先生の影のなくなった更衣室で
体操服のぬくもりの残るロッカーを見つめていると
見つけ出そうとしているラベルの言葉に
つぶやいている素敵な名前
描き出している気持ちの彼方で
臨時教員になど ...
車窓で見つめていた
航空券を 指先に握りしめた
地球の歩き方の端の メモ書きに
茅場町の景色を浮かべている 林課長の
あとがまの立場ではなくなっていく エクセルの表に
ノルマ達成を凝視してい ...
立ち続けようとする日常に
心を演奏させられているような感覚がする
音楽を 鳴らし続けようとする 風景の中を
他人の心の中として 見つめようとしていた 鍵番は
白黒ですらなくなっていた 指先は何 ...
航海が始まったときからつけられている日誌は、船の最も深い部分にある巨大な書庫の奥に置かれ、背表紙は日付の古いものから順番に棚に並んでいるが、本棚に収まりきらず木の床に投げ捨てられているものもあった。床 ...
孤独の神様は
やりたくないことばかり
逃げ出したいけど
孤独の神様は
やさしいやつだから
誰にも平等に
孤独を一つ
孤独を一つ
孤独を一掴み
やるせねぇ世の中でも
呟き ...
水辺で老人が少年と釣りをしている、のは創造ではない。記憶である。誰の頭も、何も作れない。・・・・隣人のしたり顔を見ていると、腹立たしい。お前の頭の中には何もないよ、からっぽだよ、 ...
遠浅の海を渡って描きこんだ水平線のかなしい夕日
みかんにも
資格はあるさ
吾亦紅
とかいいながら
三個目食べる
一人がすきなのかってあなたが笑うから
一人なんかは大嫌い
そんな風に言うのでした
窓をあけて冷たい夜風をあびながら
とうとう一冬中そのままの風鈴が
かきり と音をさせる風だけの夜
嘘を ...
ねえ
もっと
私を駄目にしてと
強請ったのは
かつて
と
木製の時計が
カツカツと
足音を立てる
カツカツと
あの人のようだ
去っていく
涙の味を
暫し忘れました
...
雨上がりの軒下で
兄はひとり
シュレッダーになった
わたしは窓を開けて
要らなくなったものを渡す
最新式なのだろう
やわらかな音と振動で
兄は細断していく
ダイレクトメ ...
のみやすい。きみは決まって頼むけど 甘くないかなお酒のくせに
{引用=
愛なんてコンビニでも買えるって どれが愛だかわからんのやけど。
さみしくて漂流したくなったさかい、貯金おろしてロフトに行くわ。
星空をさんきゅっぱで買ってきて ...
どんな歎きでも持っておいで
どんな挫折でも持っておいで
私は今、魔法の杖を手にしたの
私は今、魔性の悪癖を備えたの
どんな悲劇でも構わないから
どんな叫びでも構わない ...
{引用=
さようならを二回いった
一度目はさよならっていった
くちびるの端で酸素よりかるく、さよなら、って
昨日の二度目のさようならは
きみの眼に沈むぐらい深く、さようなら、っていった
...
息を吸って吐く、ということが
ぼくにできる最大限の生き方だと思っていた
*
雨だれを視線がおっかけている
その、
背中には哀愁の目が向けられてるから
不自由を強いられる体をごま ...
花屋の店先に並んだ
色んな花を見ていた
人それぞれ好みはあるけど
どれもみんな燃やし尽くす
「その男は狂っていたのだろうか
花を街を 人をも
オイルをかけて火をつけて
燃やしていった ...
耳の奥で変わらずに響く、あの頃の歌。
身の丈に合わないローンを組んで買ったギター
必死にバイトして、自慢の相棒を抱えては
毎晩のように街に出て歌ってた
耳の奥で変わらずに響く、あの頃の歌。
...
あー、また左腕が・・・。
あー、神様、なんらかの罰でしょうか?
それとも
単に僕がおかしいだけでしょうか?
わかりませんが
なんかごめん
...
トント※1の笑い
遠くの空に一握の希望
RJのブルースに語る話はない。
近くの海に一片の愛情
SHのブルースに唸るフレーズはない。
ワクワクした空間に
言葉を埋めることが
唯一の ...
ギターをジャカジャカ
かき鳴らし
ドラムをスットンタットン
ぶっ叩き
甘い声を発する
癒しのとき
純粋に伝えたいこの想い
本気で生きる。
冷めた態度じゃ
楽しくないさ
虚を ...
適当にご飯は済ませろその代わりたけのこの里は噛みしめて食え
ペケをするマルをするまたペケをする答案用紙が涙ぐむまで
カゴの中震える果物くださいなろくでもない日に ...
