初期設定を間違えたと嘆く喜劇
闇雲に走る競走馬は、悲劇…
*
真夜中に黙って座る部屋の中では
多角的な視点など偽りです
沈黙と同じくらい聞こえてくる喧騒の
どちらが本物かは分からな ...
アリスからきみに差し出すトランプは52枚のハートのエース
三日月の先にしがみつきながら
私 何がこわかったんだろう
考えに夢中になって 手を離したら
頭からおちながら 見えた風景
山沿いの小さな屋根
箱みたいな家の
中にも人が住んでいるの? ...
なまぬるいお湯の中
しわくちゃになった書物を
指先を付け合せてすくいとる仕草で
かき集めます
誰かが告げた
さようなら
ひとすくいで用件を済ませば
ばらついた指先からこぼれだして
...
たい鳴てっンーボ とすら揺子り振 のな計時 もとれそ?体死 君い白
A201号教室の
錆びたドアが閉ざされた
入ってったのは
元女優の議員達だ
外に聞こえないと思って
いい気になってんじゃねえ
俺の糸電話あんたらの
タンポンのひもに繋がってんだぞ
...
窓の内側で腰掛けている
表面張力が健気に見える雨の夕方
君に意味もなく電話をかけようかどうか迷う時と似ている
零れそうに張り詰めたコップと水の縁を
楊枝の先でつつく
君の声を聞いても
格別 ...
十代の憂鬱は倦怠を呼び起こし
おれに苦行を強いた
時がすべてを解決するはずなのに
おれは今でも退屈してる
呪詛の言葉を唱え頭を振り乱す
おまえは悪魔か堕天使か
目撃者はその存在理由 ...
あれも食べたいなこれも食べたいな。
今日はどんなご飯にしよう。明日はパンにしようか。
明後日は。明明後日は。その次は次は次は。
満たされないよいっこも。空腹感が抜けきらない。
癒えないよどこも ...
朝が怖い
夜が怖い
昼間の私は死んでる
朝になれば
目覚めなければ
夜になれば
眠らなければ
昼間の私は死んでる
あのころに戻りたい
あのときは良かった
...
朝になると
窓をあける
空がみえる
いつもと変わらない
今日は
いいことあるかな・・・
あのヒトも
見てるかな
...
希望を持って
今を生きる
不安の傘はカバンの中
絶望の雨が降ったら
差したらいい
そして止んだら
また片付けて
両手に希望を持ったらいい
鏡を見なさい。
忘れないように
顔を洗いなさい。
なくさないように
感情を
なぞるだけの日々
憧れて
人形になった
同じモノ
そこら中にあった
何故だろう
あの子が嫌い
言いたいこと
口に出していいんだよ
それによって
何も変わ ...
自転車の車輪は踏み切りの前で空回りする
かごに詰まった彼岸花が静かに物語る
またいつか
そういって車窓から手を振る君を見ようと思ったんだけど
ただ僕はここにたたずんでいる
自転車 ...
破れては縫い直してる恋心自由な恋をさせない縫い針
故郷に残した想い下を向き都会暮らしに馴染めない肌
新しい道路を作る目的であらゆる武器で山を虐める
雪が降り黒ずむ想い白に変え風に揺ら ...
川のせせらぎ 洗われて
心に染み込む虹の色
眩しい光は微笑みに
この目に映るやわらかな空
広がっていく
冷たい風も荒れ狂う風の強さも
私に何を教えてくれてる
心の ...
誰かを嫌いだと思う自分が嫌で嫌で
そんな自分が嫌いだと思う自分も嫌で嫌で
嗚呼、嗚呼、
やさしくありたいのです
すべてを愛していたいのです
只。
もうひとりには戻れない この背中の温かさを知った後では
ガラス窓に映るわたしに寄り添い、最後の日が終わろうとしてる。
本当は誰でもいいの わたしの手を引いて逃げてくれるひとなら
...
小さな後悔を
ひとつずつ折りたたみながら
冷たい雨の中を歩く
しつこい雨音を
ことごとく無視しながら
答えをクシャクシャに丸める
痩せた街路樹は
桜並木になろうとして
つれ ...
夕食の後、
ふと、机の下を見たとき
父親の座っていた所に
おかずだったにんじんが落ちていた。
年をとったなぁ、と思った。
2010年
わたしの21回目の春で
年が明けてからどうにか
一粒の睡眠薬と二粒の精神安定剤を飲まないままに
すこしずつ
からだのなかに春が沁みていく
2010年
きみに出逢ってから八 ...
