乱心にて。

全て消したくなる

消えたい を乗り越えた後
迫るように訪れる感情。
己を誘う、苦い過去を
美しく灰にしよう、と。

いつまでも。
窓の外に硝子色の鳥が飛び、静かの海は今日も波が激しい。
雷空から白い光が、幾本も降り、燕が凍った。
白い窓に息を吹きかけて、砕け散る街の色は赤。
街が血を流す、夜が近い。地下室に閉じ込められた空 ...
いつか君と見た景色
地平線を見渡す展望台

僕は君と
地球の愛を感じた





考えた

しばらく考えた





そのうちに君は僕のもとを去って行って
僕は途 ...
何一つため息はない見た人の街角は季節のない壁を行く


電車では潰された人笑み買った僕の亡骸鞄は悲しい


この国よ時間など歯ぎしりにされた地下鉄は死者の行列なのだ
正しい思いにさせられた
僕のこの手が 人の風を掴んだ時
僕は自分の姿も忘れて 留まり続ける時の
風の行方を 自分に描かされる

風ひとつなくした通り
僕は誰なのだろう
空をあおいだ 自分 ...
僕はずいぶんと部屋で歯が痛んだ。虫歯なのかも知れないと思った。カラスの声みたいに鳴いた。それともこの声は単なる自嘲なのだろうか。含み笑いもなんとなく体から生まれてくるよ。わからないけれど、今日も何も食 ... うしろ向きに歩く
温い風が背中にささって
微妙な痛みを感じている


 「すべての季節がおわったらあいに来てください」と
 そう言ってきえていったきみ

はじまりを忘れてしまったか ...
 
 
ぼくらは
うすっぺらな
辞書を一冊もっていて
辞書に書かれていないことは
あってはならないと
願ってしまうものだけれど
たとえばバスに乗るときなど
その行き先が
本当に帰る ...
{引用=


そして

呼ばれている接続詞に

つかの間
休息を与えられ
安堵して

母親の洗った
布団に
潜り込み

今日1日の艶やかさを
昨日と
比べるこ ...
 
 
傘のない世界で
きみに傘の話をしている
小さなバス停に並ぶ他の人たちも
そぼ降る雨に濡れて
皆寒そうにしている

ぼくは傘の話をする
その機能を
その形状を
その色や柄の ...
「ほんとの自分は」っていう人が苦手です
そんなものはペルソナを知らないだけにすぎなくて
だからって知ってることはなにもそんなに偉くない

「あいしてる」って声高にいう人が苦手です
そう思 ...
「スカッとしたい!」

ただそれだけのこと


年上同僚と上司からの絶え間ない
ツートップなセクハラ発言
尻はなでくりまわされ

後輩はクレームばかり持ち帰るから
年々増えていくお ...
なにをやってるんだって言われるよりも
よくできたねって言われるほうに
どきりとするようになった

ほめられていいものだろうかと思うなんて
自分ではうまくやれたって思っても
すんなり認められ ...
世界にはこんなにも海ではないものがある。
愛していると、言ってくれる誰かを捜している
愛していると、言っても問題ない人を捜している
ふとしたときに、それは、睡魔と悲しみの差がないとき
宇宙の始まりを考 ...
{引用=
敷居を跨いで 声高に罵ってくれ
トゥーレを歌いながら 首を絞めてくれ
あらゆる支配で 心を埋め尽くしてくれ
//
最初は澄んでいたことも知っているくせに
どうして人は醜さから目を ...
こんにちはさよなら きっとまた会おう
君がそれをまだ信じてるなら なんて切ない
灰色の木洩れ日 小さな湖
手を振って笑って
次はいつどこで会うかわからない それが素敵
思うようにうまく歩けな ...
青い糖衣錠に含まれる植物性成分は
パッシフローラ 40mg
セイヨウヤドリギ 10mg
カギカズラ 22.5mg
ホップ 9mg
大人は1回1〜2錠を1日2回服用します

