回ることをやめた
ライン
過程と工程の
限りない
狭間で
先端で

血小板の
ひとつひとつまでもが
記憶している
置き去りにされた
メモ書きの表面がたてる
微かな音を
...
あさのくうきが
ぱちぱち
して
うもれていた
気分の芽を
生やす

てぃりてぃりりり

しまっていました
ゆびとてを
まげて穴にかくれていました
くるぶしのさき

かー ...
数歩先で
立ち止まって
後ろを向く
顔が見えなくなる
何を思うのか
何を考えるのか
何を求めるのか
わからなくなる
だから
地面に写る影が
薄くなってきた時
初めて僕は気付くのだ ...
君がまだ 更生しない 罰として 僕は自分の 指を潰した 上の空で眺めれば

淀む気配の疎ましさ

三日月

むら雲漂ふ辺り

ビルの抜き差しならぬ浮世の乱れ

人と人とを結べるものは

物欲の名刺に紙の束

飛べよ ...
水にとけちゃう
なんとも
あっさりと

水を吸い込み
一瞬
存在感を厚くしてみるけど
ぐるりとひとまぜ
なかったことに


あぁ


そんな女にだけは
なりたくなかったの ...
無力感


それは安らかで 静かな時の流れ


どこへ向かうでもなく 


心のわだかまり漂っている


とても静かな時の流れ
たとえば鉄の味のする夜に
街がプラタナスの樹木にかわってしまうと
ひしゃげたかみひこうきが
ポストに突っ込まれる
それを開いてみると
不在票と書いてあり
ぼくに郵便物があって
差 ...
自傷天才詩人の
ブラックモア君は
半端な綺麗事ばかり書くなと
僕を罵った

確かに
君の本音剥きだしの綺麗事は
美しいけれど

明らかに
臆面もなく格好つけていいのは
君のほ ...
がんばって がんばって
がんばってるのに
なにやってんだって言われる結果になって

その結果に傷ついてるのは自分なのに
ごめんなさいって言っている

がんばればいいって みんな言うけど
...
 北風よ
あわれな枯れ葉を
見捨てておきながら
それでもあると
言い続けるのか
透徹した四次元の警句が

 冬陽よ
かなしげなねこぜに
かげを作らせておきながら
それでもないと
...
メール待つ そんなささいなことだけど 会えない時間埋まっていくの


コーヒーを飲んで息つくときにだけ 会いたい気持ちにやさしくなれる


会えないと言うならどうして夜の真ん中 会い ...
 自殺者が私にこう告白した。
「いつの間にか「シ」という音が俺の全身に転移していった。初めはこの「シ」は「詩」なんだとか「史」なんだとか思おうとしたが、そのような思念の枝分かれ・芽吹きを斬り落として ...
静寂が森の中にしみわたる
そびえ立つ針葉樹が
月の顔色を隠してしまう
オレは一人
さまようでもなく
叫ぶでもなく
ただ、自らの意識を
低く、低く、低く、
目線から逃れるように
...
結果だったり
不安だったり

もしかしたら
疑う自分にだったり

過去だったり
お告げだったり

ぐしゃぐしゃになる
そして泣き出したり

それでも朝が来れば
光を見なき ...
水を飲むように
音楽を採る
人は 僕はもっと音を聞くようにならなければいけない
ピアノの
ギターの
あらゆる楽器の
そのものの音と感触
とてもおおきく広く多角的に偏在するよう ...
そこから溢れだす甘い蜜が
何よりも大好きだ

だからといって
コップにとって飲んだり
ストローで吸ったりしたら
美味しいどころか
少々不気味になるわけで

やっぱり直接この口で
変 ...
気がつくと、俺は漂流していた
大洋のど真ん中に、俺ひとりだった
広い海は恐ろしいほど青く、そして黒かった

小さな板切れに横たわっていた
頼りなく波間に揺られながら
自分が置かれている状況 ...
小さい頃は手の届かないところに欲しいものがあった
お菓子、ジュース、マンガ、写真、お金、ファイル、金魚、双眼鏡、音楽、パソコン、ナイフ、万年筆、電車、雲、夕焼け、日めくりカレンダー、木にひっかかって ...
墨いろの街道

