朝。

起きる。

支度する。

出掛ける。

だらしのない電車に揺られる。

現場に着く。

働く、働く、働く。

帰る。

じめついた温もりある電車 ...
見慣れた風景が流れてく


電車の中で



「梅は咲いたか、桜はまだか」





そんな言葉を


思い浮かべては



あなたの事を


想うん ...
電車ではなく車で高松に向かった
ユキオは営業所の2階に暮らすことになり営業車を私用車として使うことが許可され実家に帰る際の高速代も会社が持ってくれるとのことだった

営業所の所長はカタヤマがはじ ...
波音に吐息は溶けて泡になり水の香りを身につけた肌 少女の飴缶の中には
大小の安全ピンが無造作に入っている
色とりどりの錠剤に紛れ込み
それは笑っている
そして時々見え隠れして光る
虹を裂く蜻蛉のように

カラカラと音の鳴る鞄を引っ提 ...
最近
札幌一番味噌ラーメンの
有り難みが分かった
野菜が食べられる。

ミニセットは皆美味しい
やっと野菜が好きになった。
野菜の量が増えた。
と言うか、美味しくなった。

でも肉 ...
間もなく熱情は冬の下に眠る
鈍る空気の衣に袖を通し
理由のない予感に胸骨は青々と
眼の奥の恥ずかしがりやは瑪瑙、震える

背中の闇に呼ばれてる
(または夢、幾層もの熱が見る)
ひとつ節の ...
今再び悪魔が蘇る。
生きていたいか
今宵死ぬのだ
天国へ行きたいか
地獄へ落ちるのだ

食ったら寝るな
寝たら食うな
頼れるものは何もない
全てのものは崩壊する。

I will ...
靴を
鳴らして
栄螺を食べて
丸まって
流れの
力で
飲み込む
ブルーな
回想
危険な
静寂
電話の鳴る擬音
電話の鳴る擬音
電話の鳴る擬音

カッコウの歌
境目の恋
...
退屈という時間を抹殺したい
エナメル線に火をつける
行きつく先は爆発だが爆発の恐怖を忘れている
錠剤が、錠剤があれば大地震も大丈夫

(あのね、良い詩を書くときは服用をさぼるの)

錯乱 ...
あのね、


こころには、


なにがはいっているの?
どうか死なないでください。


かなしいからと、死なないでください。

つらいからと、死なないでください。


あなたが死んだら、だれかが

そのかなしみをうけつがねばなりません。 ...
授業中におなかがすいて

胃がぐーとなる。

それを聴いたとなりのこが

おなかすいたんだね

って笑った。


あーあ、わたしのこころも

淋しくなったらなればいいのに
...
さて、と言の葉を広げようとしてみた所で
話せる物語を持ってはいない
日差しがあり星明りがある
土に滲みた雨に喉を潤す
風や鳥や虫が指先に便りを置いて行く
思うに思考とは瞬間に明滅する日々の断 ...
 春の畑に全裸死体だ
 まだピチピチの白い肌だ

 曲者は乙女から恥じらいも奪って
 大きく開いた腋からも
 股からも
 西洋タンポポが萌え出ている

 乳房に透けた静脈は凍りつき
...
列の向こうで烈しく輝く太陽は決して俺の足下を照らすことが無い
唇にこびりついたフルーツの香り、俺はいつも何かひとつ子供じみた失態を犯してしまっていて
記憶のノートをめくり返すと ...
母の骨 太鼓の中に 詰め込んで ドンガラ叩く 月夜の{ルビMarch=やよい} 雨が射抜いたまだら模様の私が
顔のないまま通り過ぎていった
3月の雨は まだ冷たい

たくさん着込んでいるのに
袖口から 襟首から
風も雨もはいってくるから
ふたつの目を開放して 送り出 ...
光りの肌着を
灯りのパジャマと着替えるとき
くらしのかおりは消え失せて
腐りかけたくだもの ...
遠くの方を旅する人へ
今日の風は冷たいですが
今日の日はあたたかいです
あなたの方の 一日も私があたためましょう

遠くの方を旅する人へ
今日起こる争いはあなたを巻き込みますが
今日の日 ...
いつだってどこか抜けている
春がもう鼻先にでもきてくれないと
その存在をいついつまでも忘れたままだ
それだから僕の冬は長いんだ
嫌いではない
だけどいつだって飽きている
なのに思い出せない ...
雪の溶けたばかりのアスファルトに寝転んで
空を補給して
この青が君に繋がっているんだと
ありきたりなことを考えた
けれどそれが普遍だから
あたしは生きていくのだ
橋を渡る行列が

