利き手はいつも間違えない

から
なかったことにする癖はひりひりする

汗が一筋流れる間
  自動ドアを抜けるまで
     1分間が白く、 過ぎる


利き手はいつも
鼓動の先 ...
キューピッドが恋人たちのドアをノックする。

恋に落ちる瞬間は、はっきりと鮮明で、
何もかもシンプルだったはず。


気づくといつも 
純愛なのか
不純なのか
よく分からない恋を ...
オレは夢を見ている


セピア色の景色
その中で
おまえの血だけが紅い
血まみれで
手にナイフを持ち
足元にはおまえが横たわる


既成の事実であるかのように
死んでし ...
彼女は意地が悪かった
金襴羽織りに唐笠さして
しだれ髪ゆらゆら猫の尾っぽ
だけど嘘はつかなかったよ

紅殻格子の道行に
大和屋さんで金米糖
桜桃の口に星ふくむ

風吹き上げる満月宵は
障子に隠れて指 ...
季節の変わり目は
不思議と あいまいで、
みあきた建物たちの 
街色は、いつもの 
寡黙のまま

昨日とのくべつのない 
今日を数えながらも、
オリオンをあとにしたら
きみを探し ...
あたまがおかしくなるようだ。
あのうたはもう、ひびかない。
こころが遠くにあるようだ。
手を伸ばしても、とどかない。
空回りするそらの向こうに、
今日も見えない星が出ている。
眠れないので煙草が切れて
真夜中に買いに行く
顔が痺れる寒さだ 真冬の夜空はいい
何にもなくていい 
気ちがい女がまた徘徊している
こんな時間出歩くのはあの女と私ぐらいなもんだな
ゲロ吐く ...
{引用=
夜に
もう成長しないどころか
ますます退化をする体を抱えて
たくさんの書物と一緒に
帰宅をすると道すがらの
運動場には
テニスの練習をする
少女の姿があった
テニスウェアで ...
雷鳴だけが轟音となる
神々は声ひとつとして告げはしないだろう
いてつく稲光
彼方では群青色の森林が中央を切り裂く

谷間からは溶岩をわき上がらせてはがれ落ちる山河
幾たびもの曲がり角を墜落 ...
何もない 噴水のまわりを
子供たちが 走り回っている
人との約束もなく行き交う カラーボールを
放っては なんとなく空に
投げあっている 

本当に疲れた 僕は 
自分すらない 暗い夜が ...
きみの乳首がかたくしこり

ぼくのペニスがじっとりと腫れる

ぼくたちは海の底で

生きることだけを考えていた

あらゆるセックスを愉しもう

気味のわるい生物が旋回していた

...
鏡に映った僕が手を差し延べたから
僕も鏡に向かって手を差し出した
鏡に映った僕が泣いていたから
僕も同じ様に泣いた
鏡に僕が映っていなかったから
僕は鏡に映らないようにした
鏡に映った僕が ...
あなたのこと捨てたわ

ごめんなさい


それはあり得ない

きみがぼくを

捨てられるわけがない


だって

拾ってないんだから
あの信号はあたまが悪いの、
と、きみがあんまりにも言うから、
夏からずっと彼はみどりいろのランプをつけたままだ
熱帯の植物みたいな色をした派手なランプの光が、冬の真夜中に開け放たれている
彼に ...
八重洲口ではなくて丸ノ内側から出た

ああ、なんだか思い出す

丸ノ内のオフィス街を

ぼくらは昔フェラノ内と呼んだ

丸ノ内のOLと付き合うと

平日ランチのあと

ぼくらはその界隈でフェラさせてい ...
「再発は再出発のことだよ。」と笑った母のわたしは娘。 夜の間に皮膚から滲み出て来るもの
それが何なのか
夜の間に爪を伸ばすもの
それが何なのか

あなたに聞きたくて手紙を書く
切手はあの時の四角い空だ
  まだ誰にも使わずに残っていたあの時 ...
星と星の間をじぐざぐに歩く
ぶつからないよに 触れないように
そんなしぐさのことを
愛と呼ぶのです

つんつん 低いところつつかれて
なあに と振り向く心
そんな温かさのこと ...
「ゆびきりげんまん」

遠くから
子供たちの声が聞こえる
約束の時の決まり文句
笑い声混じりに
軽やかに歌って
また明日と
それぞれの家に帰る

「うそついたらはりせんぼんのます」 ...
真っ暗な空に
両端が刺さりそうなぐらい尖った
三日月が横になっていた
なぜか 両側に霞がかかっていた
あれは だれかの曇った瞳なのだろう

