奇数行 祐緋
          偶数行 まどろむ海月



{引用=

おやゆびとこゆびほどの 何気ない距離に
 あなたと 私
うずくまる ガラス玉のメール ...
二人並んで座る防波堤
絶え間無く続く刹那を
思いつきのお話に変えて
僕達は時を過ごした





実は君とは氷の大地で出会って
僕は凍えそうだったんだけど
君が笑った
その時を ...
さあ 泣きなさい

ここなら涙も見えぬから

(赤い目元は見ないであげよう)

さあ 言いなさい

ここなら言葉にならぬから

(溢れた想いは天に向かう)
...
叶わなくてもけして
忘れられない
行方を失ったものばかり
歩道のコンクリートブロックに
しみこむ、缶コーヒーのこぼれた汚れ
途中で読みあきた文庫本にいくつも挟まれたしおりの
とどかない、そ ...
 難しい言葉は、だいたい忘れた
 少しずつ、人間が好きになってきた

 飛べなくてもいいや
 人間は最低だけど、あたしには似合っている

 裸になって、必要なことだけを言う
 大人と ...
本当のわたしを浸せばバスタブに泡が咲いてる、泡が散ってる ぼくの大好きなひとはシゴトガデキナイ

ぼくはそれをなんとかしたい

起きている時間の

大半を働いているわけだから

ぼくはそれをなんとかしたかった


せめてふつうに

...
 漢字の練習とかでさ
 同じ字をずっと書いていると
 突然
 あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね

娘がポツリと言う

漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ...
虚ろな瞳をした、縫い包みの少女。力無
く、窓辺に凭れて。部屋のドアを開いて
入って来た少年は両手にかかえ、胸の蓋
を開いた暗闇の燭台に、マッチの灯をと
もしてそっと、窓辺に戻す。

窓外に ...
くずりのけたわだちは
ひわたののどにねむる

ゆするとなのはなめに
もたれたこくげんのよ

つづらめざめしらかげ
あがないくうからきる
此の指、口に触れれば静けさ現れて
此の手が耳を覆えば、ほら、音色は心に届く

今此処に両足で立ち無二を彩るのは
新しき神を産み出し目醒めさせるため

此の腕を、高く伸ばせば
詩を歌う声は ...
遠い海のむこうに

大陸があるということの方が

なにか現実的ではない

たとえ話なのではないだろうか

大陸というとらえかた自体

イメージそのものなのではないだろうか


...
「大好きなお母さんといっぱい一緒にいられて

大好きなことを全部していていいなんて

ぼく夢みたい」



そんな君の心の声に

私はとろけそうになってしまう



君がど ...
 日(休日出勤)

日曜日「宴のあと」の風沁みて いて座の子らがゼロを吸う街

 
 月(週休)

月曜日一人ぼっちのアイドルで『ありあまる富』口ずさむ丘

 
 火

今朝も ...
日々漠然と感じる不安を煮詰めてみたり薄めてみたり。
どちらにせよ「現実」を見るのが怖くって。
ついつい要らないことをしてしまうんだ。

行き詰っちゃったらリセットして、
やり直しなんかできな ...
ありがとう なんだかとってもすがすがしい気分なの
ほんと 信じられない!

こんなときは 詩が書けないわ!
だって 言葉にならないくらいすがすがしい気分なんだもの!

ちからたらずだって言われても言い ...
去年あった定期演奏会

技術的にもまだまだだから

このオーケストラに

誇りをもつことができない

でも一枚のアンケート用紙に

「涙が出てきました」

って書いてあるの ...
「どうしたの?」

「ううん、何でもない。」

そんな下手な嘘ついて

真っ赤になった目は潤んでいた

笑っている目は嘘だった

そんなに我慢しないで話してよ

そんな悲し ...
ジャングルジムでの遊び方を忘れたのは
威勢が良いだけの雄叫びが、もう通用しなくなったからで
不安定な足場で怪我するくらいなら
帰り道でつまずく方がカッコいいと思っていた
汚れを知らない白いスニーカーが ...
中学校に入ったばかりの時は
今よりももっとずっと真面目だった