途切れることなく続いていて

とても不思議なのです

わたしもその行列のどこかに

紛れているのです

右隣には暗い顔をした紳士が歩いています

左隣には固ま ...
迅く走る影は

あれは魚だと少年は信じている

軒下に吊されるまでに

鱗なんて全部

魔女の爪の中で砂金に換わるのに

あの子は雲を泳ごうとしたんだって



少年がまわ ...
双児の肉片を
野良猫が咥え
片鱗に花を咲かせて
モリアオガエルを
抱き寄せる

ふと夜空に顔を上げて
星の瞬きを見つめても
あなたは落ちてこない

赤が赤があることに
素直に頷け ...
お客様をもっと回れ、6時まで帰ってくるな、という会社の指示通り、ユキオは6時きっかりに帰社した
倉庫をぬけて2階のフロアへの階段をあがりながら、きょうはやけにタバコくせえな、その階段の雰囲気でその日 ...
さようなら

ずるり と 剥けた

わたくしの肌で

少女の血は

かじられた林檎

果汁のやうに

べとべとと

しみわたるまで垂れて

失ったものの大きさに

...
どこか窮屈に似た感情がある

底辺から心臓に向かって
確実に侵食していく不思議な感覚

私は確かに好きだったけど貴方を

だから
私は確かに
   『大蛇と影を重ねて』

     *
 ――目が眩んでしまいました。私は、してはいけないことをしてしまったのです。
 そこで私は、欲望の中を飽きるまで楽しむことで未練を捨て去ろうとしてい ...
夜空を魅せる数多の星

見上げた先には未来がある

流れ星が描く放物線

心に描きたい

自然がくれる限りないもの

その全てを届けたい

虚空に放たれた言葉

誰かの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
生涯蒲生万寿自由詩2*10/3/4 21:10
片想い自由詩6*10/3/4 21:07
蛇つかいうごく吉岡ペペロ自由詩510/3/4 20:50
人魚ことり ま菜短歌610/3/4 20:47
飴缶ガールゆえづ自由詩210/3/4 20:43
LOVE野菜。ペポパンプ自由詩5*10/3/4 20:29
間もなく熱情は冬の下に眠る瑠王自由詩4*10/3/4 20:19
食ったら寝るなペポパンプ自由詩3*10/3/4 20:14
東京都静寂24時Oz自由詩110/3/4 19:44
『破壊遊び』あおい満月自由詩4*10/3/4 19:37
ねぇねぇ、かあさまくろきた自由詩410/3/4 19:00
みしらぬひとへ自由詩510/3/4 18:57
ぐー自由詩310/3/4 18:49
宴の記憶スリーピィ・...自由詩010/3/4 18:37
春の悲劇藪木二郎自由詩110/3/4 18:26
列の向こうで烈しく輝く太陽は決して俺の足下を照らすことが無いホロウ・シカ...自由詩1*10/3/4 17:31
Paleハイドパーク短歌5*10/3/4 17:21
3月の雨朧月自由詩610/3/4 16:59
光りの肌着(十)信天翁自由詩310/3/4 15:27
旅人朧月自由詩310/3/4 14:35
春の冬ススメ自由詩110/3/4 13:14
呼吸瑠音携帯写真+...110/3/4 12:37
始まりと終わりに架かる橋相馬四弦自由詩1*10/3/4 12:24
魔女と少年自由詩2*10/3/4 12:23
イメージ・散乱within自由詩6*10/3/4 11:07
蛇つかいのはじまり吉岡ペペロ自由詩510/3/4 10:47
少女だった日ゆめみーる ...自由詩410/3/4 8:51
私は確かに嫉妬していた彼女にMかわ自由詩010/3/4 8:50
大蛇と影を重ねてポッポ散文(批評...2+*10/3/4 8:41
虚空☆くるみ☆自由詩110/3/4 8:14

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加筆訂正:
姫様蛸壺地獄 /salco[10/3/4 19:30]
語句
雛の節句 三景/逢坂桜[10/3/4 13:09]
3首目の題を改定して口語に統一。3首目の後半を改定。
8.04sec.