ずっと遠くを眺めているの。
ずっとずっと昔からそうしてきたような気がする。
電車の窓から外を見てるとふいに泣きたくなってくるの。
明かりの薄れていく速度が私をどこかに連れ去りそうで、
窓に映る ...
小さな星が僅かに光る

近未来的な都市で

黒い煙に包まれて消える

電話の向こうで話す人間は

どのような輪郭の持ち主なのか

君の首を絞める夢を見て

いつも起きる時は冷や ...
海原を望める楼閣から
富士を眺めていたその人は
貴人の家宰だった。
相模の山中の湯屋で
騙し討ちにあって
死んでしまった。

楼閣から海原を眺め
歌でも詠んでは酒を飲み
富士を望んで ...
 柄谷行人によれば、ハイデガーの反ユダヤ主義は「反国際的金融資本主義」であって、それは古典派の理論に依拠するものであるが、彼はもともとケネーの重農主義理論を継承した人だという。

《土地と人間 ...
いつか夢を見ました
キンモクセイの香る
穏やかな季節で
私は大好きな貴方と
肌の触れ合いを
望んでおりました

貴方は悪戯に
耳元で囁いては
無邪気に笑い
何とも言えず私は幸せで
...
この感情を伝えたい この思いを伝えたい
目の前にいるこいつらに伝えたい
こいつらを通して もっとたくさんの人たちに伝えたい
伝えたいという思いは
おれが口下手だということから発する
だから  ...
なんだか淋しくて空を見た

ダークブルーの空に
魚がいた

風が吹くと
魚は消えた


なんだか淋しくて湖を眺めた

エメラルドグリーンの湖に
私がいた


ゆらゆら揺れ ...
              090923






萎びた地球に
問うてみた
感じたままを素直に
吐いてみてと
言ったのだが
萎縮したのか
言いたいことがまとまらない
...
月が二つもあったら
なんだかちょっとくどい
コップで掬って
揺らして遊んで眺めてやる

星がひとつだったら
なんだかちょっと寂しい
鉛筆で穴を空けて
自分だけの星座つくってやる

...
あぁ 上っ面が滑っていく

君に言われた一言で
波にさらわれてしまった
遠く沖へ

「まるで、のっぺらぼう、ね」

目、鼻、口

触ってみればちゃんとそこにあるのに
なん ...
夜道の街灯は、気だるそうに、ねじ曲がっていた。
ぼくは夜道の街灯に、こんばんはと挨拶をするけど、まったく反応がない。
だからぼくは、まるで口の中の水分を、口移しで奪われた気分になる。

その気 ...
遠ざかっていく
7号線は直線
夜道の逃亡には
最短距離

妻が遠ざかる
我が子が遠ざかる

僕は何から逃げたいのか
流れるラブホテル群から
静まる暗い森から

明るくなってイン ...
砂浜で

きみとぼくは
ふたりで座っている

ぼく以外のひとを想ってるきみと

きみのことしか考えられないぼくと

夕焼けは
残酷に
こころの隅々まで
照らし出す

あの夕焼け、きれいだねって

それ ...
僕だって泣きたいよ

いまの状況が分からない

好きなんだ

タイミングが分からない

もう泣くなよ

どうしたらいいか分からない

ねぇキスするよ?
今この星が消え去っていくような
そんな僕等の夏

通過点に過ぎないとしても
その足跡は消えることはない


ろくでもない人生の足跡を
精一杯残して
誰かに僕のことを知ってもらうために ...
視力が0の後に小数点、また0
もう検査もしてもらえないぐらいの不良品ですので
眠る前(消灯)、
手を空中へ伸ばしてみたらもうなんにもなぁんにも見えなかった

ゆ、指がないよ
手首も/白い何か
凡庸な棒 ...
即席麺みたいに茹でられて

ぬめったまま口へ運ばれる

舌でもてあそばれた挙句

結局なかったことにされる



後悔させてやるから
脚を組み壁をにらみ続けている綺麗な人
何かを時折叫び壁を蹴る

コーヒーに口をつけたのは
私が部屋を酷く冷たくしたせいだろう

コーヒーから登る湯気が彼女をくるみ
悪態をつく言葉と一緒に ...
もしかして人間は欠陥品かもしれない
逃れようない自分の
ひとつサスライ
穏やかな日も
どこかで切り落とされる日も
よくあった光景


見上げる空は
広く高く あまりに高く
世界を間 ...
「僕は生まれるまえから窓のない部屋に住みたかった。
 落日の骨は終わらない記号のなかに消えてしまった光の海へとかえってしまう。」