放たれた欲望は

雨上がりの夜にさえ

涙ながして飛んでゆく

飛んでゆく


好きだけじゃ

足りないみたいだ

このせつなさを

春の切実と名づけ ...
風、吹け
強く、吹け
狭い、箱
壊せ壊せ

暑さで
世界が
歪んでる
揺れる揺れる

温度を上げてくこの箱が
今のこの地球写してる
増加していく人類で
減少していく隙間

...
結束は堅い
損得などない
familyは互いに
守る。

肉食的動物
獰猛である。
安心感
気を互いに使う

楽しい
本音が出る。
悲しい時は
共に泣く
何かですらもなくなった風が
何でもなくなった笑顔をほころぶ
釣り船は沈んでしまうような
魚たちを海中に残している

泳ぎ続けたような魚たちが
考え続ける日に流れていく
流れこんだ竿の先を ...
道を森へと歩けば
湖畔に立っているのだと知る
白色を彩った水面を眺めれば
土をゆく石ころでなぞっていく

枝の草葉を歩くほど
母に会おうとする
どこかで思いを抱いた鏡が輝く
手足の指で ...
 
 
古い知人に会った
五年ぶりに会った
会うなり僕の肩を揉んだ
思えば古い知人に肩を揉まれたのは
はじめてのことだった
古い知人は
古い知人のふりをしてる
知ってるだけだから
...
クレパスのさくら色だけ短くて買いたしにいく春の自転車 物を口に運び

私はそれらを噛み砕く

歯と歯の間で

感触のあるそれらが

薄く伸び、千切れゆく

食すという快感に私は浸る

生物としての務め

行動のための補給

...
ごめんといったきり
黙るあなたの前で
私のすることは
許すことじゃないんだよ

私には あやまらないでいい
あなたと 私 ずっと
一緒に笑ってきたじゃない

昨日の私の失敗を
肩た ...
指は使い込まれ
はしたなさが薄れていく

こっくりとだまった目
ほほ

組んで指して入れて
未完成を目覚めさせていく

指で音をきき
指で湿りを嗅ぐ
脳にじらした虫歯を出前したい ...
気になる事が
ひとつ ふたつ。

時間はそれを
知らないから いつも
同じ歩幅で歩いてゆく。

人間は時々
悩みに足を止める。
生命の針を止めずに。

時間はいつも
無駄を嫌う ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ラインたもつ自由詩410/2/27 19:41
清朝唐草フウ自由詩4*10/2/27 19:23
Froze upOz自由詩110/2/27 19:02
Teacherハイドパーク短歌6*10/2/27 18:09
蝶蝶蒲生万寿自由詩010/2/27 17:51
シークレットペーパーこころゆくま...自由詩2*10/2/27 16:30
無力感鞘(サヤ)自由詩1*10/2/27 16:02
かみのひこうきコーリャ自由詩1110/2/27 14:57
綺麗事nonya自由詩8*10/2/27 12:33
まんまな私朧月自由詩410/2/27 11:49
バリエーション信天翁自由詩110/2/27 10:55
会えない時間なき短歌2*10/2/27 10:36
時間の定義葉leaf自由詩310/2/27 10:30
Low寒雪自由詩110/2/27 9:42
わがまま黒乃 桜自由詩110/2/27 8:36
2010/2/27鎖骨自由詩1010/2/27 7:09
魅惑の蜜つぼ花形新次自由詩110/2/27 6:31
アホウドリの島楽恵自由詩810/2/27 3:53
指先のお話15フィール...自由詩1*10/2/27 2:40
春の切実吉岡ペペロ自由詩1910/2/27 1:51
elevatorgirl逆鱗社長自由詩1*10/2/27 1:23
familyペポパンプ自由詩4*10/2/27 1:19
釣り番田 自由詩010/2/27 1:19
自由詩010/2/27 1:18
古い知人小川 葉自由詩110/2/27 0:56
さくら色ことり ま菜短歌810/2/26 23:58
依存的捕食真紅自由詩010/2/26 23:27
親友朧月自由詩210/2/26 23:12
問い昼寝ヒルズ自由詩5*10/2/26 22:44
時間の使い方美琴自由詩110/2/26 21:48

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