注意書きは以下 ...
わかってる

わかってる

うん、
大丈夫
わかってる

うん
そう、
わかっているよ
わかっている
わかっているから
わかってる

わかってる

わかってる

...
街、に行く


ふあり
掌を反す



どうにかなる全てのことを
届いてしまういつかのことを
不可能、と扉を閉めてみせても

細い
糸のように呼吸をして
歩幅はそれでも加速 ...
春の雨が降る

アスファルトが匂いたつ

雨があがる

すこし唐突に星が散っている

湿気が鼻にかさなっている

風が目のまえを撫でては消える


きのう

エロい夜だっ ...
能開セミナーで
綺麗なお姉さんが
額に手をかざしてくれた
あたたかな波動
とてもいい気持ち

突然
MCのおっさんがたおれ
獣の声でうめきだした
お姉さん
カメハメ波のポーズで
...
電線を泣かせるのは
木枯らしだ
冬のからだの
声だ

何も掴めないのは
街路樹だ
冬のからだの
手だ

キシキシと縮こまった
エンジンを震わせて
登り坂を這っているのは
...
わたしがうまれて
あの子がしんだ

透明なせいぎふりかざして
にやりとわらうおおぜいの人
けっして
きづかない
透明なせいぎは
なんにも
すくわないのに

今日も
わたしがうま ...
ごろごろと 枯れ葉の下に だんごむし 見下す人を 知ってか知らずか 気が付いたら、朝だった。


いつ眠ってしまったのか、全く覚えていない。
最近はいつもそうだ。
夜遅くまで起きていて、昼過ぎまで眠っている。


何もすることが無い。
窓の外を見ると ...
掃除の時間

私はキミと同じ当番

キミにみてほしくって

へたくそなほうきをガンバってみたり

キミにはなしかけてほしくって

汗ばんだ髪をかきあげてみたり



掃除の ...
絶望を信じてたって
何にも変わらないんだ
僕らの前にあるのが
巨大な壁だとしたって

使い古された未来に
希望なんか抱いてみたり
まだ追い付けない過去に
訣別を迫ってみたり

大海 ...
もっと聞かせて もっと紡いで あなたの言葉の 深みを旅したい



梅の花 香りと共に 消えていく あなたの声は もう聴けなくて



「お帰りなさい」と 声が聞こえる 僕の居場所は ...
週末、定期的に届く招待状はまるで
光年先の異星からやって来る奇妙な使者のよう


青い光


目視を拒まれた、
太陽と月の錬金術

十六夜の月を鏡に、
くちびるには薄い紅 ...
大好きなあの子が笑っているとき
ぼくは空気になった


冷たいアスファルトの上
共有する呼吸を知った

ひとつになって
やわらかくなって

ぼくらの心臓はまるくなる


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Izm自由詩210/2/10 2:54
雪月花の夜岡崎師自由詩310/2/10 2:44
地平線の展望台ヒロシ自由詩010/2/10 2:04
ポーター番田 短歌010/2/10 1:25
通り自由詩010/2/10 1:23
歯の中は痛い自由詩010/2/10 1:23
slow宮野自由詩410/2/10 0:56
辞書小川 葉自由詩210/2/10 0:37
残虐詩集 独善編真島正人自由詩4*10/2/10 0:03
作り話たもつ自由詩1610/2/9 23:34
うまくいきてるあぐり自由詩6*10/2/9 23:20
オフィス・チャンピオン窓枠自由詩10*10/2/9 23:00
ほめられて朧月自由詩610/2/9 21:36
ホテル・リグレットクローバー自由詩2*10/2/9 21:08
僕のファウスト高梁サトル自由詩6*10/2/9 20:52
あたたかい夢塔野夏子自由詩8*10/2/9 20:34
草の効用吉岡孝次自由詩010/2/9 20:33
わかってるOz自由詩2*10/2/9 20:04
少女達霜天自由詩310/2/9 19:50
エロい夜吉岡ペペロ自由詩910/2/9 19:39
エンジェルスマイルハイドパーク自由詩4*10/2/9 19:33
冬のからだnonya自由詩18*10/2/9 19:22
背を向けてること森未自由詩1*10/2/9 19:17
ただ、そこにいる小林 柳短歌2*10/2/9 18:54
RPG音遥自由詩210/2/9 18:52
掃除の時間くろきた自由詩510/2/9 18:51
声がするほうへ葛西曹達自由詩310/2/9 18:48
ミツバチ短歌9*10/2/9 18:48
魔術師の夜楽恵自由詩8*10/2/9 18:42
春が目覚めれば窓枠自由詩3*10/2/9 16:57

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