夜の公園で座敷を広げ
若者達は楽しげに
互いの盃を、交わしてた。
「あ」
ひとりが真っ赤な顔で立ちあがり
いつのまにか、山間に
ひょっこり顔を出していた
まあるい月 ...
僕じゃない
ゴミじゃない
ころされる感情
広い部屋にポツリ
ひとつ涙ポツリ
金じゃない
夢じゃない
惑わされた感情
すごい嘘ポロ ...
風は強く吹きすぎて退屈
窓を閉じて知った静止状態
想い過ぎてしまわぬように
隣部屋のテレビを許す
クールビューティー
壊してやりたい好奇心
いけないことだよ、と
呟いたその唇を道 ...
渦になり沈んでゆくのが道理なら角砂糖並み甘くない舌
やくそくを違えた貴方がいうのなら間違いはない明日は曇りだ
カーディガンのスナップに似てはじけてとまるあき ...
傾斜20度の下り坂に彼女は被写体を見つけ
あわてて焦点を黒点に合わせたのだった
気道を塞ぐカルキ臭の
真白い
欺き
を
見抜けない
寒空
かがやくものを産み落としたくて
少女は磨 ...
{引用=
思えばまるで体全体が鼓膜で包まれているかのように敏感で危うくて響
きすぎだったのだから詰め寄るとなると耳かきなんてもってのほかでせ
めて綿 ...
別れって
失う事ばかりじゃなくて
得る事だってあるんだね
一人の時に作った土台は
現実で生きる力になった
逃げ場が無かったからね
それは君も実感しただろ?
何も分からないくせに
精一杯 ...
いたい
いたい
きみを想い
描くたび
こわい
こわい
きみの声を
聴くたびに
どうしてこんなにも
寂しいのだろう
きみはわたしの
手の届くところにいるのに
一体どうすれば、
きみはわたしを求 ...
短髪も似合っていると言うあなた笑みを浮かべて罠を仕掛ける
夜聴いたあの音楽に感動しアイスクリーム多めに食べる
誰一人おかえりという声はなく寂しく響くただいまの声
切なさを胸に抱えて眠 ...
目を瞑れば世界 あれが地球
心像を凝視して 風景が見える
内向するベクトルが外界を貫く
つかれてすごい泣きながら
タイミング良く酒井法子が釈放された瞬間をリアルタイムで見てた
横付けされた車に乗り込む彼女を
天から光が射してきて包み込むのを
リポーターたちがあわてて中継し ...
中途半端な
自分自身のため息に
なんだかわらえた
正午まえ
背中の窓に
耳をすませば
いそがしそうな
鳥のこえ
わたしは
いっそう可笑しくなって
シャツのボタンを
...
どうしましょうどうしましょう!
まずなんといっても換気が悪いと思う
息
が詰まりそうだ
この部屋にははだかになった48人の透明人間がいて、もうずっと気まずそうにしている
透明人間には他の ...
ダブルミーンではじまたったこのコトバは童話の中に生きる
俺たちの身体はニュートリノがつらぬく事がいしきできるまでに成長した
姥捨て山ってのは
自給自足のシステムにより生み出された対策で
...
全てが終わった後の静けさって
どんなんだろう
予測はできるけど
こんなもんじゃないかもしれない
絶句して
唖然として
安らかで
しゃぼんだま
しゃぼんだま
まるくて
ふわふわかぜにのって
とんでいくのよ
まって
まって
おいかけて
つかまえて
はじけちゃって
にこにこ
たのしい
おかあさんがわらって ...
It was too later than usual,when I woke up on that morning; I raised body with somewhat regret; sai ...
この街に
夜が戻ってくる
小さな無数の鳥の形だ
夜が鳴き交しうるさい真っ黒な空だ
夜が羽ばたき異臭 夜が巻き散らすむせる羽毛
鳥たちが空に満ちれば
この街の夜が完成だ
この鳥たち ...
つまりは
画面いっぱいに広がった活字を読むことができない
というのは文字に対する冒涜である
と せんせいは
鉛筆と紙を手にし声高に叫ぶ
そこで
無機質な文字には興味がわかない
とい ...
あなたによく似たひとだった
人違いと戸惑うわたしの顔を覗き込み
どうかしたのと気遣ってくれた
これを落としたひとをずっと探しているのと
あなたの落しものを目の前に差し出した
その ...
インダストリー あなたはかよわい
朝つゆを映し 虫の動作を録音し
脳ブロック積み上げる快楽
ピカピカにみがいて
荒々しくけずって
求める声のうつろ
傘の骨ならかめばくだける ...