ある理科の時間
四人グループのなかでひとりだけ女子だった

不真面目な男子は
わたしのセットした道具をバラバラにして
...
花を買う悲しみ

ガーデンハウスにたち寄ると

いつも悲しみにおそわれるのだ

花、

ひとつの記号だ

花を渡す、花を育てる、

花を貰う、花を頼まれる、

花を買う、

ぼくらが花を行為とするとき ...
もったいつけてみたのに
りんごは赤かった
むいてみたら白い肌があらわれた
赤と白のはざまには昨日があった

とまどってみせたのに
だれにも発見されなかった
土色の顔には夕日は映えなかった ...
弾けそうなわたしの世界には一体何が詰まっているのだろう、砂糖菓子みたいに甘くてかわいらしいもの?ナイフみたいに鋭くてマッドなものが詰まっているの?誰も答えてくれないのは誰もわたしのことを知らないからな ... しあわせを わけてあげましょう

あなたにも

あなたにも


ほら たべて

ね おいしいでしょう



わたしのこびんのなかに

もうこんぺいとうは


な く ...
こんぺいとうを食べた

すきすぎて、授業中に


でも、授業中だったもんで

何色を食べたのか、わからなくなってしまって

隣の子に ねぇなにいろ?

って聞くことはできたけど
...
こんぺいとうを食べた

好きだから


壊さないように、そっと

噛まないように、舌先で

ころがしていたら


わ れ た


いつかの氷菓子より

ひどいとおもっ ...
今日も細胞が
死んでゆく
同胞の死
共に助け合った仲

貴様も
同期の桜
日の丸の為に
突っ込んでゆく

平等の命
もはや
貴様は
偉くない。
両足を
地面にしっかり
踏みしめるための儀式


自分が
生まれて以来
住み続けたこの家に
ガソリンをまいて
火をつける


炎は
勢いよく
天に届くほど
高く
火 ...
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=235166
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
交錯詩(重奏詩)「星欄干 — あなたと私」祐緋&まどろむ海月まどろむ海月自由詩5*10/2/21 1:00
それは昔に15フィール...自由詩1*10/2/21 0:54
海底一酸化炭素自由詩010/2/21 0:47
すきま、しみこませてたりぽん(大...自由詩510/2/21 0:24
Ohatu自由詩010/2/21 0:12
bathroomことり ま菜短歌310/2/20 23:58
シゴトガデキナイ吉岡ペペロ自由詩610/2/20 23:57
ゲなんとかという現象kauzak自由詩18*10/2/20 22:57
夜明け服部 剛自由詩210/2/20 22:45
吹雪砂木自由詩4*10/2/20 22:32
聖寂邦秋自由詩1*10/2/20 22:28
遠い海のむこうに吉岡ペペロ自由詩510/2/20 22:26
君の心に溶けていく桜 歩美自由詩210/2/20 22:23
7-days都志雄短歌4*10/2/20 22:13
[味覚障害]東雲 李葉自由詩1*10/2/20 22:00
詩の回答自由詩210/2/20 21:52
しきそくぜくう八男(はちお...自由詩210/2/20 21:50
定期演奏会ありす自由詩5*10/2/20 21:47
話して自由詩110/2/20 21:38
誰もいない公園には中原 那由多携帯写真+...12*10/2/20 21:36
それだけのことありす自由詩2*10/2/20 21:33
花を買う悲しみ吉岡ペペロ携帯写真+...710/2/20 21:13
とまどいの林檎朧月自由詩710/2/20 21:08
ピーター・パン・ガール宮野自由詩410/2/20 21:02
こんぺいとうくろきた自由詩310/2/20 20:49
自由詩310/2/20 20:46
自由詩510/2/20 20:43
Only to dieペポパンプ自由詩3*10/2/20 20:37
新生寒雪自由詩210/2/20 20:18
夕陽の国、空の少しだけこちら側小池房枝自由詩610/2/20 20:12

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加筆訂正:
恋の後引き/番田 [10/2/21 0:59]
バンビーナ
4.59sec.