心の4番目のドアをあけて中のものをぶちまけたよう ...
ジグザグジグザグ
ぶつかりながら
ジグザグジグザグ
みぎへひだりへ

止まらなければ、
どこへでも行ける。
俺の背中にチャックがあればいいのに
背中にチャックがある奴は 夢を与える存在なんだ
ミッキーマウスとかサンタクロースとか
彼らは実在する 実在する嘘 いや嘘じゃない
夢を与えたいという ...
録画せしはぐれ刑事の死を悼む弱気な祖父の齢思はるる

わが孫の結婚式を見て死なむ 酒飲まば出づ祖父の口癖
落雷で二つに裂けた木の根幹を眺めてた


理由もわからずに





それは起こったことであり


また、失われたもので




わずかに残った根元が


暖か ...
さようならをするでしょうね
明日のことがわからない
おはようございますと言うでしょうね
昨日のことがおもいだせない

血が
よろこんで
泣くから
肋骨に
光を
あてろ
酸素を
...
老いさらばえた者の投げる石は

無機物であり卑屈なものだ

若く猛々しい者よ、思いきり石を投げろ

その有機物としての生命をぶつけろ

陰湿な世界を砕き散らせ

俺達こそ ...
今日も笑えていますか?
くせ毛はいい感じですか?
また、考え込んで
難しい顔をしていますか?
筋張った指先。
吐き出す白い息。
きしむ床。
靴と床の摩擦の音。
軽快なリズム。
心地い ...
流れる雲
暖かい日射
ネコが腹を出して
ねころんでいる

生ハム食べて
音楽聞いて
香をたいて
コーヒー飲んで

パンケーキ焼いて
ブルーベリージャムつけて
食べながら
詩を ...
兄貴への手紙

兄貴。
ご無沙汰しました。
そっちの皆なは、達者にしているでしょうか。
組に迷惑をかけた末、浜を去って、人を心配する筋合いでもねぇのかも知れませんが、家族と思って過ごした皆な ...
憎しみとは
薄れるものなのだろうか

久しぶりに聴いた
アイツのしゃがれ声


込み上げる感情は
憎しみとは違う





何故だろう



なみだがでた
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
先生の教科書を盗った日佐藤真夏自由詩3*10/2/19 13:51
不倫のようなプラトニック・ラブ楽恵自由詩5+*10/2/19 10:16
錯綜寒雪自由詩010/2/19 7:19
乙女金襴自由詩110/2/19 6:43
冬のさくら月乃助自由詩17*10/2/19 6:18
そらsh自由詩4*10/2/19 4:58
Spank Me A Bit Harder, Babe.salco自由詩110/2/19 4:00
私たちの、絶え間ない変化真島正人自由詩4*10/2/19 2:42
二月の世界番田 自由詩010/2/19 1:38
路を流れて自由詩010/2/19 1:37
深海吉岡ペペロ自由詩4+10/2/19 1:36
15フィール...自由詩0*10/2/19 1:30
捨てる自由詩110/2/19 1:24
スコールなまねこ自由詩310/2/19 1:01
フェラノ内吉岡ペペロ携帯写真+...510/2/18 23:53
ことり ま菜短歌510/2/18 23:50
それが何なのかキムラタツオ自由詩010/2/18 23:38
それは愛とよぶものです朧月自由詩3+10/2/18 22:44
ゆびきりミツバチ自由詩7+*10/2/18 22:00
僕と猫と三日月朧月自由詩610/2/18 21:59
ジグザグsh自由詩1*10/2/18 21:13
背中のチャック新守山ダダマ自由詩210/2/18 21:12
年を取った照留 セレン短歌1*10/2/18 21:03
虚ろ自由詩2*10/2/18 20:57
rankaイシダユーリ自由詩310/2/18 20:52
闘争蒲生万寿自由詩210/2/18 20:24
リピート平 哉人散文(批評...210/2/18 20:08
のどかペポパンプ自由詩6*10/2/18 19:46
兄貴への手紙アマメ庵散文(批評...110/2/18 19:43
何故だろう(悪)自由詩010/2/18 19:19

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加筆訂正:
本当のことを知りたい/瑠王[10/2/19 12:10]
ちょっと修正
4.43sec.