いちわはうらの杉林の中を通りすぎていき
羊歯の林を光が、
しゃらしゃら とゆれる時
噴水の流れはしゃらきゃら反射しており
公園のブランコにやせた足
とおくをみつめている
常温のワイシャ ...
螺旋階段
駆け下りる
律義に刻むビート
残響
今も鼓膜に
君の全て覚えておくことできないし忘れることもできないでいる
塩味を残して流れていきました川辺の歌も二人の笑顔も
二十歳すぎ自分の体の年齢に心の歳が取り残されてる
...
ろくでなしの父親が
息子が来年
六歳になる頃には
幼稚園に行かせてやると
飲みながら大ぼらをふいて
株価を上げようとしている
職場では
仕事をどんなにこなしても
それが ...
ハナビ
すりおろしワサビ
くらい灰色のハナビ
どうにか
光りが反転すれば (携帯電話がつーん)
どのみちこどもたち
懐中電灯持って駆けぬけていく
乱反射 ...
思潮社の現代詩文庫は一冊で一人の詩人の代表作を多く読めるセレクション詩集です。
一人の人の代表作を多く読むことはとても不思議な気持ちがします。
ある人の長い年月、時には20年以上を一度に読んでいる ...
090915
5のつぎは6
指が足りない
いっぽんかしてくださいねと
お祖父さん
お墓の中で指を折る
ガラガラと
意志が崩れて
明日は休む
...
風来は たいふうの
すきほうだいに 人をもてあそぶ
時雨のあらがいようもない
もうまわりは すっかりうす暗がりで、
背にする重たい気圧 に 青ざめてしまうほどに
息をひそめ ...
一縷の望みですら
崩れ去った 崩れ去った
まだ何も知らないのに
まだ何処も触れていないのに
これで終わりなのですか?
ずっと焦がれてました
ずっと哀しませてばかりでした
貴女さえ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
お月見の夜
服部 剛
自由詩
3
09/9/15 21:12
社会の時間
海 猫
自由詩
1
09/9/15 21:04
典型的な病
中原 那由多
自由詩
2
09/9/15 20:36
紅茶嫌い
ogawa ...
短歌
1
09/9/15 19:51
人工呼吸
〃
自由詩
4
09/9/15 19:50
ザッツベリーダーリン
〃
自由詩
5*
09/9/15 19:47
必要な別れ
加羅
自由詩
1*
09/9/15 19:14
見えない
eagle
携帯写真+...
1
09/9/15 18:48
短髪
夏川ゆう
短歌
2
09/9/15 18:28
内向の果て
アハウ
俳句
3*
09/9/15 16:49
酒井法子
モリマサ公
自由詩
9
09/9/15 14:53
雲の運びかた
千波 一也
自由詩
4*
09/9/15 14:47
密室恋愛相談
さわ田マヨネ
自由詩
2
09/9/15 13:19
ポストチルドレン
モリマサ公
自由詩
5
09/9/15 12:17
静香
渡辺亘
自由詩
0
09/9/15 12:11
しゃぼんだま
ミツバチ
自由詩
3*
09/9/15 11:28
英訳「ハルダウン」(3)里見はのこ原作
生田 稔
散文(批評...
0
09/9/15 11:02
夜の鳥
キムラタツオ
自由詩
5*
09/9/15 10:38
活字
柚木
自由詩
1
09/9/15 10:27
流れるひと
恋月 ぴの
自由詩
27*
09/9/15 9:13
生産ラバーズ
pikopi...
自由詩
2
09/9/15 7:37
名無し
こしごえ
自由詩
2*
09/9/15 6:54
急
長谷川智子
自由詩
1+*
09/9/15 4:36
残し
高島津諦
短歌
0
09/9/15 4:34
ロク
小川 葉
自由詩
6*
09/9/15 3:03
何も成し遂げず大人になる
さわ田マヨネ
自由詩
2
09/9/15 2:50
宗左近さんの詩の捨て身で描かれている静かさ
イダヅカマコ...
散文(批評...
5
09/9/15 2:15
ロク
あおば
自由詩
7*
09/9/15 2:14
「雨ニモマケズ・・・」
月乃助
自由詩
7*
09/9/15 1:57
縷々
漣 風華
自由詩
1
09/9/15 1:25
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
4272
4273
4274
4275
4276
4277
加筆訂正:
紅茶嫌い
/
ogawa hana
[09/9/15 19:54]
2007.10.6のものを再掲しました
人工呼吸
/
ogawa hana
[09/9/15 19:50]
2008.11.3のものを再掲しました
ザッツベリーダーリン
/
ogawa hana
[09/9/15 19:48]
2008.2.7のものを再掲しました
急
/
長谷川智子
[09/9/15 15:51]
改行追加してみました
5.37sec.