白い壁を見よ
神秘のベールを纏う白い肌の君よ
徐々にはだけてゆく官能を追う
我らすべて君の虜、白い肌を這う尺取虫
全貌を望み君の乳房で眠る、あるいは
君に裏切られたものは落下して大地に横 ...
鳴らないアラームはいらない。
俺こそがアラームそのもの。
死者の死体を掘り起こせ。
通らねばならぬ道がある。
工場の煙が真実を知っている。
尋問の時間がやってくる。
椅子には座 ...
前職を辞めた理由はって面接で問われてもねえ
誰もが正直に答えられるのだろうか
いやらしい上司にセクハラされたからとか
お局様に村八分されましたとか
かくかくしかじかで辞めましたなんて言える ...
わたくしを 不安にさせた 罰として 車で轢いて ペシャンコにする
僕は君が裸になるのを待っている
君の背中にあるチャックを下ろすのを待っている
僕は君が笑うのを待っている
君が愛想笑いではなく心の底から笑うのを待っている
僕は君が僕を好きになるの ...
ワイパーを動かすとフロントガラスに
茶色い泥まじりの水滴
風が吹きつづけた後の生あたたかい雨粒
ちょっともの憂くも
塵を洗い流してくれるだろう思いながら
12月の雨のこと ...
くさぐさの名は
ただお前の口元へ
収斂するしもべ
――極彩色の踏み場から
人はなんと多くの夢を見る
椅子の上に瞳は
氷の壁のように
置かれていた
向かいの椅子に座っていた烏のような女が
少女に声をかけると
置かれていた氷は溶けた
まるで氷ではなかったかのように
烏の烏らしい声は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ストーカー
番田
自由詩
1
10/3/9 1:06
上空で
〃
自由詩
0
10/3/9 1:05
演奏
〃
自由詩
3
10/3/9 1:04
船
鈴木陽
自由詩
2
10/3/9 0:41
夜と月
kei99
自由詩
1
10/3/9 0:29
生まれる場所
いっと
自由詩
1
10/3/9 0:24
遠浅
ことり ま菜
短歌
5
10/3/8 23:47
寒い日
あをがね
短歌
1*
10/3/8 23:14
風の夜
朧月
自由詩
1
10/3/8 23:13
もう春だ
さき
自由詩
2
10/3/8 23:04
名残
たもつ
自由詩
8
10/3/8 23:02
カルーアミルク
朱印
短歌
2
10/3/8 22:41
いらんもんしかあふれとらん。
あぐり
短歌
16*
10/3/8 22:41
ジイシキ虹色症候群
邦秋
自由詩
1*
10/3/8 22:32
だから、さようなら
あぐり
自由詩
5*
10/3/8 22:00
降りしきる、雨に触れてみた
窓枠
自由詩
8*
10/3/8 21:56
パイロキネシストの焼殺農業
ゼロスケ
自由詩
1
10/3/8 21:31
耳の奥で変わらず響く、あの頃の歌
山口清徳
自由詩
4*
10/3/8 21:29
???
牛
自由詩
4*
10/3/8 21:26
トント
……とある蛙
自由詩
9*
10/3/8 21:15
ロックンロールは好きかい?
ペポパンプ
自由詩
5*
10/3/8 20:42
でいねいのうさぎ
あすくれかお...
短歌
7*
10/3/8 20:04
白い壁を見よ
瑠王
自由詩
5*
10/3/8 19:54
急げ。ベッドから飛び起きるがいい。
コウ アキラ
自由詩
4
10/3/8 19:32
理由(わけ)ありなひと
恋月 ぴの
自由詩
24*
10/3/8 19:16
BLACK DOG
ハイドパーク
短歌
4*
10/3/8 18:48
君が裸になるのを待っている
燎
自由詩
1
10/3/8 18:39
泥まじりの雨滴
フミタケ
自由詩
3*
10/3/8 17:26
光芒
蘆琴
自由詩
2
10/3/8 16:57
故郷
AB
自由詩
2
10/3/8 16:46
4023
4024
4025
4026
4027
4028
4029
4030
4031
4032
4033
4034
4035
4036
4037
4038
4039
4040
4041
4042
4043
4044
4045
4046
4047
4048
4049
4050
4051
4052
4053
4054
4055
4056
4057
4058
4059
4060
4061
4062
4063
加筆訂正:
船
/
鈴木陽
[10/3/9 0:46]
横書きにしました
サから始まる語義凡例・ス〜チ
/
salco
[10/3/8 21:43]
加筆、補足
川流し
/
salco
[10/3/8 19:50]
誤字訂正
5.35sec.