君は自分を求めない問いが何番目にあるのかを知っていたの ...
横断歩道をわたる秋の風

黄色いフラッグが揺れる

報われない悲しみなんて

この宇宙にあるのだろうか


この悲しみは

かつて宇宙が通りし道


横断歩道をわたる秋の風 ...
アイムテスター オア トースター ダメだったーたら バケラッタ
うどんとかどうよ。いらなくね?いや結局のところ。要約するのは
まだ早いね。と、彼は言った。勿論それ以外のことも言った。彼は。

...
日焼けしたノートを化粧水に浮かべたら
ゆっくりとしずみまして
鉛筆がしみこみケシゴムでは消せなくなっていた

輪郭だけが浮かんでいる
二年ぶりに再会した人の印象は違っていて
化粧が変わった ...
のびやかな風の指先が
大地のたてがみを
慈しむように撫でつけると

さわさわと歓声をあげて
きんいろのうねりが
遥かな山の麓まで駈けていく

約束は果たされた

澱みない自然の ...
今年の夏 失った夏
今年の夏休みは雨が多かった
言葉に出来ずにケジメをつけた
テメーに言われたかねえよ

南東北 海猫が鳴く日本三景、宮城・松島で
雨の中、奥の細道を歩いてる
今頃、芭蕉 ...
{引用=
産院で生まれた赤ん坊の毛はやわらかいです
その傍らでは、生まれない子を待つ若い夫婦がいて
さらに外では破産した親たちが立ちすくんでいます
銀のスプーンをくわえた少女の色褪せたリボンを ...
 

過去の自分に 縛られて

身動き出来ない 時もある


過去の自分を 消したくて

嘘を重ねた 時もある


過去の自分が 虚しくて

殻に籠った 時もある



そんな過去でも 僕 ...
8時35分の朝
○年○組はいつものように
入口も出口もなくなって
わたしたちは起立したまま
おそらく昨日分のあいさつを忘却している

いくつかの数式を
ため息の代わりに吐き出していたので ...
赤信号は点滅していた。
 
 注意して渡れ。

アルカディア盆地、縦断する自転車。
 
 調子は、やや右ふくろはぎに張りがありとの事。

わずかに灯す、自転車のヘッドライト。
直線で ...
晩夏がこっそりと
私にかけた、風邪

現実と現実じゃないところを行き来する間
畳から忍び寄る
蚊取り線香と、い草の
ほんのり甘い、苦い匂いを飲み込む

日が沈むにつれて
赤みを増 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
『月台』東雲 李葉自由詩3*09/9/24 0:07
黒い空の下では今日も少年は掴み取る為に走り続けるこめ自由詩1009/9/23 23:58
江戸の楼閣ーすけきよのこー……とある蛙自由詩9*09/9/23 23:48
金融からの帰農? 反ユダヤ主義とネゲブ開拓A-29散文(批評...009/9/23 23:46
秋の夢ミツバチ自由詩6*09/9/23 23:37
おれの知らない宇宙夜明けまえの...自由詩009/9/23 23:05
まやかし舞狐自由詩3*09/9/23 22:39
おひとり戦記あおば自由詩5*09/9/23 22:11
いとしい葛西曹達自由詩209/9/23 21:01
のっぺらぼう美味自由詩009/9/23 20:02
うつろなきぶんmad.ra...自由詩009/9/23 19:56
インターチェンジsnowwo...自由詩109/9/23 19:25
夕焼け風音携帯写真+...709/9/23 19:22
ぬくいcass自由詩2*09/9/23 19:19
足跡ark-ey...自由詩109/9/23 17:02
消えてしまうからあなたに訊きたいあぐり自由詩7*09/9/23 16:11
こ・む・ぎひとなつ自由詩1*09/9/23 14:43
マジックミラーの向こう側で暗闇れもん自由詩009/9/23 14:16
日々欠陥sya自由詩109/9/23 13:46
落日の骨e.mei自由詩2709/9/23 12:36
吉岡ペペロ自由詩409/9/23 12:15
パラマもう貴方は元気にならなくてもいいよキリギリ散文(批評...209/9/23 10:44
幻想ここわさわ田マヨネ自由詩209/9/23 10:39
実りnonya自由詩6*09/9/23 10:15
海猫の詩(うた)TASKE携帯写真+...209/9/23 7:56
白と黒 そのあいだにある色彩リーフレイン自由詩209/9/23 5:15
‐夜明け‐‐弘‐携帯写真+...1109/9/23 4:59
めだかのがっこう夕凪ここあ自由詩1009/9/23 3:21
こちら、アルカディア盆地、縦断する自転車、状況は、やや不調。ブライアン自由詩109/9/23 3:03
晩夏に美味自由詩109/9/23 2:27

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加筆訂正:
サグラダファミリアにぶつかって/こめ[09/9/23 23:55]
ご指摘有り難うございます。修正させていただきました。
三六水害/西天 龍[09/9/23 12:08]
数字を訂正
6.34sec.