とんでもなく飛んでもいないのになぜか怒られてしまった
私は何がいけないのだ空中滑走
黄色い目をひとさじ分のシロップ蜂蜜漬け
甘く仕上げてみました。
君はその向こうの存在で
それが ...
メガネをかけたままキスをしてもかちゃかちゃフレームが触れ合うばかりで、ひろすぎる部屋の中ではほかになんにも音がしない、孤独とはこういうものだと不意に悟ってしまう夜があった、わたしにもきっとあな ...
緑溢れる陽射しの中で
それは呼んだ
小さくて儚いものが秘やかに明るく幸せに満ちた空間
何もかもが愛しく揺れる可憐な花々
強く溢れる光包み込まれて
優 ...
私は
水面を眺めるのが好きだ
こころが癒される
趣味は写真撮影
水の流れや
水面に揺れながら
ゆらゆら写る
風景を愛でながら
写真撮影する
今日は
暖かな春風に導かれ
何 ...
やぁ
気分はどう?
今日はあいにくの晴天
きみの門出にはふさわしくない
これからも永遠が続くんだ
ぼくらは誤解してた
壊れないものなんてないんだ
きみは引き金を引いた
...
みぎてだけが冷たくてすこししめっていて
どうして?
雪でもふってるの
ゆうぐれとあさやけがわかちあえる世界
越境するのは鳥たちで
ひとびとはただ
紫いろの宇宙をながめていた
...
結局全ては己の力量次第であると確信したとき、
スイッチを切り替えてしまえば、そこはきっと、
それなのに分からない位置に苛立って強制終了。
拒絶より恐らく諦めに近い、淡々と、笑顔です。
問題 ...
片野さんはシステムで
片野さんはその前には詩を書いていた
片野さんがシステムを書き出したので
片野さん、システムですね と言うと
片野さんは、詩ですね、と答えたのだった
片野さんの最終ロ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜深し(副題:コメトラ)
やや
自由詩
1*
10/3/6 22:30
trump
ことり ま菜
短歌
6*
10/3/6 22:17
さよなら 三日月
朧月
自由詩
4
10/3/6 22:09
無言の口論
りこ
自由詩
4*
10/3/6 21:55
HALL CLOCK
ハイドパーク
短歌
7*
10/3/6 21:50
コードレス
〃
自由詩
5*
10/3/6 21:32
ぷるぷる
なき
自由詩
3*
10/3/6 21:24
Serve The Servant
寒雪
自由詩
1
10/3/6 21:00
[過剰摂取]
東雲 李葉
自由詩
0
10/3/6 20:56
亡い
平 哉人
自由詩
1
10/3/6 20:30
変わらない いつもと・・・
みぃ
自由詩
1
10/3/6 19:47
傘
美琴
自由詩
2
10/3/6 17:39
鏡
sh
自由詩
4*
10/3/6 17:00
操人形
ゆず
自由詩
0*
10/3/6 16:59
ふみきりのうた
さぎ
自由詩
0
10/3/6 16:51
縫い針
夏川ゆう
短歌
4
10/3/6 16:49
空の心
鞘(サヤ)
自由詩
2*
10/3/6 16:46
ゆるして
ゆず
自由詩
0*
10/3/6 16:25
たましいのため息
七波
短歌
5
10/3/6 15:36
桜前線
nonya
自由詩
15*
10/3/6 14:58
私が成長して、その分
くろきた
自由詩
5
10/3/6 14:01
沁みていく春
あぐり
自由詩
7*
10/3/6 12:26
そレガワタシ
点子
自由詩
1
10/3/6 12:22
霧
ねことら
自由詩
3
10/3/6 11:21
陽射しとともに
鞘(サヤ)
自由詩
1
10/3/6 10:29
春風の画伯
みずまくら
自由詩
8
10/3/6 10:26
Here We Come
寒雪
自由詩
0
10/3/6 8:56
冬を更迭する
コーリャ
自由詩
4
10/3/6 7:16
ユートピア
津島
自由詩
1
10/3/6 6:48
片野さん
れつら
自由詩
11*
10/3/6 6:36
4012
4013
4014
4015
4016
4017
4018
4019
4020
4021
4022
4023
4024
4025
4026
4027
4028
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4030
4031
4032
4033
4034
4035
4036
4037
4038
4039
4040
4041
4042
4043
4044
4045
4046
4047
4048
4049
4050
4051
4052
加筆訂正:
アンチヒロインの思い出
/
salco
[10/3/6 18:08]
誤字訂正
4.51sec.