ところで
細部の事ではある
そう
偽りの数割程斜めに傾けた所で
良い匂いには勝てやしない
良い匂いに巡り合う為
不味い匂いをもう一回デケデンデン
――ポプラ並木がどう ...
僕は脱皮を繰り返す
冷たくなっていく空気に
肌を剥がされていく
背中の裂ける痛み
再生する痛み
少しずつ光に触れて
目が覚めた時には
例えばそれがたった数日でも
翔べる、
...
いつだって
哀しみからもれてくるだろう
一輪のやわらぎを
あたえたくて
それがどんなものか言えなくて
わたしのくちびるは
ことばをなくしていても
温度はあって
空から
ひかりがこ ...
珈琲の苦さを知ってから
あなたの良さがわかった気がする
恋というのと
終わりというのと
美しいというのと
並ぶようで並ばないんだ
時折り衝動的に泣きたくなる
お気に入りの ...
僕に裁ける空はない
僕に裁ける光はない
僕に裁ける風はない
僕に裁ける悲しみや
僕に裁ける幸福など
そんなものないのだ
空も光も
風も悲しみも幸福も
...
気付かない振りしてるだけで
わたし、とっくに気付いているんだ
夕食後の洗い物とかしている最中
わたしのバッグのなかを探っているのを
縁起良いからと買い求めたガマグチから小銭抜いたでしょ ...
いつか
音は
静けさに
消え入り
香りも
宙に失せ
色は褪せ
光沢はくすみ
そして
形も崩れる
いつか
一杯の酒は
飲み干され
グラスにも
ひびが入り
砕け粉々となり ...
新皮質 と辺縁系 の戦い
十一月の雨垂れの音
洗い流せ
俺の
ちぢむ テロメア
老いていく自分 に
絶望
を告げる 鏡
戦う
新皮質 ...
カット詩集(文芸雑誌やハンカチ、茶碗などの片隅にそっと添えておく詩)
「迷」
サンドラボッチ
瑠彫
おみやげ三つ、蛸三つ
おしまいさ
おしまいさ
サンキュー
「冬」
...
歩道の舗装のひび割れたところの饒舌
くすんだ向かいのレコードショップのイエローのテント
縁石に座りこんで俯いて泣いてる10代と思しき女
交差点の電柱の下で乾いた血液みたい ...
暮れ沈む夕の陽に
律を重んじる時報が街を覆った
窓の縁に合わせて
待ち望んでいた犬の遠吠え
クオォ〜ンと愛らしく啼く
牧歌的輪唱の景色だ
拡がり渡る音の波に急かされるキミのたましい ...
羽ペン:白馬に青インク赤インクの痛みかな
コートを着たまま
(冬ごもりしていた)
見せかけの夏
蝉の鳴き声が死んでいた
都会の片隅で夏の亡霊と戯れるが
酔いどれの快楽だけが紅潮して
海辺を闊歩していた
煌めく夢が泳ぐこ ...
水際でことばが
平静を失うのよ
あなたは底が見えず
私は落ち着きがない
ヴェールを被った朝の町で
薄い薄い水色を眺めていました
静かにとても静かに涙が零れて
次第に呼吸が苦し ...
結婚が詐欺ならば、すべての結婚はむしろ、報われるのではないだろうか。
この胸の病が癒える前にこの問題をパソコンデスクの上からCDラックの上へと上梓しなければならないことは火を見るより明らかなのだ ...
わだかまった余暇を
黄色く塗りつぶすためには
簡単にふた月を越した
小さな穴が必要なんだ、
僕には
狭いくらいじゃなきゃ
頭がはみ出す瞬間が怖くて
この目には
光も風も証明にはならない ...
ねぇ
朝になって
何もなくしてないことを知るけど
隣にだれもいないことも
知るんだよ
夢の脱け殻が
落ちてないか必死に探すけど
うなだれた首みたいな
タオルが丸まってるだけ
...
おまんこボタン。
寝起きのひとこと。意味不明。思わず「押してないっス〜」と口走る。
あなたの前だと言えなくなる言葉
ただひとつの真実の言葉
.
犬が好き
猫が好き
スパゲッティが好き
青空が好き
暗く澄み渡った冬の夜が好き
いくらでも好きと言えるのに
...
シートに座る
わたしの
手のひらから
喜びとか悲しみとか
こぼしてしまわないように
ギュッと
手を握る
瞬間がある
がたん
ごとん
揺られる列車の質感は
懐かしさと
...
side A
ふゆの朝は
空気が澄み
題名がない
そのせいで
すれ違う人
配達する人
散歩する犬
徘徊する人
みな一様に
言葉を求め
言葉を探し
気がつくと
別々 ...
