお前がひるがへる
そのときぼくは椅子をひとつ用意しよう
もちろんお前と話しあふための椅子だ
その椅子は木でできてゐて と ...
故郷の坂道を曲がりくねって下る途中で
あの日の野球少年達が歓声を上げていた
懐かしい公園が、見えて来る。
場所取りで他校の生徒と
取っ組みあいの喧嘩になった
乱闘事件を思い出す ...
夕暮れの食品売場で
偶然、2年前に他界した
認知症の婆ちゃんの、嫁さんに会った。
「あの・・・デイサービスのはっとりです」
「あら・・・私達とっても感謝してますよ」
「いえいえ ...
果たして、このままで良いのか悪いのか?
いつまでも携帯メールをメモ帳代わりに使ってられる筈がない
いつか絶対に壊れてしまう
それまでの記憶が消滅してしまうかも知れない
パソコンよりも寿命が短い
明日、 ...
カインツホーム
ぼくたちは
ある晴れた
空白が青く
平屋の建物に
くり抜かれた
にちように
ポカリと口を開け
まぶしいと
顔をしかめながら
柱から斜めに切れ込む
影に半身を切り取 ...
今にも泣き出しそうな 夜闇の中
一羽のカラスが 仲間にはぐれ{ルビ咽鳴=な}いている
今にも泣き出しそうな 夜闇に紛れて
一組の男女が 友に祝福されて泣いている
-刹那-
...
生きている実感なんて
そんなものあるはずがない
なにかの中毒になる以外
そんなものあるはずがない
あるはずのないものを
目のまえにぶら下げて
ロックオンしなけれ ...
夜が起き出して
今夜はと舞台衣装に着替える
黒い不安と白い恐れの鍵盤を
交互に叩くその曲は
泡立つ恍惚の光り
濡れた海を拭くように
満月の落した布が
昼と夜の境界線から漂う
かもめ ...
荒んだ目の子が
昼を見ている
風は高い
指は遠い
地にあおむけの空が
上目づかいで地を見つめる
腕ひろげ
見つめる
誰かが見たいと望んだ数だけ
月 ...
ぼーっと
通路に座り込んで
足を投げ出して
そのまま横たわる途中で
ボートハウスの屋根の上
の丘
の上の空
を
見つけたんです
あと、30分
オムレツ
謎のオムレツ
僕は、謎の・・・なぞの
オムレツの唄をうたった
なぞのオムレツ
僕は、たしかに
昨日、うたったオムレツの唄
なぞのオムレツ
僕は、何時かの
スーパ ...
僕は知り得ない
しかしそのことが
僕を不自由にしない
僕は何者かになれる
それは対話に拠って
気付かれる
結びつきは
希跡
今の貴方の住む街は
どんな色でしょうか?
子どもたちの笑い声が
天高く響いて
私は今日も嬉しいです
私にはこの街が
どんな色かわかりませんが
きっと鮮やかな色が
広がっているこ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
取ったペンを手に
番田
自由詩
0
09/9/23 1:39
女の子、のグラウンド
〃
自由詩
0
09/9/23 1:38
葬儀、草原としての
〃
自由詩
0
09/9/23 1:37
拝啓、
alice.
散文(批評...
1
09/9/23 1:27
言葉のない世界2 (秋葉原にて)
ばんざわ く...
自由詩
5*
09/9/23 1:18
rapture of the deep
あすくれかお...
自由詩
2*
09/9/23 1:12
黎明/Airport limousin
月乃助
自由詩
4*
09/9/23 1:07
混濁する変質のミックス、鼓膜を欠く蛇の剥き身からの血液の模様
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
09/9/23 0:44
薔薇の衣を纏って眠るさなぎ達のための詩
瑠王
自由詩
5*
09/9/23 0:43
ハイプの俳人(誰もがあこがれる、リーマン生活♪)…♪
ひとなつ
自由詩
1*
09/9/23 0:13
君に似た人
kauzak
自由詩
8*
09/9/22 23:58
楽しい酔っ払い
森の猫
自由詩
5*
09/9/22 23:27
風、ぬるさ
あぐり
自由詩
4*
09/9/22 23:12
気付かされたひと
恋月 ぴの
自由詩
22*
09/9/22 22:57
人事について
吉岡ペペロ
自由詩
3
09/9/22 22:47
米を、入れる。
服部 剛
自由詩
4*
09/9/22 22:25
願い
花形新次
自由詩
5*
09/9/22 21:55
欠損
パンタタ
自由詩
0
09/9/22 21:46
地球という、夢
服部 剛
自由詩
1
09/9/22 21:29
観音像の笑う夕暮れ
〃
自由詩
1
09/9/22 21:18
記憶
TASKE
携帯写真+...
1
09/9/22 20:57
_
水町綜助
自由詩
7
09/9/22 20:41
この一瞬のために
もこもこわた...
自由詩
1*
09/9/22 20:28
生きている
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/9/22 20:12
夜
乱太郎
自由詩
10*
09/9/22 18:01
降り来る言葉 XLIII
木立 悟
自由詩
2
09/9/22 16:54
ボートを待ちながら
伊織
携帯写真+...
2
09/9/22 15:31
オムレツ
生田 稔
自由詩
4
09/9/22 15:17
無題
渡辺亘
自由詩
0
09/9/22 12:37
街の色
葛西曹達
自由詩
1
09/9/22 12:34
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
4278
4279
加筆訂正:
「私」という包み
/
ゆうか
[09/9/23 1:00]
加筆修正
6.41sec.