命令されたくないですか/
信号はもううごきません
進めか止まれかわかりません
心ある
つもりだった人々は戸惑い
まだ車ごしだったが
向き合って見つめ合った
幻想のサプライ
忘れ ...
人はいつから
空に憧れたのだろう
遠い昔から
変わらずあり続ける空
そこに心を映し出したり
明日を夢見たり…
精一杯の
未来予想図を描いたり
遠いようで ...
闇の底からあふれ出た泉が
幾千万もの星々になったのなら
夜の奥底からも
わき出でる無数の声が聞こえるだろう
僕らの血と肉で記す物語が
永遠の織りなす円環の一部なら
君の瞳を愛する
...
その髪のすぐ下、右の肩に小さな木の葉のような痣があった。
重は、その痣を見ながら、自分にも葉の形の痣が腿にあったのを思い出し、ほんの一時同じ家系か、一族かそんな血を持つ娘を目にしているよう ...
それは、誰にも気づかれずに腐っていく
赤い雫をたらしてそこにある
弾力は失った
僕はたまらなく愛しい気持ちになる
だから
舌先でそれを舐めあげた
白くて薄いウェハースを
...
お父さんが忘れていった弁当箱を
お父さんの働くベーコン工場に
持って行くことになったボビーくん。
目立つようにとお母さんから真っ赤な帽子を被せられたけど、
工場の中は機械だらけで、やっぱり迷っ ...
放埓に道の辺を埋めては幾重にも重なり
紅く、山もみじの朽ち葉を華やかに散らして
浄土の途には細やかな初しぐれ、
ただ傘もなく二人痩せた身を苛む。
勾配のぬるい瀝青の坂道には影もなく
緋色 ...
討論番組風で
保守的で知性と安定感のあるキャスターの男女が
「ではここでVTRをご覧ください」
大学生ぐらいの恋人同士が
こたつに向かい合い座っているようで
しかし実はコタツの天板に見えたの ...
ひとの詩が読めなくなって久しいので
もうずっとひとり遊び
読んでいて今日は
ひかり
という言葉をひろった
ひのひかり
つちのひかり
みずのひかり
ひのひかり
つきのひかり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あめあられ
TKUDIO...
自由詩
1
09/11/3 20:08
脱皮
Mélodi...
自由詩
1
09/11/3 19:58
_
唐草フウ
自由詩
7*
09/11/3 19:51
お気に入りの曲ばかり聴くのはよくない
かんな
自由詩
8*
09/11/3 19:18
僕に裁ける悲しみ
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/11/3 19:13
抜くひと
恋月 ぴの
自由詩
39*
09/11/3 18:41
いつか
あらら
自由詩
2
09/11/3 17:39
rebirth
within
自由詩
2*
09/11/3 16:48
カット詩集
生田 稔
自由詩
2
09/11/3 16:14
Winter Blue
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
09/11/3 15:21
「ヒプノタイズ・マイセルフ/ HYPNOTIZE MYSEL ...
Leaf
自由詩
0
09/11/3 15:18
羽ペン
m.qyi
俳句
2
09/11/3 13:56
冬ごもり
乱太郎
自由詩
11*
09/11/3 13:51
世界が明日消えてしまう
瀬崎 虎彦
自由詩
5
09/11/3 13:41
結婚詐欺
ふくだわらま...
散文(批評...
0+
09/11/3 13:29
カプラ
梶谷あや子
自由詩
3
09/11/3 12:20
目覚めに
朧月
自由詩
3
09/11/3 11:15
本日の独り言 その十七
A-29
自由詩
0
09/11/3 11:11
あなたの前だと
Giton
自由詩
0*
09/11/3 11:09
なぞる
かんな
自由詩
3*
09/11/3 8:50
ふゆの朝は
瀬崎 虎彦
自由詩
3
09/11/3 6:41
畏敬ソケット
あすくれかお...
自由詩
5*
09/11/3 6:13
空
ヒロシ
自由詩
1
09/11/3 4:59
川
都志雄
自由詩
6
09/11/3 4:58
「冬の肌」(3/3)
月乃助
散文(批評...
2*
09/11/3 4:51
ある日の夜
いのせんと
自由詩
0
09/11/3 1:29
工場見学
オノ
自由詩
5
09/11/3 1:07
濡れ髪の三千院
atsuch...
自由詩
14*
09/11/3 0:46
テレビの時代に
サトタロ
自由詩
4
09/11/3 0:37
ひとりあそび、ひかり
小池房枝
自由詩
6
09/11/3 0:28
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
加筆訂正:
破水!
/
しもつき七
[09/11/3 19:14]
脱字修正
幼い静物
/
ゼロスケ
[09/11/3 17:03]
改題、ちょっと書き加え。
5.08sec.